劇場公開日 2025年4月4日

陽が落ちるのレビュー・感想・評価

全40件中、1~20件目を表示

2.0狂ってる

Mさん
2025年6月15日
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時代(上司)も狂ってるけど、奥方も友人も奉公人も狂ってた。ましてや奉公人の父親は何なんだ・・・。
監督が何を言いたかったのかよくわからなかった。命を大切にしろと言いたかったのか、名誉を大切にしろと言いたかったのか。あるいはこんな狂った時代にしてはいけないと言いたかったのか。
他にも、当時の10歳ということは今でいう8歳(か9歳)くらいなのにこんな子をあてていいのかと思ったり・・・。

とはいえ、役者さんは素晴らしい演技でした。順撮りや撮影中は日本のものしか食べない等、徹底したという成果だったのでしょうか。
ただただ、監督が何を言いたかったのかわからなかったことだけが残念です。

主人公は安達祐実さんの妹かと思いました。

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M

4.5武士の妻の観点から描いた静かな時代劇

2025年6月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

斬新

ドキドキ

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月光仮面

2.0身切れの沢庵

2025年6月7日
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梨剥く侍

2.5かなり設定に無理がある。役者はいずれも熱演。

2025年5月14日
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柿崎ゆうじ監督が脚本も書いている。エンドクレジットを観た限り時代考証担当は立てておらず柿崎自身が調べた範囲内で映画まで進めたようだ。
時代設定は文政12年ということになっている。文化・文政時代である。徳川将軍は11代家斉。大河ドラマ「べらぼう」の50年ぐらい後で江戸時代もかなり後期の方となる。
続いて「切腹」について。負の記憶であるために多分、聞きにくい、隠されている。だから切腹の事例の系統(時代、背景、作法)だった収集は国内でもあまりなくて考察も意外とまとまったものがない。柿崎監督自身も幕末のドイツ人医師のレポを参考にしたと言っていた。ただ一つ言えるのは切腹はあくまで自裁であり(介錯はあるにしても)、刑罰として成立するためには、武士としてあるまじきことをした人間に所属組織が「恥じ入らせて」自裁を促すというメカニズムであることを理解する必要がある。つまり万事武張っていた江戸初期ならともかくこの時代になって官僚化された直参旗本に対して、将軍の弓を傷つけたいう微罪かつ過失でもって、幕閣が切腹を申し付けるということはまずなかったと言い切って良い。不条理を印象づけるためにこのような設定にしたのだろうがそもそも無理がある。
他にも、上使を迎えるのに当人が月代を剃っていないとか、扇子腹のやりとりであるとかあり得ない設定が多い。
切腹が室内で行われるのもそう。大名家などで事例はないことはないのだが、旗本の拝借屋敷程度ては介錯の刀が天井につかえるでしょう?あり得ないですよ。
細かいところは私もわからないし、少しぐらい違っていても構わないのだけどストーリーの骨格になる部分が滅茶苦茶だとちょっとね。
役者は真面目に熱演しているんだから気の毒ですよ。

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あんちゃん

5.0武士の本音

2025年5月12日
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鑑賞方法:映画館

武士と聞くと、仕える大名や将軍に熱い忠義を持ち、
迷うことなく一本筋の通った生き方を貫く、というイメージだが、
この映画では、沙汰の理不尽さに疑問をもち、戸惑い、苦悩し、逡巡、葛藤する姿が描かれる。

対照的に、妻の良乃は、家を守るため、
武士としての誇りを全うできるように夫を気丈に支え、励ます姿をみせるが、
ラストでは抱え、抑え込んでいた内面が噴出する。

通常は切腹という運命を当然のごとく受け入れるように描かれる武士やその家族について、
現代を生きる我々にも近しい感情をもって、一昼夜の出来事について
時代劇では珍しく動きも少ない中で、小道具など使って濃密に心理描写しているところが面白い。

翻って現代と比較してみると、
命を懸けて、誇り、名誉を守るという生き方は、
美しくはあるけれど、何と生き難い、苦しいものかと思ったり、
一方で病気などで余命宣告を受けた時に自分の存在を維持できるのかとか、
とにかくいろいろなことを考えさせられる映画でした。

