ズートピア2のレビュー・感想・評価
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アクションや様々なキャラクターが楽しい!
流石、ズートピアの世界観がより深まって広がって、
楽しめた。
ストーリーは、かなりシリアスで、現場のパレスチナ問題をどうしても考えてしまう。
気になったのは、特に要らないシーン(前作のキャラを出すため)などがあるのは、少し気になった。
ニックとジュディの関係性を更に深掘りした、待ちに待った続編!
《吹き替え版》にて鑑賞。
【イントロダクション】
前作(2016)から約9年の時を経て、ニックとジュディのコンビが帰って来た!今回は、お互いに警察官として正式にコンビを組んだ2人が、ズートピア誕生に纏わる陰謀を追う事になる。
監督は、前作に引き続き、『ミラベルと魔法だらけの家』(2021)のバイロン・ハワード。監督・脚本には前作でも脚本に参加した、『モアナと伝説の海』(2016)のジャレド・ブッシュ。
日本より一足先に劇場公開を迎えた全米を含む世界各国では、初週末5日間のオープニング興収約5億5,600万ドルを記録し、ディズニー・アニメーション映画史上最高の世界オープニングを記録。また、実写映画を含むオープニング興収としても、世界歴代4位(『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォ一』(2018)、『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』(2022)に次ぐ)という大記録。
【ストーリー】
前作でベルウェザー元市長の企みを阻止した、ジュディ(声:ジニファー・グッドウィン、吹き替え:上戸彩)とニック(声:ジェイソン・ベイトマン、吹き替え:森川智之)は、ニックが晴れてキツネ初の警察官となった事で、正式にバディを組む事になり、1週間が経った。
ズートピアは市制100周年を迎え、新市長には元俳優のウィンドダンサー(声:パトリック・ウォーバートン、吹き替え:高嶋政宏)が就任していた。
ある日、ズートピア警察(ZPD)は波止場でアリクイによる密輸の情報をキャッチ。署長のボゴ(声:イドリス・エルバ、吹き替え:三宅健太)は、バディとしての振る舞いを先輩達の活躍を見て学ぶようジュディとニックに待機の命令を言い渡すが、当の本人達は単独で覆面捜査を開始していた。正体がバレ、アリクイの逃亡を追跡した結果、街は大混乱。ジュディは、密輸品のコンテナの中にヘビの脱皮した皮と思しき物体を発見するが、ボゴ署長をはじめとした先輩達は完全に御冠。
ニックとジュディは、現場を外れてパートナー・セラピーを受けるよう命じられる。コンビ結成早々、解散の危機に晒され落ち込む2人。帰宅後、それぞれのアパートで過ごす中、ジュディはリンクスリー家に代々伝わる手帳のニュース映像に、アリクイが運転していたキッチンカーと同種の車両を発見する。ポッドキャストで陰謀論を唱えるビーバー・ニブルズ(声:フォーチュン・フィームスター、吹き替え:江口のりこ)の番組によると、リンクスリー家の手帳は100年前に毒ヘビに盗まれそうになって以降、ズートピアでヘビを見た者は居ないという。
ジュディはニックを連れ、リンクスリー家のパーティー会場へと向かう。用意していた変装道具でパーティー客に成りすまして潜入する事を提案したジュディは、会場付近の駐車場に複数台のキッチンカーを発見。ジュディは、その中でも温かく車体に雪の積もっていない車両に目を付ける。ズートピアは、特殊な技術で気候別にエリアを分けているが、雪に覆われた冬寒いこの地域で、冷血動物であるヘビを運ぶには、車内を温かく保つ必要があるからだ。
会場に潜入して、公開された手帳を目の前にしたジュディだったが、リンクスリー家のパウバート(声:アンディ・サムバーグ、吹き替え:山田涼介)に声を掛けられる。ジュディの活躍から、彼女に憧れを抱くパウバートは、一族からは「出来損ない」の烙印を押され、浮いた存在だった。
そんな時、会場に潜入していたヘビのゲイリー(声:キー・ホイ・クァン、吹き替え:下野紘)が姿を現し、会場はパニックに陥る。ヘビは手帳を盗んでリンクスリー家の現当主・ミルトン(声:デヴィッド・ストラザーン、吹き替え:梅沢富美男)を連れ去って逃亡を図るが、ジュディは逃亡するヘビを追跡する。ヘビは、リンクスリー家こそが悪者であり、盗んだ手帳には一族の汚名を晴らす手掛かりがあるのだと言う。
