劇場公開日 2025年4月11日

ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男のレビュー・感想・評価

全58件中、21~40件目を表示

3.5やはり極限の胸糞として覚悟が必要な作品だった。 ただ扇動する方もさ...

2025年4月29日
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やはり極限の胸糞として覚悟が必要な作品だった。
ただ扇動する方もされる方も人間の持つ一つの可能性として非常に考えさせられる作品。
恐ろしいのは、それほど緻密に練り上げられていなくても
人間の思いたい方に誘導されるとどんどん突き進むところを非常に上手く描いているところ

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とりから

3.5登場人物達の背景を知ってたらもっと面白いと思う

2025年4月27日
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ドイツの人なら色々背景を知っているらもっと深く理解できるのだろうなと。マグダさんのウィキペディアを見て継父がユダヤ人だと知った。だから継父が会いに来たといセリフがあったんですね。ヒットラーとマグダさんの親しい関係も気になる。ヒムラーやゲーリングも有名だがよく知らないのでもっと背景知っていたら面白いんだろうと。
にしても先日会社の決起会があったばかりで
ナチスの集会や総統の帰還パレードを見ると共通するものを感じた。結局男性とは権力が大好きでそれを称賛されたい気持ちが強いんだろうなと。民衆も社員もオーディエンスに過ぎない。もちろんナチスにはドイツ優勢主義など恐ろしい思想はあり会社にはそんな思想は無い、組織のなかで出世したい権力の側に行って大勢に称賛されて喝采を得られたいという男性は非常に多いと思った。

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okaachan

4.0優れたプロパガンダとはプロパガンダと気づかれないプロパガンダである。

2025年4月27日
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怖い

知的

難しい

ナチス政権下にてヒトラーの右腕として、プロパガンダを利用しドイツ国民を戦争へと駆り立てた男。

己の出世欲を満たしたいがためにホロコーストに加担しユダヤ人だけでなくドイツ国民をも道連れにした男は最後には罪のない自分の子供たちを道連れにして自死に至る。

ゲッベルスはそのネームバリューの高さから映画として取り上げられやすいが、彼のしてきたことは歴史的に見てそれほど珍しいことではない。
同じようなプロパガンダはあらゆる国で行われてきたし、ナチスドイツに先立ちソ連が建国された際にはレーニンがプロパガンダの重要性を説いた。その右腕であるトロツキーはプロパガンダは優れた娯楽の中にひそかに忍び込ませるのがその効果を最大限に発揮するというようなことを述べており、これは日中戦争当時、思想戦に携わった陸軍情報部の清水盛明中佐も同様の考えを述べている。

本作では映画がプロパガンダとして利用されるくだりがメインで描かれる。映画はプロパガンダにとって最適な手段であるとレーニンも述べてる通りそれが人々の意識に何の抵抗もなく思想を浸透させやすいのだという。
それは優れた娯楽作品であればあるほど良い。映画史にその名が刻まれた1926年公開の「戦艦ポチョムキン」は当時画期的なモンタージュ技法により描かれたオデッサの階段のシーンなど当時の観客を魅了したし、ゲッベルスもこの映画を褒めたたえていた。アメリカのグリフィスによる「国民の創生」も後の映画技法に影響を与えるクローズアップやカットバックなどの画期的な技法が多用されその内容の罪深さは別にして当時の観客を魅了した娯楽作品だった。

これらの作品に共通してるのはプロパガンダを込めた作品は娯楽性の強いものでなくてはならないということだ。
娯楽性が強ければ強いほど観客はその映像に魅了され心を奪われる。そこに何気なく誘導したい思想を汲み入れることで観客は知らず知らずに意識の中にその考えが埋め込まれる。そのように当時からプロパガンダを利用した人間たちは巧妙な手法により映画芸術などをフルに活用した。

大日本帝国は当時のナチスドイツの手法を真似たとされるがそれ以前の第一次大戦終了時からドイツの敗戦理由を研究し、そしてプロパガンダこそがその敗因だと結論付けた。
総力戦の時代に国民を統制できるほどの思想統制ができてなかったのがその敗因であると。
その時から当時の近衛内閣は総力戦のための思想統制に力を入れる。その一役を担ったのが先述の清水である。彼はやはり政治宣伝は娯楽に組み込まれなくてはならないと説いた。
当時のあらゆる娯楽に政治宣伝をさりげなく組み込んだのだ。それがつまらないものであったり、なにか押しつけがましいものであってはならない。
知らず知らずに刷り込ませるのだ。味の変化に気づかせないように料理に少しづつ薬を忍び込ませるように。そして気づいたころには薬の効果が効いているといった具合に。

