「爬虫類達は何の比喩か。」ズートピア2 Galoisさんの映画レビュー(感想・評価)
爬虫類達は何の比喩か。
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アメリカ版だと爬虫類達は軒並み、ベトナム系や中南米系の声優が担当。
彼等爬虫類達は、ズートピアには正面きって住むことができず、隠れて住んでいる。
正に今のアメリカの、特に中南米系の人達が同じ状況だ。彼等ラテン系移民は職質でグリーンカードの提示を求められ、その場で持っていなければ捕まる。その後、エチオピア等に送還。アメリカにいる"爬虫類"達も、正面きってアメリカに住めない。見つかったら終わりなのだ。
さらに、爬虫類達はもともとズートピアに住んでいる。
アメリカにも、元々住んでいる人達がいる。先住民だ(複数部族いるが、もちろん中南米系の中にも、ヨーロッパ移民より先にアメリカに住んでいる層もいる)ヨーロッパからきた移民が、先住民達を追い出した。(ディズニーワールドのあるフロリダなんかも、先住民がいたが追い出されている。)
本作はそんなアメリカの『虐げられる奴ら』の現状を、1つのキャラクターにまとめあげてポップに表現した内容なのだと思った。
※現に監督は、初作から差別問題の専門家をコンサルにいれてるとのこと。
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