プレデター バッドランドのレビュー・感想・評価
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落第生・・プレデター・・何も起こらないはずがなく
訪れた世界の生態系がよく練られてて印象的だった。。
過酷な場所のはずなのに、最終的にそれを味方につけて、無双するデクは見ていて気持ちがよかった。
サイボーグのティアのアクションも意外性が強くて、単純に“新鮮でかっこいい”という楽しさがある。
ただ、自分の中の「プレデター像」とのズレも強く感じた。
原体験としてある「いきなり襲い掛かってくる必要以上の暴力」からすると、近年のプレデターは人間寄りになってきていて、今回のデクはその最たるものだったと思う。
ここは賛否が割れそうだし、わたし自身もやっぱり戸惑いがあった。
エイリアンとのユニバース共有も健在だが、ここがまた複雑にしている。
相棒がサイボーグと聞いた時点で「まあそうだろうな」と思ったが、
プレデターもウェイランド社も本来は“悪役側”なのに、無理に絡めようとする結果、
プレデターが必要以上に感情豊かに描かれているように感じてしまう。
匙加減が本当に難しいところで、自分としては積極的には支持しづらい部分だった。
物語としては“居場所を奪われた者たち”のテーマがよく出ていた。
デク、ティア、そしてカリスクの子ども。
本来ある場所を失った者同士が最後には仲間になっていく構図は分かりやすく、
間口を広げたストーリーとしては素直に受け取れる。
ただ、そのテーマが前面に出るほど、「この物語は本当に“プレデター”である必要があったのか」という疑問も浮かぶ。
最近のシリーズものにありがちな“設定縛りの弊害”を、今回も少し感じた。
なんか、いろいろ書いたけど、最後の最後にめっちゃ持ってかれてた・・・。ナニコレ、めっちゃ気になる終わり方じゃん・・うまいなぁ
USA!家族愛!USA!家族愛!
ハリウッド映画って言ったらやっぱり家族愛っすよねー。
プレデターとしてはあんまり強くない主人公。
お兄ちゃんが成人の儀式のためにあれこれ鍛えてくれるけど、弱い者は無価値とされるプレデター族。
お父ちゃんの「こんなデクの坊は殺してしまえ」という命令に逆い、命を懸けてデク坊を逃がしてくれるお兄ちゃん。
「おにーちゃんのために!成人の儀式のために!最強の獲物(カリスク)を狩って帰る!」
と、獲物のいる星に行ったのはいいんですが、なんだかんだ最強の獲物(とエルファニング)と新しい家族になって、帰ってきてパパンにさくっと復讐。
デク坊は新しい家族愛に生きるらしい。
え、それでいいの????まあ本人がいいならいいんですが・・・
なんかそういう感じの映画でした。めっちゃベタですなあ。
まあアクションとかは普通にいい感じです、ハリウッドですから。
続編ありそうな雰囲気で終わったけど、こんなベタな映画で続編作れるのかなあ。
ジャンプ漫画ぽい。気になったこと6つ
ジャンプ漫画みたいなストーリーで、途中退屈で眠くなりました。
先に言うと、
良くない最大の理由は「緊張感がない」んですよ。プレデターなのに、これは致命的かもしれない。
迫力のあるアクションシーンなど、良いところがたくさんあるんですけど、見てて違和感をすごい感じるんですよね。
①何でバラバラにされた現場じゃなく、上半身だけめちゃくちゃ離れた場所にいたの?んで、よくもまああんな広い土地で出会えたね。
②何でアンドロイドなのに命令に従わず、意に反する行動を取るの?
