「みんな、観れるかな…」劇場版 BUCK-TICK バクチク現象 New World II たかさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな、観れるかな…
【異空】が大好きなので、いろんな会場の映像が観れるのは素直に嬉しいと思った
『名も無きわたし』を映画館の音響で観れたのは、本当に嬉しい
(ライブには敵いませんけどね)
儚いような綺麗さと力強さが共存する曲で、【異空】の中で一番好きな曲
美しかった
ライブバンドの日常を映画にしているから、当然ライブのシーンは多くなり、Ⅰと同様に色んな会場の映像が観れます
大阪で、福岡で、高崎で… そして4人の武道館
自分が観た公演の映像があるのは嬉しい
あの5人のステージから、もう2年が経とうしているのか
MCのシーンも結構あるので、色々思い出しました
大阪「髭の生えたお姉さんに追いかけられたスタッフ笑」
福岡「何着ていこうかしら、朝早くから並ぶファン」
なぜかこの2つのMCはとても印象に残っていた
ムビチケ&Blu-rayのセットを購入したから、手元に映像で残せるのも嬉しい
亡くなったことには当然触れると思っていたけど、まさか『絶界』を流すとは思わなかった
直立不動と聞いていたが、ちゃんとフリもやっているし、離れた座席だと苦しそうとは思わなかっただろうね
1曲目で転んだ(足にきていた)のが本当だとしたら、かなりフラフラで気力で歌っていたのかもしれないが、あの後、搬送されたとは思えない程ちゃんと歌っている
(涙でちゃんとは観れていません)
絶界が流れた瞬間、あの悪夢が一瞬で蘇ったが、元々映画の撮影自体は異空ホールツアーまでで終了していたから、その後の展開はどうしても取ってつけたようになってしまう
淡々と、いうか、お葬式モードにはならずに
テロップ〜Zepp haneda〜バクチク現象
とそのまま映したという感じ
(因みに、2024年 日本武道館 ナイショの薔薇の下
WOWOWで観れます
ご存知ない方でその後の活動が気になる方は是非)
あの時は、映画も結末変えなきゃ公開できない状態で、且つ、今後も活動するかどうか不明な状況だったでしょうね
そもそも公開するの?という状況で、映像が少ないのは致し方ない
監督とあっちゃんが挨拶した1ヶ月後、Zepp yokohamaで… なんて誰も予測できないよな…
なんて儚いんだと思った
あえて考えないようにしている人も沢山いるだろうけど、あの時のことは昨日のことのように覚えている
__
10/18、年末日本武道館公演の当選メールが届き、「ついにBUCK-TICKを武道館で観れる」と有頂天になっていた私
__
翌日10/19は体調不良で絶不調のなか、あっちゃんが倒れたとお知らせがあり、更にどん底に
あっちゃん体調悪いの?大丈夫?と朦朧としながら心配するが、2日経っても3日経っても、その後の経過報告はなく…
__
そして10/24、大切なお知らせが届く
__
自分のくじ運の良さもあり「人生で一番幸せ」と思っていたところからどん底まで落ちた一週間
ここまでの感情の落差があったのは初めてだったかも
多分劇場でもそれを思い出し泣いてしまったであろう方が結構いて、終わった後もすすり泣く声がしたので、観るなら夜かな…
ファンなら観てほしいかな…
ただ無理はしないで
この作品はわたしの【宝物】にしたいと思う
生涯大事にするし、繰り返し観ます