プレデター バッドランドのレビュー・感想・評価
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で…〇〇は!?
実はプレデター初めて見ました。
なんかピンとくる作品がなく、適当に選んだ作品だったので
プレデターって何?過去作のプレデターもプレデターが主人公じゃないの?のレベルの知識だったので、むしろ楽しめました。
これは過去作見てたら評価が落ちそうだな…と思います、過去作あまり気にせず「これはそういう作品!」って思って挑んだほうが楽しめますね。
ただのヒーロー冒険譚と捉えて見ました。
プレデターは群れない!一人で狩りをする!からアンドロイド(ティア)と出会って「お前は道具!」って即ツンデレる(?)主人公のデクがかわいい。
初っ端プレデターの掟みたいなものがあるのにもかかわらず、兄が守ってくれるってあたりでプレデター想像以上に心あるじゃん…というツッコミはさておき。
途中、デクが洗脳装置みたいなの使われてたのを、ティアはそれを言いくるめ味方にやめさせて、デクを逃がす…
デクは逃げた先で、ティアとたくさん色々歩いて教えてもらった星の危険生物や危険植物を集めて武装してティアを迎えに行く、というその情の芽生え方、とっても王道ですけど好みの展開でした!
姉妹を失ったティア、兄を失ったデク、母を失った子、何かを失ったという共通点がありつつも、最後にデクが「俺の家族」と称したのが感動でした。
で…続きは!?続きはどこ!?
とあまりにも強く思わせるような作品だったので☆4…!
終わりの解釈を聞き手に委ねます系の作品は好きなのですが、これはあまりにも中途半端(父親倒したけど、後ろにめっちゃまだ敵いるのに!?え!?母!?みたいな)で風呂敷畳めてないような気もしたので
ガッツリシリーズとしてやるなら個人的に☆5かな~と思います。
過去作も見てみたいですが、私はここから入ってしまったため、視点が違いそうな感じもしますね(笑)
カブトガニのキャンバス
プレデターは2までしか見てなかった。
1、2共楽しんだが、2は収益が期待通りといかなかったのかその後進展はなく長期にわたりストップした。シュワちゃんに代わる主役選びにこだわるあまり企画が難航したのでしょうかね。歳月が流れ、私はなんらかの争いなど厳しい裏事情があるものと考え作品はすでに死んだとみなし、AVP以降は死体漁りの海賊版みたいなもんと決めつけて無視してました(超失礼w)。
そしたら、どっこい生きてて、そしてこんな有能な監督が出てきてたんですね。
デクが緑色の血を流しつつ、やくそうを充てる場面…、ああ、この監督プレデター好きやな…と分かりましたね。
いちばん気に入ったのは、デクは実際のひとの体や動きメインでやってたっぽいですが(もう何が実物で何がCGか区別できないので…)、身軽そうなコスチュームもあってデクの顔に三船敏郎やらグラディエーターのラッセル・クロウらの名優が浮かんで見えたりしてw、とにかく人間臭い迫力ある動きにオーラが感じられました。
デク担当のひと(名前がまったく覚えられん…)はまさかこれからシュワちゃんになっちゃうようなスター候補生なのでしょうか。だったら嬉しいんですが。
最後は挑戦状の意気やよし!?次回作でアイムユアファーザーからシーズマイマザー(言ってないけど)へ、SFジャンルにおける金看板交代の名乗りを上げてほしい。
遅れてきた主人公デクに異常に大きな期待をしつつ待ちます。ディズニーに寄せた分、天才の反撥心でさらに奇想天外マシマシな予感がします。
続編で一番面白い!
