不思議の国でアリスと Dive in Wonderlandのレビュー・感想・評価
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トータル文子
2025年映画館鑑賞79作品目
8月29日(金)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円
監督は『映画 犬夜叉 時代を越える想い』『映画 犬夜叉 鏡の中の夢幻城』『それいけ!アンパンマン 怪傑ナガネギマンとドレミ姫』『犬夜叉 天下覇道の剣』『映画 犬夜叉 紅蓮の蓬莱島』の篠原俊哉
脚本は『トラペジウム』『好きでも嫌いなあまのじゃく』『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』の柿原優子
タイトル通りヒロインはアリスではない
アリスと一緒に現代人が不思議の国を冒険する話
続編の『鏡の国のアリス』の要素もある
ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を日本の現代風にアレンジ
とはいえフォロワーといえばTwitterだが20年前にできた代物でラップに至っては僕が生まれる前からアメリカに存在し日本語初といえば80年代に発表された吉幾三の『俺ら東京さ行ぐだ』とも言われている
女子大生の就職が本人の希望通りになかなかうまくいかず内定をゲットできない実情は昔からよくあること
その点ではフォロワーとかラップとか女子の就職難とか現代風表現も浅いし薄い
画期的なのはファンタジーではなくSFに昇華したこと
不思議の国のアリスのテーマパークでありアリス記念館という洋館のなかの一室で装着するフルダイブ型VR機器が見せるバーチャルリアリティーという大胆なアレンジ
コードレスのイヤホンのようなもので『トータルリコール』のような大掛かりなものと比較すると現代的な発想と言える
時間に追われている白兎にスマホを盗まれたために取り返すために追いかける設定も現代的
忙しい忙しいとイライラしている白兎のセリフにも二倍速アニメ鑑賞というものでそれが最も現代的に感じた
何度も何度も観て台詞もだいたい頭に入っている20世紀制作の名作アニメならそれでも良いが初見でそれをやるのはきちんと理解は困難でかえって時間の無駄なことに思えるのだが
だいたいにして掲示板で「いそがしいいそがしい」とアピールしている人は間違いなく暇人でありそれに似た感じもした
充実したVRさえ有ればもしかしたらディズニーランドなどと言った大規模なテーマパークとかいらなくね?と思えてきた
あまりの人混みの多さに1番の思い出が人の数にならずに済む
山手線東京駅から恐ろしく遠く離れた京葉線に乗り換える必要もない
ディズニーが権利を獲得し実写化しても面白い
まあなんかんやで散々時間をかけて制作中止になる可能性も十分あるが
アニメ制作が昔に比べ変わったのか最近では声当て専門じゃなくても全く違和感がない
戸田恵子だって元々声優として芸能界に入ったわけではないし彼女らのアドバイスも影響してるのかもしれない
宮崎駿の場合はあえて声優らしさを求めていない演出だからこそ声オタから反発される形になっているのかもしれない
もはや声当て専門とそうではないタレントの垣根をないと言っても過言ではない
無いに等しい垣根に足を引っ掛け転倒する者がいるとしたら引っかかるほうが悪いのだ
キャストで気になるのは『はたらく細胞』でも出演していたピュである
マイカ・ピュ
父親がアメリカ人のハーフで本名だそうだ
イギリス系なのかもしれない
子役なのに卑猥な感じが否めないがそれは彼女に問題はなく受け取る側に問題がある
苗字でいじるバカ男子は実際これから出くわす可能性が高いが即三者面談で対応する他ない
やっぱりトランプ兵と女王のデザインはディズニーの方が良いかな
プレートアーマーはいかにも西洋の雰囲気が出ているがハリウッドで実写化されたら大人の事情で全員顔出しだろう
ルッキズムなのかもしれないが女王まで美形だとヒロインらとのメリハリがない
