「個人的には吹替版で観るのをオススメします!」プレデター バッドランド トンまるさんの映画レビュー(感想・評価)
個人的には吹替版で観るのをオススメします!
前回映画「爆弾」の方が気になって、ついつい先送りにしてしまったのだけど、改めて観ることが出来ました、映画「プレデターバッドランド」!!!(=゚A゚)
面白かった!!!!
面白かったよ!!!!!
もうそれだけだよ!!以上感想終わり!!
でもいいくらい面白かった!!なので評価5!
っと、5000文字も書けるのに150文字くらいで感想を終わらせたらもったいないので、どう面白かったか、だらだら~っと書いていきます。
プレデターは第一作からTVで観ていて、当時小学生かつメタルヒーロー世代だった私の心をガッチリと掴んだシリーズでした。
ドレッドヘアーに醜悪な顔という異形な出で立ちに、光学迷彩にプラズマキャノンと近未来的な兵器を駆使し単体で狩りを行う人型エイリアンなんて、反則的すぎるくらいキャラが立ってるだろ!!!(=゚A゚)
それをシュワちゃん率いる筋肉モリモリのミリタリー部隊が迎え撃つんだよ!!当時シュワちゃんはコマンドー派かプレデター派かで分かれたけど、俺は断然プレデター派だ!!!
当時一作目をこれでもかというほど吹替え版で観ていたおかげで、好きな哲章と言えば玄田哲章と答えてしまうほどに映画プレデターシリーズに関しては全て吹替え版で観る!という自分の中での確固たるルールが確立しております。
というわけで、もちろん吹替え版で観ました!
私、今の職場に就職して早7年が経過したのですが、7年前、2次面接後に内定をもらって、あとは入社日を待つばかりで退屈していた時に「ザ・プレデター」を劇場で観たので、映画館でプレデターを観るのは実に7年ぶりとなります。
ザ・プレデターは不完全燃焼だったんだよね(=゚ω゚)っぽさが足りないというか、2の時も思ったのだけど、やっぱり初代や「プレデターズ」「ザ・プレイ」みたいに自然の環境でこそ「っぽさ」が際立つと思うんですよ。サスペンスドラマの崖みたいな感じで。
それで今回はどうかな~…と思って観たのですが、人間ならまともに生きてはいられない弱肉強食な惑星で、いつもは人間側に干渉して狩る側にいたプレデターが人間が暮らせない過酷な環境で狩られる側に回るという、まさかの立場逆転な主人公枠!
エイリアンでお馴染みウェイランドユタニ社製のアンドロイド(上半身)と協力して未知の惑星で生き抜くバディ物と、これまでにない要素盛りだくさんで非常に面白い内容となっておりました。
一族の中でも最弱と言われたヤウージャ族(プレデターのことそう呼ぶのね)のデクが、強さこそ正義!!な掟にしたがって父親に始末されそうになったところを兄に助けられ、生存不可能な地、ゲンナ星へと赴き、そこにいる親父も恐れるモンスターを狩って強さを証明するんじゃい!!最強のプレデターに、俺はなる!!な内容が開始早々すぐに分かるという、非常にわかりやすいストーリーなんだけど、過酷な地の案内人アンドロイド「ティア」の存在が物語に彩りと面白さを与えています。
光学迷彩機能とかいつも着けてるフェイスマスクとかは、トロフィーを献上して晴れて「プレデター」になった時に着けれるものなのね。
素顔のままで行動する未熟なプレデターであるデクの姿も、これまでのシリーズとは異なった仕様で面白さを感じました。
単体で狩りを行うというのは、シリーズを通して観て分かるようにやっぱりヤウージャ族の性質なんですね。
狩りの目的が強さの証明なので例えばナイフ一本で挑んでくる強者が相手なら、こちらも刃物で応じると、人間でいう騎士道精神も持ち合わせています。
今作は人間が出てこないので、翻訳機能を搭載したティアがヤウージャ語を話せるというのが強みで、プレデターとの会話が成立しているのも魅力のひとつ。
俺たちは群れない!!群れたら弱い!!強さこそ正義!!な一族の誇りを主張するデクに、群れを守る強さを持ったオオカミの存在を語るティアと、旅のお供に出会ったモンスターバドとの交流で心境が変化していきます。
ティアは失った下半身のあるユタニ社の部隊の拠点まで運んでもらうためにデクを利用していたことが分かるんだけど、ティアの姉妹であるアンドロイドのテッサと合流するためだったと、アンドロイドとヤウージャ族の違いはあるけど、家族のためという目的が一緒だったんですよね。
デクがゲンナ星に来た最大の目的であるモンスター、カリスクが遂に登場。
ついでにユタニ社がゲンナ星を調査に来た目的が、サンプルの採取と何より、脅威の再生能力を持ったモンスター、カリスクの捕獲だったと。
カリスクは俺が狩りにきたんじゃい!!とデクが果敢に挑むんだけど、ヤウージャ族の強い戦士である父親をも恐れる存在とはよく言ったもので、危うく命を落としそうになるところで、カリスクは何故かデクを食おうとしない。
デクもあれ?となってたら、実は旅のお供に出会ったバドがカリスクの子供だったことが判明します。
家族の証につけたマーキングの匂いに気づいたんですね。
再調整のため梱包して運ばれるティアを救いだすためデクがこれまで自身の経験や彼女の案内で培ってきた生物たちの特性を逆に利用してやろうと戦う準備をはじめます。
この場面がとにかく好きで!奇しくもこの場面、初代でプレデターと戦うために支度をするシュワちゃんを彷彿とさせるんですよね。
ティアを助けたがために、弱者を切り捨て闇落ちしたテッサと、兄に助けられて守る強さを知ったデクとの対決。
首(トロフィー)を抱えて父親の元へ戻ったデクは、すでに強い戦士へと成長していて、ヤウージャ族との袂を分かち、新たな「家族」を手に入れたところで物語は終了します。
いや~、面白かった。続編があるならまた観たいけどもこの一作で終わるからこその良さもあるから複雑なところです。
吹替え版で観たのですが、デクたちのヤウージャ語は吹替えでもヤウージャ語のままなので、実質ティア(とテッサ)役の早見沙織さんの独壇場といった感じでした。
早見さんは以前から思っていたのですが、アニメより吹替えの方がすごくナチュラルに聞こえていいんですよねぇ。私は吹替えで観るのを薦めます。
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