プレデター バッドランドのレビュー・感想・評価
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下半身が強いってこういうこと
プレデターシリーズは何作か観ているが、これが今のところベスト。デクくんのプレデターの中でも豊かな方であろう感受性、17〜19くらいの青年が見えた気がする。奇妙な仲良しトリオのこの先の幸せを祈らずにはいられない。家の建替えが近いから映画のパンフレットは処分するようにしてたのにパンフレット買っちゃったよ。
ティアの下半身が強すぎ&立ち姿がシュールで印象深かった。人気投票あったらティアの下半身に一票入れるくらい。
すごく良かったです。もう何回か観に行きたい。
ヒロアカのデクよりこっちのデクが好き!
プレデターである主人公デクの顔面が苦手な人はしんどいかもですが、段々キモかわいく見えてきますよ笑
昨今の迷走ぎみのディズニー、マーベル作品よりもそれらがかつて持ち得た旨味や魅力をギュッと凝縮しつつ、見応えのある風味に仕上がっていたと思います。ダン監督の手腕が素晴らしい。
ダークヒーローものとはまた違いますが、宇宙の誇り高き狩人の下っぱポンコツ戦士が不器用にも必死に戦い、一族の歴史ではあり得なかった仲間との共闘に活路を見出すストーリーは爽快であります。
つい頭の中で同姓同名のヒロアカのデクと比較してしまいますが、あっちはとにかくウンチクと鼻水垂らして泣きまくりの一方、こちらのデクは弱いながらそもそも生粋の戦士であるが故に涙や感傷は恥とばかり全てをパワープレイでゴリ押す様も潔く、例え敵にシバかれていても謎の安心感を感じました。
相棒の可愛くてひょうきんなアンドロイドのティアとのやり取りも楽しく、まさかの最強の生物のチビッ子の加勢と驚く要素もあり、どの年代の人が見ても楽しめるエンタメ作品だと思います!
プレデターヴァース
根強いファンが一定数いて忘れられそうになる頃に続編が作られる。しかし1、2は超えられない。AVPなどを挟み2以降はナンバリングも無いシリーズ。プレデターズ、ザ・プレデターなどの続編は新設定を盛り込みつつ、しかし最高の出来では無いような。
今回はまさかのプレデターが主役。監督のダン・トラクテンバーグは『Prey』で謎のハンターとしてのプレデターを描き原点回帰。『頂上決戦』で作品の幅をひろげつつ、プレデター愛がある事をファンに知らしめたからこその勇気ある新設定を導入出来たのかと思います。
映画はとても良い出来で楽しめました。一方で今まで通りの謎のハンターとしてのプレデターでいて欲しかったという想いもあります。
主人公のデクはその瞳の表現で困惑、不安、焦りを表現していてかつ多いに喋ります。
相棒のティアがすごく喋るのでデクはセリフ無くマスクをした状態でも映画は成り立ちそうだなと思いましたがそれだと『AVP』のレックスとスカーになってしまうからかもしれません。
またバドはディズニー映画に必ずいるような愛くるしいマスコットキャラであり、愛嬌がありすぎではありましたが最後成長しないで可愛いままで続編とかを見たい気がしました。
トラクテンバーグ監督はこの作品で世界観の間口を広げプレデターというシリーズがまだまだ続く事(ジェイソン、フレディ、ターミネーターなどの映画キャラより長続きしそうな気が)を可能にしました。
エイリアンシリーズも『プロメテウス』『コヴェナント』とリドリー・スコットによる重めの作品(大好きです)から『ロムルス』のように分かりやすい作品も出てきたのでトラクテンバーグ監督によるAVP3もあるかも。
トラクテンバーグ監督はMCUのゲビン・ファイギ、STAR WARSシリーズのデイブ・フェローニのようにプレデターシリーズを総合的にプロデュースする立場になるかもしれません。
初日に観たIMAXは年齢層高めの男性ばかりでしたが、最近観た吹き替えは女性も多くなっていて、やはり今回のような非常に共感しやすい内容も良かったのかと思います。
