「いろいろ惜しい佳作」不思議の国でアリスと Dive in Wonderland ゼロの背後霊さんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろ惜しい佳作
映像や音楽、声優のレベルなど一様に高く不思議の国の様々なキャラクターにも魅力があり褒めるところが多い映画でしたがそれにもかかわらず評価は佳作にとどまります。
中心にいる主人公に個性が薄いためです。主人公のりせは誰からも嫌われる要素のないできた人間ですが、むしろ彼女が嫌いな人間からはとことん嫌われるような(好かれる相手からは好かれる)強烈な個性を持たせていれば彼女と友達になるアリスの天真爛漫な魅力もひきたちますし、もっとよい映画になったのではないかと、そう考えてしまい、あと一歩で傑作名作になれるところを逃した惜しい映画というレビューになります。とはいえ映画館に払ったお金の分よりは楽しめます。
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