ヘビを信じかけるジュディ。しかし、ヘビは駆け付けたニックにKOされてしまう。だが、現場の混乱の中、ボゴ署長がヘビの毒に倒れてしまい、誤解からニックとジュディはヘビの協力者として指名手配されてしまう。
2人は、暗黒街のボス・Mr.ビッグ(声:モーリス・ラマーシュ、吹き替え:山路和弘)の助言で、偽の身分証を渡され逃亡生活を提案されるが…。
【感想】
前作から約9年、スピンオフこそあったよう(未鑑賞)だが、待ちに待ったようやくの続編である。正直、前作の興行的・批評的大成功からすると遅過ぎたくらいである。
本作でも、個性豊かな動物達がそれぞれの魅力で物語を盛り上げている。
《ニック&ジュディ》
本作でもジュディ&ニックのコンビの魅力が炸裂しており、特にニックのジュディに対する思いが素晴らしい。
「初めて出来た友達、大切な相棒を失いたくない」という思いから、ニックはジュディの行動に異を唱え、時にジュディの態度に不満を抱きもする。しかし、それらは全て「ジュディの無事を最優先」に考えればこそ。ニックの行動は、その一点に終始一貫しており、口下手で皮肉屋な彼がクライマックスで思いの丈を打ち明けるシーンは、本作一の名シーン。ニック好きには堪らないだろう。
一方で、本作でのジュディの行動には思う所がある。前作は、ジュディが小型なウサギであるが故に、「警察官には向かないから」と周囲から不当な扱いを受ける中で、諦めずに「世界をより良くしたい」という思い(そして、少なからず「手柄を立てて、皆に認められたい」という思い)から、果敢に事件解決に挑む姿を応援する事が出来た。だが、本作では前作の事件解決によって既にジュディは市民のヒーローになっている。なので、本作のようにニックや周囲の忠告を無視して独断専行で捜査する姿は、例えその根底に「世界をより良くしたい」という思いがあろうと、冒頭の先輩や上司の命令を無視しての捜査の時点から少々行き過ぎており、それがウォーター・チューブの件でニックとのコンビ仲に亀裂が走るように、煩わしく見えてもしまう。
それでも、互いの違いを認め合い、コンビとして事件解決に挑む姿は、往年の刑事バディ作品のような抜群の安定感を感じさせる。すっかり立場が固定され、ジュディがニックを振り回す姿は、『ビバリーヒルズ・コップ2』(1987)や『48時間PART2 帰って来たふたり』(1990)を思わせる(どちらもエディ・マーフィ主演)し、その他にも刑事バディモノとして『バッドボーイズ』シリーズ(95、03、20、24)のマーカス&マイクコンビも脳裏を過ぎる。『ビバリーヒルズ・コップ』『バッドボーイズ』繋がりで言うと、シマウマ警官コンビのゼブルスの衣装が、まさにそれらを彷彿とさせる。
《ゲイリー・ダ・スネーク》
青い体表の毒ヘビ・ゲイリーは、一族が背負わされた不名誉な過去の歴史を払拭し、一族の名誉挽回を図って行動する。自身は毒ヘビだが、誤って噛んでしまった場合に備えて、毒消しを常備しており、性格はいたって温厚。
ポスタービジュアルでニックとジュディを絡め取っていたり、タイトルの「2」を彼の身体で表現している事から、本作でニックとジュディが更に絆を深めていく、あるいは2人の関係性に亀裂を生む為のキーパーソンになるかと思っていたが、実際のところはパウバートと行動を共にしており、ジュディとは中盤になってようやく関わり合いになる為、積極的に物語に絡んでいたとは言いにくい立ち位置。ニックとまともに関わるようになるのは、クライマックスに差し掛かってからである。その点に関しては、正直期待はずれといったところ。
《ニブルズ・メープルスティック》
ポッドキャストで陰謀論について語る、陽気で変わり者のビーバー。故郷のマーシュ・マーケットを案内する様子や、ニックの背中を後押しする姿が印象的で、キャラ立ち具合で言えば、本作からの参加キャラクターの中で1番魅力的だったように思う。ビーバーらしく木を齧って刑務所の鍵を作る様子はお約束。
《パウバート・リンクスリー》
冷酷で傲慢なオオヤマネコ一家のリンクスリー家において、出来損ないとして一族からハブられている青年。ジュディに憧れを抱き、ゲイリー一族の名誉挽回を後押しする好青年として描かれるが、実は本作の黒幕であり、その目的は「手柄を立てて、一族に認められる事」だ。その動機は、まるで「皆に認められたい」と奔走していた前作のジュディのダークサイドを見ているかのようでもある。