無茶苦茶面白かった。
なんか色々な感想を見て思うことがあったので。
僕はこのプレデターって、ターミネーターやエイリアンに近いものを感じる。そもそも、1作目が面白くヒットしたから、続編が作られた。当初の作り手とは別の人間によって再解釈されて面白くなっているって映画だと思う(例外もあるけど)。
見る立場としても、それを分かった上で、じゃぁプレデターやターミネーターってキャラを使って何を描くのか、どう面白く料理してくれるのかっていうスタンスで見てきた(例外もあるけど)。
そうなるとこのプレデター。これはプレデターじゃないって意見がすごくあったんだけど、いや、プレデターってキャラクターを深掘りしたらこれが正解なんじゃないかと思った。
そもそも、プレデターって弱者を狩る強者なんですよね。それが正義だと描くことはエンタメとは思えなくて。プレデター側の目線で書いたら、もちろん、それなりの生存意義や狩ることの意味なんかがあると思うんです。そうなると、過去作のように人間のような弱いものを殺戮する側を描いたらエンタメにもならない(結局そう描いたら、弱いものを殺戮するの悪いことだよね?しか描けないと思うし)。だからこそ、自分たちより強い獲物を狩るという話なんだと思う。
物語って、ほぼ全てロボットだろうがエイリアンだろうが動物だろうが、未知のものだろうが、そこには心というものがあり、それを感じさせるのが映画なんだと思う。ただの無慈悲の生き物が主人公になっているエンタメって見たことがない。
だからこそ背が低く、弱いプレデターだったんだと思う。父親に認められないことなんか、共感できる人は多いと思った。弱いものを殺戮する、仲間の命をなんとも思わないことはダメじゃない?家族って大切だよね、ってメッセージがちゃんと込められてるんだと思う。
もう一つ付け加えると、ちゃんと1作目をリスペクト、オマージュをしていたところ。プレデターを倒すためにシュワちゃんがやったことを、今度は強者を倒すプレデターが、武器がないから、危険な星の自然を利用して戦うのは、最高だと思った。
なので僕はちょー面白かったです。
スーパーマンよりも面白かった!
大好きなジェームズ・ガン監督にはすまないが、スーパーマンよりも面白かった。これは個人的な見解だが、プレデターという種族は、なんとなくサムライっぽい。そして怪物カリスクを生物兵器としての研究目的のために捕獲しようとするウェイランド・ユタニ社も日系企業である。そしてアンドロイドのティアを演じているエル・ファニングが「となりのトトロ」の英語版で草壁メイの吹き替えをやっているという日本との因縁もなんとなく不思議。まあ、それはそうと、この作品を傑作映画「エイリアン2」と比べると、ムード感やキャラクター描写にやや劣るし、どこかで見たパワーローダーを使った戦いも確かに借り物感があるかも知れない。また「よく喋るプレデター」というのも、「そういえば」と頷きもする。しかし作品のテンポが、アラ探しをしている余裕をまったく与えてくれないのも事実なのだ。たぶん、双葉十三郎さんが生きていれば、 ☆☆☆★★★(75点)を付けるんじゃないだろうか? みんなの採点が厳しすぎるので、あえて★5つを与える。
プレデターファンのレビューに惑わされないで!笑
普通に面白いです!おすすめです。
前作シリーズの勉強不要です。
プレデターの武器や装備くらいは知っておいた方がより面白いかもだけど、
これだけでちゃんと独立して成立してる映画です。
何も考えずドキドキワクワク、ジェットコースタームービーとしてとてもよくできてます!
かなりおすすめです。
人を殺しまくるいつものプレデターとは違う、仲間を助けるために知恵と勇気で立ち向かう冒険活劇です。
なんと人間が誰も死にません笑
だって人間出てこないから笑
とにかく各キャラが、とても特殊な見た目ですが、すごく感情移入できます。
主人公にいたってはプレデターのくせに普通にいいやつで笑、筋は通ってるけど子供要素がまだある、そこまで強くないヒーローなので!
成長劇としても良くできていて応援したくなります。
プレデターファンからしたら、これは求めている殺し屋プレデターではないので「これじゃない」レビューをよく見ますが、プレデターとか関係なく面白いアクションジェットコースター映画を見たいならこれはかなりおすすめです。
プレデターの世界どんどん広がって嬉しい。
いろんなプレデターがいていいと思う。
プレデターで初めてフィギュアが欲しくなりました笑
それでいいのかプレデター!
前作プレイと同じ監督ながら、方向性は180°転換。今まで敵だったプレデターを主人公に据えるという大胆さ。
驚きが2つあって、プレデターが喋ったこと、アンドロイドがユタニ製だったこと。
エルファニングの表情豊かなお喋りアンドロイドが物語の雰囲気作りに貢献していた。物理的に真っ二つに分かれての共闘が笑いどころだった。
これはAVP3が来る伏線なのか!?…と思ったけれど、今のところは設定だけ輸入のよう。
ヤバすぎる生物たちが蠢く世界で、狩られる恐怖と向き合うプレデター。
時には父には追放され、アンドロイドには捕獲され、面目丸潰れのプレデター。
それでも仲間を得て、這い上がってくるプレデターの成り上がり展開が始まる!