そうして日本国民は一丸となり先の無謀な大戦へと突入してゆく。ただ、これら当時のドイツ国民にしろ、日本国民にしろ、プロパガンダだけで国民を誘導できたわけではない。その効果が最大限に発揮されるにはその土壌となるものが必要なのだ。たとえばベルサイユ体制の下で貧困に苦しみ不満が溜まっていたドイツ国民、大恐慌時資源のない日本が領土拡大に喜んでいたところアメリカによる経済制裁に不満を持つ日本国民。それらの前提条件があってはじめてプロパガンダは効果を発揮する。それらの国民感情という火にプロパガンダを使い油を注ぐことで。そうして両国ともに崩壊の末路へと至る。

このようなプロパガンダは戦後もどこの国でも大なり小なり行われてきた。北朝鮮でも金正日は映画好きで有名だったが、当時の東宝特撮チームが製作に協力した娯楽映画「大怪獣プルガサリ」にも指導者を崇拝するようなプロパガンダが巧みに組み込まれていたし、日本の戦後最長政権では若者の支持層を伸ばすためにSNSの活用がなされた。

この作品が警告するように平和な時代でも常に我々はプロパガンダにさらされている。それに誘導されないようにするには常に気を付けることも必要だろう。やはり映画や芸術作品に触れる際には作品に込められた真のメッセージがなんなのか常に自分の無い頭で考えるようにはしている。

当時は映画などが大いにプロパガンダに利用されてきたが、いまやSNSの時代になりその役目は主にネット上の動画サイトが担っている。
今回のトランプ再選の決定打になったのは浮動票の獲得が大きかったと言われていて、彼は選挙活動として様々なネット動画に出演しては自分への支持を取り付けた。それら動画の視聴者たちはいわゆるノンポリで今まで選挙に行ったことも無い連中。
彼らに対してトランプは特に政策を語るわけでもなく、ただ気に入られようとアピールしたのが功を奏して票につながったらしい。
これを聞くと日本でも同じようなことが起きていたことが思い起こされる。先の東京都知事選で起きた石丸フィーバだ。彼も動画を利用して多くのノンポリの支持を集めた。特に政策などは語らず支持者は何か彼が新しいもののような気がして多くが彼に投票した。

アメリカでも日本でも有権者が票を投じたのは何も具体的な政策の良しあしで決めたわけではなく、ただイメージだけで票を入れたということだ。これもある意味では頭に良いイメージを植え付けられたことによる投票行動だといえ、今後も新たなプロパガンダの手法として大いに利用されてゆくだろう。

日々ネット上で流される情報にそのように巧みに誘導する情報が仕込まれていないか、それらをただ漫然と受け入れるのではなく注意が必要なんだろう。
ゲッベルスのようなアジテーターはいつの時代にも存在する。先の兵庫県知事選挙に絡んだ元NHK職員の男など典型的なアジテーターと言えるだろう。

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レント

4.0史実かどうかは 別としても ┐(´ー`)┌ 考えさせられました。

2025年4月26日
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悲しい

昔は「ヒットラー」今「ヒトラー」
昔は「ゲッペルス」今は「ゲッベルス」
日本軍も戦果の誇張や 嘘八百並べてましたね。
プロパガンダは 選挙で煽って とんでもねーのが
当選したりしてました。
SNS...しかり 見方が変わって 当選したり 怖いもんです。

そりゃ崇拝している人から 褒められりゃ
豚も木に登っていまうわさ。
実写も織り交ぜて 改めて戦争はしてほしくは無いですね。
誰か プーチンコに強制的に見させてほしい。
追記:: 自室の壁に フェルメールっぽい絵画が あった気がしました。

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Hammer69

4.0It happened.

