不思議の国でアリスと Dive in Wonderlandのレビュー・感想・評価
全51件中、21~40件目を表示
水彩画の様に柔らかで美しい世界と繊細なキャラクター 全体的にあっさりと優しい印象 マイカ ピュ=アリスの清楚で元気な感じがイイ
就活中の女子大生りせは、祖母が遺したアリスの不思議の国の世界に迷い込む。
お馴染みの世界観とキャラクターたちが次々登場。
背景は水彩画のようで、戦隊的にやさしい絵柄と色彩に癒される。
不思議の国の毒は薄まり、親しみやすくなっているように感じます。
その国は、ITによるヴァーチャルな世界で、パッド片手に忙しがる白ウサギや、いいね命のインフルエンサーの青虫など、昔ながらのキャラクターが少しずつ現代のITを取り入れているのがミソ。
声を演じるキャストの中では、アリスを演じるマイカ ピュ(「はたらく細胞」の血小板娘!)の上手さと自然な元気さが印象に残ります。
私の好きな八嶋智人による三月ウサギは葬場以上に地味で大人しかった。てっきり白ウサギ役だと思ってたので、いつもの感じで、もっとにぎやかしてほしかった!
意外にあっさりしていた印象でした。
自分自身に真摯に向き合えるか
と言う事を問われた様なアニメでした。
不思議の国のアリスのリメイクっぽい感じですがそれだけじゃ無かった。
作画もPAワークスだし綺麗。
物語自体もそんなに悪くない。
不思議国の国のアリスと言う古典と言うか使い古されたコンテンツと言うかそう言う事に拒否感を示す人もいるかも知れないけど、そういうもんだと思って見ると別の見方もできるかも。
単純にアリスと同じ体験をしてそれが楽しかったとかそんな次元の低い話ではない。
と言うかバーちゃん、なんて物を作ろうとしてたの?ヤバいよこのテーマパーク。
就職活動で何社受けても内定貰えず苦労しているリセが主人公。
富豪の祖母が長年の夢だった不思議の国のアリスを題材としたテーマパークを作りようやく完成したが開園を見る事なく逝去。リセは祖母から開園前の実地テスター第1号として招待されていた。
テーマパーク自体は実態のある本物だが売りはVRを使用して物語に没入する体験だった。
ワイヤレスイヤホン型のVR装置を起動すると目の前には不思議な世界が登場。まもなく例のウサギが飛び込んできて色々聞き取り調査とVRでリンゴに変えられたスマホをウサギに奪われて追いかけて…
まあ予告通りワンダーランドでアリスと遭遇する。
こうして二人?の謎に満ちた冒険がはじまるのだった。
「アリス」好きには良いと思う。
自分の好きな事を大切にしよう
失敗しないように空気を読み周りに気を使い、周囲と同じようにしているはずなのになぜかうまくいかない大学生の安曇野りせは、就活も上手くいかず、人生に迷っていた。そんな彼女は、亡き祖母が遺した招待状に導かれ、不思議の国に行ってみた。そこで出会った少女アリスと一緒に旅をすることになり、白ウサギ、ハートの女王、トランプ兵、マッドハッターなどと次々と出会い、冒険を続け・・・さてどうなる、という話。
不思議な国のアリス、を読んだ記憶もなく、どんなんだろうと思って観たが、まぁよく有るパターンの話かなぁ程度に感じた。
おばあさんが成功した資産家なのに孫にほとんど何も残さないというのがポイントなのかも。そして、自分の好きなことを見つけてそれを大切にしよう、というのが全体を通しての本作からのメッセージだったのだろう。
原菜乃華がりせ役を本当に上手く演じてた。彼女は俳優としても良いけど、声優としても凄く魅力的だと思う。アリス役のマイカ・ピュはまぁ普通の子役声優かな、という感想。
ほんわかした絵で、主題歌も良かった。
何度か観たくなるような作品。
フルダイブ型VRアリス
賛否両論は想像出来るが
見ていて空回り感が辛い…
これで終わり?