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HK

4.5観る度に新しい発見

2025年5月12日
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泣ける

話題の柿崎ゆうじ監督最新作
映画『陽が落ちる』
観る度に新たな思い・発見があります。
武士としての生き様、友との有り様、武士の妻として・母として、武家に仕えた奉公人と武家家族の関係、奉公人とその家族、
風鈴の音、お寺の鐘の音、盃に写し出される月、ひとつひとつが胸に挿さり何かを感じさせくれます。切腹という不条理な定めとは別の当時を生きた人々の思いを感じれる作品、2時間を超える大作ですが、その世界にすっかりのめり込み、涙する作品でした。

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カトKEN

4.0悲しき武家の定めかな

2025年5月8日
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悲しい

知的

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みら

4.5切腹を言い渡された侍の妻

2025年5月8日
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怖い

死ななければならない己の不運、不幸を憂い、決定を下した武家社会への恨みつらみを叫び、御家断絶となることについての先祖への申し開きのなさと路頭に迷いかねない残される妻子の身を案じ、そして死そのものに対する恐怖から旗本古田久蔵正成は慟哭する。そんな夫に対し良乃は侍としての潔さを求める。また一人旅立つことへの恐怖に怯える夫に自分も一緒に連れて行って欲しいと懇願する。生への執着を見せる夫の発言には生き伸びるために逃亡することを示唆する。考え得るすべてを、侍の妻良乃は夫にそしてスクリーンの前の我々に披露してくれる。ある時には叱咤し、またある時は夫ともに嘆き悲しみ、また冷静沈着に提案してみせる。そして夫との最後の夜を過ごす。夫に甘え熱い愛をかわす。
夜が明け、その翌日にすべてが終わる。
今日にも明け渡さなければいけない誰もいなくなった屋敷で、良乃は夫の名を呼ぶ、いや叫ぶのだ。いるわけもない夫を探し回る。そしていなくなった息子の名を呼び(親友が養子として引き受けてくれた)、可愛がりまた慕ってくれた使用人の名を呼び慟哭する。あんなにも気丈だった良乃が狂人のように激しく慟哭する。

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ゆみあり

4.0夏の世の 夢路儚き もののふの 晴れて行方の 西の雲の端

2025年5月6日
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将軍愛用の弓を傷つけて蟄居を命じられた、三河以来の直参旗本、古田久蔵正成。その顛末。物語は想像の通りに進み、結末も予想を裏切らない落としどころに。なのに、あまりにも役者陣の熱量が高すぎて、目が離せない。武家の社会なので騒ぎ立てることもなく、淡々と振舞い、理不尽も受けいれる。「扇子腹」の申し出で侍の妻としての矜持をみせるのが、せめてもの抵抗だ。そこを美学と言い切るには、現代社会の感性からみれば随分とかけ離れてしまっているが、これがこの時代の常識なのだとこちらは襟を正さずにいられなかった。
さらに、ベテラン役者陣の存在感。「目立ちすぎ」ではなく、オーラ消し過ぎ。羽場裕一なんてまさか?まさか?と思いながら観てた。そして村上弘明のいやらしさ(褒めてます)。他人の命、他家の存亡などお構いなしの上役の憎らしさが上手い。そんなキャスティングが見事だった。

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栗太郎

4.5竹島由夏さん

2025年5月6日
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素晴らしい。洋顔幼顔なのだけど武家の良妻を全身で魅せていただきました。あの気品はどこから生まれてくるのでしょうか。活躍なさっているかと思いきや私の知っている作品は多くなく、もっと見たいと思わせる女優さんです

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michi

3.0古き悪い時代に生きた人

2025年5月2日
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ちょっと失敗したら切腹しなければならない時代。
貧しい時代。
母は強し。
今の日本は恵まれているなぁ。

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チャーリー

5.0若い世代の方にこそ観て頂きたい作品

2025年4月28日
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時代を超えて、大切な家族を想う気持ちは共通して共感できるものだと感じます。
登場人物それぞれに感情移入できる瞬間があり、涙無く観ることは出来ません。
この映画は、いかに現代が恵まれているか、改めて感謝しなければいけないと感じさせてもらえるきっかけになりました。