プレデターをヒーローとして据えて、新たな展開で進める面白さは確実にあったけれども、「プレデター」シリーズとして見ると首を傾げてしまう。下火だったシリーズ存続への着火剤として理解できるが、なんだかなぁと考えてしまった。何より面白い作品だったのが尚更。
未熟なプレデターの成長物語
未熟なプレデターの成長物語
今までにないプレデターを構築した作品
一族の落ちこぼれ、それ故に掟を絶対とし一人前の戦士を目指す主人公、
同じくハグレモノとなったロボットを見て、弱者のために戦うことを決意する。
それにより、弱者を切り捨てるという掟を捨て、自身の経験による道を進むという成長を見せる。
それは、主人公が当初望んでいた、一人前の戦士以上の成長へと繋がる。
掟という鎖からの解放というテーマは、全体を通して持っており、ロボットも同様に掟からの解放をとげる。
ただそれだけでなく、
継承というテーマも持っており、
弱者を救う姿は、主人公の憧れである、兄を模倣しており、兄を真似たポーズなどで、表しており、継承しそれを超える姿は素晴らしい。
世界観も過去作とかなり変更され、
sf作品へとなっている。
舞台は、ユニークでプレデターにですら辛い弱肉強食の星となっており、
プレデターに試練として、襲いかかってくるが、それだけで終わらず終盤その試練を利用し戦う姿も、成長という形で現れる。
おしゃべりプレデター(もはや、人間と変わらん)
予告編見て嫌な予感してたけど、的中ですね。ガッカリです。
まぁ一言でいうと、よう喋る、人間味あるプレデターです。
映画「プレデター」や「プレデター2」をリアルタイムで見た世代としては…。
獲物を淡々と狩る、得体の知れない不気味さ。恐怖感と、圧倒的存在。自分はそういうのが「プレデター」だと思ってた。
それが、本作に出てくる主人公のプレデター・デクは、ようしゃべる。普通の「いい人」。(それ、もうプレデターじゃねぇだろ)
冒頭から「兄上の気配が~」とか、イメージがた落ち。
ストーリーも芯が通ってない。本作の主人公のプレデター「デク」が最凶惑星の最強生物・カリスクを狩りにくるというのは分かる。トロフィーにするため。そう、これまでのシリーズもそうだった。一貫性があると思う。
それがよ。アンドロイドの女性・ティアと数日過ごしただけで、何か感化されて、カリスクの子供とカリスクを助けるために、他のユタニ社製のアンドロイド部隊と戦うと。
ブレすぎどころか、それはもう「プレデター」ではない。ただの、普通の「良い人」じゃん。
分かりやすくいうと、「プレデター・アベンジャーズ」とか「プレデター・アイアンマン」とか、そういうレベル。
正直、惜しいなと思う部分もあった。VFXとか演出は、迫力あった。アンドロイドとかメカとか。
それが全部パー。なぜなら、ストーリーがダメだから。その根本には、上記プレデターの変節があるから。
ほか、個人的には、プレデター・シリーズ共通として、「どこからから襲ってくるか分からないプレデター」と戦う、ハラハラドキドキ。「緊迫感」が作品の魅力としてあったと思う。
今回はそれゼロですね。良心か何かに目覚めたプレデターが、仲間()のため、勇敢に戦うストーリー。
多分、キッズ・エンタメ系を求める方。プレデターが善玉とかになっても気にならない人であれば、楽しめるかも。
自分は、普通にダメでした。
なんかプレデターの路線を変え、客層を増やそうとか。あわよくば、今後のシリーズ化とか考えてるっぽいけど…。
これ作った人たちは、「プレデター」の本質や本当の魅力を、まぁ理解していなんだと思う。
『ジャンクヘッド』との共通点
プレデターは子どもの頃TVで見て1作目2作目がめっちゃ怖かったのでそれ以来近づかずにいましたが、アメコミの世界ではMARVELと共演しているようなので、評判もいいし観に行くことにしました。
思ったよりスイートなテイストだったので、星の数も甘めに4つにしときました。怖さはないです。
プレデターの主人公デクは、独りで狩りをしなければ認められないというヤウージャ族の掟を割と軽く破り、アンドロイドのエル・ファニングや子猿とチームアップします。マンダロリアンの方がもう少し一族の教えを守ろうとしていました。
アクションはカッコよくて、特にアンドロイドが上半身と下半身が分かれたままで連携する場面はナイスアイディアです!