③何でプレデターの船を発見して回収しないの?めちゃくちゃ価値あるよね。あと、よう船を見つけたな。
④なんで「家族愛」にするの?プレデターなんだからジョン・ウィックみたいにもっとクールで、ハードボイルドで、バチバチで、タイマンで、ギリギリのバトルをちょっと期待しちゃいました。
⑤なんか結局は武器勝負やん!みたいなとこありますよね。武器が強いしかっこいい。
⑥裸眼の視力は普通なのね。赤外線のあのシーン、ちょっと見たかったなぁ。
途中で帰ってた人が何人かいましたが、分かります。悪くは無いけど、めっちゃ良くもないです。
面白いけど複雑な気持ち
公開された翌日に鑑賞。まず私はこの映画間違いなく面白い映画だと思ってます。
複雑な気持ちなのは、面白いしなんならもう一回見に行きたい気分ではあるけど、同時に認めたくない気持ちも強い。
エイリアン2と同じです。私にとってあの映画は紛れもなく面白い映画だけど、同時にエイリアンをただの動物に変えてしまった映画で、エイリアンから神秘的なものを奪った映画でもあるのです。
この映画もプレデターから奪ったらダメなヤウージャのミステリアスな要素を完全に奪い去ったことで、プレデターを腕っぷしが強いただの人間に変えてしまった側面もあると思ってます。
なんかもうスタートレックに出演して制服着てても不自然じゃない存在になってしまった印象があって、複雑な気分です。今後プレデター見た目が違うだけの地球人にしか見えないかもしれない。
ただアクションシーンは紛れもなくプレデターそのもので、ヤウージャの強さもきっちり描かれてて、すごくいいんですよ。映画の展開もシンプルで少年漫画みたいな胸熱展開で面白いんですよね。
それと最後に姿は見せなかったけど物々しい登場の「母上」。いいですね。
確かヤウージャの種族って女性の方がより体大きくて強いって設定あったような。だからワクワク感も残してくれる映画でした。
素直に楽しかった
デク、ティア、バド
それぞれ偉大なる母が登場している。
バドの母は殺られてしまったが、続編でデクの母とティアの母(マザーコンピューター)との対決も観たいような、デク、ティアがそれぞれの母と対決するのも観たいような。
どんな内容であれ、早く続編が観たいなーって思うほど楽しい作品でした。
普通に楽しめる
最弱のプレデターが惑星でサバイバルしながら成長する話。
とても王道的で普通に楽しめる。
一族では弱い立ち位置だけど、惑星来てからの適応力はプレデターという種の強さを感じた。笑"
武器もない中、惑星の生物を使って戦う面白さ。
新たなファミリーの形成。続きはあるのか?
何も考えず見れる良い映画。
逆転する強さ
掟を破った若きプレデターのデクは、生存不可能とされる最悪の地「バッドランド」に追放される。
強敵だらけの荒野で、デクは思いがけない協力者となる謎のアンドロイドの少女と出会う。自分たち以外はすべて敵という過酷な世界で、二人は生き残りをかけたサバイバルを繰り広げることになる・・・。
この映画は、「狩る者」と「狩られる者」の立場がいかに流動的であるかを巧みに描いている。
映画冒頭、野生生物が次々と捕食される食物連鎖の光景が描かれ、最後にプレデターのバイクがそれらを蹴散らすシーンは、この惑星におけるプレデターの「頂点」としての強さを視覚的に示していた。
しかし、追放先の「バッドランド」に降り立った途端、その序列は崩壊する。デクよりも遥かに強い原生生物が待ち受けており、彼は一転して「最底辺」の存在となってしまう。
そして、「バッドランド」では、画面の端々で第三者の生物たちが常に何かを捕食しているシーンが目立つのも興味深い。
これは、パワーバランスが常に変動し、数分前には「狩る側」だった者が、次の瞬間には「狩られる側」に追いやられる、過酷な環境を象徴していたと思う。
主人公デクの成長において、「真似る(模倣)」という行為が象徴的に描かれていたようにも思った。
特に印象的だったのは、デクと少女、そしてカリスクの子供が大型の獲物を討伐し、夕食を共にするシーン。カリスクの子供はデクの一挙一動を観察し、その動きを真似ようとする。
「人の行動を真似て自身の行動を変化させる」のは、「柔軟性の証」だ。
当初、デクは自身のやり方にこだわる頑固な性格だった。
