「フィクションであるというが」ペリリュー 楽園のゲルニカ ひびきさんの映画レビュー(感想・評価)
フィクションであるというが
ドキュメンタリーだとどこかの公共放送であったように、問題になる事があるのでフィクションとした。そこにあった事実を伝えたいというのが作品の根幹というような作者のコメントを後で読んだ。
自分は悲惨な戦場の話はこれまで色々と見聞きしてきた。
ただ、当時の空気の中、悪の凡庸とも書かれる人、忖度しすぎる人、勇ましい人と、それにいやいや消極的に付き合う人の割合のリアルは再現されていたのか?
少し、現代人の考えと同じ割合だよね?本当?というのは感じたところ。
自分と共感するところが一部でもなければ理解も難しいので、わざとなのかも。
この話、愛国なのか反戦なのか?
大多数の無知で信じ込まされる人、消極的な人にフォーカスするなら反戦なんでしょうね。
対米開戦の日の近くに公開されたのは偶然ではないような気が。
おすすめポイントは音。
原作紙面では伝わりにくい音が大変よかった。マジ怖い。マジ極限。
このフィクションの皮をかぶったドキュメンタリー手法で対米開戦までのリアルな国内の空気も取材して描いてほしい。
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