「小さくまとまってんじゃねえ!」プレデター バッドランド クリスちゃん脱線さんの映画レビュー(感想・評価)
小さくまとまってんじゃねえ!
予告にあったあの絶望感!最強の戦士が最弱に!
バディを組むのは下半身のないアンドロイド!
もう、この設定だけでワクワクしたのに・・・全然生かしてないんだもの。
久保田利伸ばりにバリバリ IT‘S SO BADでした。
予算の都合もあるんだろうが、もっと面白くできたでしょう?
1番不満があるのは世界観を構成するデザインが全て陳腐な事。
まず、ショッカーのアジトみたいなプレデターくんの家。
あの家と動力源が一切不明の高性能特殊兵器の文明差が激しすぎる。
そして、宇宙船・脱出ポッド・ユタ二社製機器。
オリジナル感を出そうと思えばいくらでも可能なのに既視感しかない。
エイリアン2のパワーローダーを意識したマシンもコンテナ用に大型化しただけのもの。
SFって、新しい視点・価値観を提示してくれるもんじゃないんですか?
少なくとも日本のアニメ界ではこの程度のデザインじゃ売れません!ってバンナムさんからクレームがきます。笑
バッドランドの植物・クリーチャーデザインも宮崎さんの腐海にはるかに及ばず。
触手状の樹木って初代ウルトラマンの多々良島かよ!
わかります。わかるんだけど+αが欲しいのよ。この映画独自の!
せっかく可愛いバディがいるのにプレデターくんの高ピーな性格で「子連れ狼」設定も生きてないし・・・←マンダロリアンと被るから?
でも、アンドロイドの上下半身ファイトは良かった。
言っちゃーなんですが・・・
あの見た目のプレデターくんが片腕 OR 片足1本無くすくらいの逆境に陥って半身が無いアンドロイドと共感・共闘を望んでたんですよ。
(無くした腕をアンドロイドがその場しのぎで貸すとか、兵器を腕に移植するとかアニメ好きなら激アツ展開になったのに)
友情・努力・勝利の少年ジャンプな展開。
ブ男の大逆転劇を期待してたんだけどなぁ・・・これじゃあ短編読み切り掲載程度です。
興行収入次第でウルトラの母登場みたいですけど。
戦闘民族らしいから、次回は王位継承でクローンプレデター・半身機械プレデター・実は中身が人間プレデターあたりと対決して真の王を目指して欲しい。
↑あっ、それじゃあキン肉マンじゃねーか。
*主役のプレデターくんは未熟者だから光学迷彩は使えないの?
教えて、えらい人。
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