しかし、過酷な土地で経験した戦闘を「模倣」し、狩りの技術として学んでいく。さらには、うんざりしていたはずのカリスクの子供の「真似事」のように、原生生物を利用して敵に対抗する「柔軟性」を見せるようになる。
この変化こそがデクの成長を促し、最終的に父親を超える力になったのだろう。
この作品は、例えるならキャラクター間の「陰と陽」の二面性が随所に散りばめられているようにも見えた。
優しい性格のアンドロイドと、冷酷な性格のアンドロイド。
冷血なデクの父親と、守る側に成長したデク。
カリスクの母と子(侵入者を殲滅する母親と、デクらと親睦を深める子供)
こうした「守るものと守られるもの」といった対比構造で物語を描くところがとても良い。
デクが旅で出会ったのは、アンドロイドの少女、カリスクの子供といった「陽」の性格の持ち主たちだった。彼らは皆、自分の身を顧みずにデクを助けようとした。
映画が進むに連れ、デクの表情も何処か柔らかくなっていくように見えたのも魅力的だ。
物語中盤まで「強さ」にこだわり、相手を助けずに進もうとしたデク。両足を失ったアンドロイドの少女を背負って目的地まで届けた後、彼女が足を取り戻した際に「肩の荷が下りた」と呟くシーンは、どこか寂しそうにも感じられた。
プレデターの一族において「優しさ」は弱さの象徴かもしれない。だが、デクにとっては「守る」という経験こそが、彼を真に成長させた。もし彼が最後まで「強さ」だけにこだわり、一人で進み続けていたら、この結果にはならなかっただろう。
『プレデター バッドランド』は、単純な力の強さではなく、過酷な環境に適応する「柔軟性」と、他者との関わりの中で生まれる「守る強さ」こそが、真の成長をもたらすことを教えてくれる物語だった。
大特撮映画っだった
まあ、評判もいいので観てみようかと思い鑑賞しました。
そしたらどうですか!見どころイッパイ!
最初の方、植物のようなツタが襲ってくるところ。
ウルトラマン怪獣無法地帯のスフランのようで、いっきに没頭しました。
あとで、会社のアンドロイドたちが銃で撃退するところなんか「スパイダーショットかぁー!」って興奮しました。
主人公のプレデターの名前が「デク」なのも、なんか「ヒロアカ・・・じゃないよな?」と思ったり。
彼が戦いの決意をするシーンでのバックの炎上大爆発は、戦隊みたいだ―!なんて思ったり。
あと、不老不死怪物の子供、シンドバットの映画に出てきた「イーマ竜」だ!と思った。
申し訳ない!
過去の記憶があるもんで、フツーの観方が出来ないんですよ。
でも、こういう楽しみ方もあるという意味で、鑑賞必須の作品であります。
ダコタちゃん納得
プレデターが、こんなに続くなんて!2で終わったと思っていた。親子関係があるんだね。使い物にならないものは、親子は関係ない。ダコタちゃんは、アンドロイドだったんだ。下半身との出会いも素晴らしい。
森の中には危険がいっぱいだね。エルちゃんも出て欲しかったなあ。
プレデターの成長物語
評価を見ずにあまり期待しないで見に行ったが、
めちゃくちゃ面白かった!
最初、プレデターが人間みたいにしゃべりだして
これはファンからは低評価くらいそうだなと思っていたが
主人公のデクがすごく良いキャラだったので
すぐに気にならなくなり最後まで楽しめた。
ストーリーは主人公がプレデターなのにかなり王道で、
父から弱者扱いされていた主人公が新しい仲間と出会い、同種にはない柔軟性や仲間から得た知識で強くなって
見下していた父を見返す、、、という
絵面はキモくなったが大雑把に見ればまるで『ヒックとドラゴン』を思い出すようなお話だった笑
少し気になる点を挙げるとすると、
バドがカリスクの子どもと判明するのが唐突だった。
けれどカリスクがデクを食べなかった理由がバドにマーキングされていたからという伏線に繋げているのは上手いなど思った。
1番気になったのはテッサはティアに対してはまだ仲間としての感情はあったんじゃないかと思える描写があったこと。
テッサが目覚めてすぐにマザーに「ティアはどこ?」と質問したり、ティアをすぐ処分しようとしなかったり、最後には「姉妹なのに裏切るなんて」と嘆いていたり、もう少し話し合えれば違ったラストになったのかなと思う。
プレデターでヒューマンドラマを見せられるw(批判じゃないよ)
プレデターって「死の恐怖」を知らない人型の「エイリアン」のような存在であり
多種多様な武器が「狩人」としての面白みを色付けしてくれていて、シュワちゃんとの