このレビューではなるべく他の方が言及してないことを書きたいのですが、
まず劇場予告のauのCMのウサギ先輩と子猿の声が同じで慣れるとかわいいです。
それと、字幕版で観たのですが、ヤウージャ語の「さぁ、来い」と「父上」というセリフが、日本語の「さぁ、来い」「父上」と同じに聴こえます!
これは『ジャンクヘッド』という映画でもみられた現象で、興味深い点です。
父上はそんな簡単に息子を殺したら跡継ぎいなくなるぞと思いましたが、続編で現れるであろう母上に跡継ぎがいっぱいいるようなので、杞憂だったのかもしれません。
父上はマスクがカッコいいです。赤く眼?が光ってます。
20世紀スタジオの映画なのに、絶望感の低さや子猿のかわいさがディズニーっぽいなと思っていたら、20世紀スタジオは20世紀フォックスをディズニーが買収した後の名前なんですね、
プレデターのMCU入りも2030年くらいにはあるのかもしれません。
ヨーダ⁇
このタイプの作品は普通なら映画館では観ないのですが…
可愛いだとか笑えるだとかの謎の噂を知り観てしまいました
まさか名実ともにに主役だとは
この作品従来の「プレデター」大好きな人からの評価はそう高くないかもですが逆に苦手な人には受け入れやすいかと
美女と野獣だったり?
終盤バトをヨーダのように見せたり?
決戦に臨むデクがランボーのようだったり?
テンポよく楽しめましたが
仲間だとか家族とか言っている一方
父が兄を殺し主人公デクが父を殺す(しかも仲間のバトがトドメを刺す)とか
ヤバイ方々ではあります
(吹替版?)
上映が始まってからティアが登場するまで間違えて字幕版を観ているかもと思いました
結局ティア他アンドロイドだけが吹替なので半分以上は字幕を読むしかない不思議は吹替版でした
本物のクランとは命をかけて助け合うもの
本作はザ・プレデターという過去最悪な作品のせいで制作すら危うい状況だったのに、プレイとプレデター:最凶頂上決戦のおかげで持ち直し、正統続編としてもカウントできるレベルにまでなった偉大な作品である。
ジェットコースタームービーとなっており、テンポの良さも相まって物語に引き込まれる。
そしてこれは復讐劇でもある。
まずプロローグからして、衝撃の展開。
デクはかつて兄のクウェイを命がけで救い、歯を1本失いながらも2人とも生還することに成功した「勇者」である。
しかし、クラン内ではそれを認められず、父プレデターからは疎んじられ、ついには兄に弟の抹殺を指示していた。
兄もかつての弟がしたように命をかけて弟を救い、ひとまず故郷から離脱させることに成功する。
兄は自分が殺されると分かっていたはずだ。
このシーンでは、命を救われたものに命を差し出すという、プレデターの哲学を垣間見ることができる。
行き先は最高峰の獲物が住まう星。
そこでサバイバルを繰り広げるが、ここでも命を救い救われ、仲間として行動を共にし、クランを形成するに至る。
異星間種族のメンバー同士でクランを形成する様は、まるで昨今のオンラインゲームのクランそのもののようである。
(古くはスターウォーズといったところ)
だがここでプレデターズを思い出して欲しい。
他のクランには容赦しないのがプレデターの世界。
クランとは絶対なものなのだ。
そこで命を救い救われた者が団結してラスボスに挑む。
最高にクールだ!
最後はゴジラとかウルトラマンみたいな怪獣大決戦みたいになっているが、そこも良い!
新型パワーローダーも出てくるが、ボスになっているところとかアーケード版AVPではないか!
