8番出口のレビュー・感想・評価
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ゲーム+映画=日本発の新型エンタメ誕生
「幕切れの良い映画は名作」だと思いますが、幕切れに二宮和也氏の演技がピークに達するこの映画はまさに名作です。
ゲーマーと父親という二宮氏の2つの要素を存分に生かした(と観客は思ってしまう)演技の説得力。二宮和也ここにあり。
「異変を見逃さない」という原作ゲームのテーマを、現代社会や世界情勢の本質に、映画という装置でつなげたアイディアに脱帽です。
また、中絶問題が大きな社会問題であるアメリカでは、この映画の脚本と表現は、斜め上から殴られたような衝撃があるのでは?
東京に旅行経験のある海外の人には、東京の都市空間を追体験する極上のエンタメかも。
異色のダンジョン作品
流れが分かっていても面白かったのです。
まず、映像に合わせボレロから始まりボレロで終わる。この演出が上手い。
決して気の強くない男が地下鉄のダンジョンをもがきながらクリアーを目指す。それに伴いだんだん心が強くなっていく。
しかもフィールドが、例えばジャングルとか地下トンネルなどのありきたりなものではなく、ありきたりな地下鉄の通路を舞台として話が進んでいく。全く異色なダンジョン攻略映画作品です。
……この作品の元が大人気ショートゲームということでストーリーのおおよそがわかってしまうのが残念でした(まあ、わかりやすくて良かったと思う人もいると思いますが)。
やはり何もわからず!から初めてもらったら、完全オリジナルなら星5点でした。
(そういえば昭和後の映画作品って、宣伝や紹介で面白いところばかり映して説明しているのが多いけど、あれはよくないよ。)
でも、あのラストシーンは最高です。あの間が最高でした。
それから、エンドテロップのあの色の使い方、単純に見えるけど、あれは天才です。最近は全く見ません。この映画を締めくりつつ印象をしっかり残してくれます。
と、それから……あのおじさんがなんでああなったのか、あの女性はなんなのか、なぜこのダンジョンに入ったのか、例えば本当は本当に現世と地獄を分ける渡り通路だったのか?など想像をかきたてる作品です。
歩く男を観に行く映画
あるゲーム実況動画を見て8番出口を知り、初日に鑑賞。映画館に向かう電車内で、東京メトロの8番出口リアル脱出ゲームに取り組む人に出会う。館内は盛況。
ゲームを知っていたので、異変に対する驚きはなかったが、一緒に異変を探している感覚は良かった。
以下、いくつか雑感を。
◎特に良かった点
・おじさん視点の物語があった点。
→ああ、こうしておじさんはループすることになったんだあ、と納得。
?疑問点
・主人公の喘息設定。
→必要?後半、治ってる?
・子供の登場。
→一緒に出られたの?
・彼女の設定。
→通路内に出てくるのはどうかと。
何も考えずに、サクッと観るには良いかと。おじさんの河内氏の存在が秀逸。それを観に行く価値はあり。
不快な音が多い
ゲームプレイした人も驚くようにしたいのか、ゲームにない新しい異変とやたら不快な音で驚かせるようにしてくるところが多かった。
映画なりにストーリーや背景を付けたかったようで、ゲームには一切ない赤ちゃんの鳴き声の多用がしていましたが、不快でした。不快な気分にさせるためにあえて赤ちゃんの鳴き声を使うと言うのも、実に不愉快でした。
あとゲームやってたら6番まで行って、0番になったらたしかにキツイの分かるのですが、映画だと叫びすぎです。もう一回やり直せばいいだけです。
90分なのでギリギリ耐えられたと言う感じで、テンポも悪かったです。
ラストシーンが全て
妻と2人で行きましたが妻の評価はイマイチ。
私個人としては面白かったと思います。
子供がYouTubeで飽きる程見ていてそこからの知識からの感想ですが、とても再現度が高かったと思います。もっと怖い異変もあるのでしょうが小さいお子さんにも見てもらうにはこの辺が限界でしょう。R12にしてホラーに寄せるのは違う気がします。二宮くんの演技が好きな方には是非オススメです。特にラストシーンの表情が最高です。
これ、ゲームの宣伝でしかないんじゃない。
ニノが演じる迷う男。あら?名前出ないんだ。
最初、電車に乗ってて、うるさい赤ちゃんの母親を怒鳴る男が現れた。こりゃ事件発生かなと思ったが、起こらず。電車を降りて出口へ向かう途中で別れ話をしている妻から、妊娠していて病院にいるという電話がきた。どうしたらいいか相談されたが、返事はできず。病院へ向かう為に8番出口へ向かう迷う男。標識見ながら向かっているのに、出口に辿り着けない。何度も繰り返す同じシーン。常に現れる河内大和演じる歩く男。話しかけても動かない。まるで幽霊かよって感じだった。そして現れるガキ、まさか、死んじまった息子じゃないかって感じだった。とにかく8番出口をめざす繰り返し。誰も辿り着けない。天井から血液が降ってきたり、ポスターの画像の目が動いたり、ある女が出てきたり、何故だか分からない事だらけ。結局最後まで伏線回収できず、とても残念でした。
高評価の人には申し訳ない
これ映像化するにはかなりムリがあるのでは?