『ちびまる子ちゃん』だって女子に城ヶ崎さんやとし子ちゃんだけでなく「みぎわさん」や「野口さん」がいるからギャグ漫画として面白い
それもこれも安曇野りせという女子大生の個人的イメージによるものだがオリジナルティーにあふれた発想力は中小企業で十分に生かされ出世も早く若くして課長部長を任せられるかもしれない
おすすめはりせとアリスがチェスのマスの一つ一つが飛び出して空を飛ぶシーン
CGによる表現だけどいい意味で気持ち悪くなった
VRで楽しめるが実際にアリスの屋敷に行ったほうが気分が出る
ハワイアングルメはハワイで食べるから良いのであってイオンのフードコードで食べてもなんか味気ない
ドラゴンの姿で裁判にかけられ抜け出す時は透明になっている設定は必ずしも必要だったが疑問
特にドラゴンは
そもそも面接落ちた日本死ねと言わんばかりに夜中にスマホでゾンビ退治をしている女子大生がアリスワンダーランドにハマるとは思えないがそれはテクノロジーと血筋がものを言う
あと感情移入できないと物語を全く楽しめない人はちょっとした病気だと思う
白ウサギ同様二倍速でばかりアニメを見るため脳に悪影響が出たのかもしれない
だって自分はおじさんだしアリスやりせに感情移入できるわけないじゃん
品川女子学院の制服を着てもおじさんはおじさんである
ストリートファイターで春麗ばかりやりたがる野郎がいて攻撃されるたびにニヤニヤする人が存在するがそこまできたら変態である
声の配役
長野から東京の大学に進学し今は就活中もなかなかうまくいかず悩む安曇野りせに原菜乃華
白兎を追いかけ不思議の国に迷い込んだ天真爛漫なビクトリア朝イギリス出身の少女のアリスにマイカ・ピュ
風船をつけた奇抜な格好の紳士で不思議の国の住人のマッドハッターに山本耕史
マッドハンター同様ヤマネに逆らえないVRゴーグルをつけた不思議の国の住人の三月ウサギに八嶋智人
不思議の国でティーパーティーを主宰するマナーハウスの主人で子豚をりせに預けるハンプティダンプティに小杉竜一
いつも時間に追われイライラしているあわてんぼうの白ウサギに山口勝平
いつもニヤニヤしている神出鬼没な不思議の国の住人のチェシャ猫に森川智之
不思議の国でインフルエンサーをしている未成虫でその美しさは青虫界隈では評判らしいがフォロワーが減ると正気を失いやがて蝶になった青虫に山本高広
不思議の国でサーカス団を主宰する双子の兄弟の一人でディーとは見た目は同じながら本音しか言わないトゥイードルダムに木村昴
不思議の国でサーカス団を主宰する双子の兄弟の一人でダムとは見た目が同じながら建前しか言わないトゥイードルディーに村瀬歩
いつも眠そうにしている小さな動物で見た目とは裏腹にその影響力は絶大でマッドハッターと三月うさぎをいつも怯えさせているヤマネに小野友樹
りせのスマホだがテーマパークで変化した喋る赤いリンゴに花江夏樹
トランプ兵たちを従え不思議の国を治めるハートの女王に松岡茉優
文子の生前から秘書として仕え文子の要請により設立中のアリス記念館の館長となる浦井洸に間宮祥太朗
先立たれた夫と共に一代で財を成し『不思議の国のアリス』のテーマパークを設立するも数ヶ月前に亡くなった祖母の安曇野文子に戸田恵子
現代版の絵本
昔読んだ「不思議の国のアリス」の内容についてはよく覚えていないが無邪気な少女アリスが不思議の国に迷いこみ不思議な体験をしていくが目が覚めると元の世界に戻っていたというような話だったと思う。特に教訓はない子供向けの絵本だったと思う。
今回の作品はそれをベースにしながら現代人のリセが亡くなった祖母が作った不思議の国をアリスと共に体験しその中で自分らしく生きることの大切さを学ぶという物語であった。
話としては美しかった。キャラも可愛くアニメーションも丁寧に作られていたと思う。
ただ映画作品としてはもう一つ何かが足りないとも思った。
それが何なのかは上手く言えないが観ている人の感情を突き動かすものというか..。
現代の疲れた人々の心を癒すにはいい映画かもしれない。
