「圧倒的画力で描かれる世界が楽しい」ズートピア2 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的画力で描かれる世界が楽しい
前作は9年前ということで、詳細は覚えているはずも無い(笑)
が、すごく良かった印象だけは残っている。なので、今作も楽しみにしていた。
【物語】
さまざまな動物たちが共に暮らす動物の楽園「ズートピア」。(前作で)市長の不正を暴く大活躍をしたキツネのニックとウサギのジュディ。ニックも警察官になったことで、2人はバディーとして街を悪から守る立場に。二人は早く手柄を挙げて警察官としての立場を確かなものにしようと躍起になる。
ある時、ヘビの指名手配犯・ゲイリーを追うことになる。長い間ズートピアにはヘビが居なかったのだが、捜査を進めるにつれ、二人はヘビとズートピアの歴史にまつわる大きななぞが見えて来る。
【感想】
前作の自分の感想を確認したが、一番の好印象はカラフルな絵作りだった。 そして今作でも感じるのはやはり圧倒的に素晴らしい描画力だ。 彩り豊かな背景の絵も美しいが、何よりキャラクターの動き、さらには表情が素晴らしい。キャラクターが生き生きしと描かれているのが何より素晴らしい。
ストーリー展開も楽しく、もちろん家族で観るのにピッタリ。
少し気になったこととしては、テーマとして今どきの「多様性の尊重」みたいなことが織り込まれるが、ギリギリかなと。最近のディズニーは従来白人を当てて来た役に黒人を当てたり、“社会性”を意識し過ぎの嫌いがあるが、多様性尊重もこれ以上色濃く入れようとすると、「娯楽の中で説教されたくない」的なウザさを感じてしまいそう。 本作はそこまで行っていないけど、これ以上やって道徳の教材みたいにしないで欲しい。
それはともかく、公開直後から絶好調な出足で、久々の“日本での大ヒットディズニー作品”になりそうだが、観て損は無いと思います。
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