今後プレデターが主役の映画がまた制作される時はかなりハードなダークヒーロー映画にしてほしいですね。
戦闘民族
プレデターは初代しか見ていなかったので久しぶりのご対面、不気味で何を考えてているのかあまり分からなかったプレデターに血で血を洗う家族ドラマ?そしてRPGのような感覚で現れる頼もしい仲間の登場との無骨なやり取り。そして単調にならない戦闘、純粋に楽しめました。強いて言えば人間だと30分と生きてくことができない、自然とのやり取りをもう少し掘り下げてほしかった。
落第生・・プレデター・・何も起こらないはずがなく
訪れた世界の生態系がよく練られてて印象的だった。。
過酷な場所のはずなのに、最終的にそれを味方につけて、無双するデクは見ていて気持ちがよかった。
サイボーグのティアのアクションも意外性が強くて、単純に“新鮮でかっこいい”という楽しさがある。
ただ、自分の中の「プレデター像」とのズレも強く感じた。
原体験としてある「いきなり襲い掛かってくる必要以上の暴力」からすると、近年のプレデターは人間寄りになってきていて、今回のデクはその最たるものだったと思う。
ここは賛否が割れそうだし、わたし自身もやっぱり戸惑いがあった。
エイリアンとのユニバース共有も健在だが、ここがまた複雑にしている。
相棒がサイボーグと聞いた時点で「まあそうだろうな」と思ったが、
プレデターもウェイランド社も本来は“悪役側”なのに、無理に絡めようとする結果、
プレデターが必要以上に感情豊かに描かれているように感じてしまう。
匙加減が本当に難しいところで、自分としては積極的には支持しづらい部分だった。
物語としては“居場所を奪われた者たち”のテーマがよく出ていた。
デク、ティア、そしてカリスクの子ども。
本来ある場所を失った者同士が最後には仲間になっていく構図は分かりやすく、
間口を広げたストーリーとしては素直に受け取れる。
ただ、そのテーマが前面に出るほど、「この物語は本当に“プレデター”である必要があったのか」という疑問も浮かぶ。
最近のシリーズものにありがちな“設定縛りの弊害”を、今回も少し感じた。
なんか、いろいろ書いたけど、最後の最後にめっちゃ持ってかれてた・・・。ナニコレ、めっちゃ気になる終わり方じゃん・・うまいなぁ
USA!家族愛!USA!家族愛!
ハリウッド映画って言ったらやっぱり家族愛っすよねー。
プレデターとしてはあんまり強くない主人公。
お兄ちゃんが成人の儀式のためにあれこれ鍛えてくれるけど、弱い者は無価値とされるプレデター族。
お父ちゃんの「こんなデクの坊は殺してしまえ」という命令に逆い、命を懸けてデク坊を逃がしてくれるお兄ちゃん。
「おにーちゃんのために!成人の儀式のために!最強の獲物(カリスク)を狩って帰る!」
と、獲物のいる星に行ったのはいいんですが、なんだかんだ最強の獲物(とエルファニング)と新しい家族になって、帰ってきてパパンにさくっと復讐。
デク坊は新しい家族愛に生きるらしい。
え、それでいいの????まあ本人がいいならいいんですが・・・
なんかそういう感じの映画でした。めっちゃベタですなあ。
まあアクションとかは普通にいい感じです、ハリウッドですから。
続編ありそうな雰囲気で終わったけど、こんなベタな映画で続編作れるのかなあ。
ジャンプ漫画ぽい。気になったこと6つ
ジャンプ漫画みたいなストーリーで、途中退屈で眠くなりました。
先に言うと、
良くない最大の理由は「緊張感がない」んですよ。プレデターなのに、これは致命的かもしれない。
迫力のあるアクションシーンなど、良いところがたくさんあるんですけど、見てて違和感をすごい感じるんですよね。
①何でバラバラにされた現場じゃなく、上半身だけめちゃくちゃ離れた場所にいたの?んで、よくもまああんな広い土地で出会えたね。
②何でアンドロイドなのに命令に従わず、意に反する行動を取るの?