吹き替え声優を務めた山田涼介の演技が素晴らしく、それまでの優しい青年から一転、目的の為にはジュディやゲイリーを手に掛ける事も厭わないリンクスリー家らしい冷酷さを露わにしてからの演技の振れ幅が良かった。
《ミルトン・リンクスリー、キティ、キャトリック》
ズートピア誕生の際、発案者のゲイリーの祖先を騙して手柄を横取りした悪しき一族の歴史を受け継ぎ、自分達も利益の為に傲慢で冷酷に振る舞う。最初から悪役然として登場し、最後は真の正義に目覚めたウィンドダンサーの前に敗れ去る。その振る舞いはステレオタイプ的で、悪役としての魅力は、前作の黒幕にして本作でも引き続き登場となるベルウェザーの強かさの魅力には完全に劣ってしまっている。
《ベルウェザー》
前作で肉食動物を貶めて、ズートピアを草食動物の楽園に仕立てようとした黒幕として逮捕され、本作では刑務所に収監されている。しかし、狡猾で強かな本性を隠す必要がなくなったからか、本作ではまるで「私がボスよ」と言わんばかりの振る舞いに加え、独房に自分の毛で作ったソファーを置いたりと、刑務所生活もそれなりに満喫している様子。しかし、ニックが脱獄する隙に自らも脱獄するという抜け目なさ。ラストでは国外逃亡まで企てていた様子で、転んでもタダでは起きないその強かさは悪役ながら天晴れ。
《ウィンドダンサー》
ウマの新市長・ウィンドダンサーは、筋骨隆々で自信に満ち溢れたその佇まいから、“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンを彷彿とさせる。映画スターから市長という経歴で言えば、映画スターからカリフォルニア州知事になったアーノルド・シュワルツェネッガーも思わせる。そして、ラウンドキックが得意であり、パンフレットに掲載されたコンセプトアートの2台のトラックの間で開脚する姿はジャン=クロード・ヴァン・ダム。てんこ盛りだなこのキャラクター。
前作に引き続き、本作でも名作映画オマージュが盛り込まれており、それを発見するのも楽しい。
ニトロエンジンに点火して加速するのは『ワイルド・スピード』オマージュだし、が逃げ込む雪原の生垣の迷路は『シャイニング』オマージュ(しかも、の表情は完全にジャック・ニコルソンのそれである)。
【復習にも最適!見て楽しい、読んで楽しいパンフレット】
パンフレットの内容の充実具合も良かった。一緒に前作の復刻版パンフレットも買ったのだが、冊子の厚さが前作の2倍になっており、キャラクター紹介やコンセプトアートの掲載にページを割いており、眺めているだけで楽しくなる。また、今回は簡単ながら吹き替え版キャストへのインタビューも掲載されており、演者がどのような姿勢でキャラクターに向き合ったのかが伺える。
そんな中でも、やはり色彩豊かなコンセプトアートの数々が見ていて楽しい。キャラクターの表情の特徴や衣装に至るまで、細部にまでとことん拘って作られているのが分かる。
【総評】
前作でバディとなったニックとジュディの関係性をより深掘りし、本作では「互いの違いを認め合って進むこと」の大切さを教えてくれる。
新登場キャラクターの数々の魅力が、前作からの登場キャラクター達に負けている点は気になったが、やはりニックとジュディが事件に挑んでいる姿は見ているだけで楽しい。
世界各国での圧倒的なロケットスタートぶりから、更なる続編はすぐさまGOサインが出るだろう(もしかしたら、既に出たかも?)し、この世界観の更なる発展が楽しみだ。
エンドクレジット後の映像が示すように、次回は「鳥」がメインになるであろう事から、その点も期待したい。
ジュディとニックを台無しにされた気分
1はキャラ、ストーリー展開、世界観等どれも面白く何回か視聴しました。ですが2は個人的にはキャラ、ストーリー展開の2つが特に残念でした。
まずキャラについて。
なぜジュディとニックのキャラを台無しにされた気分と書いたのか、その理由はいくつかあります。
1つは、キャラの崩壊です。
ズートピア2のテーマは多分絆だと思いますが、そのテーマを優先するあまり、1に比べキャラの目標が不明確、雑になっており、感情移入ができませんでした。