【”亡き祖母がりせをワンダーランドへ招待する遺言を残した訳。そして好きを大切にする事を忘れない心を持つ。”今作は児童文学の名作を換骨奪胎した、色彩鮮やかなファンタジーアニメである。】
■就職活動が上手くいかない中、人生に迷い始める大学生のりせ。
そこに、「不思議の国のアリス」を何よりも大切にしていた、りせが大好きだった亡き祖母が作ったテーマパーク”ワンダーランド”の招待状が届く。
りせは、気分転換にテーマパークに赴き、「不思議の国のアリス」の主人公アリスと出会う。試験期間中だったテーマパークで次々に起こる不可思議な経験をする中、りせは祖母と出会い、”好きを大切にする事を忘れないで・・。”と優しく告げられるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・りせとアリスの性格の対比が面白い。
りせは、自分に自信がなく、周囲と自分を常に比較し、且つ就職試験に落ち続け更に自信を無くしている。
一方、アリスは「不思議の国のアリス」同様に、積極的に行動し、言いたいことはキチンという。この二人のコンビが”ワンダーランド”内で次々に起きる不思議を経験していく過程が面白い。
・”ワンダーランド”で登場する様々なキャラクターが面白い。
1.自分の見かけや、フォロワー数を気にするお洒落な青虫。彼女は孵化した時に戸惑うのだが、徐々に自分の変化を受け入れていくのである。
2.チョイ、不機嫌なハンプティダンプティ。
3.美しいが少し怖いハートの女王。
4.いつも時間に追われているせっかちな白兎。
■りせが、どんどん大きな動物になってしまい、破裂した後に透明人間になってしまうシーン。
りせは亡き祖母と出会い、”好きを大切にする事を忘れないで・・。”と優しく告げられ、アリスと共に、好きな事を言い合ううちに、少しづつ透明から実像が現れるシーン。
ここは、好きなモノを思い出す事で、自分を再確認する事のメタファーである。
<そして、りせは現実世界に戻り、友人達が大企業に内定していく中、自分が好きな職業を選び、そこで働く事を決意するのである。
今作は児童文学の名作を換骨奪胎した、色彩鮮やかなファンタジーアニメであり、”好きを大切にする事を忘れない心を持つ。”事の大切さを描いた作品なのである。>
現実的
感動やドキドキはないけどいい作品
自分はこのテーマパーク行きたくない
2025年劇場鑑賞236本目。
エンドロール後映像無し。
映画ドットコムのあらすじにはアリスの世界に迷い込むとありますが、本人は不思議の国のアリスのテーマパークのモニターである事を承知の上ですし、こういった設定にありがちな制作者の意図を超えた暴走があるわけでもなく、予定通り進んでいっているはずです。ということは後半のめんどくさい展開は、確かに主人公の成長にはなったかもしれないけど、娯楽で遊びに行くテーマパークでいちいち裁判にかけられて、自分のダメな所を突きつけられて反省して帰ってくるって次の日から学校やら仕事やら頑張れますか?心弱い人だったら不登校とか出勤できなくなっちゃうかも。これがお祖母さんが孫にだけ仕掛けた特別バージョンなら全然構わなかったのですが、どうも仕様らしいので、自分は絶対行きたくないと思いました。
原菜乃華は良かったです。声優大丈夫かなと思っていましたが、すずめの戸締まりでもう主演やってましたね。じゃ大丈夫だ。アリスのただたどしい感じはあれで良かったと思います。声優の子供子供している演技より没頭できました。
トータル文子
2025年映画館鑑賞79作品目
8月29日(金)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円
監督は『映画 犬夜叉 時代を越える想い』『映画 犬夜叉 鏡の中の夢幻城』『それいけ!アンパンマン 怪傑ナガネギマンとドレミ姫』『犬夜叉 天下覇道の剣』『映画 犬夜叉 紅蓮の蓬莱島』の篠原俊哉
脚本は『トラペジウム』『好きでも嫌いなあまのじゃく』『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』の柿原優子
タイトル通りヒロインはアリスではない
アリスと一緒に現代人が不思議の国を冒険する話
続編の『鏡の国のアリス』の要素もある
ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を日本の現代風にアレンジ