③何でプレデターの船を発見して回収しないの?めちゃくちゃ価値あるよね。あと、よう船を見つけたな。
④なんで「家族愛」にするの?プレデターなんだからジョン・ウィックみたいにもっとクールで、ハードボイルドで、バチバチで、タイマンで、ギリギリのバトルをちょっと期待しちゃいました。
⑤なんか結局は武器勝負やん!みたいなとこありますよね。武器が強いしかっこいい。
⑥裸眼の視力は普通なのね。赤外線のあのシーン、ちょっと見たかったなぁ。
途中で帰ってた人が何人かいましたが、分かります。悪くは無いけど、めっちゃ良くもないです。
面白いけど複雑な気持ち
公開された翌日に鑑賞。まず私はこの映画間違いなく面白い映画だと思ってます。
複雑な気持ちなのは、面白いしなんならもう一回見に行きたい気分ではあるけど、同時に認めたくない気持ちも強い。
エイリアン2と同じです。私にとってあの映画は紛れもなく面白い映画だけど、同時にエイリアンをただの動物に変えてしまった映画で、エイリアンから神秘的なものを奪った映画でもあるのです。
この映画もプレデターから奪ったらダメなヤウージャのミステリアスな要素を完全に奪い去ったことで、プレデターを腕っぷしが強いただの人間に変えてしまった側面もあると思ってます。
なんかもうスタートレックに出演して制服着てても不自然じゃない存在になってしまった印象があって、複雑な気分です。今後プレデター見た目が違うだけの地球人にしか見えないかもしれない。
ただアクションシーンは紛れもなくプレデターそのもので、ヤウージャの強さもきっちり描かれてて、すごくいいんですよ。映画の展開もシンプルで少年漫画みたいな胸熱展開で面白いんですよね。
それと最後に姿は見せなかったけど物々しい登場の「母上」。いいですね。
確かヤウージャの種族って女性の方がより体大きくて強いって設定あったような。だからワクワク感も残してくれる映画でした。
素直に楽しかった
デク、ティア、バド
それぞれ偉大なる母が登場している。
バドの母は殺られてしまったが、続編でデクの母とティアの母(マザーコンピューター)との対決も観たいような、デク、ティアがそれぞれの母と対決するのも観たいような。
どんな内容であれ、早く続編が観たいなーって思うほど楽しい作品でした。
普通に楽しめる
最弱のプレデターが惑星でサバイバルしながら成長する話。
とても王道的で普通に楽しめる。
一族では弱い立ち位置だけど、惑星来てからの適応力はプレデターという種の強さを感じた。笑"
武器もない中、惑星の生物を使って戦う面白さ。
新たなファミリーの形成。続きはあるのか?
何も考えず見れる良い映画。
逆転する強さ
掟を破った若きプレデターのデクは、生存不可能とされる最悪の地「バッドランド」に追放される。
強敵だらけの荒野で、デクは思いがけない協力者となる謎のアンドロイドの少女と出会う。自分たち以外はすべて敵という過酷な世界で、二人は生き残りをかけたサバイバルを繰り広げることになる・・・。
この映画は、「狩る者」と「狩られる者」の立場がいかに流動的であるかを巧みに描いている。
映画冒頭、野生生物が次々と捕食される食物連鎖の光景が描かれ、最後にプレデターのバイクがそれらを蹴散らすシーンは、この惑星におけるプレデターの「頂点」としての強さを視覚的に示していた。
しかし、追放先の「バッドランド」に降り立った途端、その序列は崩壊する。デクよりも遥かに強い原生生物が待ち受けており、彼は一転して「最底辺」の存在となってしまう。
そして、「バッドランド」では、画面の端々で第三者の生物たちが常に何かを捕食しているシーンが目立つのも興味深い。
これは、パワーバランスが常に変動し、数分前には「狩る側」だった者が、次の瞬間には「狩られる側」に追いやられる、過酷な環境を象徴していたと思う。
主人公デクの成長において、「真似る(模倣)」という行為が象徴的に描かれていたようにも思った。
特に印象的だったのは、デクと少女、そしてカリスクの子供が大型の獲物を討伐し、夕食を共にするシーン。カリスクの子供はデクの一挙一動を観察し、その動きを真似ようとする。
「人の行動を真似て自身の行動を変化させる」のは、「柔軟性の証」だ。
当初、デクは自身のやり方にこだわる頑固な性格だった。
しかし、過酷な土地で経験した戦闘を「模倣」し、狩りの技術として学んでいく。さらには、うんざりしていたはずのカリスクの子供の「真似事」のように、原生生物を利用して敵に対抗する「柔軟性」を見せるようになる。
この変化こそがデクの成長を促し、最終的に父親を超える力になったのだろう。
この作品は、例えるならキャラクター間の「陰と陽」の二面性が随所に散りばめられているようにも見えた。
優しい性格のアンドロイドと、冷酷な性格のアンドロイド。
冷血なデクの父親と、守る側に成長したデク。
カリスクの母と子(侵入者を殲滅する母親と、デクらと親睦を深める子供)
こうした「守るものと守られるもの」といった対比構造で物語を描くところがとても良い。
デクが旅で出会ったのは、アンドロイドの少女、カリスクの子供といった「陽」の性格の持ち主たちだった。彼らは皆、自分の身を顧みずにデクを助けようとした。
映画が進むに連れ、デクの表情も何処か柔らかくなっていくように見えたのも魅力的だ。
物語中盤まで「強さ」にこだわり、相手を助けずに進もうとしたデク。両足を失ったアンドロイドの少女を背負って目的地まで届けた後、彼女が足を取り戻した際に「肩の荷が下りた」と呟くシーンは、どこか寂しそうにも感じられた。
プレデターの一族において「優しさ」は弱さの象徴かもしれない。だが、デクにとっては「守る」という経験こそが、彼を真に成長させた。もし彼が最後まで「強さ」だけにこだわり、一人で進み続けていたら、この結果にはならなかっただろう。
『プレデター バッドランド』は、単純な力の強さではなく、過酷な環境に適応する「柔軟性」と、他者との関わりの中で生まれる「守る強さ」こそが、真の成長をもたらすことを教えてくれる物語だった。
大特撮映画っだった
まあ、評判もいいので観てみようかと思い鑑賞しました。
そしたらどうですか!見どころイッパイ!