まずホップス。1の頃の夢は立派な警察官になる事だったはずなのに、本作は追跡という名目で街等を破壊し、一般の動物達を危険に晒してしまうからです。破壊シーンがわちゃわちゃしててギャグシーン的な目的であるのは分かります。ですが、立派な警察官になるという目標で、市民を大事にしていたジュディが手柄を優先するというのはキャラ変わっちゃったの?と驚きでした。例えば、1にはズートピアの子供達がジュディの方に誤って蹴ってしまったボールをジュディは優しく子供達の方にパスしてあげる。こんな風に市民を想う優しい描写があったのに今回はそういったものがほぼ無く、行動の意味が分かりませんでした。
ホップスは他にもあります。本当にニックの扱いが酷い。ラストにニックとジュディが互いに認め合うシーンがあるからだと思うのですが、その犠牲としてニックに命令するかのように立ち回るんですね。しかもニックの助言や安全は無視しちゃうし、そんなジュディは見たくありませんでした。
ニックはジュディと比べたらあまりありませんが、ずる賢さみたいな部分が前作に比べ削られてしまったのが残念でした。敵を欺いて事件を解決するのかなと思ったらそんな事は無かったです。
後ニックも捕まってた囚人を解放しちゃうし本当に警察官か?とは思いました。しかも解放しちゃったまま映画が終わってしまうし残念です。
2つめにのストーリー展開についてですが、これは話を詰め込みすぎと、テーマを意識するあまり無茶苦茶になってしまっていると感じます。
ニックとジュディの関係を回復させたいのか、事件を解決したいのか、ごちゃついててよく分からないです。前作は事件解決と動物同士の複雑な社会というテーマが良い塩梅でまとまっていたのですが、本作は最後に繋がる大筋のストーリーを優先し、そこまで協力して事件を解決する訳でもなく、ころころとジュディとニックの目標が変わっていると感じ、なんでここまでしてこんな事したいの?となってしまい、緊迫感を感じませんでした。事件に対して適当になった為、キャラがおかしくなり、逆にラストの仲直りシーンが台無しになってしまったんだと思います。これがジュディとニックにしかできない捜査なんだという事をそこまで感じませんでしたね。
ここまで悪い所を上げてきてしまいましたが、良い所を上げるとするなら、ズートピアにはなぜ哺乳類しかいないのか←オオヤマネコによって爬虫類の権利が奪われてしまっていたから、という設定自体は成程なとなり、とても面白かったです。また一般市民の動物達が前作同様可愛く描かれており良かったです。
まとめとしては良い点
・世界観が面白い。
・個性溢れる動物達が可愛い。
・描写が美しい。
悪い点
・主人公達の目的、目標が不明瞭。
・話を詰め込みすぎていてごちゃつく。
・上2つの理由により、キャラの行動の意図が分かりにくく感情移入しにくい。
とここまで書きましたが、キャラ崩壊については1を未視聴の方やほとんど忘れてしまった方は違和感なく楽しめると思います。
次回作は映画のテーマを優先するあまり、キャラの目標を見失わないようにして欲しいなと思ってます。期待してます。
かわいく楽しく面白い
バディの信頼関係
あらゆるタイプの動物たちが平和に暮らし、
「誰でも夢をかなえられる」という理想の楽園ズートピア。
ウサギで初めて警察官になるという夢をかなえたジュディは、
以前にも増して熱心に任務にあたり、元詐欺師のニックも
警察学校を無事卒業して警察官となった。
再びバディを組むこととなった2人は、ズートピアに突如現れた
指名手配犯のヘビ、ゲイリーを捜索するため、潜入捜査を行うことになる。
ゲイリーは一体何者なのか。
やがてジュディとニックは、ゲイリーと爬虫類たちが隠す
ズートピアの暗い過去にまつわる巨大な謎に迫っていき、
その中で2人の絆が試されることとなる。
といったあらすじ。
前作がとても面白かったので、楽しみと若干の不安をもっての鑑賞。
でも、不安は不要でした。今作も面白い。
ウサギとキツネ、狩られるものと狩るものでありながら、バディとなった二人。
ジュディはマシンガンのように話す一方、ニックは口数少ないが皮肉はたっぷり。
これまでの生い立ち、家族関係、なにかと真逆の二人であるが、
前作同様に信頼関係を築きあげていく良作であった。
また、アニメならではのスピード感、スリル。このあたりはさすが。
あっという間の2時間でした。
前作同様、社会風刺もなかなか効いていた。
政治腐敗、権力構造、世界情勢のゆがみ、情報操作、などなど。
現代社会と重なっちゃうよね。
1作目は草食動物と肉食動物、今作は爬虫類、
となると次作は、魚?鳥?
