「Be brave!」BADBOYS THE MOVIE ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Be brave!
原作はちょろっと見た事はあるけどな〜くらいの認識で、ジャストな時間帯にあったのでそのまま鑑賞。
特典はビッグステッカーでした。
王道も王道を突き進むヤンキーもので、物足りなさと展開の早さはありましたが気楽に楽しめる1本ではありました。
ワルに憧れる主人公が自分を変えるためにワルになっていくという王道な流れをやっており、それを現代的エッセンス交えてみましたという感じで、作風的には「WINDBREKER」的なものを感じました。
テンポの良さが今作ではかえって悪い方向にいってしまっており、主人公が突然強くなったかと思ったら、チームの一員になり、そうかと思ったらいつの間にか頭になり、そうかと思ったら全面戦争になっていたりとでハイテンポで進んでいくのでまだうまいこと咀嚼できてないのに強くなっていく流れは仕方ないとはいえもうちょっと丁寧にできんかったんかなーとはなってしまいました。
ヒロインとの出会いとかは良かったんですが、その後の展開はとんとん拍子すぎやしないか?となってしまいましたし、わりかし扱いが雑なので最終的な関係もイマイチそうはならんやろ感が強かったです。
喧嘩シーンもといアクションシーンはどうしても物足りなさがありました。
派手に動き回ってる風でどうしても一つ一つのアクションを堪能することができず、アクロバットなものも少なめだったりとで、そこに注目して観に行った身としては少し残念でした。
ストーリーの落とし所もスッキリしないのも惜しいところで、負けて終わるというのはこの手の映画ではある程度捻じ曲げてでも勝ってほしかったなと思いました。
序盤からご都合的な展開はあるはずなのに、急に現実に引き戻すじゃんとなってしまいました。
ただ全体的にポジティブではあったのでギャグシーンなんかは面白かったですし、令和と昭和を行ったり来たりするチグハグ感も一周回って楽しめたのは良かったです。
役者陣もキラキラしていてマイルドヤンキーというところに落ち着いていて良かったと思います。
チーム名の当て字はめちゃくちゃにめちゃくちゃで好きでした(語彙)。
ドラキュラとかどないなっとんねんと笑ってしまいました。
豆原くんはじめファン向けに作るという点では良いところいってたと思うんですが、商業的にこのジャンルで作ったのは果たして正解だったのかというところには疑問が生まれてしまうところです。
続編もありそうですが果たしてどうなるか。
やっぱヤンキーものはバチバチやりあってこそなんぼですね。
鑑賞日 5/31
鑑賞時間 18:40〜20:40