2025年4月25日
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報道に携わる者は、自らの襟を正すために絶対見るべき。

加害者からの視点で描くことは過ちを繰り返さないためにも大事なこと。それゆえに、なぜ加害者になったのか、そしてなぜ多くの人が加害者の言うままになったのか、がもっと描かれていれば、、。これだとただの狂人。

個人的な好き嫌いだけれど、主役二人(ゲッベルスとヒトラー)を演じた俳優さんたちがあんまり。ヒムラー役の人が無表情で気味が悪くてよかった。

ホロコーストを生き延びた女性の言葉は重い。
観て楽しい作品ではないが、多くの人が観るべき作品。

イオンには珍しく大学生らしき男の子たちが連れ立って観に来ていた。いいことや。

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大吉

4.0感情でドライブされるシナリオ

2025年4月24日
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歴史の暗部をいわば【禁じ手】を使用して、
二度と繰り返してはならない過去を警告する作品だ。

冒頭とラストのテロップで明示されるこの製作意図は、
シナリオ、映像、演出のあらゆる要素に緻密に織り込まれ、
観る者にその重みを突きつける。

本作の入念さは、単なる歴史の再現を超え、
ナチス政権のプロパガンダとその背後にある人間の感情を解剖しつつ、
誤解や悪用を防ぐための慎重なバランスに裏打ちされた、
【感情でドライブされたシナリオ】になっている。

シナリオは、
ゲッベルスとヒトラーの言動を軸に展開するが、
単に史実をなぞるだけではない。

資料に基づく彼らの言葉や行動に加え、
当時の状況や関係者、
そして国民の情動を丁寧に描き出す。

これにより、
プロパガンダがどのように人心を掌握したかが浮き彫りになるが、
同時に、
【映画作品としても危険を孕む事になる】
この情動の描写は、

解釈次第では彼らの行為を美化していると誤読されるリスクや、

悪意ある引用を誘発する可能性をはらむ。

そのため、製作陣は記録映像を効果的に挿入し、
史実の重さを強調することで、
観客にあるいは別の誰かに、
「賛美ではなく警鐘」であることを明確に伝えている。

この慎重さこそ、
本作の倫理的基盤であり、
観客に歴史の教訓を深く刻みつける。

プロットは冗長さを徹底的に排除し、
必要最小限の描写で最大の効果を引き出す。

例えば、1944年の「狼の巣(ウォルフズ・シャンツェ)」でのヒトラー暗殺未遂事件は、
必要以上のドラマ化を避け、ごく簡潔に描かれる。

この事件を詳細に知りたい観客には、
トム・クルーズ主演の『ワルキューレ』(2008年)を参照するよう暗に促すような構成だ。

余談だが、
私が実際に狼の巣を訪れた際、
そこは小さな石碑がひっそりと立つ、
寂れた森にすぎなかった。

この現地の印象は、
本作の抑制された描写と奇妙に共鳴し、
歴史の残響が静かに、
派手な観光地にされる事もなく、
しかし確かに存在することを感じさせた。

映像美、いわゆる「ルック」においても、
本作は明確な意図を持つ。

色調は極端に暗く、
青と黒の色調が支配的で、暖色はほぼ排除される。

特にハーケンクロイツの赤が登場する場面では、
周囲の暗さを一層強調することで、
その象徴性を抑制し、
視覚的にプロパガンダのチカラを中和している。

人物の頭部と背景が溶け合うほどの暗闇は、
登場人物の内面と時代そのものの不透明さを象徴するようだ。

一方で、
ヒトラーの部屋に置かれた巨大な地球儀には、
暗い部屋の中で唯一、
微妙なライティングが施されている
(部屋の中にはその光源のプロップは見当たらない、
電気スタンドはあるがそれは光源ではなさそうだ)。

これはチャップリンの『独裁者』(1940年)でヒトラー風の独裁者が地球儀を弄ぶシーンへのオマージュとも解釈でき、
権力の虚飾を皮肉る演出として機能している。

本作の最大の功績は、
ゲッベルスのプロパガンダ手法を単なる歴史的事実として提示するだけでなく、
それが現代にも通じる危険性を観客に突きつける点にある。

原題は「総統と誘惑者」、
プロデュースというタイトルはどのように捉えられるだろうか。

映像、シナリオ、演出のすべてが、
過去の過ちを繰り返さないための警鐘として調和し、
観る者に深い省察を促す。

歴史映画の枠を超え、
現代社会への切実なメッセージを内包した、力強くも言語化と物語化に慎重な作品である。

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蛇足軒妖瀬布

1.0関心領域の足もとにも及ばない駄作

2025年4月24日
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無音の記録フィルムとゲッベルスの自分に酔った表情でまくしたてる顔でだけで構成されていると言っても過言ではない平面的な作品、観ているうちに飽きてくる。これが本作への私がくだした評価。
ナチスが何をやったかは歴史上明らかであり、ゲッベルスというメイドバイヒトラーの皮を被った小さな人間を描くのであれば、もう少し描き方に工夫が必要だと思う。あまりにも短調に過ぎる。
戦後80年、負の歴史を後世に残すのも必要だが、願わくはもう少し良質なものを残してもらいたい。