主人公デクは紛れもない強者であり、ハイテク装備を使わずに戦闘を進め、AVP2のウルフプレデターのような知力も用いて戦う。
クランを形成するとき、ウェイランドユタニ製アンドロイド(英語ではシンセと言っていた)のティアが説明していた狼の群れ(ウルフパック)からもわかるように、ウルフプレデターを意識しているものと私は読み取った。
裸眼のままで最後まで戦い抜いたデク。
プレデターにとってマスクは重要なアイテムであり、環境適応に必須の装備と言ってても過言ではない。
それを最後まで使用しないデク。
ティア救出の際には自作のボーンバイソンのマスクを被っていたデク。
こんなにもハイテク装備に頼らないプレデターはかつていなかった。
もはやダッチ・シェーファーの再来である。
さて、ここまで読んであなたは劇場に行くことを躊躇うのだろうか?
迷ったのなら観れば良い。
新しいプレデターはここにある。
ありがとう。
前作観てなくても楽しめます!
プレデターの顔無理と思ってたんですが
意外と最後応援したくなるくらいファンになりました!
アンドロイド役のエルファニングさんがめっちゃチャーミングです。
バイオハザードとかトゥームレーダーの様な観てるのに戦ってる様な気にさせてくれるところがイイです!
最後にママが出てくるので次回作にも期待しますp(^_^)q
楽しみー
「プレデターお好きでしょ。またつくりました。」でも一味違います。
「バッドランド」に追放されてしまった掟破りの若きプレデター・デク、異形の⽊のクリーチャーが生い茂り、空からは容赦なく敵が襲ってくる最悪な場所。そしてアンドロイドの少⼥と出会い、協⼒関係を結びバディーバトルとなります。
狩る者であったはずのプレデターが狩られる側という、設定を変更しての新たな物語となります。いわゆるエイリアンをはじめとする特徴的なキャラクターの有効利用です。
常に怒っているけど実は優しいデク、片やひたすら喋ってばかりで軟派だけど途中まで裏切る気満々のアンドロイド少女のティアと。バディモノとしてお決まりの関係性を構築していくやり取りはなかなか面白い。
ただの化け物退治ではなく、ベースには「家族愛」がちりばめられています。
プレデターの兄、父、母との関係性が複雑にからんでいます。今までのプレデターとは異なる方向となっています。アンドロイド少女のティアがデクの成長に関わる役と思えば、妹的な存在のアンドロイドが登場してここでの確執を物語に絡ませています。
「プレデター」お好きでしょ。また作りましたという作品とは違い、見ごたえありました。
小ネタもあります。アンドロイドがウェイランド・ユタニ社製。これはエイリアンに登場する利益至上主義の会社です。
プレデターシリーズはジャング、都会と場所を変更そして次は惑星で複数にとなりました。その後「プレデター:ザ・プレイ」動画配信のみですが、凶暴で危険設定をアップしています。「プレデター:最凶頂上決戦」はアニメとはいえこれも凶暴、凶悪を売りとしています。しかし、本作は硬派でマニアックなバイオレンスSFから娯楽作品へ変更をかけた作品です。ラストで父とのバトル後に登場する母親。どうにも続編製作を匂わせていますが、安易な展開はやめてほしいと思いました。
感情移入しづらいかも…
プレデター目線の物語になってるのは斬新で面白い。
だけど師匠と慕う父親を最後容赦なく殺したり、姉妹のような感情を持っていると言っていたティアがあっさりテッサを切り捨てたりと…
感情がついていかんわぃ。
ヤウージャのデクよ、狼となれ
最近、プレデターが熱い!
『ザ・プレデター』で闘いに終止符が打たれたかと思ったが、見事な戦線復帰。Disney+の配信オンリーが惜しい『~ザ・プレイ』と『~最凶頂上決戦』で。
共にダン・トラクテンバーグ監督作。すっかりプレデター請負人に。
そのトラクテンバーグの手で、プレデターが7年ぶりにスクリーンにカムバック! しかも、“初主役”で。
さあ、今回は誰と闘い、どんな“狩り”を魅せてくれる…?
シリーズ物の常。やはり『1』が名作。それか、原点回帰とシリーズV字回復となった『~ザ・プレイ』。
シリーズ通算7作目にして、シリーズ最高傑作更新か!?…ってくらい面白かった!
