ズートピア2のレビュー・感想・評価
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1作目のほうが良かった
映像凄いんですよ、でも…。
命を懸けてくれるのが、本当のバディ
まだまだ続きそうですね。面白いから良いですけどね😸
テンポの良い全ての感情が詰まった作品。
前作のハードルは越えられなかったが最高の続編!
伏線回収やどんでん返しの教科書的なシナリオテリングで最高傑作だと思っている前作から10年。満を持して新作が出たという事で待ちに待ったぁ~。
偏見や多様性をテーマとしてアメリカ社会の現状を動物に例える事で分かりやすく、また生々しくならないように描いた今シリーズ。多種多様な動物(人種)が混在している社会で「誰でも何にでもなれる」とユートピア的な街で起こる差別、詐欺、ドラッグという裏社会の現実。
全ての要素を無駄なく完璧にまとめた前作と比べるとややシナリオ面では劣る今作だか、キャラ同士の距離を縮め、互いを尊重し「相手に伝える」大切さをテーマにする事でバディ(友情)のその先を描こうとしていた。
個人的にやや蛇足感を感じなくも無かったが、ズートピアという世界の過去や広がりを観れただけで満足。
中盤訪れる爬虫類達の隠れ家的な街の描写は素晴らしかった。国の管轄から外れ、無法地帯となりつつもその場所ならではのルールが出来上がった街。個人的に好き。
Try Everything に次いでシャキーラの新曲Zooが最高。
劇中とエンディングでのブチ上がりが半端なかった!
不覚にもディズニーポリコレ全盛期の現状を作った最初作品。ズートピア〜白雪姫までいろいろあったが、無理なポリコレ描写では無く、根本的なテーマ、世界観に上手く溶け込ませる事が大切だと再認識させられた。
その辺のややこしいテーマば全て今後のズートピアシリーズに預けて、他作品は伸び伸びと制作して欲しい。
ミッションインポッシブルみ
ディズニーの精神は死んでなかった
ディズニー作品の「2作目」には、正直なところ身構えてしまう。
『モアナ2』『アナと雪の女王2』『カーズ2』——どうしても不安がつきまとうシリーズだ。もちろん『トイ・ストーリー2』は例外中の例外として。
そんな中で今日観た『ズートピア2』は、格別だった。紛れもない傑作だ。
第1作の世界観を丁寧に受け継ぎつつ、その奥行きをさらに深く掘り下げ、ジュディとニックの関係性はより豊かに、より魅力的に描かれている。
「ちゃんと準備し、ちゃんと計画し、ちゃんと面白い映画を作る」。
その当たり前のようで難しい姿勢を、作品全体からひしひしと感じた。
ディズニーの底力はまだ死んでいない、と久しぶりに思わせてくれた。
近年のディズニー作品は、ポリコレだ何だと“積極的すぎるメッセージ”が前面に出てしまい、正直どこか押し付けがましく感じることも多かった。
じゃあ『ズートピア2』はそれと違うのか、と言われれば、根っこは同じ思想にあると思う。
では、何がこれほどの差を生んだのか。
僕の考えでは、現場の製作スタッフやクリエイターたちが「とにかく最高で、心から面白い映画を作ろう」という純粋な想いを貫いたかどうかだと思う。
上層部はビジネスを考えるだろう。だが現場には、ウォルト・ディズニーが抱いた“物語への情熱”や“観客を楽しませる心”を、今なお失わずに受け継いでいる人たちがいる。
『ズートピア2』には、その魂が確かに宿っていた。
本当に、本当に良かった
学びが多かった
世紀の大傑作!ではないが、全世代手堅く楽しめる一作
某おさかな系vtuberさんによると、本作の全世界売り上げはかなり天井ぶっ壊れ大会になるっぽいけど、最近のディズニーってFOX(ニックの事じゃないよ!)買収したからじゃないだろうけど、三振三振三振特大ホームラン!みたいな、本当にかつてのFOXみを感じる売れ方になってきたなぁ...。
ただぶっちゃけそこまでの期待は禁物。勿論つまらないというつもりは全く無くて、キッチリ手堅い続編という感じかな。
DEI推しと買収しまくりが加速するにつれ、どんどんドツボっぽい感じになっちゃってるのが昨今のディズニーなので、そこはかとない不安感も無くはなかったけど、作品によってはまだ大丈夫っぽい。そらそうか。数少ない、ディズニー幹部が伝えたいDEIメッセージをわざとらしくも説教臭くもなく伝えられる作品だしね。
