「ズートピアにヘビ(爬虫類)が、居ない理由と《秘密‼️》」ズートピア2 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
ズートピアにヘビ(爬虫類)が、居ない理由と《秘密‼️》
カラフルでにぎやかで、そりゃあもう楽しい続編でした。
アクション・コメディですし、
可愛い動物の仕草やフォルムに癒されます。
(私は日本語吹き替え版で観ました)
スピード感溢れてて、どんどん進むのでボヤッとしてると
置いてかれそうになりました。
ズートピアのZPD(ズー・ポリス・デパートメント)は、
相も変わらず、大きな動物たちがデカい顔して、
のさばっています。
小さなウサギのジュディ(声=上戸彩)は、そんな差別なんてヘイっちゃら。
ポゴ署長が持ち場を指名する前に、ジュディとキツネのニック(声=森川智之)は、
さっさと捜査に出かけちゃうと言う猪突猛進ぶり‼️
今回の一番大きな事件・・・それはズートピアには絶対に居ないはずの
ヘビ(名前はゲイリー=声は下野紘))が現れたので、
早速、ゲイリーは指名手配犯にされてしまいます。
それと言うのは、ズートピアのお祭りにある歴史書物が
展示されることになったのです。
その本には、なんとズートピアができる前の町には
ヘビなどの爬虫類が住んでいて、
彼らの土地を取り上げて独り占めして
追放された証拠が書かれているのです。
だからゲイリーはその本を手に入れて、自分達の住んでいた町の
おばあちゃんの家を探さなければなりません。
その家には、ヘビのゲイリーの祖先の住んでいた証拠の土地の権利書が
仕舞われているのです。
では、ズートピアの創設者一族を思い出してみましょう。
それは山猫のミルトン一族です。
その一番偉いのはミルトン・リンクスリー(声=梅沢富美男)ですね。
そして今回、悪事を隠して保身に回るのが山猫一族の御曹司の
パウバート(声=山田涼介)。
彼が一番の抵抗勢力です。
彼は山猫一族の中で存在感が薄くて、なんとかして
良いところを見せようとして、
躍起になっているし、もちろん既得権力の維持と保身が目的です。
ゲイリーの目指すのは冬山の頂上にある古い建物。
この山登りをロープを使って登るジュディの軽い身のこなしも
見ものでしたね。
ニックは大苦戦でした。
その場所は高い山の上にある大きな建物→これは「シャイニング」の
【展望ホテル】を直ぐ思い浮かべました。
(あの展望ホテルも先住民族の墓地の上に建てたものでしたね)
そして雪に覆われた寒い土地・・・変温動物のヘビにはとても辛い土地
パウバートが雪の迷路に迷い込むシーンは、
やはり「シャイニング」のオマージュ。
そして、やっとのことでおばあちゃんの家に着きます。
箪笥の中に仕舞われていたのは、土地の権利書。
ヘビを追い出してズートピアは建設されていたのです。
遂にジュディとニックとゲイリーは見つけたのです、証拠を‼️
まぁこんな七面倒な事を考えて見る必要は全くありません。
あらあら、いつの間にか、ジュディとニックはバディを超えた強い絆、
もしかして信頼を超えた《愛?の芽生え❓》
そんなことを思うほど良いムードですよ。
だってニックってなにかとサポートしてくれる優しさが
堪らないですね。
ラストを飾るパーティの踊り狂うズートピアの民たち。
エンディング曲はシャキーラの歌う「ZOO」
素晴らしい歌声。聴き惚れてしまいます。
(乗りの良いこの曲の作曲はエドシーランでしたよ)
映画の中だけでも、「悪」が正されるのは嬉しいですね。
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