続編があるのか不明ですが、楽しみです。
まずは観て!
うさぎとキツネの絆
ズートピア2
IMAXレーザーにて鑑賞
さすがです
私はアニメであっても
字幕版で鑑賞したいタイプですが
ズートピアは吹替なんです
ジュディの声の上戸彩さん
「トワイライト」の時は
さんざんでしたが
前作ズートピアの吹替では
何回もやり直しさせられたと
インタビューで言っていました
その甲斐あってか
前作ズートピアを吹替で鑑賞した時
「トワイライト」とは
打って変わってとても成長されてました
その安心感もあり
ズートピア2もさすがでした
今回の悪役もなかなかのダークなやつ
手柄を挙げるため
危険を冒してまで追跡する
ジュディとニック
しっかり白熱して
大人が十分楽しめる内容になってます
前作から引き続く顔ぶれに加え
新しいキャラクターも大活躍
とにかく動物が可愛いし
ズートピアは素晴らしいところです
ガゼルの歌声は吹替ではないですよね?
IMAXでしたしめちゃくちゃ良かったです
サブスクで観られるようになったら
字幕で観ようと思います(*^^*)
楽しく観れた
テーマが難しい……
・良い点
一瞬たりとも退屈させるものか!
という執念さえ感じさせるほどテンポがいい。
アクション・ギャグ・会話・めまぐるしく変化する状況、
正直話についていけなくなる場面もちらほらあるほど早いテンポ感には善し悪しあるが、
それでもギュギュ~ッと詰め込まれたネタの数々には圧倒される。
嬉しいことに前作キャラ達も隙間隙間に上手いこと、
所狭しと登場してくれて話も画面も賑やかでたまらない。
更に今作から登場した新キャラ達も魅力たっぷり。
ストーリー自体もよく練り込まれていて、どんでん返しも一度ならず
二度三度とやってきて意外な奴が敵になったり味方になったりで目が離せない。
そしてきちんと相互理解に至るしっとりした場面も据えて緩急もある。
本当に長い時間をかけてシナリオを作り込んだのだろう。
近年のディズニーの中でもシナリオの出来は間違いなく上位だ。
・悪い点
今作は名作だと思っているが、個人的には欠点と感じる部分もある。
それが今作のテーマ。
今作で中心的に描かれる爬虫類──その象徴的存在としての『蛇』──は
かなり露骨にネイティブ・アメリカンなど先住民族を指し示している。
(爬虫類達は黒人のメタファーも背負っているので、
あくまでもその土地を追い出された人々、
悪としてレッテルを貼られた少数民族くらい広めに受け取るべきだとは思う)
更にネイティブ・アメリカンと同様、悪だったから土地から追いやったという、
支配階級にとって都合のいい歴史操作や、
そのせいで築かれた蛇への人種差別にも触れている。
今作のテーマとは植民地主義とそれに対する批判なのだろう。
正直、テーマがエンタメ作品で扱うには難しすぎる、というのを感じた。
現実において、先住民を追い出して利益を得たのは国家・社会全体である。
だから本来なら現在の国民がその場から立ち退き、奪われた先住民に土地を明け渡すべきである。
だが益はあっても罪はない国民にそんなことさせられない、という点に問題の根深さがある。
(更に言えば奪われたのは土地のみならず文化や経済格差など多岐にわたるのも難しい)
このテーマはアナ雪2でも扱われていたが、
アナ雪2では罪の償いとして国を津波に呑み込まれるべきとなるが、
結局魔法でなんとか救って先住民と和解する流れとなっていた。
今作ではどうしたかと言えば、
特許権を奪ったオオヤマネコ一家という個に、利益と罪を集中させて押しつけた形だ。
結果、悪党をやっつけ爬虫類達のデマを払拭しズートピアに迎え入れれば問題は解決する。
ここにディズニーの、そしてズートピア2のズルさがある。
問題そのものを簡略化することでエンタメ作品としての体裁を整えたが、
代償として、現実の問題の矮小化も同時に起こしてしまっている。
現実で言えば利益を得て無自覚の搾取をしていた筈のウサギのジュディや狐のニックを、
問題とは無関係な正義のお巡りさんに据えて、
マイノリティを「救ってあげて」コミュニティに「迎え入れてあげた」側になることにも違和感がある。
本来なら国家や国民が痛みを負わなければ解決できない種類の問題だと思うのだが、