戦いで「絶対勝てない感情のない相手」という地位を確立していたけど、バッドランドの
プレデターは普通に「感情を持っている」キャラクターになっている
このプロットなら「プレデター」じゃなくてもいいんじゃないか?と思わなくもないが
じゃあ面白くないかといえばそうじゃない
プレデター側は兄と弟の人間臭さをもっていて
アンドロイドも姉妹の関係性を匂わせ
最強モンスターには親子愛まで登場する
このプロットじゃ逆に言えば、プレデター作品として描かないとチョーチープな作品に
見えるよね
そんなに強くない(いや、強いけどね)主人公プレデターとアンドロイドのくせに
めちゃ感性(感情)を持つ、死なないツールw、さらにおさるさんのようなこれまた
最強のバディまでいたら、もう絶対何が来ても負けないじゃん
それが分かっていても面白かったんだから、やっぱり面白いんだよね
最後に「母上」が登場して何となく「ヒットしたら続編作っちゃうよ」臭も
決して嫌いじゃないwww
映画も決して長くないけど中だるみなどなくずっと見せ場が続くのでアクション大好き
な人は最後まで飽きずに引っ張ってくれてGOODだと思う
手放しでほめていない文章になったけど、映画としては★4は偽りなく面白かったのは
事実です
私のように、理屈っぽいこと考える人は見ないでね(笑)
繰り返しますが、面白かったんです、ほんとに!!!
狩られる者
逆転の発想が素晴らしい。
狩る者から狩られる者へ。
いままでのプレデターにはない彼らの惑星での関係性を描き、その若者がいままで狩ることの出来なかった生物を狩ることで得られる称号を狙う。
固執した思考のもと生物を狩にくるデク、そして人間が作ったアンドロイド。この2人が出会うことで転がりだす関係性の構築。
互いに補填し合うことで物事を柔軟に捉える様になりいままでにないプレデターを作り上げている。また人間のもつ貪欲さを上手く織り込んでる点も良かった。
あと並行で描いてるエイリアンの小ネタを挟み込む点も良かった。
最後にこの監督は日本のマンガ(僕のヒーローアカデミア)が好きなのかな?
醜悪さと人間らしさ、どうでしょうか?
まぁ、そもそも、凄く強力な科学兵器を使う優れたハンターが、仮面を剥いだら強烈に醜いというギャップが1作目の1つの見せ場でした。今回はその醜いのが主演で、観る側はそいつに感情移入させられるという映画。それが受け入れられないせいか、眠くなってしまった。バッドランドの生物も強烈で、まぁなんとも醜いものを見せられる感じです。それは良いとして、最終狩猟目的の巨大生物の子供がなんともダサいし、何よりあのような状況に安っぽい親子の情みたいなものは持ち込んで欲しくなかったなぁ。もっと言うと、プレデターにも兄弟愛みたいなものを描いて欲しくなかった。それらこそ人間的なことで、不死身の生物やプレデターが普通の人間と同じで矮小化したような・・・。
そういう中で、エル・ファニングだけが我々基準で美しいものであり、その分 際立っていた感じ。下半身だけのアクションを美しく感じるくらい。このシーンは他にないアクションシーンで面白かった。
この映画には人間がひとりも出てこなくて、人間に見えるものは皆アンドロイドであり、同じ顔になっていた。ウェイランド社の男性型はあの戦闘員の顔で、女性型はエル・ファニングの顔なのか!?なんて。
プレデターの続編がまさかの
プレデター視点とは。下半身を失ったアンドロイドとティアが美しくと迷子の怪獣のバドが愛らしくあのプレデターがだんだん可愛く見えてくる。なんとなくオズの魔法使いを思い起こした。
あっという間の107分 成長していくプレデターを感じる一作
プレデターシリーズは毎回鑑賞しておりますが、完全に狩られる側は今回が初なのかな。
ざっくり言うと、一族では弱者とののしられ父親に殺されかかった主人公のプレデターのデクが、認められるために生き残るのが相当困難な星のバッドランドに送り込まれ(自分で選んだのだが)、成長していく、というストーリー。
だが、それだけではなく、最強の生物である「カリスク」と呼ばれる不死身(再生能力がすさまじい)の恐竜のような怪物を捕らえ、生物兵器として利用してしようとしていた地球の企業から送り込まれたアンドロイド達との攻防もあり、単純な敵とバトルしまくって終わり、というものではなかった。
