「旅の過程で形成される異色のチームに魅了された」プレデター バッドランド けろざさんの映画レビュー(感想・評価)
旅の過程で形成される異色のチームに魅了された
プレデターは全作観てます。
しかし、本作の主役となるプレデターは、ドレッドが足りないあのデザインがどうにも好きになれず、それほど観たいとは思えない作品でした。
どうしようかな?観ようかな?ネットで配信されるまで待とうかな?といろいろな思いが交錯しましたが、今日は休みだし、映画でも観に行かないと1日中家でゴロゴロして終わっちゃいそうだったので前日の晩に急遽チケットを取りました。
一番好きな席が空いていた事も後押しになりました。
このようにあまり盛り上がっていないテンションで、大きな期待もせずに観に行ったのが結果的には良かったのかもしれません。
結果、大当たりでした。
最初から最後まで中弛み無しでで、最後までずっと楽しめました。
現代から見て、昔の時代設定なのかと思ったら、未来の話でした。
作品の舞台となるのはプレデターの母星と、プレデターすら恐れるという怪物が生息する星だけで、地球も地球人も一切出て来ません。
だから西暦が表示される事もありません。なのに何で未来の話である事が分かったのかというと、今回バディを組む事となったアンドロイドの出自がそれを語っていました。‘あの作品’と世界観を共にしている事もワクワク感をさらに上昇させてくれました。
力量不足故に戦士と認められなかった若いプレデターと、下半身が無いアンドロイドは旅の過程でやがて仲間を増やし、四者が一組になって非常に良いチームを形成し敵に立ち向かいます。
最終的に一者減ってしまいますが、このチームに魅了されるファンも少なく無い事でしょう。
幸いにして、続編の制作も可能な終わり方になっていたので、ここは是非、日本でもこの作品を大きくヒットさせて、是非ともチームが再び活躍する続編に繋げようではありませんか。
プレデターに冷徹で獰猛で残虐な存在感を求める向きには、本作で主役を務める若いプレデターに足らないものを感じるかもしれませんが、冷徹で獰猛で残虐なプレデターはパパが一人で背負ってくれています。
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