しかし、この面白さが伝わらないのが日本。どうせまたアニメがヒットして、良くて4億円~5億円ほどで早々と終わって、ヒットしないんだろうなぁ…。本当に悔しい!
だって、それくらい面白い!
これまで人間の主人公が居て、襲い来る“敵”。
そんなプレデターを初めて主役にしたのが新味。
ならば、誰と闘い狩る…?
己と闘い、立ちはだかる運命を狩る…!
それに相応しい若きプレデター。名は、デク。プレデターに個人名が付けられたのも初めて。
プレデターの種族の一つ、“ヤウージャ族”に属しているが、まだまだ半人前。他のプレデターに比べ小さく、武器の使い方も闘い方もままならない。
そんなデクに闘いを教えているのが、兄のクウェイ。
デクは兄を敬愛し、クウェイはかつて弟に助けられた事があり、兄弟は固い絆で結ばれていた…。
プレデター主役も初めてだが、設定や話の立ち上がりも新機軸。
残忍な異星人ハンターだが、知能や高度な文明を持っている事はこれまでのシリーズでも描かれている。
本作ではさらに深掘り。星での暮らしや日々怠らない鍛練。
全編通してプレデターが出ずっぱり。なので、プレデターが喋る、喋る! プレデター語だけど。
また、戦士としての誇りも描かれていたが、本作では兄弟の絆。
知能があって文明があって感情があって…。エイリアンとは訳が違う。
デクには果たしたい目標があった。
一族の間でも“死の惑星(バッドランド)”と呼ばれるゲンナ。
そこに住む補食生物の頂点、“カリスク”。
一族でも倒した者は居ない。
カリスクを狩れれば、戦士として認められる。
弱きデクは一族の恥で落ちこぼれとされていた。
本当に一人でバッドランドに行ってしまいそうな血気だけは盛んなデクを案じつつ、応援するクウェイ。
そんな兄弟の前に現れたのは、一族の長にして兄弟の父。
一族最強にして、強さこそ全て。弱き者を忌み嫌っていた。つまりは、我が子デクを。
父長はクウェイに命じる。弟を殺せ。
拒否するクウェイ。
命令に反したクウェイを葬ろうとする父長。
力の差は明白。圧されるクウェイ。
遂に、父長の刃がクウェイを…。デクの目前で…。
悲しみと憎しみの雄叫びを上げるデク。
死の直前、クウェイはデクを宇宙船に乗せ、送り出す。
弟よ、目標を果たせ。
兄は俺を庇って父に殺された。必ず、兄の仇を打つ…!
まるで何かの悲劇を見ているよう。
力と闘いが全て。弱き者は排除。家族間でも容赦ない。サイヤ人のようでもある。
のっけからこの兄弟プレデターとデクに感情移入。まさかプレデターに感情移入しようとは…!
バッドランドに降り立ったデク。
挨拶代わりにいきなり動植物が襲い来る。
この星全ての動植物が危険度MAX。この星自体がモンスター。
まさしく、“バッドランド”。
その頂点に君臨するカリスク。
必ず狩る。己と兄の為に。
デクはカリスクを求めてバッドランドを行くのだが…。
悪戦苦闘ならぬ“悪戦苦道”。
不慣れな地、この星についての知識も無い。
毒針を撒き散らす植物に手こずっていた時、話掛ける声。
攻略法を教え、何とか危機を脱する。
声の主は、人間の女性姿のアンドロイド。名は、ティア。
身体中ボロボロ。と言うか、下半身が無い。カリスクに襲われたという。
デクはカリスクの居場所を聞き出そうとするが、ティアは一緒に連れてって。
ヤウージャは一人で闘う。相棒など要らない。
この星の動植物に関する私の知識は役に立つ。
相棒としてではなく、道具として。仕方なく、デクはティアを連れていく。
さすがに寡黙なデク一人じゃサバイバルも映画も持たない。お喋りなティアが加わり、そのやり取りにユーモア滲み、これもプレデター映画としては目新しい。
まだ旅は道連れ世は情けとまではいかないが、ティアを背負って、バディ・ムービーの要素充分。
ティアをエル・ファニングが演じた事でビジュ的にもよろしい。
しかし…、そもそも何故こんな星にアンドロイドが…?