最初の方、植物のようなツタが襲ってくるところ。
ウルトラマン怪獣無法地帯のスフランのようで、いっきに没頭しました。
あとで、会社のアンドロイドたちが銃で撃退するところなんか「スパイダーショットかぁー!」って興奮しました。
主人公のプレデターの名前が「デク」なのも、なんか「ヒロアカ・・・じゃないよな?」と思ったり。
彼が戦いの決意をするシーンでのバックの炎上大爆発は、戦隊みたいだ―!なんて思ったり。
あと、不老不死怪物の子供、シンドバットの映画に出てきた「イーマ竜」だ!と思った。
申し訳ない!
過去の記憶があるもんで、フツーの観方が出来ないんですよ。
でも、こういう楽しみ方もあるという意味で、鑑賞必須の作品であります。
ダコタちゃん納得
プレデターが、こんなに続くなんて!2で終わったと思っていた。親子関係があるんだね。使い物にならないものは、親子は関係ない。ダコタちゃんは、アンドロイドだったんだ。下半身との出会いも素晴らしい。
森の中には危険がいっぱいだね。エルちゃんも出て欲しかったなあ。
プレデターの成長物語
評価を見ずにあまり期待しないで見に行ったが、
めちゃくちゃ面白かった!
最初、プレデターが人間みたいにしゃべりだして
これはファンからは低評価くらいそうだなと思っていたが
主人公のデクがすごく良いキャラだったので
すぐに気にならなくなり最後まで楽しめた。
ストーリーは主人公がプレデターなのにかなり王道で、
父から弱者扱いされていた主人公が新しい仲間と出会い、同種にはない柔軟性や仲間から得た知識で強くなって
見下していた父を見返す、、、という
絵面はキモくなったが大雑把に見ればまるで『ヒックとドラゴン』を思い出すようなお話だった笑
少し気になる点を挙げるとすると、
バドがカリスクの子どもと判明するのが唐突だった。
けれどカリスクがデクを食べなかった理由がバドにマーキングされていたからという伏線に繋げているのは上手いなど思った。
1番気になったのはテッサはティアに対してはまだ仲間としての感情はあったんじゃないかと思える描写があったこと。
テッサが目覚めてすぐにマザーに「ティアはどこ?」と質問したり、ティアをすぐ処分しようとしなかったり、最後には「姉妹なのに裏切るなんて」と嘆いていたり、もう少し話し合えれば違ったラストになったのかなと思う。
プレデターでヒューマンドラマを見せられるw(批判じゃないよ)
プレデターって「死の恐怖」を知らない人型の「エイリアン」のような存在であり
多種多様な武器が「狩人」としての面白みを色付けしてくれていて、シュワちゃんとの
戦いで「絶対勝てない感情のない相手」という地位を確立していたけど、バッドランドの
プレデターは普通に「感情を持っている」キャラクターになっている
このプロットなら「プレデター」じゃなくてもいいんじゃないか?と思わなくもないが
じゃあ面白くないかといえばそうじゃない
プレデター側は兄と弟の人間臭さをもっていて
アンドロイドも姉妹の関係性を匂わせ
最強モンスターには親子愛まで登場する
このプロットじゃ逆に言えば、プレデター作品として描かないとチョーチープな作品に
見えるよね
そんなに強くない(いや、強いけどね)主人公プレデターとアンドロイドのくせに
めちゃ感性(感情)を持つ、死なないツールw、さらにおさるさんのようなこれまた
最強のバディまでいたら、もう絶対何が来ても負けないじゃん
それが分かっていても面白かったんだから、やっぱり面白いんだよね
最後に「母上」が登場して何となく「ヒットしたら続編作っちゃうよ」臭も
決して嫌いじゃないwww
映画も決して長くないけど中だるみなどなくずっと見せ場が続くのでアクション大好き
な人は最後まで飽きずに引っ張ってくれてGOODだと思う
手放しでほめていない文章になったけど、映画としては★4は偽りなく面白かったのは
事実です
私のように、理屈っぽいこと考える人は見ないでね(笑)
繰り返しますが、面白かったんです、ほんとに!!!