映画では、無関係の主人公達が可哀想なマイノリティを救って物語が収束する、
痛みを伴わない痛快エンタメとして成立させてしまっている。
ここにどうしてもモヤモヤ感を覚える。
前作のテーマは『多種族間の偏見』という個人の問題だったため、解決や綺麗事も受け入れやすかった。
しかし今作は『先住民問題と過去の清算』という、そもそも解決策のない問題を扱っている。
そのためアナ雪2同様、解決の糸口が見えないテーマを選んだこと自体に、
「なぜわざわざ……」と首を傾げたくなる部分もある。
だが一方で、これは『子供向け作品としての最適解』でもある。
まずは「偏見を持たず、相手を知ろう」という理想を提示し、
「今ある生活は誰かの犠牲の上のものかも知れない」という気づきを与える。
やがて子供たちが成長し「現実は映画のように簡単ではない」と知った時、
この作品が(じゃあどうすればいいのか?)を考えるきっかけになるだろう。
『テーマ処理に難点がある=映画として失敗』ではない。
問題を単純化する「ズル」はエンタメとして成立させるための必要悪であり、
その欠点、違和感こそが、観客の心に棘を残し、考察を促すフックにもなっている。
歴史問題とエンタメの両立というギリギリの線を攻めた本作。
観終わった後に感じるモヤモヤを抱え、現実の問題に思いを馳せることこそが、
この映画に対するひとつの向き合い方かなぁと思うのだ。
・結論
悪い点の話が長文になってしまったので、
作品をけなす方が主体のようになってしまったが、
総評としては近年のディズニー映画の中でも屈指の出来であることは間違いない。
(個人的には星つなぎのエリオも大好きだけど)
傑作だった1の続編というそれだけで難しいお題を正面から扱い、
“作品の出来”という一点で納得させてしまう今作は、
前作が好きだった人にも安心して勧められる熱量を持った名作だ。
・余談
ラストに鳥の羽が出てきましたね。
ズートピアには鳥類もいなかったし3では鳥が主役に?
しかしこうなると次はどういう問題をテーマに扱うのだろう。
渡り鳥がやってくる移民問題とか?
すごい映像美!話はちょっとよくわからない部分もあるが見ごたえがある作品。
公開初日に子供と鑑賞。
子供はディズニー狂なので公開まであと何日…ハアハア(*´Д`)とこの日を待ちわびていた。
1もよくわからなかった自分、動物が面白おかしく動く世界観は好き。
感想は1が好きな人なら2も好きだと思う、1が「?」の人は2も「?」だと思う。
です。
自分は後者でした。全体的に、なんでそうなるの?今何をしに行ってるの?
目的は何なの?今何中?????ってなるところが多くて目的が分からなかった。
ところどころのシーンで熱いシーンがあり、心を揺さぶられる。
自分が好きなシーンは、ニックの「それは異議ありだ!」
英語で言ったらズバッと決まるんだろうけど日本語だと聞きなれないワードになるね。
今回の映画で一番好きなシーンだった。かっこよかった。
子供は大興奮で面白かったようです。途中笑ってました。
好きなキャラクターが新しく動いてくれるのうれしいよね。
映像美がすごいです。ふっさあっとした毛は映画館で見ると触れそうなくらいすごい。
迫力のあるシーンがたくさんあります。
いろんな見どころがあって、
圧倒的スケールの背景などわああ…ってため息が漏れるようなシーンがたくさんある。
すごい技術がこの作品に詰まってる。
これは2025年ディズニー最高峰アニメーション!と感じます。
海外映画特有の
・いい人だと思ってた人が終盤突然裏切る
・これで終わったハッピーエンドだ、からの悪役再び
の演出はもうおなか一杯です…
かわいいキャラを悪役にしようというのも飽きてきたかな…
例えばトイストーリーでみんなが大好きかわいいピンクのクマのぬいぐるみを悪役に…
今回はみんなが大好きかわいい猫ちゃんを悪役に…
なんかその、海外特有の表情がギョロギョロ動くのもちょっと怖…
日本アニメに慣れすぎちゃったかな…自分の心が疲れてる日に見ちゃったのかな…
キャラは大好きだし楽しくてかわいいと思うんだけど…
1が好きだった方は2も好きだと思うので、映画館をお勧めします。
星5.5をつけたい
ズートピア2観てきました!
