「演出が全て」ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男 きーろさんの映画レビュー(感想・評価)
演出が全て
そう。どんな史実も好き放題に歪められる。
嘘で全て塗り固めて国民を戦争と虐殺に駆り出せる。
プロパガンダにはそういう力がある。
元々宣伝って意味なのに今や扇動って意味だものね。
嘘つきはコピーライターの始まり。
自分も何かに加担していたんだなと思ったり。
ただ…これは勝者の作った歴史であることも考慮して。
本当の歴史は一次情報すら本物かわからないからね。
今も昔も1番マスコミがゴミで
しかもそれに国民が流されやすい国、日本国の国民として
ものすごく考えさせられる映画だったな。
確証バイアスとかエコーチェンバーとかで
人種的特徴も明らかでない「ユダヤ人」を
こうも簡単に殲滅しようと全世論(ではないかもしれない)
が動くのはヨーロッパ(いや国家?)の恐ろしさだよね。
ちなみに原題の「Führer und Verführer」は
「総統と宣伝大臣」って意味だけど日本語にするとチープ。
ずっと自省を続けるドイツ。
太平洋戦争を侵略戦争としてしか扱わない日本。
敗戦国は戦勝国にいろいろ干渉されるのは仕方ないよな。
それは起きた。
また起きるかもしれない。
それこそを伝えるべきだ。
考えなきゃいけないことだらけだけど次の映画始まるよ。
それではハバナイスムービー!
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