「動物たちの世界の凸凹バディ警察モノ」ズートピア2 たこつぼさんの映画レビュー(感想・評価)
動物たちの世界の凸凹バディ警察モノ
ストーリーはよくあるハミダシモノの凸凹コンビの警察ものだけど、世界観とキャラが本当に素晴らしいし、ストーリーも面白かった。
まずズートピアという動物たちの国という世界観を素晴らしいアニメーションで表現しているのが面白い。
様々な動物がその動物の特性をうまくキャラに取り込んでいて歌ったり踊ったり生活してたりする。それらを見てるだけで動物園にいるようで面白い。
その中でもうさぎと狐の凸凹コンビがとても良くていい。
田舎から出てきたうさぎはやや正義感が空回りしているけど、
元詐欺師の狐は良くも悪くも現実主義で社会を斜めに見ている。
うさぎの部屋はミニマリストのようなシンプルな部屋だけど、狐の部屋は汚部屋であるようにキャラが上手く書き分けられている。
そしてストーリーもなかなかよい。
山猫の資本家がヘビの発明を奪った上で汚名を着せて、ヘビ達の土地を奪ったというストーリーはイスラエル・パレスチナ問題をモチーフにしてるのではないかと思った。
ただ唯一残念だったのは後半のシーンで狐の見せ場をもう少し欲しかった。
うさぎの正義感は光ってたけど、狐の人の裏表を知ってるところをもっと見せてほしかった。山猫の裏切りを狐が見抜くシーンを入れてほしかったなと思った。
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