「次回作にも期待」ズートピア2　かばこさんの映画レビュー（感想・評価）

吹き替え版を観ました。
声優を豪華俳優が務めているが、特に問題なく見られたので良かった。
上戸さん、私結構好きです。合っていると思います。
柄本明さんは顔が浮かんじゃって笑った。あの市長は、高島兄だったんですね。

次は鳥でしょうかね、
キテーさん、メロデーさん、ブリン君たちだったりして。
敵対したり嫌いあったりするところが想像できないから、ズートピアの外の世界の未知の住民、未知ゆえに色々起きて、とかではどうでしょうか。（ただの妄想です。）

爬虫類は一見ヴィランだけど、見かけで判断は禁物なのがズートピアの世界。（個人的にはゲイルくん、なんとなくヤバげな感じ。距離感が近すぎるし。）
一見いいやつそうなリンクスリー家の落ちこぼれ、こいつずっとうさんくさかったんだ。
親の愛を求めての行動だが「卑怯者」にはアメリカ人は容赦ありませんね。

登場人物（動物）が、それぞれの動物の特徴ををちゃんと抑えているのが良い。
新市長、インド映画のヒーローでこういう人いたわ、なんか好きだわ。
ボゴ署長も相変わらず良いです。
運転すると性格変わるナマケモノに爆笑。

眼の端っこに映った、赤いシャツ着たしろくまがコーラの瓶持ってて笑いました。こういう小ネタを怠らずちりばめる、丁寧さが面白さの層を厚くしていると思う。パロディもあり。

ジュディとニックは、友情以上恋人未満なバディというより、すでに恋人みたい。特にニックの方は恋心ありありだわ。
そして、ビーバーのニブルズが全部持ってった！　江口のりこさん、ぴったりです。

ジュディがもう、ふわふわのうさぎらしくてかわいいの。
お耳の動きと連動した動作がかわいい、小さくてもふもふで、抱っこしてすりすりしたくなります。

愛と友情、勇気と冒険、を謳いながら偏見や差別、不平等、社会的決めつけも含め、人間社会のもろもろの問題をデフォルメして提示、主人公たちが愛と友情、勇気と冒険で乗り越えて、納得いく結果になるのが気持ち良い。そして「悪」は正され制裁を受ける、これ重要です。こういうのはやっぱりディズニー＝ピクサー、というかアメリカ映画が図抜けて上手いですね。対立問題は、解決というより折り合いをつけていくところが共存へのカギですね。

ズートピアには、さらに大きな陰謀がありそうな。
それから、ズートピアの外の世界が気になります。「進撃の◯人」の壁の外みたいだったりして。

続編、楽しみにしてます。