バッドランドに生えている植物もみんな一筋縄のものではなく、小さい生き物も皆、何かしら油断ならない武器というか性質を持っており、気が抜けなかったが、成長したデクがそれらを有効活用していた。
一人二役をされたエル・ファニングは「マレフィセント」のお姫さまとは全く違う演技をこなしてましたね。上半身だけの映像はどうやって撮影や画像加工しているのか?などを思いながら観るのも一興かと。
最後にデクはオヤジさんを倒しましたが(デクが強くなったからか、それほど強くなかった?)、その後に出てきたお母さんがどんな方か見てみたかった。宇宙(飛行)船の登場でその中に乗っているということだったが姿は現さず。お母さんの方が強かったりして(笑)
タイトルは「最弱狩猟者が死の惑星でアンドロイドと出会って最強になるまで」が適切
恐らく多くの人が感じているだろうが、第一作を至上としているファンにとっては受け入れ難く、そうでない人には受け入れ易い、この二つに分けられる作品だろう。私は前者の立場であるため、正直プレデターとしては失敗作だと思っている。主役をプレデターとし人類を一切登場させないという挑戦そのものは悪くないと思う。出来上がったものが駄目だっただけで。しかし、予告編の段階で私が期待するプレデターは観られないとほぼ分かっていたので、頭を切り替えて鑑賞した。結果普通のSFアクションとして観れば良作の部類に入るだろうと感じた。そこを加味しての星評価である。が、特に褒める点は思いつかないので、以降は駄目な点を書き綴るのみとなる。ご了承を。
まず大きな過ちとしてはプレデターに現代社会の人類と同じ価値観を求めた事だ。明らかに家族愛をテーマにしている。プレデターは高度なテクノロジーを持ちながら、狩猟を存在意義としている我々からすると異質な存在。そりゃそうだ異星人だし。なのに何故、そこに我々の価値観をぶち込もうとするのか意味が分からない。主人公のデクは一族の中でも小さく弱い。なら淘汰されて当たり前。家族の情の前に強さが先立つ、それがプレデターの価値観。それでいいじゃない。兄思いの弟や弟思いの兄が普通で弱いからと息子でも殺そうとする父が異常、というのはあくまで人間の価値観。むしろ成長しきる前、これ以上体がデカくならないだろうと見切りを付けられてとっくに殺されててもおかしくないとすら思う。体のデカさは強さに直結するからだ。「ザ・プレデター」で他種のDNAを取り入れる異種交配による進化が示唆されたが、その設定が生きているなら生まれた段階でコイツは駄目だと間引かれてても不思議はない。それほどのテクノロジーを持っているならそのくらい分からんものかね。
人類が一切登場しない今作、我々は誰にも感情移入することなく傍観者として観るしかない。どれほど人間らしく振舞おうとプレデターやアンドロイドの目線になって観ることは不可能だ。それを無理やり兄思いなデクくんと都合よく感情をもったティアちゃんを主人公にすることで、我々の目線に近づけようとした。これが崩壊の序曲だろう。一方で異星人とアンドロイドなので、ある程度ひどい目にあっても人間の場合ほど目を背けることもない。方や緑、方や白。赤い血が出ないのでお子様でも安心してご覧頂けますってか。
これまでプレデターと戦う人間は、それ相手に恐怖した。次々と仲間が無残なかたちで殺されていき・・・それでも立ち向かう。この流れが重要なのだ。今回のプレデターには恐怖というものが一切無い。ここが最も失敗作たる所以だ。異星人とアンドロイドのバディムービーが作りたいなら他でどうぞと言いたくなるのだ。プレデターは普通に楽しめるポップコーンムービーにしたら駄目なのだ。見えない敵にいつ襲われるか分からない恐怖、こんな死に方はしたくないと思わせる描写、奇策・奇襲に運が重ならない限りほとんど歯が立たない絶望、このように感情が揺さぶられるから第一作や「ザ・プレイ」は傑作なのだ。え?これプレイと同じ監督?ハハご冗談を。
そのうえで、妊婦や非武装者は襲わず敵対した者でも勇敢に戦った者には敬意を表する点など、プレデター側にも人類に理解できる側面もある。これで十分なのにプレデターをヒーローにしてしまってはもはや別物。ディズニーのものになってしまったから、それも当然なのが悲しい現実だ。めでたく(怒)シーズン2が決まったペットゼノモーフと一緒にそのうちランドのアトラクションに登場するのかな?
