8番出口のレビュー・感想・評価
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最後に見事に集約
良作。
おじさんが面白過ぎた
ゲームの内容にどうストーリーをくっつけるんだろう?とワクワクしながら観ましたが、成程、こうきたかーと思いました。
特におじさんのバックストーリーのくだりがめっちゃ面白かった。
もうこれは助演男優賞はおじさんで決まりですね。
勿論メインの二宮さんのストーリーも良かった。
異変に気付かないで突き進んで0番に戻った時の暴れっぷりなど数あるゲーム実況の絶叫と脳内リンクしてニコニコしながら観れました。
ラストのオチも含めて短編の小説を読んだような爽やかな読了感がありました。
ただひとつだけ気になったのが喘息の描写ですね。
二宮さんの吸入器の使用方法がちょっと雑過ぎると言いますか、アレの正しい使い方を知ってる身としては「多用し過ぎると心臓に負担がかかり過ぎて余計にしんどくなるんだけどなー」と雑念が過ってしまいました。
1回使用した場合、すぐに2回目を吸わない方がいいんですよね本当は。ただそんな風に冷静では居られなかったからああいう描写になったんだろうとは思いました。
続編が出たらまた二宮さん主演で是非観てみたいですね!
∞
あのゲームをどうやって実写化するんだろうというところに注目していましたが、ニノを采配してきた時点でかなり力が入っているなと思い期待値が上がりました。
ほぼ満席だったので泣く泣く一番前の席で観ましたが、雑踏が聞こえなかったので結果オーライでした。
しっかり1本の映画になっていたなと思いました。
安っぽい作品に仕上げるのではなく、しっかりゲームを踏襲しつつも視点を変えたりしながら進めていきますし、メタファーを交えつつの展開もメリハリがあって、8番出口という題材からよくぞここまで仕上がったなぁと感心するばかりでした。
付き合っていた彼女が妊娠したことがきっかけで悩みが肥大化していき、気がついたら8番出口へと向かう駅行路に迷い込んでいた男の話であり、そこで起きる異変を見つけながらルールに沿って進めていくというゲームの要素をしっかりと落とし込んでいるのも好印象でした。
序盤に電車内で泣いてる赤ん坊を泣きやめさせられないお母さんに叱責するサラリーマンがおり、みんなも注意しないし、自分自身も注意できない事にモヤモヤしていたという展開がストーリーの1つの軸になっていくというのも興味深いところです。
異変が見つかったら引き返し、異変が見つからなかったら引き返さないというシンプルなルールの元進んでいくので、絵面はそこまで変わりませんが、ニノの体感型ゲーム実況をスクリーンで眺めているという感じで観るのがベストだなと切り替えられたのが功を奏しました。
ゲームをやっている時にも思いましたが、こう見るとステージ自体かなりコンパクトだなぁと思いました。
2回しか通路を曲がらないですし、ステージギミックはポスターの変化を含め微々たるものなので、ゲームをやるならまだしも映画となるとかなり難しかった思います。
ジャンプスケアに全部頼るのではなく、原作要素を交えた驚かせ方で工夫されていたのも好印象でした。
視点変化でおじさん視点や子供視点を入れてストーリーに変化を加えており、特におじさんはおじさんで葛藤しながら進んでいたんだというキャラクターに寄り添える作りになっていたのも面白かったです。
映画なりの脚色でホラー要素が追加されていましたが、正直そこまで活きていたかというと微妙なラインだった気がします。
バカデカネズミの大量発生はモンスターパニック要素で異変どころの騒ぎではないですし、突然の大洪水からの違う空間への移動っていうのもぶっ飛んでてうまいこと飲み込めないのでなんとも言えない追加要素だったなと思いました。
あとそこまで8番出口で苦労している描写が描かれないので、そこまで悔しがらないでも…と思えるシーンがあったのは惜しいな〜と思いました。
オチでの心情の変化を異変とうまいこと繋げて最初の電車のシーンになるというのもエッジが効いてて個人的には親指を立てたくなるくらい良いオチだったなと思いました。