そして大変失礼ながら、冒頭から見ていてなんか不愉快。ラストに繋がるオチもあるのだが、電車内での赤ん坊のやりとりは酷すぎる。
そしてまた、咳き込む二ノ宮氏も必要あるのか?
そしてなんか小松菜奈との電話のやりとりもイライラするわ。
ストーリーも同じ事をしつこく繰り返すだけ。
さらになんか悪趣味な映像。
「世にも奇妙な物語」の1ストーリーでいいんじゃないですかね。
無限ループ
ストーリー性
ゲームにハマったので、一体これをどうやって映画化するのかと言う興味本位だけで鑑賞。予告編でも思ったとは言え、まずはやはりあの空間をほぼ完璧なまでに現実で再現しただけでも感動。ある程度ループで作ったのか、それとも編集で上手く繋ぎ合わしているのかを、メイキングで公開してほしいと思います。
前半20分程度は、主人公が異変を探しつつ8番出口を求める描写に終始。各所をチェックしながら進む姿は、まさにゲームプレイ中の自分と同じで少々ニヤリとしてしまう。しかし、その後はまさかのオジサン視点のストーリーに切り替わると言う超展開、ネットでは尺稼ぎなどと揶揄されつつも、役者の演技力もあり個人的には悪くなかった。ゲームをやっていれば偽の出口と気付くので、子供の忠告を無視して突き抜けていった彼はその後どうなったのだろうか。
その後は再び主人公と子供視点に戻るが、この辺りで大体の人はこの子供が未来の息子である事に気づいていたのではないかと思う。物語の9割はこの地下道で展開されていくだけに、このようなストーリー性を持たせた事は単純に凄いと思う。
気になる点と言えば、明らかに異変があるのにすぐに引き返さないシーンがままある事。暗闇の中で気色悪い生き物が現れた際は、流石に目を細めてしまった。ゲームでもグロい描写はなかったので、果たしてこのシーンは必要だったのかと思ってしまう。
そして、クライマックスの津波のシーンにおいても、音が聞こえた時点でそれはもはや異変なのに、何故かすぐに引き返さず結局巻き込まれてしまったのも非常に不自然。ゲームであればここでゲームオーバーで最初からやり直しなのだから、その通りに行けば映画でも0番からではなくてはおかしいはず。これは釈然としなかった。
レイトショーながら眠くもならず、最後までそこまで飽きずに観る事も出来たけども、はっきり好き嫌いが二分されてしまうかと思う。もしテレビや配信なら途中で脱落してしまったかと思うので、映画館だからこそ最後まで観れたとも言える。
地下鉄構内で全てが完結する小さな世界でのストーリー。序盤に迷宮脱出...
本編が宣伝を超えなかったかも、、
ゲームも原作もあえて知識を入れずに鑑賞。
正直な感想は星の通りです。
主人公・二宮和也の日常の悩み、葛藤とゲームの設定を重ねたのだと推察しました。
ニノと「おじさん」の演技はなかなか。ニノの平凡で気弱なイチ青年、小市民ぶりも好演だと思います。
人間の日常の悩み、葛藤がどこかに存在する異空間に繋がってしまい、そこで自身の内面と闘うという構成なのでしょう。
途中、5番出口あたりまで進み、その後が主に映画オリジナルの展開なのか?
わたし個人の感覚としては、異変、進捗具合をもう少しだけ明確にした方が、さらに面白くなり、多くの人の気持ちを引き込めたかな~と思いました。全てをハッキリ、明確にすると面白く無いワケですが、そのメモリの調節をほんの少し傾けたら、、って感じです。
以下、わたしが良くも悪くも気になった、または把握できなかった点です。
・喘息の設定は不要かも
・子供はニノの未来の?過去の?子供を表しているものか(過去の場合は亡くなった子なのか?)
