「大変な労作」ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男 うすたらさんの映画レビュー(感想・評価)
大変な労作
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新宿武蔵野館、120人余りのスクリーンが満員。
人々が次第に一つの方向に集約されていく様子がよく描かれていました。
ただ、なぜ、彼がこういう人間になったのかを、子供の頃から描いて欲しかった。
小児麻痺になり、運動ができず、兵隊にも行けずに、最終的にハイデルベルク大学で博士をとるのだけど、皆と同じようにできなかったというコンプレックスが、大衆を操る動機になったような気がする。そこをもう少し描いてほしかった。
残っているフィルム映像や記録と、演劇が無理なくシームレスにつなナがっているところがすごいです。
虫食いの穴を埋める作業はとても大変だったと思います。
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