まだまだ主張したいことはあるが、このへんにしておこう・・・。この私の無念さがこれまでのプレデターを愛する諸兄に少しでも伝われば幸いだ。冒頭でも書いたが、特にこだわりが無ければ普通に観る事ができるSFアクション映画。上映時間も長くなく、内容もテンポが良いのでオススメはできる。だが私のように凝り固まった主張を抱えている人間には決して勧められない。頭を切り替えるか、血の涙を流しながら「こんなのプレデターじゃない!」と心の中のみで叫ぶ修行に耐えられる猛者は是非観に行ってほしい。
めっちゃ面白かった!
昨日、時間が出来たのでトロンアレス見ようと調べたらもう既に終了してたため、ハリウッド大作見ようかなと思い、高評価レビューが多かったプレデターを見ることに。過去作品は見たことはありませんでしたが、全然問題ありませんでした。テンポも良く、デクが狩りの旅にでる理由も良く分かり、そこで出会ったアンドロイドの力を借りて獲物を仕留める力や方法を身につけ、小動物とのクスッとなる交流も物語の重要な伏線になっていく展開は非常に面白かったです。(他にも色々伏線張られてるのがちゃんと回収されたのもスッキリしました)
笑える部分もあり、バトルシーンは見応えあり、そして最後にちょっとだけホロッと涙ぐんでしまうというエンターテイメントの色々な要素が詰まった良い作品だと思いました!
続編を匂わせるエンディングもGOOD!
次も観に行きたいと思いました!
(この監督の他の作品も観てみたいと思います!)
今までとはちょっと違う
プレデターが主人公というのが今までとは違うところかな
ストーリー展開もわかりやすかった
気にかけてくれてた兄プレデターが親父プレデターから殺されるという冒頭から始まる
一族に認められるため、危険な惑星へ仮に向かった
見習いの息子プレデター
危険な惑星に降り立ち、しばらくすると
足を無くした女性タイプのアンドロイドに出会う
※このアンドロイドはウェイランドユタニ社製
ウェイランドユタニ社ってエイリアンシリーズ
に出てくる会社
宇宙のあちこちで生態標本採取している
ウェイランドユタニ社とか、生態標本採取とか…
今後の続編とか…
ドラマシリーズのAlien Earthとか…
に繋げる方向も考えてんのかなぁとか…
ラストの台詞(続編匂わす)にちょっと笑ってしまいました
結構プレデターって感情あるじゃん!(笑)って思いました
個人的には、もっと口数少なくてクールだけど感情はあるって表現でも良かったかなぁとも思います
思ってたのと違う(褒めてる)
1作目とvsエイリアンしか観てないが、間違いなく異色作なのは分かった デクが「エッ、マジで?」「ヤバい! 死ぬゥ!」みたいな顔を晒しまくるので人間味があって愛着さえ湧いてくる シュワちゃんは醜いって言ってたけどね
予告では「未熟なプレデター・デクは一族を見返すため、アンドロイド女とタッグを組んで死の惑星で生き延びられるのか!?」みたいな感じだったけど、ちゃんと良い意味でミスリードを誘ってくれた感じ
全体的に見てて楽しいアクション映画だけど、チョイ役だと思っていた生物がキーになっていたり、バッドランドで遭遇する危険生物達が後で役に立ったり、なんで食われず済んだかと思ったら「そういえば顔にツバぶっかけられてたのか!」って気づいたり、細かい伏線も散らしてあって観てて気持ち良い映画でした
ツッコミどころやコミカルなシーンもあるから家で見れるようになったら友達とゲラゲラ笑いながら観るのも楽しいかも
全143件中、21~40件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。










