「まるで少年漫画のような成長していくプレデター」プレデター バッドランド ハチケンさんの映画レビュー(感想・評価)
まるで少年漫画のような成長していくプレデター
とにかく脚本がよく出来ています
成長・家族・激しいバトルと観客にうける要素を入れながら、今までのプレデターの要素や果てはエイリアンに出てくるウェイランド・ユタニ社をうまく絡めてファンを喜ばせてくれたり、最初から終わりまでずっと飽きずに観れました。いや本当によく出来ている。ここ最近のハリウッドのアクション映画では頭一つ抜けていましたね。
ただ、今作は今までのような激強プレデターではなく一族最弱のプレデターの成長物語でもあるので、激強プレデターが好きなファンには受け入れられないかもしれない。でも最弱が成長していき、最後にいままでの集大成のような戦いを繰り広げるのは日本の少年漫画のようで楽しめました。
ただし一切人間は出てきません。エイリアンとアンドロイドだけです。まぁ逆にそれが良かったと思います。キリスト圏内はロボットは人間の相棒としては受け入れられないけど、「じゃあエイリアンなら良いんじゃね?」的な絶妙なラインを攻めてるのも自分には面白かったです。日本ではロボットは相棒なのは普通の感覚だけど、あっちではそうじゃなく大体が良い相棒そうだけど実は信用ならない相手として扱われます。そういう意味でも冒険してましたねぇ。
またウェイランド・ユタニ社がエイリアンだけじゃなく他からも恐ろしい生物を集めていたり、エイリアン2を思わせる「ある兵器」が出てきたりでサービス満点です。
よく観ると色々なネタが散りばめられているので何回も観たくなる。
B級映画で始まった初代プレデター。最強故に扱いにくく最近では「プレデターは結局B級として消費されていくのかなぁ」からのこの作品。大作として、そして傑作と思える出来のものが誕生して、長年のファンとしては純粋に嬉しかったです。続きもありそうなので期待してます。
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