・「おじさん」は現世に戻れたのか?子供が行くなと手を引っ張っていたけど
・子供を見放さなければクリア?見放したらアウト?すると「おじさん」はアウトだった?
・この空間から出られても、姿がゲームキャラのように残るのか?または死んだから?
・女子高生に見えない女子高生もゲームキャラなのか?実在はするのか?
・子供も同様。ゲームキャラなのか、実在はするのか?転んだ傷が顔に残っており、ゲームキャラではない感じもあるが?それにしては感情が出なさ過ぎ。胆力あり過ぎ。
上記のについてお解りの方、是非ご教示をお願いいたします。
ラストは主人公が、ほんの少しだけ自分なりに強くなり、一歩前に進み、見て見ぬふりはしないぞ!たぶんこれから連絡があるはずの、子供ができたって事にも覚悟を決めるぞ!という終わりで、希望があり良かったですね。ほっとしました。
ただ、厳しい事を言うと、昔の角川映画のように、映画本編が宣伝を超えなかったかな、、とも
思いました。
原作のゲーム性を上手く再現できていたと思う
ホラー要素は薄く僅かだかグロテスクで異形な鼠型の生命体が出てくるのを除けばどの層も問題なく見れる内容であった。
少し前に話題になったゲームが原作でありその舞台の再現はとても素晴らしかった。
特にループしているのを表現するのに多分ですが、一発撮りでループをしていたところを見るとわざわざあの通路を長距離作ったところは凄いと思えた。
しかし、原作にはストーリーのようなものはほぼ無いため、完全なオリジナルストーリーとなっておりその部分がノイズとなっている感は否めない。
この後の予定と直前の彼女との通話、現状に対する混乱があるにせよ主人公の試行回数に対して嘆くのは早すぎてそこをダイジェストのように失敗を繰り返すシーンを入れればより感情移入できたのでは無いかと…。
途中同行する少年がいるけどこの子が何故か前半喋らず異変があっても指差し等も行わない理由が作中の主人公とおじさんを困らせるためにしか感じれなかった。
もう少しおじさんを悪い人間として表現すれば子供が信用できなくてこのような結果になったと思えた
。
おじさんは基本的に子供に対して紳士的な対応を取り、取り乱してしまっても直ぐに子供目線にしゃがみ謝罪をするために本当にいい方であまりに可哀想な結末だった。
一度、子供の件があったとはいえ、異変があったら「すぐに」引き返すというのを守れていなく最後の洪水なんかは警報が出て濁流が来るまでわざわざ待機してたのは流石に酷すぎる。
最期に主人公の成長を見られたがあのシーンは最初の時間に戻りやり直しているのであれば直前の電話に矛盾が発生する。
セットの都合上とはいえ、もう少し異変の数を増やしたりしてほしかった。
金額相応には楽しめたと思う。
映画を見終わった後も色々考えさせられる
ゲームからの映画化。実験的な作品。
本作は、「異変」探しながら地下通路から脱出するゲームからの映画化です。
ストーリーよりも体験するゲームです。これを映画化するとはかなりのチャレンジです。
そこで、主人公に設定を与えます。
人生に迷った男が「8番出口」の世界に迷い込み、「8番出口」から脱出しようとする中で自分の人生、生き方に向き合うことで「8番出口」に向かう。それは「生き方の迷宮」からどのように抜け出すのかという話となっています。
主人公が遭遇する「異変」は、単なるランダムなバグではなく、彼の不安や迷いとも深く結びついていて、最大の問題である「父」となったことにどう向き合うかを突きつけてきます。
また、8番出口ゲームからの再現度が非常に高かったです。あの通路がここまで再現されるなんて。長回しのワンカット風の映像演出が、観客自身も「8番出口」の世界に迷い込んだ気分になります。
ホラー要素はありますが、別ジャンルです。
実験的な作風の映画なのでミニシアター系といったところです。
冒頭とエンディングで「ボレロ」が流れます。同じ旋律を繰り返す「ボレロ」は、同じ地下通路を繰り返す展開により効果を出しています。ラストの思わせぶりも良い効果でした。じわりと余韻にしたれます。
世にも奇妙な物語の1エピソードを映画化した感じかな
ヒカキンが出ているとは・・。どこでしょう。
全893件中、581~600件目を表示
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