「ボサノバが好きな人で、歴史的背景も勉強しとかないと。。」ボサノヴァ 撃たれたピアニスト はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)
ボサノバが好きな人で、歴史的背景も勉強しとかないと。。
ブラジルのボサノヴァにまつわる事件のドキュメンタリー映画です。
ボサノバというと出てくるのが小野リサぐらいの私。
今まで、まともにボサノバを聞いた事は無かった。
一人のピアニストが死んだ真相が取材形式で解き明かされる。
その過程でボサノバの歴史と、事件の原因となった当時の政治背景が語られていく。
そのドキュメンタリーをアニメ形式で描いている映画。
映像は、アニメというのか動きの少ない漫画というか、動きの少ないアニメ。。
この動きの感じは、絵のタッチは違うけど、昔見たハートカクテルみたいな動きでした。
まずは、まったく興味の無いボサノヴァの話が続くので、見ていてツラかった。
最初に思ったのは、なぜ実写じゃなく漫画にしたのだろういう点。
かなりの数の人のインタビューシーンが出てきていたので、全員の了承が得られなかったんだろうとは思うけど。。
次に、もっと演奏シーンを長尺で見たかった。
細切れの演奏シーンばかり。。
ボサノヴァを堪能できるようにして欲しかったかな。
後半にピアニストが殺された原因が究明されていくところは、少しだけ見応えがあった。
でも全体的に見ていてツラい作品でした。
後で知ったのだけど、主人公の音楽ジャーナリストの声がジェフ・ゴールドブラムだった。
事前に歴史的背景を勉強しておくか、ボサノバが好きな人が見るべき映画ですね。
コメントする