どちらかというと子供よりも大人向けの絵本と言う感じか。
とってもナンセンスなアニメ作品でした
やっちゃいました、、ここまでひどいのをスクリーンで観たのは久しぶりです
映画観てる間中ずーっと考えてしまいました、なんでこんなにつまらなくなるんだろうって
嫌な予感は冒頭のシーンからありました。主人公がなにやら色的に卵焼きっぽいものを包丁で切ってるんですが全く質感がわからない。あれってゼリーか何かですか?なんかもうそこからアニメーションがパサパサで、本気で作ってる感じがしませんでした
最大のがっかりポイントは主人公の設定ですね。就活が上手くいっていない憂鬱さが全然伝わってこないのは百歩譲って諦めるとしても、おばあちゃんが大富豪でイケメン執事にお嬢様扱いされてて終始タメ口でお茶いれてもらってありがとうも言わずに飲むような子に感情移入できますか?無理でしょ。最後成長して敬語になる伏線かとも思いましたが違ったし
そんなこんなで不思議の国に行く前から既に萎えてました
メインストーリーのつまらなさは言わずもがな、山場もワクワクもなしに説明台詞が多く冗長で95分がめちゃくちゃ長く感じました
観る前のイメージとしてはかがみの弧城のようなエモさを得られるのではないかと期待しましたがかすりもしなかったですね
この映画と同じように著名な物語を題材として異世界に行って帰ってくるアニメ作品としてリトルプリンスがありますが月とスッポン、爪の垢を煎じて飲ませたい。リトルプリンスは本当に素晴らしい作品なのでまだ観ていない方には是非観てほしいです
この映画を作ったことがナンセンス
押し付けがましいアニメだ。
前から興味が有ってプレミアム舞台挨拶に当たったので本日鑑賞。
キャラデザや作画も良くて不安だったタレント声優も問題無し。
ただメインヒロインのりせが就職浪人って設定だからか要所要所で説教臭いやり取りが有って裁判でSNSの批判からの透明になるとか製作側か監督の考えを押し付けられてるようで嫌だった。
また原作尊重なのかチャプター分け演出はダイジェストみたいで白けるしラストは電話でいつでもお話できるよりは全員の集合写真見るくらいで良かったと思う。
「最高傑作」
不思議の国のアリス✕新卒一括採用
アニメは複雑になることなく丁寧に作られていた。
ただ、就活で悩む主人公だったが、悩んでいるエピソードとか出来事が少ないしホントに悩んでるの?って感じで、テンプレでハイコンテクストで海外の人と子どもは共感しづらいんじゃないだろうか。
お祈りメールの文面の部分の表示が早くその後の反応で主人公が落ちたんだなと推測できた。お祈りメールを知らない子どもは婉曲的な表現のお祈りメールは更にわかんないんじゃないかと思いながらみていた。その他にも就活というコンテクストを共有していないとわかんないシーンが複数あったと感じた。
正直期待外れ
広告で見たとき、絵がかなり可愛かったし、広告では少し面白そうな感じだったから公開を楽しみにしてた。公開初日に見に行ったが、人は少なく、正直内容があまりにも酷いものだった。
作画は崩れず終始綺麗だったのだが、内容がひどい。どこが山場なのかさっぱりわからないし、ずっと退屈。映画を通して伝えたいことは全面に押し出されているから何を伝えたいのかはハッキリわかるのだが、それにしては内容がひどい。子供向けの絵本か?と思ってしまう。就活に悩む人を対象にしたいなら、こんな子供向け絵本みたいな内容じゃ誰も響かないと思う。
なんでこれを映画にしてしまったの?他にもっといい作品あっただろと思う。申し訳無いけどこれに高評価を付ける人の気持ちがさっぱりわからない。女児には高評価かもしれない。
優しさで織りなす自己発見の旅路
■ 作品情報
監督 篠原俊哉、脚本 柿原優子、主演 原菜乃華、マイカ・ピュ、アニメーション制作 P.A.WORKS
■ ストーリー