平日だけど、満杯ってほどではなかったかな?
正直もっと満員御礼になってほしいー!
感想いきます!
結論、、めっちゃくちゃ最高!
ズートピア1も最高でしたが、
2も優劣つけがたい!
1はいわゆる現実で言う
差別問題を扱っていて
結構真面目でドキュメンタリーな一面もありましたが、
今回はノリ的にはアクション映画に近いですね!
一瞬も目が離せず、アニマルギャグが満載でした!
ギャグや熱い展開一つ一つに、
哺乳類だから、爬虫類だから、
恒温動物だから、変温動物だから、
という説得力があり、
脚本家さんは天才だと思いました。
あー、、爬虫類の友達いたら
こう言うギャグやって
悪ノリしてきそう笑
と思ってしまいます。
本気で蛇が脚本考えてると思います(褒め言葉)
この時点で星5なんですが、
なんととあるキャラがファンサービスで登場!
さらに星を0.5上げたい!
とベタ褒めしてしまう、
お手本のような続編映画でした。
みんなそうだと思いますが、
やっぱりニック、、!
抱きしめてぇ!
二人が一緒にいるのを見ているだけで
癒されます!
以上です!
全人類というか全動物に見て欲しい映画でした!
期待以上の面白さ
ニックとジュディが相棒以上の関係になっていくストーリーは最高でした。
1は肉食と草食の共存がテーマ
今回2は哺乳類と爬虫類の共存がテーマ
そして最後ジュディの家の窓に羽が一枚。
3は鳥類との掛け合いがてーまかな?
かわいい
前作のファンなので、公開してくれただけで満点、とは言いませんが、前作の雰囲気を残しながら、様々な作品のパロディもあり続編として申し分ないクオリティだったと思います。
ただ最近のショート動画に慣れてしまった若い人間をイメージしてか、2時間に事件とバディの関係性を収めるためか、それなりに駆け足だったように思いました。
前作のような″間“や、無駄(褒め言葉)に長尺なネタは無かったので、緩急のメリハリはなかったです。
急急急!という感じで、途中まで今回のキーアイテムである本がなんの本かよく分かって居ませんでしたし、真実が明らかになった瞬間も何が明らかになったかがワンテンポ遅れました。画面に集中していて1度聞き逃すとそういった事態が発生する速さでした。
そんなスピード感なので、前作未鑑賞の方は鑑賞してから見ることをお勧めします。
ただ、話の重要部分がフワフワの状態でも、とりあえず面白い!と思えました。暇があれば2回目に行くかもしれません。
期待が高すぎたのと機械トラブル
『ズートピア2』を鑑賞してきました。
前作が素晴らしかっただけに、続編への期待は自然と高まっていたのですが、正直なところ、思い描いていたほどには作品世界に没入できなかったというのが率直な感想です。
前作『ズートピア』は、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した名作で、動物たちが織りなす社会の多様性や偏見というテーマを、エンターテインメントとして見事に昇華していました。
あの感動が忘れられず、続編にも同じような体験を期待していたのかもしれません。
しかし、期待値が高すぎると、どうしても作品を冷静に見られなくなってしまうものですね。
今回の物語では、ウサギ初の警察官となったジュディと、元詐欺師から警察官に転身したキツネのニックが再びバディを組み、指名手配中のヘビ、ゲイリーの捜索を通じて、ズートピアの暗い過去に迫っていくというストーリーです。
前作で培われた二人の信頼関係がさらに試される展開は、キャラクターの成長を描く上で重要な要素だったと思います。
ただ、今回の鑑賞体験には少々不運な要素がありました。
映画館の機械トラブルがあったようで、映像が若干ボケて見えたのです。
ディズニー・アニメーションの魅力の一つは、その美しく精緻な映像表現にあります。
動物たちの毛並みの質感や、ズートピアの街並みの細部まで作り込まれた世界観を、本来の美しさで楽しめなかったことは残念でした。
もしかすると、この技術的な問題が、私の没入感を妨げた一因だったのかもしれません。
しかし、物語が進むにつれて、徐々に作品の面白さが感じられるようになってきました。
特に後半は展開が盛り上がり、ゲイリーと爬虫類たちが隠す謎が明らかになっていく過程には引き込まれました。
