「日本らしいアレンジでした」不思議の国でアリスと Dive in Wonderland Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)
日本らしいアレンジでした
予告で気になっていたので、空いた時間に観に行きました。
誰もが知っているファンタジーに、SNS疲れといった現代社会が抱える問題がプラスされて興味深かったです。現実世界からファンタジーへの切り替えもすごく自然で、「なるほど、そうやってアリスの世界に行くのか!」と関心しました。そのため、ディズニーとは違った物語がすごく新鮮に感じました。
本作オリジナルの主人公、女子大生のりせは他人の目を気にし過ぎるあまり、自己肯定感が低い控えめな性格に悩んでいました。そんな中、好奇心旺盛なアリスとの冒険を通して、自分が本当に大事なものを見つけていきます。日本では、他人の意見に振り回される大変さ、自分の『好き』がわからなくなる感情に陥りがちなので、そんな彼女を見て痛感しました。
個人的には、スマホをとある物で表現したことに驚きました。現代はスマホ依存が社会問題になっていますが、アリス設定を活かした場面を見たときは衝撃を受けました。ここからデジタル機器から離れ、自分と向き合う時間を出来る限り作っていこうと思うようになりました。
おとぎの世界に日本の要素をミックスし、独自性溢れるアレンジが斬新でした。日本の可愛いアニメが好きな人にもおすすめできる作品になっています!
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