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花

5.0武家の矜持とその背後にある悲しみ

2025年4月27日
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悲しい

知的

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けろ教授

4.0理不尽さに抗する武士と妻

2025年4月21日
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悲しい

知的

たかが弓を傷付けたくらいで切腹は無いだろーと言いたいところだが、将軍の弓と、それを預かる旗本の関係なので、当時としては致し方無いのだろう。泰平の世で緩んでしまった武家社会の内部統制の為の理不尽な沙汰。その中で抗う武士達。切腹させられる本人はもとより、その妻、息子更には奉公人までをも巻き込む理不尽な決定。最初から最後まで丁寧な作りで、緊張感を維持したまま最後に、たった1人残された妻の狂乱で終わる。悲しくも、当時、この様な理不尽に翻弄された武士達が数多くいたのだろう。良い時代劇です。

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Cabe

4.5思わぬご褒美、上映後の舞台挨拶

2025年4月21日
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泣ける

悲しい

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椿六十郎

4.0昨今、物語の中でさえ見なくなった「凛とする」美しさに打たれた。

2025年4月20日
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悲しい

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ふくすけ

4.0物語に望みなくとも観賞しての宝は豊か

2025年4月17日
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たまにこういう救いようのない映画がありますね。物語は最後にはハッピーエンドにならないと興行にならない、という暗黙の了解がただの思い込みにすぎないと気づかされます。

時代が違うから今の価値で考えてはダメなのは当然。なので精一杯追従して『そういう時代なんだ』と受け容れていくのですが、それが無理な箇所があります。とくにしげの自害とか。
そうして溜まっていった消化不良の塊こそが「その時代と精神性」という理解で裡に描かれるのです。時代を越えて時代を理解できました。

これまで武士の精神はたくさん描かれてきましたが、侍の妻を通して描かれた武士の精神は少数派でしょう。この構成による私の気づきは『優しと厳しさは同居しえる』ということです。その対極にあるのは、いつかテレビでみた我が子のお弁当を過剰に彩っておもねる傾向にある現代の母の姿。
この他にも時代が違うからこそ浮き彫りにされる、時代をまたいで輝く生き様の美学が全編にわたって埋まっています。物語に望みなくとも観賞しての宝は豊かです。

骸に添えなかった扇子をみて箍が外れたよし乃の哀しみが、思考をかき混ぜてくれて幕となる。最後の解釈は観客それぞれにゆだねたのかな、と解釈しました。

振り返って一番よかった点が何かを探りますと、俳優さんたちの演技と全体に枠を与えた監督の力でしょうか。身分格差を息遣いの一呼吸ごと、立ち居振る舞いの一挙手一投足、そらには骨身にまで染み込ませた丁寧な演技と映像、それが映像の緊張感となって物語が深く心に入ってきました。

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ピラルク

4.5ちりっと、心に残るやるせなさ

2025年4月16日
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みあさくら

3.0時代劇も日本語字幕がほしい世代

2025年4月13日
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鑑賞方法:映画館

知的

雨の日曜日 桜も散って路肩に模様の頃 昼さがり

しっとり落ち着いてみたくって、評価高いし、山本周五郎の時代が好きなので

期待して新宿武蔵野館行ってみた。

時代劇は 会話が 小声だし 武士言葉は元々聴きとりにくいから、

(侍タイムスリッパー みたいな、明快な分かりやすいコメディ とは違って)

字幕が、ほしいと思った。

ブルーピリオドの「 ごうどん」(千葉真一 息子)ほど、
セリフの聞きとれない奴はいなかったケド。

斜め後ろの白頭のおじさん ひたすら持ち込みお菓子に手を入れる音、噛む音 までまる聞こえ、

おまけに嚥下機能低下してるから 咳ばらいも時々、、。

大事なシーンの会話が かき消されちゃう。

ストーリーはひたすら地味、感動的シーンは 、、、。

頚動脈なら、血しぶき天井 屏風まで 染まったら 、と思ったけど海外出品意識か、

きれいにまとまっていた。

ラストシーン 空は茜色 「陽は落ちる」

こんな春の夜の雨の歩道、 人波の中、ちょっと濡れるのもよいかも。

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しま

4.52時間があっという間!

2025年4月12日
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妻の凛とした態度や言葉など同姓として尊敬する部分が多数あり、自分ならどうするのかという事を考えさせられる作品でした。
また、最後のシーンの良乃が耐えきれず泣いているシーンでは私も涙腺崩壊!

素晴らしい作品に出会えました。

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波乗りサーフィン