「令和のプレデター」プレデター バッドランド がばちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
令和のプレデター
例えるなら、モンキーパンチのルパンを期待して見に行ったらカリオストロだったような。
面白いよ。面白かったよ。
けれど、これじゃない。
小学生の頃に劇場で1作目と2作目の洗礼を浴びた身としては、剥いで、吊るして、不穏な太鼓BGMを背に、圧倒的強者として君臨する彼らであって欲しいのです。
ノリが某ガーディアンズオブギャラクシーっぽくもあって、エンドロール後のスクリーンに「プレデターは帰って来る」との幻覚が見えました。(本当に)
よく喋り、笑えて、じんわり染みて、感情移入できるプレデター。
はたしてそれはプレデターなのだろうか?
…プレデターなのだろう。令和のプレデター。
旧世代の旧態依然に虐げられ、己の弱さに苦しみながらも、それを乗り越えようともがく新世代プレデターの姿。
ならば、未だにシュワちゃん至上主義で今作を語ろうとしている自分こそ、彼に真っ先に狩られるべき旧世代なのかもしれません。
令和の世を生き抜くため、そしてこれからも続くプレデターシリーズを楽しむためにも、しっかり我が身をアップデートして行かねばな。
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