とはいえフォロワーといえばTwitterだが20年前にできた代物でラップに至っては僕が生まれる前からアメリカに存在し日本語初といえば80年代に発表された吉幾三の『俺ら東京さ行ぐだ』とも言われている
女子大生の就職が本人の希望通りになかなかうまくいかず内定をゲットできない実情は昔からよくあること
その点ではフォロワーとかラップとか女子の就職難とか現代風表現も浅いし薄い
画期的なのはファンタジーではなくSFに昇華したこと
不思議の国のアリスのテーマパークでありアリス記念館という洋館のなかの一室で装着するフルダイブ型VR機器が見せるバーチャルリアリティーという大胆なアレンジ
コードレスのイヤホンのようなもので『トータルリコール』のような大掛かりなものと比較すると現代的な発想と言える
時間に追われている白兎にスマホを盗まれたために取り返すために追いかける設定も現代的
忙しい忙しいとイライラしている白兎のセリフにも二倍速アニメ鑑賞というものでそれが最も現代的に感じた
何度も何度も観て台詞もだいたい頭に入っている20世紀制作の名作アニメならそれでも良いが初見でそれをやるのはきちんと理解は困難でかえって時間の無駄なことに思えるのだが
だいたいにして掲示板で「いそがしいいそがしい」とアピールしている人は間違いなく暇人でありそれに似た感じもした
充実したVRさえ有ればもしかしたらディズニーランドなどと言った大規模なテーマパークとかいらなくね?と思えてきた
あまりの人混みの多さに1番の思い出が人の数にならずに済む
山手線東京駅から恐ろしく遠く離れた京葉線に乗り換える必要もない
ディズニーが権利を獲得し実写化しても面白い
まあなんかんやで散々時間をかけて制作中止になる可能性も十分あるが
アニメ制作が昔に比べ変わったのか最近では声当て専門じゃなくても全く違和感がない
戸田恵子だって元々声優として芸能界に入ったわけではないし彼女らのアドバイスも影響してるのかもしれない
宮崎駿の場合はあえて声優らしさを求めていない演出だからこそ声オタから反発される形になっているのかもしれない
もはや声当て専門とそうではないタレントの垣根をないと言っても過言ではない
無いに等しい垣根に足を引っ掛け転倒する者がいるとしたら引っかかるほうが悪いのだ
キャストで気になるのは『はたらく細胞』でも出演していたピュである
マイカ・ピュ
父親がアメリカ人のハーフで本名だそうだ
イギリス系なのかもしれない
子役なのに卑猥な感じが否めないがそれは彼女に問題はなく受け取る側に問題がある
苗字でいじるバカ男子は実際これから出くわす可能性が高いが即三者面談で対応する他ない
やっぱりトランプ兵と女王のデザインはディズニーの方が良いかな
プレートアーマーはいかにも西洋の雰囲気が出ているがハリウッドで実写化されたら大人の事情で全員顔出しだろう
ルッキズムなのかもしれないが女王まで美形だとヒロインらとのメリハリがない
『ちびまる子ちゃん』だって女子に城ヶ崎さんやとし子ちゃんだけでなく「みぎわさん」や「野口さん」がいるからギャグ漫画として面白い
それもこれも安曇野りせという女子大生の個人的イメージによるものだがオリジナルティーにあふれた発想力は中小企業で十分に生かされ出世も早く若くして課長部長を任せられるかもしれない
おすすめはりせとアリスがチェスのマスの一つ一つが飛び出して空を飛ぶシーン
CGによる表現だけどいい意味で気持ち悪くなった
VRで楽しめるが実際にアリスの屋敷に行ったほうが気分が出る
ハワイアングルメはハワイで食べるから良いのであってイオンのフードコードで食べてもなんか味気ない
ドラゴンの姿で裁判にかけられ抜け出す時は透明になっている設定は必ずしも必要だったが疑問
特にドラゴンは
そもそも面接落ちた日本死ねと言わんばかりに夜中にスマホでゾンビ退治をしている女子大生がアリスワンダーランドにハマるとは思えないがそれはテクノロジーと血筋がものを言う
あと感情移入できないと物語を全く楽しめない人はちょっとした病気だと思う
白ウサギ同様二倍速でばかりアニメを見るため脳に悪影響が出たのかもしれない
だって自分はおじさんだしアリスやりせに感情移入できるわけないじゃん
品川女子学院の制服を着てもおじさんはおじさんである
ストリートファイターで春麗ばかりやりたがる野郎がいて攻撃されるたびにニヤニヤする人が存在するがそこまできたら変態である
声の配役
長野から東京の大学に進学し今は就活中もなかなかうまくいかず悩む安曇野りせに原菜乃華
白兎を追いかけ不思議の国に迷い込んだ天真爛漫なビクトリア朝イギリス出身の少女のアリスにマイカ・ピュ