ズートピアの理想と現実、そして歴史的な問題を扱うストーリーは、前作同様に深いテーマ性を持っていたと思います。
そして何より、今回の鑑賞で一番笑わせてもらったのは、ナマケモノのシーンです。
前作でも大人気だったナマケモノのフラッシュが再登場するシーンは、彼らの極端にゆっくりとした動きと、それが生み出すコミカルな状況が絶妙で、映画館でも笑い声が起きていました。
こうしたユーモアのセンスは、ディズニー・アニメーションならではの魅力だと改めて感じさせられました。
日本語版声優陣も、ジュディ役の上戸彩さん、ニック役の森川智之さんをはじめ、前作から引き続き起用されており、キャラクターの一貫性が保たれていた点は評価できます。
新キャラクターのゲイリー役を演じた下野紘さんの演技も印象的でした。
振り返ってみると、今回の鑑賞体験は決して悪いものではありませんでした。
ただ、前作があまりにも素晴らしかったがゆえに、自分の中で勝手にハードルを上げすぎていたのかもしれません。
映画館のトラブルという外的要因もありましたが、それを差し引いても、後半の盛り上がりやナマケモノのシーンなど、十分に楽しめる要素はありました。
もし機会があれば、今度は映像が完璧な状態で、もう一度観てみたいと思います。
そうすれば、また違った印象を持てるかもしれません。
続編というのは常に難しいものですが、『ズートピア2』は前作のファンにとって、再び愛すべきキャラクターたちに会える貴重な機会であることは間違いありません。
おおっ!フランシーン!
ここ最近、
自分の中で響いた作品が少なく、
映画館に行くのもワクワクしなかった。
「爆弾」も面白かったけど、
そうじゃない感が多くやや不満。
まさか今作まで、
役満級🀄️の作品がないとは意外。
我が家は
「トイストーリー」と
「カンフーパンダ」と、
「ズートピア」の
セリフ回しがやたら多い、
煩い家族です。
我が家の
「ズートピア」の中で一番多い再現シーンは、
ボゴ署長の最初のMTG。
ジュディの初仕事のシーン。
「フランシーン、
ハッピーバースデー🎂」
ここなんです😅
そのフランシーンが
カウンセリングで早々に出てきてくれて、
もう4億5000万点❗️
ミスタービッグ一家は孫までも❗️
前市長もしっかり登場❗️
極め付けは、フラッシュ‼️
とまあ、前作ファンには堪らない、
濃い面々の再登場オンパレードで、
もうほぼ5億点‼️
フラッシュで声上げて笑ってしまった🤣
ごめんなさい🙏
肝心のジュディとニックも、
前作よりボケとツッコミが激しく、
バディ感はマシマシ。
一度別れてまた引っ付いて、
抱き合うシーンで5億点突破‼️
迂闊にも泣いてしまった😭
山猫一家のバカ息子のネタバラシからの、
ラストのフライパンで
ザマー!感も上がる⤴️
「ズートピア」がワクワクするのは、
ジュディ達がいる都会以外は、
どんな風景が広がっているのか、
それをリアル?に見せてくれる。
ツンドラや水辺のマーケット、
砂漠地帯や切り立つ崖の草原。
バラエティに富んだ箱庭を見ているようで、
どのシーンもアトラクションの様に楽しい。
そして、それぞれ違った地域に、
それぞれの生物が居るのもワクワクする。
更に食べ物まで!
ニックよく食べた❗️拍手👏爆笑🤣
ずっと楽しくて泣かせもしてくれて、
今年久々の役満級🀄️出ました❗️
前作で、
人間を動物に置き換えて、
差別とか偏見とか、
人間では露骨に表現しにくい所を、
上手く表現した啓発作品として
とても優秀でしたが、今回は、
バディムービーとしても傑作です。
ジュディとニックのバディを
いつまでも観ていたい。
あの告白はもう完結なのか、
それとも始まりなのか。
もっと観たいなー。
次はニックのキツネの元カノとか出てきて、
ジュディが妬くとか、
その元カノの凶悪犯でした、とか
観たいなー💞
またいつにも増して、
豪華俳優陣がアフレコでしたが、
秀逸だったのは、
ビーバーの江口のりこかな。
山田涼介もまあまあ良し👌
他は俳優の顔がチラホラする。
梅沢富美男、もう一息!
楽しい!
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