今作は間違いなくニノが引っ張っていたなってくらい1人演技の時間が多く、ニノじゃないとダメなくらい凄み全開でした。
喘息という密室空間だからこそ頻繁に起こってしまう症状に納得いくものにしてくれたのもニノのパワーがあったからだなと思いました。
河内さんの変わらない表情と動きが凄まじすぎましたし、そりゃカンヌでAIなんじゃない!?と思われるのも納得の静かに狂気じみた演技で最高でした。
中々実験的な作品でしたが、邦画を間違いなく盛り上げてくれる存在なので、ロングヒットに期待です。
鑑賞日 8/30
鑑賞時間 10:40〜12:30
おじさんも色々あったんやな
原作ゲームファン。ストーリー的な部分が原作はあっさりしてるのに比べ映画ではかなり濃厚。主演二宮和也を"迷う人"の位置に置き、妊娠や赤子に対する社会的なテーマを中心とした話。
原作ではとくに触れられなかった部分に沢山触れられててよかった。特におじさん。ファンブック見てるみたいで楽しかった。おじさんも人の話をちゃんと聞く姿勢があれば何かに向き合えたかもしれないのにね。
ラストシーンが色々解釈あるよう。私はこの映画ではあの異空間の通路を"迷う人"達が異変探しを通して決断出来るように成長させる通路として描きたかったと感じた。つまりあのラストシーンも自身が下した決断と向き合う事への恐れを表してるのだと解釈。
レビューでも何度か見かけたけどとても哲学的。原作では低めの赤い波が襲ってくるシーンがまさかの超リアルな津波だったり。まあ津波だったのは流産を意図していそうだけど。子供がどう足掻いても流されてしまう状況で迷う人が助けるという状況こそが決断の瞬間だったのかも。
印象的なのはコインロッカーベイビー。「お前が殺そうとした赤子が泣いてるぞ」とでも言わんばかりの迫力だった。
イライラ、モヤモヤする映画
ゲームはやらないので分からない。ワンシチュエーション映画で、同じところをグルグル回ってイライラする。初めは変化が微妙で、「ニノ、そこだよ!」と言いたくなる。オジサンの不気味さが途中でなくなるので、どういうこと?と混乱する。ニノが出るから見たけど、他の人が主役だったら絶対に見なかった。そして、小松菜奈の無駄使い。何で通路に閉じ込められたのか、訳が分からなく、夢落ちや異世界に飛んだらイヤだと思ったけど、それとも違う。電車内のトラブルを見て見ぬふりをしたから? 自分の問題から目を逸らそうとしたから? ニノの最後の行動は? やめてくれ、そんなラストは望んでなかった。
結局は、誰もが無限ループの人生を歩んでいるんだよということ?
脚本に疑問
予想以下でも予想以上でもなかったです。前半は同じ事の繰り返しで少し退屈でしたが、途中結末が見えてきたあたりから安心して観れました。
疑問に思った事を述べますと、ゲームの世界に迷い込んだのにあまりパニックにならずに何故かすんなり受け入れた所に疑問を感じました。必死に出ようとしたり試行錯誤していたらもう少しリアルだったかもしれません。
あと、エンディングで子供の尊さを実感して改心したはずなのに、最後赤ちゃんが泣いてるのを助けずに見て見ぬふりをした理由が分かりませんでした。これもゲームのストーリーなのでしょうか?あんなに子供の大切さを感じてたのに、あのエンディングにはびっくりしました。
全体的にはよくできてると思いますが映画館で観なくてもいいと思います。低予算なのかほとんど同じ景色でした。
追記 コメントありがとうございます!エンドロールは観ずに席を立ってしまった為知らずにレビューしてしまいました、ハッピーエンドで良かったです。教えて頂きありがとうございます
ゲーム実写化の傑作
演者、ストーリー、劇伴すべてとても良かった。
IMAXおすすめです。足音や息遣いからループ空間の閉塞感が伝わってきてこちらまで息苦しくなる。
二宮和也の演技力は本当にすさまじい。最後の表情は必見。
サビのない映画
冒頭主人公目線から入り、視点引いて主人公写り迷う男のテロップ、楽しめそうだと思った。
そこから地下鉄内ループが始まるが、ゲームでは必死に異変を探すのであまり感じなかったが、映画は第三者として見ているので、同じ場面を見せられる事に早々に飽きがきてしまいそうだなと不安になる。結果的に自分はやはり飽きた。