風船をつけた奇抜な格好の紳士で不思議の国の住人のマッドハッターに山本耕史
マッドハンター同様ヤマネに逆らえないVRゴーグルをつけた不思議の国の住人の三月ウサギに八嶋智人
不思議の国でティーパーティーを主宰するマナーハウスの主人で子豚をりせに預けるハンプティダンプティに小杉竜一
いつも時間に追われイライラしているあわてんぼうの白ウサギに山口勝平
いつもニヤニヤしている神出鬼没な不思議の国の住人のチェシャ猫に森川智之
不思議の国でインフルエンサーをしている未成虫でその美しさは青虫界隈では評判らしいがフォロワーが減ると正気を失いやがて蝶になった青虫に山本高広
不思議の国でサーカス団を主宰する双子の兄弟の一人でディーとは見た目は同じながら本音しか言わないトゥイードルダムに木村昴
不思議の国でサーカス団を主宰する双子の兄弟の一人でダムとは見た目が同じながら建前しか言わないトゥイードルディーに村瀬歩
いつも眠そうにしている小さな動物で見た目とは裏腹にその影響力は絶大でマッドハッターと三月うさぎをいつも怯えさせているヤマネに小野友樹
りせのスマホだがテーマパークで変化した喋る赤いリンゴに花江夏樹
トランプ兵たちを従え不思議の国を治めるハートの女王に松岡茉優
文子の生前から秘書として仕え文子の要請により設立中のアリス記念館の館長となる浦井洸に間宮祥太朗
先立たれた夫と共に一代で財を成し『不思議の国のアリス』のテーマパークを設立するも数ヶ月前に亡くなった祖母の安曇野文子に戸田恵子
「最高傑作」
正直期待外れ
広告で見たとき、絵がかなり可愛かったし、広告では少し面白そうな感じだったから公開を楽しみにしてた。公開初日に見に行ったが、人は少なく、正直内容があまりにも酷いものだった。
作画は崩れず終始綺麗だったのだが、内容がひどい。どこが山場なのかさっぱりわからないし、ずっと退屈。映画を通して伝えたいことは全面に押し出されているから何を伝えたいのかはハッキリわかるのだが、それにしては内容がひどい。子供向けの絵本か?と思ってしまう。就活に悩む人を対象にしたいなら、こんな子供向け絵本みたいな内容じゃ誰も響かないと思う。
なんでこれを映画にしてしまったの?他にもっといい作品あっただろと思う。申し訳無いけどこれに高評価を付ける人の気持ちがさっぱりわからない。女児には高評価かもしれない。
優しさで織りなす自己発見の旅路
■ 作品情報
監督 篠原俊哉、脚本 柿原優子、主演 原菜乃華、マイカ・ピュ、アニメーション制作 P.A.WORKS
■ ストーリー
就職活動に苦戦し、周囲の空気を読んでばかりいた大学生の安曇野りせ。ある日、亡き祖母が遺した招待状に導かれ、“不思議の国”へと迷い込む。そこで純粋な少女アリスと出会い、共に旅をする中で、りせは白ウサギやチェシャ猫、マッドハッターといった奇妙な住人たちとの騒動を経験する。祖母との思い出も重なり、りせはこれまで装ってきた自分を顧み、自身の好きや大切なものに正直であることの尊さに気づいていく。
■ 感想
P.A.WORKSが紡ぎ出す世界は、やはり温かく、柔らかな色彩に満ちています。キャラクターデザインも親しみやすく、その世界観の雰囲気作りには一切の抜かりがありません。細部まで丁寧に描かれた背景美術は、観る者を優しく包み込むようです。
主人公りせが経験する自己探求の物語は、多くの現代人が共感するものではないでしょうか。他人の目を気にして自分を偽り、就活のマニュアルに縛られていた彼女が、不思議の国での出会いと祖母との思い出を通して、本当に大切なこと、つまり自分の「好き」や「思い」に正直であることの重要性に気づく過程は、胸に響きます。
終盤、空虚だったりせの姿が透明なシルエットで描かれ、飾らない素直な自分を取り戻す変容が視覚的にも表現されます。この演出がわかりやすく、彼女が本来の輝きを取り戻す姿は、心地よい感動を与えてくれます。
しかし、正直なところ、りせがメッセージに辿り着くまでの不思議の国の描写には、イマイチ没入しきれない部分があります。アリスの屈託のない姿はとても魅力的なのですが、不思議の国の住人たちとのショートエピソードに重層的な繋がりを感じにくく、もう少し驚きや深みが欲しかったと感じます。全体としては確かによい作品なのですが、心震えるような大きな感動とまではいかず、やや物足りなさを覚えてしまうのが惜しいところです。
全51件中、21~40件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。