狩られる者
逆転の発想が素晴らしい。
狩る者から狩られる者へ。
いままでのプレデターにはない彼らの惑星での関係性を描き、その若者がいままで狩ることの出来なかった生物を狩ることで得られる称号を狙う。
固執した思考のもと生物を狩にくるデク、そして人間が作ったアンドロイド。この2人が出会うことで転がりだす関係性の構築。
互いに補填し合うことで物事を柔軟に捉える様になりいままでにないプレデターを作り上げている。また人間のもつ貪欲さを上手く織り込んでる点も良かった。
あと並行で描いてるエイリアンの小ネタを挟み込む点も良かった。
最後にこの監督は日本のマンガ(僕のヒーローアカデミア)が好きなのかな?
醜悪さと人間らしさ、どうでしょうか?
まぁ、そもそも、凄く強力な科学兵器を使う優れたハンターが、仮面を剥いだら強烈に醜いというギャップが1作目の1つの見せ場でした。今回はその醜いのが主演で、観る側はそいつに感情移入させられるという映画。それが受け入れられないせいか、眠くなってしまった。バッドランドの生物も強烈で、まぁなんとも醜いものを見せられる感じです。それは良いとして、最終狩猟目的の巨大生物の子供がなんともダサいし、何よりあのような状況に安っぽい親子の情みたいなものは持ち込んで欲しくなかったなぁ。もっと言うと、プレデターにも兄弟愛みたいなものを描いて欲しくなかった。それらこそ人間的なことで、不死身の生物やプレデターが普通の人間と同じで矮小化したような・・・。
そういう中で、エル・ファニングだけが我々基準で美しいものであり、その分 際立っていた感じ。下半身だけのアクションを美しく感じるくらい。このシーンは他にないアクションシーンで面白かった。
この映画には人間がひとりも出てこなくて、人間に見えるものは皆アンドロイドであり、同じ顔になっていた。ウェイランド社の男性型はあの戦闘員の顔で、女性型はエル・ファニングの顔なのか!?なんて。
プレデターの続編がまさかの
プレデター視点とは。下半身を失ったアンドロイドとティアが美しくと迷子の怪獣のバドが愛らしくあのプレデターがだんだん可愛く見えてくる。なんとなくオズの魔法使いを思い起こした。
あっという間の107分 成長していくプレデターを感じる一作
プレデターシリーズは毎回鑑賞しておりますが、完全に狩られる側は今回が初なのかな。
ざっくり言うと、一族では弱者とののしられ父親に殺されかかった主人公のプレデターのデクが、認められるために生き残るのが相当困難な星のバッドランドに送り込まれ(自分で選んだのだが)、成長していく、というストーリー。
だが、それだけではなく、最強の生物である「カリスク」と呼ばれる不死身(再生能力がすさまじい)の恐竜のような怪物を捕らえ、生物兵器として利用してしようとしていた地球の企業から送り込まれたアンドロイド達との攻防もあり、単純な敵とバトルしまくって終わり、というものではなかった。
バッドランドに生えている植物もみんな一筋縄のものではなく、小さい生き物も皆、何かしら油断ならない武器というか性質を持っており、気が抜けなかったが、成長したデクがそれらを有効活用していた。
一人二役をされたエル・ファニングは「マレフィセント」のお姫さまとは全く違う演技をこなしてましたね。上半身だけの映像はどうやって撮影や画像加工しているのか?などを思いながら観るのも一興かと。
最後にデクはオヤジさんを倒しましたが(デクが強くなったからか、それほど強くなかった?)、その後に出てきたお母さんがどんな方か見てみたかった。宇宙(飛行)船の登場でその中に乗っているということだったが姿は現さず。お母さんの方が強かったりして(笑)
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