ただその飽きはループ最中のいらない電話のやりとりだったり、海のシーンだったり、謎の男の子とのやりとり全般が飽きを更に加速させた様に感じた。
そのシーンを無くして、おじさんパートの様にJKパートも取り入れておじさんとは違うゲームオーバーの仕方か、他に仕掛けを考えた方が良かったのではと思ったし、おじさんのパートをもっと長く見てた方が面白いんじゃないかこれ?とも思った。
それ位おじさんの演技は良かった。
主人公の途中で治る喘息、異変があったら即Uターンして戻らず襲われるまで待つスタイル。映像として異変を見せたければ半分以上進んで発生させたり矛盾をなくしていかなければ見てる側はシラケてしまうし、全くハラハラドキドキ出来ない。
これは映画ではなく【世にも奇妙な物語】の1エピソードが丁度良い。たまたま家で流していたテレビで放送されていて、おっ?と気になってとりあえずは30分最後まで見ていたんだけど傑作選には入らないレベルのストーリー。
なんだこれ
映画の最後にサングラス掛けたストーリーテラーに締めて欲しい…
きっかけ
こちらの映画は、観るつもりはなかったが、レビューを観てると感動した!!と記載されていた。
感動した??は?いやいやゲームを映画にしただけやろ??しかも、地下歩いてるだけの!!
感動??うせやろ??
その疑問が強すぎて観に行きました。
あらすじ
喘息持ちの主人公が、とある理由で地下鉄を利用する。
途中目にしたくない光景を目にしてしまう。
自分の視界から消したい主人公。
仕方なく電車から降りる事に。
とりあえず、出口を探す主人公。
しばらくすると、長い地下道につく。
歩いても歩いても同じ景色。
やがて、主人公は同じところを何度も何度も歩いてる事に気付く。
焦った主人公は地下道のある案内板に気付く。
そこには「異変を見逃さないこと、
」「異変を見つけたらすぐに引き返すこと」
「異変が見つからなかったら引き返さないこと」 そして、「8番出口から外に出ること」と書かれている。
まんま、「8番出口」。
果たして主人公は、このタイムリープから出られるのか。
そして、ストーリーはどーなっていくのか…といった映画。
感想
いやぁ~面白い!!実に面白い!!
見せ方が最高に良かった!!
これも、「カメラをとめるな」みたいに見せ方で興味を誘う映画だなと感じた。
ただ、少し気になったのはあのオジサンの過去のクダり。あれはいる??って思った。
そこを見せたら女子高生の過去も気になってくる~って思った。
まとめ
わりとホラー要素強めに作られていると思った。
なので、心臓が弱い人やホラー映画嫌いには注意が必要かも。
後、この映画、映画を観る前に必ず「8番出口」のゲームをやるか、ゲーム実況者の動画を観てからいった方がいい!!理由は監督の「8番出口」愛をビンビンに感じれるし、何より、映画を100倍楽しめる事が出来るからだ!!これだけは断言できる!!!
最後に一つ言わせてもらうと、この映画は感想が言いやすいように作られていると感じた。
だから友達や彼女と行くことをオススメする。特に最後の終わり方は、僕的には凄く意味深に感じた。
残念ながら、一人で観に行ったので語れる仲間
はなし…語れる同士を募集中ですwww
とにかく、友達や恋人同士で観に行って映画の感想を言い合って下さい。そこが絶対楽しい映画だと思う。
そして、僕のタイトルの事も思い出して下さい。
30代より上の人なら「なるほどな」となるはずです。皆さんも是非~
ちなみに、この映画で感動展開は微塵もなかったです。ただ、ゲームをここまでのストーリーにした事はスゴいと思ったし、その点はスゴく感動した。
話題作なのに点数が低いんだなと思いつつ鑑賞してみたところしっかり面白かった。
低評価のレビューをいくつか見てみたところ
①余白のある映画が苦手な人が酷評している。
②映画じゃなくてゲームやってればいいのでは?って感じの人が鑑賞してしまい酷評している。
って感じでした。
なので、上記に当てはまる人で見たいと思っている人はハマらないと思っていた方が良いと思います。
ただのゲームの実写化じゃなかった!