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ちゆう

3.0公開前から気になっていたけれど、映画の出来はいまひとつ。

2025年4月24日
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知的

元祖プロパガンダと言えば、この人になる。レビューを読む限り、高評価している人は少ない。その通りの映画だった。ヒトラーが戦争を始めたのは、ユダヤ人撲滅の為だったとの理由には、疑問を持つ。

大衆の感情を揺り動かすのが、プロパガンダとの考えには納得する。当時の映像と演技を交差させる演出は面白かった。

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いなかびと

4.0大変な労作

2025年4月24日
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怖い

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うすたら

3.0どっちが主役?

2025年4月23日
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ゲッペルスよりヒトラーのほうが目立ってた感じ。奇跡の兵器ってやっぱり原爆なんかな?

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あらじん

4.5バカでも権力を持てる

2025年4月23日
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知的

難しい

と、民主主義を愚弄しつつ、民主主義で政権を奪取したヒトラーの寵愛を受けるためにユダヤ人の罪を次々と作り上げ、デマを喧伝していったゲッベルス。その先にあったものは衝撃的な虐殺の映像。

当時の映像自体は『映像の世紀』等で見られるものもあると思いますが、ナチ政権の中でのヒトラーの寵愛を受けたいが為に側近達が繰り広げる争いの先にあったものと言うのが伝わる分、重みを感じます。

80年前の事だけど、昨今の日本や世界の状況を見ていると所詮80年前の事じゃん、とは言えない薄ら寒さを感じます。また繰り返されるだろう、じゃなく、もう繰り返され始めているのではないでしょうか。

現代に撮影した演説(のリハ)から当時の演説の映像がすっと入り混じっていくのには違和感は全く感じられないくらい自然でした。ゲッベルスが憑依したかのような演説です。

可能ならパンフレットを買って予習したほうがいいと思います。
それと、エンディングが気になる方は『ヒトラー最期の12日間』も観たほうがいいです(パンフでも度々言及されています。それくらいしかヒトラーやナチと正面から向き合った映画がないです。)。

欲を言えば『ヒトラー最期の12日間』のキャストの方がしっくりくるかなあ。
ブルーノ・ガンツさんのヒトラーといい
ウルリッヒ・マテスさんのゲッベルスといい
マグダ役はなぜだろう、高畑淳子さんとか高嶋ちさ子さんにやってもらいたくなる。

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うぃっこう

3.0人間の怖い所が良く表現してあります

2025年4月22日
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怖い

実際の映像を織り混ぜながら良く出来てる作品だと思います
話術で民衆の心を操る所は怖いところでした

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nami

3.5無音

2025年4月22日
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悲しい

知的

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弁明発射記録

4.0「宣伝」と訳しますか

2025年4月21日
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扇動とか啓蒙の方がしっくりくるんじゃないかなぁ
ガチの映像はキッツイなぁ
でも観といた方がいい作品だと思うよ

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みのまる

3.0知りたかった答えにたどり着けず

2025年4月21日
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泣ける

悲しい

怖い

作品自体は、現実の映像をいくつも差し込み、ナチスの非道さをこれでもかと見せつけてくる 生身の人間が、次の瞬間ただの肉の塊になるシーンが数々差し込まれるのには思わず声が出た
映画はそんなシーンをふんだんに使いながらゲッベルスが情報を統制しながら話術、演説、映像を巧みに持ち寄りながらナチス党はもちろんドイツ国民総動員でユダヤ人の虐殺とイギリス、ソ連の絶対に勝てない2局面戦争を継続していく
映画に期待していたのは、そのゲッべルスの情報戦や戦争を美化したりユダヤ人やソ連を鬼畜生に描いて、国民や兵士の戦意高揚やナチス評価を上げていく姿だったのだが
映画はなぜ全ドイツ国民が非道な殺人を罪悪感なく行えるようになっていったのかを描く方向よりも、ゲッべルスの栄枯盛衰に焦点が当たり過ぎて彼の「技法」による具体的な効果に説得力をもたせてくれるところまでは至っていなかったのが残念だった
ラストでホロコーストを生き残った女性が語る疑問「なぜ普通の人があんなにもたくさんの普通の人たちが、あんなにもたくさんの人たちを平気で殺せるようになったのか」という疑問の答えに、この映画はたどり着いていないように感じた ちょっと残念

