おばあちゃんと僕の約束のレビュー・感想・評価
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動機は何でもあり、人間としての大事さを心に刻めれば。だね
一言で表せば、「心に染みた」でした。
人間関係が希薄になるのは日本だけのことではないのですね。
それなのに、お金が絡むと親族内に目の色が変わるものが現れたり、諍いが起こったりするのも万国共通のようですね。
おばあちゃんの、一本筋が通った生きざまが素敵だった、でも、ダメな息子が可愛いと甘やかしてしまうのも憎めなかった。
紆余曲折ありながらも、ラストはこうあって欲しいなと願う方向に収まって、柔らかな気持ちになれました。
ワタシ的には、主人公エムが「4:11」のアラームと共にシャキッと目覚められるようになったシーンが一番のお気に入りです(お粥は作らなかったけどね)。
今月、年老いた母の顔を見に帰省したばかりで、その時に兄が母とのツーショットを撮ってくれたのですが、その時に「もう握れないかもしれないから」なんて呟きながら包み込んでくれた母の掌の温もりをちょっと思い出したりもしました。
計算されつくした映画
多分、1番前で観るないし耳のいい人しか気付かないと思う。
日常音、ありがちなピアノ曲と下手なタッチと思いきや、映像とマッチしており、エンドロールに入ってエンディングソング最後の最後まで細部に渡る自然さが憎い。
日々の暮らしから、シナリオの鉄板1要素、時間限で家族ひとりひとりの感情、状態がただ淡々と流れていくだけのストーリー。
タイトルで大体の内容が読めるが、主要キャストがその役者だからという演じ方ではなく、キャラクターにブレがなく、家族の誰かに似た癖があるところまで演じきっていることに気付いただろうか。
ただそれだけを映画というダイナミックな媒体に創り上げた今年観た中で1番計算されつくした完成度の高い映画。
孫エムの表情や佇まいの素晴らしさに心打たれる
孫とおばあちゃんのホンワカした心温まる映画と想いきや、ある意味に現実的で切なさをまとった映画だ。
冒頭から登場人物の全員、孫やおばあちゃんも含め、誰にも共感できないところから物語が進んでいく。
誰もが他者を信用せず、自己都合ばかりで、観ていて気持ちは重くなるばかりだった。
バラバラで暮らす家族なのだが、打算によって始まる孫とおばあちゃんの暮らし。
生活の時間を共にすることによって芽生えてくる信頼や互いを想う気持ちが絆となっていく過程が、孫エムの表情や佇まいを通じて見事に表現されている。
計算高かったり、面倒くさがったり、お金が欲しかったり、選ばれずに悔しがったり、そして普通に気遣ったり、優しかったり、無邪気であったりと。
実に素直で正直なキャラクター造形が見事で、それを完璧に体現している孫役のプッティポン・アッサラッタナクンが素晴らし過ぎる。
ストーリーではなく、人物の何気ない表現や仕草が涙を誘う、そんな映画だ。
中国系タイ人のお粥を売るおばあちゃんの話
おばあちゃんっ子だったな
タイトルなし(ネタバレ)
最後の表情が良かったな(悲しいんだけど😢)
今寂しさがおそってきたかのような、唐突な泣き顔。おばあちゃんがいなくなってしまったのを、不意に感じた孫。
最初の思惑なんかどっかいっちゃって、ホントにおばあちゃんとずっと一緒にいたかったんだなぁ😢ダメ叔父にまで情けをかける立派な男になりましたよ、おばあちゃんのお陰で。
おばあちゃんに家を買ってあげる、という幼い頃の約束とは違う家を買った孫。
大金を残されたと知った時、あぁあの家を買ってあげるんだな!と見事な伏線回収。(こういう回収は大好物です)顔を歪めて泣いてしまった😭
おばあちゃん役の方。素敵な方だったなぁ。
休みに出掛けて来て良かった。
花の撒き方を教えるのも(そうするんでしょ?)ニヤリ。化けて出てほしい、とおばあちゃんに見せたんだよね。
おばあちゃんは僕の1番だ
おばあちゃんと僕の約束
おばあちゃんと孫息子のエムとの交流を描く
主人公のエムは大学を中退して、ゲーム実況者を目指すべく毎日実家でゲーム三昧
癌が見つかったおばあちゃんに会いにいくように母から頼まれていたが、初めは乗り気でなかったエムは、いとこのムイがおじいちゃんの介護をしたことで、おじいちゃんから豪邸を受け継いだのを見て、自分も楽して暮らそうと考えたエム
なんて安直な
おばあちゃんも、急に一緒に暮らすと言い出す孫に呆れながらも生活を共にし、エムを「どうしようもない子」と何度となく言う
でもそれが
エムにとってもおばあちゃんが大事なものになっていくし、おばあちゃんにとってもエムが大事なものになっていく
エムは確かに「どうしようもない子」かも知れないが、本来すごく優しいし純粋で、一緒に暮らすうちにおばあちゃんの事を1番に思うように
おばあちゃんも「どうしようもない子」といいながらも、お粥を一緒に売ってくれたり何かと助けてくれるエムを、居てくれて良かったと思うようになる
けれども
家を相続となるとおばあちゃんにも考えがある
家を相続するのは自分と思い疑わない長男
おばあちゃんが末期ガンだと分かってもなお、地に足が着いた暮らしをしない次男
ただ、おばあちゃんの事が心配なあまり、気持ちが空回ってしまうエムの母親である長女
息子は家を継ぎ
娘は病気を継ぐ
この言葉が重くのしかかる
そしておばあちゃんが相続させたのは・・・
おばあちゃんの晩年を一緒に過ごしたエムは
自分に相続させてもらえなかったことを悔しく思い、大好きなおばあちゃんに辛くあたってしまう
それでもおばあちゃんが大好きなエムは
どんどん弱っていくおばあちゃんのそばに寄り添い、とうとうお別れの時がくる
誰が一番好きか聞いておばあちゃんを困らせたエムは
ボクの1番はおばあちゃんだと
『おばあちゃんと僕の約束』ってなんだったんだ?
と思っていたら
おばあちゃんが亡くなってから
その約束が明らかになり
おばあちゃんの
なんとその懐の深さに感動した
何度もじんわりきて
最後は涙が溢れてしまった
涙は全く出ません
タイの華僑のお墓は琉球と似ている
おばあちゃん可愛い
多少都合の良い結末にはなっているけれど
丁寧に作られたハートフルなお話しです。
主人公の孫は、多少利己的ではあるけれど、祖母との交流で家族とは何かに気がついていく感じがしました。
多少都合の良い結末にはなっているけれど、まあ、許容範囲でしょう。
良かった良かった。
予告編では「お前も遺産目当てなんだろ?」というおばあちゃんの台詞があったように思いますが、本編には無かったような?
ハートフルな映画
当たり前だと思っていたことに気づかされるのは、時に物語を通してだと面白いものです。
私の最大の後悔は、祖母の最期にいなかったこと。旅先で訃報を知り、帰国後にはお葬式も終わった後でしたので未だに胸に引っかかったものがあります。
"ありがとう"も"さよなら"も言えずじまいですので。
今現在の生活スタイルを的確に反映しており、家族の複雑な関係性と愛する人を大切にすることを描いた心温まる、そしてユーモラスな映画でした。
誰しもが永遠にそこにいるわけではありません…でも、愛は永遠に続くんですね。
この映画はありふれた日常の話です。
どんな些細なことも自分たちの経験と繋がり温かい気持ちになるでしょう。
祖父母のことを懐かしく思います。
大切な人を想うステキな映画です。
祖母の事
良い映画
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