主人公はいろんなものに目を背けてる
ワクチン 政治 自然災害 あらゆるニュースを指でスクロールして 目の前で起こる“釈然としない事”もスルー
しかし”ゲーム“に巻き込まれる事により間違いを見つめ自分で判断し進まなくてはならない そこから目を背けたら“ゲーム”の中から出られなくなる
ラストのその”釈然としない事“に一歩踏み出す主人公に拍手
自身の異変に気がついて!
それぞれが必ずひっかかる何かがあるのではないかと思う。(自身でみたくないもの・触れたくないもの・向き合うべきもの)
見終わったあとから、気になるところがループして思い出される。
ループも捉え方次第で、日常・細胞・人生・出来事…いろんなことに置き換えられる。
輪廻転生すら抜け出すことが、魂の目的なんじゃないかと思う。
深い探り方でたくさん楽しめる一方、
映画を観た帰り道に、サラリーマンのおじさん(歩く男と同じ風貌)と面白いほどたくさんすれ違って、思わず「おじさん」と確認してしまう(笑)
行きには気がつかなかった景色などにも目が行き、映画のちょっとした影響力にも面白さを感じました。
現代では薄れてしまっている気遣いや人間らしさを取り戻すべく警告のようにも感じ、黄色の意味にもハッとさせられました。
さらっと観て、自身の異変に気がつかないとループしますよ~♬
リアル8番出口
おもしろい!正直、驚いた。
エンタメ映画でもあり、社会派アート映画でもある。
導入の一人称視点から長回しワンカット風を多用することで8番出口のゲーム世界へ没入感がすごい。画が良いし全体の統一されたデザインが美しい。
何度でもやり直せるループゲームだが吸入器を要する喘息により主人公にタイムリミットが発生して緊張感と閉塞感が増す。自分まで本当に地下通路に閉じ込められているように感じた。でもゲームでおなじみの異変が現れると嬉しい。
主題歌にJPOPを起用せずボレロで大正解。二宮、河内、子役の俳優陣も素晴らしい。
実写映画化を聞いたときは真面目に作れずとんでもお笑い映画になるのではないか?と危惧していたが真面目にゲームの世界観を崩さず期待以上に面白く仕上がっている、本当に意外な出来だった。
ライトにゲームの世界観を楽しみたい人、考察の余地がある映画を楽しみたい人、正反対の両者ともにお勧めできる。賛否両論まっぷたつなのでレビューを読んだり映画好きの友人と観て考察して感想を言い合うのも楽しい。
いい落とし所で悪くない味だけど
実況でよく見てたゲームの実写版
元よりホラーだろうと期待?して観に行ったけど当然、ホラー慣れしてる人からは足りないかもな感じ…だが表現幅は割に豊かなので退屈はしない
脚本も悪くなかった、ループする風景の中異常に気づけるかと言うところを日常に落としこんでてふむふむな出来、元々川村監督は前作の百花でも無限ループ描写をしてるからここの表現はいい感じ
実況でよくある「あー!見逃してるよ!」な感じもありつつ実写化としてかなりいい落とし所に持っていってるなと感じた
と言うか、おじさんの造形エグい、まさにゲームから出てきたのではという再現度…一番褒めるポイントはそこだなと
ただ、わかりやすく脚本を仕上げてる割にしっとりとした出来でちょっと説教臭さを感じるかなと、芸術性の高さを出してるんだけどどうしても絵はループしてるからやろうとしてる事が上手くハマった感じはなかった
そして子供だけ存在がよくわからなかった
あの二人の子供なんだろうけど…何処から出てきて何処に消えたんだろうかって感じ…
あと気になった洪水の描写、災害大国の日本で原作では赤い波が来る異物感だから感じなかったけど警報が伴いあそこまでディテールのある濁流の描写にする必要あったかな…そうなるとニノは何故生きてるにもなるし海の描写もそう言う事…?ってなる…てか海の描写出すのは反則に感じる個人感情
まぁ総じて悪くない作品かなって感じではあるが、ちょっと鼻につく違和感も確かにある作りだなと…乗れたのか乗れなかったのかちょっと分からない
主人公が、気管支炎なの!?
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