「シリーズ初鑑賞は意外なことが多かった」プレデター バッドランド 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ初鑑賞は意外なことが多かった
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「プレデター」シリーズ初鑑賞。てっきりホラーだと思っていたら、プレデターのルックが怖ろし気に作られているだけで、本作の筋立ては、オイディプスやゼウスなどのギリシャ神話に端を発する父殺し物語の系譜に属するものでした。シリーズ全般の流れは知らないけど。
ストーリーとしてはありがちなものだったのですが、父への復讐を誓う若きプレデター・デク(ディミトリアス・シュスター=コローマタンギ)のバディとなったアンドロイドのティア(エル・ファニング)の存在が見所でした。下半身を失ってもアンドロイドなので生き続けているという設定もミソで、デクが担がないと移動できないからこそ身近な存在になって行き、やがてプレデターとアンドロイドの信頼関係構築に繋がる展開が、予定調和とは言え心地よかったです。一番の見せ場であるアクションシーンでも、ようやく見つけた下半身と上半身が協力して敵と闘うシーンは斬新でした。いずれにしても、「プレデター」という題名にも関わらず、本作の中心=主役がデクではなくティアだったというのが、最も意外なところでした。
ラストで父を倒したデクの前に母が現れたところでエンドロールになってしまいましたが、続編が出来るのかしらね?
そんな訳で、本作の評価は★3.6とします。
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