「ウサギ🐰とキツネ🦊の最高バディ」ズートピア2 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
ウサギ🐰とキツネ🦊の最高バディ
長編アニメ・アカデミー賞を受賞した1作目から9年の年月を経て、シリーズ第2弾がいよいよ公開。様々な動物たちが、人間と同様な生活をして、「夢を叶うことができる街」と呼ばれる理想郷でもある『ズートピア』を舞台に、アニメでなければ描けない、ドダバタな派手なアクションを繰り広げる。もちろん主役は、前作に続いて、警察官になる夢をかなえ、常にポジティブなウサギのジュディーと、元詐欺師だった相方のキツネ・ニックの凸凹コンビ刑事。前作から1週間後の『スートピア』の世界が描かれている。
今回のストーリーは、その『ズートピア』の誕生秘話を解き明かす内容。その秘密を隠蔽してきた結果として、横暴な権力をチラつかせ、『ズートピア』の陰のボスとして君臨してきた、悪玉ヤマネコ一家を退治すると言う、サスペンス・ミステリ―&アクション仕立てに仕上げている。当然、そこには、『友情や愛情』、『諦めない強い心』といった、ディズニーのお決まりのスピリッツも根底に流れており、レビュー評価の高さからも、子供から大人まで楽しめる作品であることがうかがえる。
前作の活躍によって、警察官として歩み始め、互いを信頼し合うバディとして、仕事を始めたジュディーとニック。その2人の前に、『ズートピア』に居るはずのない、ヘビのゲイリーが突如として現れ、ゲイリー確保の為に、潜入捜査を始めることになる。ゲイリーの正体が、なかなか掴めないまま、2人は、爬虫類が暮す地域へと足を踏み入れる。
そこで改めて、それまで当たり前と思ってきた爬虫類たちにかかる嫌疑や疑惑の中に、隠された真実がある事を2人は突き止めていく。それは、爬虫類たちが『ズートピア』で暮せないと言われてきた、ヤマネコ一族が隠蔽してきた『ズートピア』誕生に関る秘密でもあった…。前作でも、爬虫類が『ズートピア』に居ないのには、気づかなかったし、意外なシチュエーションであった。
今回も日本語版しか上映していなかったので、吹替で鑑賞。前作同様に、ジュデイ―には上戸彩、ニックには、森川智之、そしてヤマネコのボスには梅沢富三郎、その御曹司パウバートには、山田涼介が務め、このパウバートこそが、物語のキーパーソンとなって展開に大きく左右して来る。アイドルの山田涼介にしては、最終的な役柄のオチが意外だった。他にも、江口のりこ、柄本明、水樹奈々、高嶋政宏等も声優を務めている。
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