まだまだ難所は続く。
カミソリのような草が生い茂る野原と食料として狙う巨大四足生物。
狙っているのは他にもいた。猿型のモンスター。まだベビーながら、力はなかなかあり、機敏。つぶらな瞳がキモカワイイ。
実際はお互い出し抜こうとしているのだが、結果的に協力し合って仕留める事に成功。
ティアはバドと名付け、獲物の肉を分かち合い、マーキングされるほど好かれるが(←ここ、後々伏線)、デクはいつまで経っても心を開かない。
そんなデクに、ティアは地球という星の狼という補食動物の話をする。
狼は群れで狩りをする。その群れのリーダーはただ強いだけではなく、群れを守る。それこそが強さとリーダーの証。
デクは兄の話をする。カリスクを狩りたい理由も。
ティアもある話をする。姉妹のような同型アンドロイドがいた。名はテッサ。カリスクに襲われた時助けてくれた。彼女の無事と再会をティアは願っていた…。
その頃、何処かのラボで…。
回収された一体のアンドロイドは、テッサ。
修復され、データ報告。
任務未完了。任務の続行。
任務とは…?
デクとティアは、ティアとその仲間がカリスクに襲われた場所に辿り着く。即ち、カリスクが近い。
ティアの下半身を発見。修復中、ティアは何処かに連絡を取る…。
デクは案内の礼として、自分がカリスクを狩る場の目撃者の栄誉を与えてやる、と。
しかしティアは、逃げて!
仲間に連絡した。連れてってと頼んだのは、ここに連れてきて貰う為。私たちの任務は、カリスクの捕獲。
ティアを道具として利用していたデクだが、その実は、自分が利用されていた。
その事を知り、激怒するデク。無謀にも、一人でカリスクを狩ろうとする。爆発で誘き寄せる。
ジャングルの木々を揺らし、地面を響かせて、遂に現れたカリスク!
おお~ッ! そのデザインは怪獣と言って良し! 本作、怪獣映画の要素もあったのか!
デクの奮闘&善戦。カリスクの身体を裂く!
…が、あっという間に治癒。カリスクは驚異的な治癒能力を持っていた。
斬っても斬っても死なない相手に、次第に劣勢。あわや!…という時、何故か突然カリスクが攻撃を止めた。デクに何かを嗅ぎ取ったように。
そこへ、テッサの隊が現れる。カリスクを捕獲。デクも…。
移動船の中。目を覚ましたデクは囚われていた。
ティアと瓜二つだが、性格はまるで違うテッサ。ティアは感受性豊かでフレンドリーだが、テッサは任務第一の冷たい性格。
エル・ファニングはバディでヴィランでもあった。見事な一人二役演じ分け。
ティアも囚われの身。下半身を失い、感情に左右される“姉妹”を、テッサはポンコツと吐き捨てる…。
テッサたち企業の目的は、カリスクの治癒能力。それを人類発展の為に利用する。
カリスク捕獲の際、追加任務。デクも捕らえる。ヤウージャの武器も調べる。
拷問を受けるデク。
テッサが報告の為に一旦退室。部下アンドロイド一体になった所で、デクとティアはヤウージャ語で機転を効かし、拘束を解く。デクは船から脱出する…。
一人になったデク。
一人はヤウージャとして当たり前なのだが…、
ボロボロに傷付き、武器も無い。利用もされ、裏切られた。
胸中を様々な感情が駆け巡る。怒り、悔しさ、戦士としての誇りを傷付けられ、己の未熟さも…。
本当の未熟者だったら、ここで挫ける。
が、デクはもうただの未熟者ではない。
立ち上がる。再び立ち向かう。
だが、武器は無い。いや、武器ならある。この星の動植物を使って。
手作りで武器を用意する。何だか『1』でシュワちゃんがプレデターとの決戦に挑むシーンを彷彿。
それらの知識は仲間が教えてくれた。仲間と強さとはこういう事か…!
ヘビ型モンスターを肩に乗せる。ちなみにこのモンスター、終盤で胸熱くさせる漢気シーンが。
バドとも再会。バドの意外な正体…! あの時だから攻撃を止めたのか…!
仲間と、仲間が与えてくれた知識と、新たな武器を持って。
狼となれ、デク!