やっぱズートピアはキャラクター作りが上手い。主役2人の凸凹ベストパートナーっぷりはモチ最高だし、前市長の開き直った沈黙ヒツジ振り...もとい悪役感とか、間違いない笑いを掻っ攫うスピード狂ナマケモノとかドーナツ好き虎とかのお馴染みメンバーもいいけど、新キャラのウマ新市長とビーバーインフルエンサーが最高!役者上がりの調子乗り感とか前歯による瞬殺木彫りとかの特徴的な使われ方を要所でするのが良い。
悪役のチョイ捻りの効いた使い方も良かった。主役2人が分かりやすく物理的に離れるシーンで若干のヤキモチ感(と言うかぶっちゃけNTR感w)を感じるとともに、一瞬チラと疑いはしたけど、本当にやってくるか!と。更に言えば、あの悪役の動機って実は凄く映画的にフレッシュだし、切実で共感できるものだと思う。子供向けと軽く考えない深い悪役のキャラ付け、凄く良かった。
後半の2人がお互いの気持ちをぶつけ合うシーン、全体的にほぼ告白なんだけど相棒感を強くしてるせいで恋愛感情の存在が曖昧なのは良いのか悪いのか...。
世界で一番、自分自身よりも大切な人ってそれもう相棒ちゃいますやん...。
男ツンデレの全開デレはアニメかつ動物ならではかなと思った。実写でやられたら少なくとも男の観客としてはとても受け止められないけど、ニックは可愛いやら清々しいやらとてもグッド。
最後バディセラピーで締めるのも良かった!
あと「蛇のアクションシーン」なんてのも前代未聞の挑戦だったんじゃないかなぁ。蛇の「走り」だけでもなかなか描かれることはないだろうし、定番の巻きつきから伸びたり縮んだり泳いだりぶら下がったり、新鮮だった。
ただ、ほとんど吹き替えしかないのは流石にどうなの...。tohoシネマズは普段行く地元2つと行き易い都内2つ調べたけど、全劇場全部の箱が吹き替えで字幕は0だったよ...。
今回ギャグは打率5割ぐらい。前作はもっと笑ったような?吹き替えによる部分も結構あったと思うなぁ。シマウマコンビの「シマって行こう!」の天丼とか完全に外してる感。
あとパロネタね。ゴッドファーザー一家の偽ブランド工場はおもろいけど、吹き替えだとマーロンブランドコピー演技が聴けず面白さ半減。別に吹き替えでももっと寄せる事も可能だったと思うんだけどなぁ。アゴを出してなるべく口を動かさずに嗄れ声で喋れば何とかなるって。
カンティーナ酒場パロは「ベタ過ぎる」「特にうまくもない」「空気読めてない」の3拍子で最悪...。
EP8あたりから始まった特大の連続やらかしも落ち着いてきた結果、ディズニーこそSW世界を滅ぼす悪の帝国ではという評価が定着しつつある昨今、ダメでしょコレ...。
あからさまなシャイニングパロとそれをぶっ壊す爽快感は楽しめたけど、こないだ観たウェポンズでももろシャイニングネタやってたけどナニ?これ流行ってんの?という感じ。
シャキーラは相変わらずちょっと浮いてる気がしたかな、やっぱ。吹き替えで見た今回は更に直前の日本語声優の演技声質からいきなり英語の歌に入るのもアレだし。
一番酷いと思っていて、以前からの問題が改善されていないのは、もろフォント丸出しの日本語書き文字!
最初に「アカンやろコレ」と思ったのはシュガー・ラッシュでヴァネロペが車体に書いた書き文字の日本語。
他の言語でもあんな感じなのかは知らんけど、見た人全部気になってノイズになると思うんだけどなぁ。
今回は古い新聞記事の切り抜きが多かったのでそこまでではなかった(それでも違和感あった)けど、大昔の書類の署名がまるきりフォント打ち出しなのは酷過ぎる。単なる手抜きだよね?あれ。言い訳できない低クオリティ箇所だと思うんだけど何故改善しないのか....。
そういやエンドロール後にあからさまな続編匂わせっぽい謎の茶色い羽根が落ちてきてたけど、3は鳥をフィーチャーする(「とりあげる」とは意地でも言わない覚悟)よ!って事なのかなぁ。
数少ない続編ウェルカムなシリーズの印象
映像とセリフの情報量が多くて…
大ヒット作「ズートピア」の続編。
確かに前作は面白かったし、後からそれぞれの動物たちになぞらえた、差別や偏見に関するメタファーなどを聞いて、その奥行きの広さに感心したのをよく覚えている。
そして本作。
まず、「映画泥棒」の後に任天堂のゲームCMが入ったのにびっくり。
スーパーマリオの劇場版アニメはディズニーじゃなくてライバルのイルミネーションとの共同製作だから。私は映画泥棒からは「本編」だと思ってたけど、いろいろあるんだな。
そんなことはどーでもいい。
やはり、キャラクターたちのチャームがすごい。
メインもサブも、出てくる動物たちの造形やその動き、性格付けにすべてオリジナリティがある。私のお気に入りは新しい市長!アクションスターであのタテガミと胸板!
