おばあちゃんと僕の約束のレビュー・感想・評価
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タイのリアルな生活
どこかで観たような、よくあると言えばよくあるストーリーだけど、古今東西、みな考えることは同じだなと思い、大好きなタイがまた身近に思えてきた。バンコクの路地裏の生活感溢れる描写、老い、独居老人、核家族、どこかで見たような診察待ちの様子(脱いだくつを並べるってのがナルホドなぁー)と治療の見込み無しを告げる医者、葬儀の方法、あるあるの叔父さんたちと上昇志向バリバリの義姉(娘をインターナショナルスクールに通わせているところなど笑った)。たぶん中国系(広東系?)のタイ人故に、中の中か中の上クラスの主人公。遺産相続の思惑が渦巻くところは世界どこでも変わらないなぁと納得。ああ、またバンコクに行きたくなった、それもチャオプラヤ川の向こう側に。
タイの文化も興味深い
超泣けた!
お婆ちゃんと孫は最初は仲は良くなかったが、一緒に暮らし始めてから情がお互いでてくる。
とにかく孫が可愛かった。
ぶっきらぼうで雑な感じがザ男の子(笑)
タイ語を話す中国人ってフレーズは笑えた。
彼は中国人なのか⁉️→タイ人には見えなかった。
親兄弟がやや遺産争いムード。
お婆ちゃんが癌になったが、泣かせようとする映画ではない。
後半は3回泣いた。
お婆ちゃんに愛する人を間違えたよって孫が言った時のお婆ちゃんの心境が痛かった。
次にお母さんにお婆ちゃんが1番愛する子供は決められないって言ったシーン。
最後の孫の墓に向かう時の清々しさと悲しさが混ざった表情のシーン。
凄く良い映画でした。
お婆ちゃん、天国でゆっくりしてね。
ドラマチックではない所が良かったです。家族の中で起こるちょっとした...
心にジーンと来ました
試写鑑賞。
タイ・バンコクの古く美しい風景の中で織りなされる祖母と孫の心温まる交流を、ユーモアを交えながら描き、本国タイのほかアジア各地で若者を中心に支持を集めたヒューマンドラマ。
家族ってこうゆうところあるよね。死を願ってる訳ではないけど金の無心に来たりさ。
そんなダメダメ息子でも親にとったら可愛いし心配なんだろうね。
孫も最初はお金目当ての今の若者って感じでしたが、祖母と一緒に暮らすうちに気持ちが変わっていく様子がとっても良かった。
いつも父が縁側で杖を付いて外を見ている姿がこのお祖母さんと重なり、無性に父に会いたくなりました。会いに行かないとな。
とにかく良かったです!誰が観ても心にジーンと来ると思うな。
共感できる人も多いだろう
カンボジアで鑑賞。本作の予告は劇場で何度も見ていて、これは中国映画だと思い込んでいたが、実際にはタイ映画で、原題は Lahn Mah (หลานม่า 「おばあちゃんの孫」) というそうだ。
ここで扱われるのは、老人の死との向き合い方、介護問題、それに伴う親子の確執とわだかまり、遺産相続問題、そしてそこに顔を出してくるいまだに根強い家父長制の問題、等々。
言うまでもなく、どれも日本の家族にとっても身近な問題ばかり。本作が公開されている東南アジア各国でヒットして感動の渦に包まれているのも理解できる。
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(2025/6/14 日本での鑑賞後に追記)
登場してくるおじさんたちは実際、どうしようもない人間として描かれているが、大人になった今、それぞれの生活や家族があり、それぞれの事情を抱えている。その結果、親の遺産の取り合いで兄弟姉妹の関係がボロボロになった話は日本でも決して珍しくはないはず。その一方で、「親の心子知らず」という諺も脳裏をかすめる。
物語の舞台はバンコク郊外で、トンブリという古都にあったタラートプルーという地区で、昔ながらの下町情緒あふれる街並み。良い意味での田舎の町感が、本作に初めて触れたときに住んでいた街近辺の様子も彷彿とさせるものがあり(列車は通っていないが)、その時には対して感じなかったものが、いざ離れてみると意外と感傷的な気分になる。
また、主人公たちの家族が中華系タイ人だということもあり、完全に東南アジアというより東アジア的なルックスと価値観が混在していることで、日本人の観客にも親しみやすさを感じさせる要因となっている。作中で重要な役割を果たす清明祭(タイ語で「チェンメン」、沖縄方言では「シーミー」)などもその一例であろう。
観賞後に、本作につけられた英語タイトル “How To Make Millions Before Grandma Dies” と邦題を比較ながら「誰が 誰に どんな約束をしたのか」と考えてみると味わい深いのではなかろうか。
ただ、前の鑑賞時にその一年後に国境で紛争めいた事態が生じ、カンボジアでタイのドラマの放映禁止になるといった事態が起きるとは予想だにもしなかった。家族のことを想いやれる平和な世界が続くことを心から祈る。
おばあちゃんの願い
ガンである事が判明したおばあちゃんと、孫そして家族の交流を描いたタイの作品です。
昨年(2024年)ベトナムに行った際に現地での移動時間が長くNetflixを漁っていたところ出会った映画のうちの一つです。日本語字幕も付いていました。
大きな山場みたいなものはなく、ところどころに祖母を思う孫の優しさを感じる事ができて、じんわりと心が温かくなるような作品です。
おばあちゃんがとても可愛いのですが、性格はサッパリしてて割と塩対応なのです。あまり芝居ががっていないところがとても良くて観終わる頃には自分も完全に家族の一員になっていました。
ベタだけど、大切な家族や人には言葉や行動で気持ちを示そうと思わせてくれる良い作品でした。
とっても、とっても、いいお話し☺️
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