見てればすぐ分かる。これは半人前の若者の成長物語。
闘いを通じて、強くなっていく。
一匹狼だったが、その中で、出会い、影響…。
もうこれ、少年ジャンプ的王道展開!
中には、プレデターはやはり脅威的な異星人ハンターであって欲しいと思う声もあるだろう。プレデターで成長物語…? コレジャナイ…。
でも、こんなプレデター映画もあっていいじゃないか!
プレデターは誇り高き戦士でもあり、騎士道や侍精神にも通じ、本作の作風にも違和感ナシ。
私には胸に刺さりまくり。胸アツだった。
さらに激アツなのは、アクション!
ヤワな人間相手じゃ出来ないキレッキレで迫力でビジュも完璧のアクションの連続。
本作でも台詞にあったプレデターを見ての「醜い」(byテッサ)。いやいや、本作のプレデターはカッコいい。デクがメチャクチャカッコ良く見えてくる。
表情や演技もいい。こんな芸当、ジャン=クロード・ヴァン・ダムには出来ないだろう。モーション・キャプチャーを駆使して演じたディミトリアス・シュスター=コローマタンギの賜物。
シンプルながら熱いドラマに、エキサイティングなアクション。VFXやクリーチャーの数々。激ヤバ惑星のロケーションも素晴らしい。
人間が一人も出てこなくても物語は成り立つ。キャストクレジットの短い事!
立ちはだかるテッサ。合流したデクとティアのケジメ。決着。
からの、デクにはもう一つ、ケジメが。弱き者は淘汰される。父長は自分で言ったその言葉を身を持って知る事に。
最後の最後まで、見たいものをたっぷり魅せてくれた。
こうなってくると、シリーズ今後の展開が気になってくる。
ティアとテッサはウェイランド・ユタニ社製のアンドロイド。言うまでもなく、あのシリーズの。以前の“vs”とは違う、本格ユニバースの伏線か…?
新たな“家族”を携えたデクの前に現れたのは…!?
こちらの続きも気になるが、『~最凶頂上決戦』で暗示した“トラクテンバーグ・プレデター・ユニバース”も気になる。
もう超が付くほどの期待がいっぱい。
暫くはトラクテンバーグにプレデター映画を任せて、100%間違いナシ!
まずはどんな形になるか、トラクテンバーグ4本目のプレデター映画を待とう。
AI連れ狼
これは「ジョーカー」のパターンですね。上半身だけは良いアイデアです。ニ心一体、自身を乳母車にしたロードムービー。AIの名前、「ダイゴ」にしてくれたら。ラストシーン、何かの映画でありました。最強の宿敵、最後に鳥にパクッ、て。何の映画でしたっけ?
面白かったが… 敵が…
ヒューマニックなドラマ展開や色んなモンスターと闘ったりと、とても面白かった!
だが、ドラゴンボールみたいに進行とともに敵が弱体化するところが気になりました…
アンドロイドも最初に触手と戦うところとかは、後ろに目が付いているかの如く凄かったのに、終盤では背後の敵に気が付かずあっさりやられたりします。
ラスボスに至っては、プレデターの武器をパクったアンドロイドに簡単に冷凍化・ビームで破壊されたりと、2回も瞬殺されます。本当に今まで一体も勝ったプレデターいなかったのかな…
シリーズ1おもしろい
率直に分かりやすいストーリーと気持ちのいい終わり方でスカッとしました。
過去作も観てますがシュワちゃんと戦うタイプのプレデターは見た目も気持ちの悪い悪役なので好きになる要素がありませんでした。
今回もビジュは相変わらず悪いのですが、主人公のプレデター(デク)はベラベラとコミカルによく喋り、仁義を通すことに重きを置き、家族愛に溢れる内面に観てるこっちの頭がバグって、見た目も気にならなくなるどころか格好よく見えてきて、最後に父親との対峙では
がんばれー!と応援してました。
そして、アンドロイドのティアが良すぎましたね。
特に後半の上半身と下半身との共闘はかっこいいし「グッジョブ(お疲れ)」と自分の足とハイタッチするとこ、AIのボディならではの見せ方も良かったです。
最後、母上様が登場するとこで終わったので続編あると思いますが楽しみにしてます。
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