劇場公開日 2025年4月11日

「有名になるにはプロパガンダは大切」ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0有名になるにはプロパガンダは大切

2025年4月15日
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鑑賞方法:映画館

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ヒトラーの首相就任から1945年まで、ナチスドイツの宣伝大臣だったヨーゼフ・ゲッベルスは、当初、平和を強調していたのだが、ユダヤ人排除や侵略戦争を正当化し推し進めるヒトラーから批判され、一時期彼の信頼を失った。ヒトラーに愛人との関係を精算するよう指示されたゲッベルスは、自身の立ち位置を挽回するため、ヒトラーが望む反ユダヤ政策を推し進めるための映画製作や、大衆を煽動する演説、綿密に計画された戦勝パレードなどを次々と企画し、国民の熱狂を得てヒトラーからの信頼を取り戻した。やがて敗戦が見えてきた際、ゲッベルスはヒトラーとともに第三帝国のイメージを後世に残す過激なプロパガンダを仕掛けた。そんな彼の半生を描いた作品。

おそらく当時の映像を流してると思える場面も有り、その映像とリンクさせてその前後を制作していたりと、ほぼ史実に則った作品なんだろうと思った。
中でも、ヒトラーの弱い面や悩む姿も観れて、こういう作品は珍しいかも。そのヒトラーの側近中の側近、ゲッペルスの視点から当時を見る作品で、個人的には大変興味深かった。
ヒトラーひとりであれほど国民の喝采を浴びる事は出来なかったのもよくわかったし、宣伝、プロパガンダ、の大切さを十分に理解できる作品になっている。
もう少し、なぜヒトラーがあんな無茶な要求をしたのか、そのあたりも描いてあればもっと良かった。
ヒトラーの立場で彼の思いをなるほどと思わせる様な作品なんて作れる人がいるかどうかわからないが。
今のロシアのプーOンとヒトラーが重なってしかたなかった。

りあの
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