再登場キャラも多いので、可能なら前作は復習しておくとより楽しめる。
でもやっぱりジュディがちゃんと可愛いのは大事。
動物の種類が異なるということから、バディの2人が安易に恋愛って展開にはならないのも頼もしい。
たくさんのタレント声優が登場するけど、上戸彩の達者さは前作どおり、他にも「柄本明!」「熊プロ!」「梅沢富美男!」と分かっても、それが全然観ていて邪魔をしないのは、さすがディズニーの吹替えクオリティの高さ。
後で吹替え声優のリストを見ても、どこに出てたのかピンと来ない人も多かった。これは、そのシーンで違和感なく演技できてたからなんだろうから、むしろ高評価。
内容は前作にも負けない陽気なアクションミステリー。テンポ良く話がどんどん展開する。
すごく面白いことは確かなんだけど、このテンポの早さが正直、私にはしんどかった。
かなり冒頭から映像とセリフの情報量がすさまじくて、(え?山猫?亀が殺された?誰?蛇が?何?)それもちゃんと後半に向けて整理されていくんだけど、その展開が早いので、自分だけが理解できてないのか、お話としてまだ謎なのかモヤモヤしながら観てた。
特に今回は、最後までかなり作為的にセリフの量が多く感じたな。
個人的には、もう少しゆっくり、主人公2人のやり取りを直接的な言葉の応酬ではない形で見ていたかった。
もうちょっと言えば、みんなが過去に縛られたまま今を生きているっていう窮屈さを、本作は強調しすぎているのでは?その結果「すべての原因も正解も過去にある」みたいに全体も窮屈な話になって、主人公の二人までが互いに懺悔し合うってのは、やっぱり話が閉じる方向に向かってる感じがした。
ただ、結果として前作の楽しさを越えてはいないけど、ここ最近の苦戦しているディズニー作品としては出色の出来映えだとは思う。
ぜひクリスマス・お正月に劇場へ、お仲間や仲良し、ご家族で。
音楽が楽しい!
ポリコレに対する有効打
最近の古典的おとぎ話の実写化や100周年記念作品のように、「政治的正しさ」を意識しすぎた挙げ句に大失敗を繰り返してきたことを残念に思っていました。
大失敗でない作品にしても、モブキャラまで多様な人種や性別を取り入れることで、おとぎ話世界のリアリティが今ひとつ損なわれていたものでした。
反面、「ズートピア」シリーズは登場人物を全て動物にしたことで、人種や民族云々のしがらみから解放され、思い切った表現ができ、強い皮肉も利かせることができた、と言えます。
一途で猪突猛進のウサギと皮肉屋でニヒルなキツネが、警官コンビとして前作以上に大暴れする作品ですが、しっかりと現代社会の皮肉も散りばめられています。
今回は哺乳類(草食動物+肉食動物)による爬虫類への騙し討ちと弾圧がテーマとなります。実際、欧米諸国も世界各国の先住民に対して同じようなことをしていましたっけ。
一歩間違うと、ジョージ・オーウェルばりのディストピア的な物語になりかねませんが、そこは力技とハッピーエンドと大団円で押し切った感じです。
大団円と行っても、現実世界と同様にかの世界も違う者同士が融け合えるのだろうか、るつぼではなく、あちこちでバチバチし合うサラダボウルになってしまうのでは?と思わずにはいられません。
実際、ヒツジの元市長は抑圧されてきた草食動物として怨念をくすぶらせていますし、ヤマネコ一家みたいに同種同族内でもいがみ合っていますし、利害と諍いの種は尽きまじ、と感じました。
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