就職活動に苦戦し、周囲の空気を読んでばかりいた大学生の安曇野りせ。ある日、亡き祖母が遺した招待状に導かれ、“不思議の国”へと迷い込む。そこで純粋な少女アリスと出会い、共に旅をする中で、りせは白ウサギやチェシャ猫、マッドハッターといった奇妙な住人たちとの騒動を経験する。祖母との思い出も重なり、りせはこれまで装ってきた自分を顧み、自身の好きや大切なものに正直であることの尊さに気づいていく。
■ 感想
P.A.WORKSが紡ぎ出す世界は、やはり温かく、柔らかな色彩に満ちています。キャラクターデザインも親しみやすく、その世界観の雰囲気作りには一切の抜かりがありません。細部まで丁寧に描かれた背景美術は、観る者を優しく包み込むようです。
主人公りせが経験する自己探求の物語は、多くの現代人が共感するものではないでしょうか。他人の目を気にして自分を偽り、就活のマニュアルに縛られていた彼女が、不思議の国での出会いと祖母との思い出を通して、本当に大切なこと、つまり自分の「好き」や「思い」に正直であることの重要性に気づく過程は、胸に響きます。
終盤、空虚だったりせの姿が透明なシルエットで描かれ、飾らない素直な自分を取り戻す変容が視覚的にも表現されます。この演出がわかりやすく、彼女が本来の輝きを取り戻す姿は、心地よい感動を与えてくれます。
しかし、正直なところ、りせがメッセージに辿り着くまでの不思議の国の描写には、イマイチ没入しきれない部分があります。アリスの屈託のない姿はとても魅力的なのですが、不思議の国の住人たちとのショートエピソードに重層的な繋がりを感じにくく、もう少し驚きや深みが欲しかったと感じます。全体としては確かによい作品なのですが、心震えるような大きな感動とまではいかず、やや物足りなさを覚えてしまうのが惜しいところです。
メッセージは伝わったが、前半の退屈さは覆せず。
推しの原菜乃華さん目当てで鑑賞しました。
声優としては流石で、周りの豪華声優陣に比べても浮くことのない演技でした!
すずめの戸締まり同様、菜乃華さんのやや裏返る声色は、見る人を惹きつけますね😊
一方で作品としては序盤の退屈さが最後まで解消しきれず。
主人公りせの心境を表現したアトラクションが連続しているのでしょうが、視聴者に伝わりにくかったです😅
せめて「そういえばこんなことあったなあ」と日常の回想が挟まれれば、視聴者も令和の若者あるあるで共感できたかもしれません。
後半からの伝えたいメッセージは理解できました。序盤からの積み重ねがもう少し伝わりやすければ、もっと没入できたように思います。
「推し(好き)があれば毎日ハッピー」
最近、こういうメッセージの作品が非常に多いですね!私も、これからも菜乃華さんを応援して毎日ハッピーに過ごしたいと思います✨
他者と異なる個性を持つ事に悩む方に向けた作品
この作品は他者と異なる個性を持つ事に悩む方、他者と異なる事に悩む子供がいる方、イジメに直面した又はイジメの被害にあった方向けの作品だと思います。
なのでどちらかと言うと大人向けの印象です。
作品の視聴する上で主人公のりせの視点とりせのお婆ちゃんが、体感型VRアトラクションの不思議の国のアリスを通して、りせに何を伝えたいのかという2つの視点で観るとより作品のメッセージが伝わると思います。
年齢を重ねるにつれて薄れていく子供の頃の純粋な想いを思い出させてくれる素晴らしい作品だと思います。
社会で生きていく中で直面する様々な問題とその問題への向き合い方について、作中で問いかけられる[好きな事は?]という問い掛けを通して悩むりせの姿に共感しました。
答えは自身の中にあって本当に大切な事に気付いたりせが素直に純粋な気持ちをアリスと伝え合うシーンに感動しました。
私は不思議の国のアリスの内容を知らない状態で観ましたので、原作を読んでからもう一度観たいと思います。
裁判から
りせとアリス!!
りせとアリスの大冒険…清々しいストーリーでりせ、アリスのキャラクターが纏まっていて素晴らしかった!各キャラクターも生き生き描かれていて観終わったあとも余韻が!だからPA.WORKSの作品は、きめ細かい設定が光っている!りせを主人公にしたのが効果大になっている!SEKAI NO OWARIの主題歌がすごく耳に残ります!