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椿六十郎

3.0ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男(映画の記憶2025/4/19)

2025年4月19日
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怖い

知的

史実系作品だが、割とリサーチきっちりやってて、作者のイメージが入ってるものの、現実と近い感じではなかろうか。
原題は「総統と煽動者」。

ゲッベルスはある意味役者として優秀且つプロデューサーとしても優秀だったというのは同感。
ゲッベルス役の人の悦に入る感が良い意味でヤバい演技だった。
奥さん役がめちゃくちゃ今よりも若い頃(40代くらい)の高畑淳子に似てて肝のすわり方もセリフ回しの仕方も日本語とドイツ語の違いがあるにせよ共通点があるように感じた。

当然悲惨な話なので、詳しくは史料を見てほしい。戦争ダメ絶対と今の政治家や軍属に改めてお伝えしたい。
最後の言葉はズシンとくるものがあったが、イスラエルのユダヤ人右翼派に聞かせてあげたい。
(個人的評価6.5点/10点中)

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motorad_kira

2.0かなり細密に史実に沿って製作された点では優れた映画

2025年4月19日
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ねこたま

3.5ヒトラーをモデルにした作品は沢山ある中、 ヒトラーの広告塔であるゲ...

Kさん
2025年4月19日
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ヒトラーをモデルにした作品は沢山ある中、
ヒトラーの広告塔であるゲッベルスの半生に
焦点を当てた作品は初めて観ました。

当時の映像と作品の映像が交互に映し出されており
無意識に比べる流れになっていて
かなり見応えのある作品でした。

ヒトラーの側近たちは全員腹黒く、
「類は友を呼ぶ」という言葉が相応しい。

今の時代にも通じるものが多々あり、
とくにSNSがいい例だと思います。

ゲッベルスを演じたロベルト・シュタットローバー氏の
膨大なセリフ量と表現力は圧巻。
演説のシーンでの喋り方や仕草など
かなり研究されていて素晴らしかったです。

最後の「それは起きた。また起きるかもしれない」
という言葉が未だに頭から離れません。

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K

3.5あんまり似てない・・・

2025年4月19日
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泣ける

怖い

ゲッベルス・・・40~50年前、ゲッペルス(星新一の書籍だったか?)と呼んでいたが、実は戦後すぐにゲッベルスに訂正されていたとは。

題材のわりに、大きなスクリーンで見られたが・・・
実録の画像拡大率が大きいためか、ピントが甘く、ちょっと見づらい面も。

あえてなのか、ゲッベルスやヒトラーのビジュアルがちょっと似てないような。
「ヒトラー最後の12日間」より似てない感じ。
ただ、演説は実録と交えても違和感なく、まともに聞いていたら、例の挙手で〇トラー万歳を叫びそうになりそうな・・・

ラストを踏まえて、だんだんホロコーストのほうにフォーカスしていたようだったが、最後までPKの親玉の部分を追ってほしかった気もする。

関連作品として、「ヒトラー最後の12日間」で予習しておくのも良いかも。

個人的には、実録があるものの、残虐な演出に関しては、「戦場のピアニスト(2002)」のほうが、きつかったような。実録は未公開が含まれているものの、過去に何回も見ているので、ある程度の耐性があるのと引きの画が多いので。

戦後80年、ナチスの残虐性について異論はないが・・・今となっては、ナチスだけの話じゃないよね・・・とは、思う。
今の時代にゲッペルスやヒトラーが降臨したら・・・「帰ってきたヒトラー」も起こりうる?

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north-wind

4.5タイトルなし

2025年4月19日
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ヒトラーをプロデュースとはいうが、その方法は別として、ゲッペルス自体はヒトラーの手の上に乗っていた。
ゲッペルスは最初は戦争反対論者であったし、歴史がどんなにいい加減な偶然の契機の上で動いていくかということは常に真実だけど、ユダヤ人の問題も、反体制運動に起因するでっち上げでもあった。
でもあんまり裏が描かれてるわけでもなく。

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えみり