幼いお子供さん向けの作品ではなさそう
就職活動がうまく行っていない女子大生りせが主人公で、彼女の葛藤も描いた作品でした。そのため、あまり小さいお子さん(小学校低学年以下くらい?)だと、理解が難しい部分もあるかと思います。もちろん、お子さんにとっても楽しめる部分も多く、ご家族連れで鑑賞できる作品だと思います。
でも、ですが。なにか物足りなさを感じてしまいました。りせの大好きなおばあさまが残した、思い入れのある施設というのは分かるのですが。不思議の国のアリスをモチーフにしなければならない理由がもうひとつ見えなかったです。他のファンタジー作品の世界中に入り込むストーリー設定でも成り立ちそうなのに、なぜ不思議の国のアリスでなければならなかったのか。
「不思議の国のアリス」の原作の方は、恥ずかしながらタイトルとごく簡単なあらすじを知っているのみのため、この機会に原作を読んで映画「不思議の国でアリスと Dive in Wonderland」と比べたら、先の疑問の答えが分かるのかもしれません。
自分の「好き」に正直に生きたい
「不思議の国のアリス」を、日本で初めて劇場アニメーション化って…ちょっと意外。アリス界隈についてはよく知りませんが、ディズニー版、ティム・バートン版(1のみ)は観てて、原作小説も読みました。
ディズニー版もティム・バートン版も原作とは異なる点が多々あるものの、共通しているのは「不条理」「荒唐無稽」な世界観。本作もその世界観を大事にしているのが伝わってきて凄く嬉しかったです。あの会話がイマイチ噛み合ってない感じ、大好きなんですよ。他の作品だったらアウトなやつ(笑)
俳優さんや芸人さんも声優として参加されていましたが、皆さん上手で凄く良かったです。でもやっぱり山口勝平って凄いんだなぁ…と改めて驚きました。めちゃくちゃ面白かったです😂
ストーリーですが、原作小説のようにチャプターごとにエピソードが展開していく構図で、これがなかなか面白くて、次はどんなお話かな?とワクワクしました。チャプタータイトルが出る時の静止画も可愛くて良かったです。
主人公の成長物語…というか、自己探求の旅と言った方がしっくりくるかも。「あなたの好きなものは?」そんな何気ない質問にハッとさせられる、気づきを与えてくれる素晴らしい作品だと思いました。
※余談
そもそも、私は「不思議の国のアリス」大好きだったんだよなぁ…と思い出しました。母に連れて行ってもらった舞台劇でアリスを知りました。凄く刺激的で不思議な体験でした。パンフレットや絵本も買ってもらって毎日読んでたなぁ…。
そう、この作品はそんな忘れてしまっていた「好き」を思い出させてくれる素敵な作品なのです✨️
話はやや地味だが丁寧に作られてはいる。ラストは◎
なかなか内定が取れない就活生の主人公の悩みと自分探しがメインテーマ
P.A.WORKSのお仕事シリーズの流れを組むテーマですね。
異世界漂流ではなくVRゲーム内で起きる話というのがミソで、終盤にその設定が活きてきます。
一方でゲーム内ということもあって前半はやや緊張感に欠けるとこもあり。
声優はタレント多めですが、いずれも俳優なり声優の経験を積んでいて安定している人ばかりなので違和感は少なめですね。
主役のりせの原菜乃華さんはすずめの戸締まりのときと比べるとだいぶ上達してますね、ふだんは控えめなりせがアリスに感化されて前向きになっていく演技がなかなかサマになっていました。もう一人の主役のアリスはさすがにリアル子役があてているだけあって子役の演技が好きかどうかは人によりますかねー
奇妙奇天烈なワンダーランドとへんてこな住人たちを駆け足でまわっていく前半部分と、就活で自分を見失っていたりせの自分探しの後半部分、話としてはよくまとまっているのですが、前半部分が好きな人には後半がやや矮小な展開に、後半が好きな人には前半は山場がなくて退屈に感じられそうな気がします。
ワンダーランドが理不尽な世界ということで後半はうやむやのうちに事件が解決してしまうのも人によっては気になりそうかな。終盤のビー玉と飴玉の演出も意味はわかるけど、ちょっと伝わりにくいですね。
ただしラストの大オチは、観客の予測する展開を見事に外してくるもので、これはなかなか面白かったですね。もうちょっと余韻があればなお良かったんですけども。
心が軽くなる!
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