父と僕の終わらない歌のレビュー・感想・評価
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認知症患者と接する難しさ
昔、ミュージシャンとしてレコードデビューを目指していたが、オーディション当日に息子・雄太が生まれ夢を諦めた間宮哲太は、生まれ育った横須賀で楽器店を営みながら、時々地元のステージに立ち歌っていた。そんなある日、物忘れが頻繁に起こるため家族と病院を訪れた哲太はアルツハイマー型認知症と診断されてしまった。徐々に忘れる事の増えた哲太と支え続けた息子・雄太と妻・律子、そして近所の仲間たちや愛する音楽・・・そんな話。
アルツハイマー型認知症の患者と接するのは大変なんだというのがよくわかる。
寺尾聰、松坂桃李、松坂慶子と豪華な親子で、良かったし、三宅裕司、石黒三郎などの友人たちも暖かくて良かった。
そして、寺尾聰の歌が好きな人にはたまらないかも。
だけど、ステージで歌を忘れる様だとライブはきついだろうなぁ。
それと、乗ってた車は1960年代前半のオールズモービル・ダイナミック88のステーションワゴンだと思うが、バックドアのガラスが下がるのと、低速からドコドコと走るエンジン音がなんとも良かった。
アルツハイマー病と闘う父親と、その父親を全力で支える訳あり息子を描いた作品。 本年度ベスト級。
イギリスで実際にあった出来事を基に作られた作品。
かなり美化されている印象だったけど、認知症の人を支える家族の大変さを改めて感じさせる作品だった。
レコードデビューの夢を諦め、横須賀で楽器屋を営む間宮哲太(寺尾聰さん)。
その息子の雄太(松坂桃李さん)を中心に展開するストーリー。
舞台となった横須賀の町並みがとてもアメリカン!
車もアメリカンで格好良くてエンジン音の迫力が凄い!
久しぶりに横須賀に行きたくなる(笑)
昔から物忘れがちだった哲太。
アルツハイマー病と診断され、妻の律子(松坂慶子さん)と雄太が彼を全力でサポートして行く感じ。
アルツハイマーの進行を遅らせるため、好きなことを続けるのが良いと知った雄太。
哲太に歌を歌わせ、その様子をSNSにアップし続けバズって行く展開。
寺尾聰さん演じる哲太の歌声は圧巻!
実年齢78歳とは思えない歌唱力!
歌唱シーンが多いのでそれだけでも満足度が高かった!
泣ける映画とは思っていなかったけど、ラストのライブハウスでの哲太と雄太の二人だけのシーンは涙が止まらず(笑)
松坂桃李さんの泣く演技が凄い!
素敵な場面だった。
チョイ役で齋藤飛鳥さんも登場。
その美しさと顔の小ささに驚きしかありませんでした( ´∀`)
それ、皆んなで考えてみようか‼️❓
実話の原作は英国らしいですね、横須賀ならありそうな気がしますね、音楽とかゲイとか、知らんけど。アルツハイマーでも、進行を遅らせたり、周りを含めて充実出来る方法もあるらしいですが、境界線が難しいですね、事故や事件にならない境界線、難しいですね、自分も含めて課題です、ただ、家族を含めて大事にならないうちに決断は必要だと感じました、これを観て再認識した。ゲイは松坂桃李とフジオカで綺麗なのですが、親の立場としては、避けたいのは正直なところ、ところで電話からしてオツサンズラブの田中圭登場かと思いましたが、いい意味で違いましたね。たまに思いますが、認知症などで自我が壊れて、家族も友達も環境も自分すらも忘れたら魂はあるんでしょうか、我思う故に我あり、不可思議ですね、関係ないけど、宇宙の起源よりも古い星が見つけられたそうです。
実話ベースで泣けた
思ってたよりはあっさりしてたけど
鬼気迫る演技が凄かった
認知症の親を介護した経験があり、思い出しながら観たら涙が出てきた。
波があって、しっかりしている時と、全く別人になる時を繰り返すのですよね。
寺尾聰の鬼気迫る演技が凄かった。
たまたまチネチッタ川崎での舞台挨拶回で観たのだが、寺尾さんが「実の母が亡くなる寸前、それまでどんなに身体が悪くても私(寺尾さん)のことはわかったのに、『どなた?』と言われたことがあり、あの時の母の様子と、言われて悲しみと情けなさと怒りで感情が沸騰した子ども側の気持ちは、監督や松坂桃李くんに汲んでもらい、全てこの映画に入れることができたと思う」とおっしゃっていて、なるほどと唸る出来でした。
寺尾聰のコンサート
寺尾聰の歌唱が至福
ストーリーに関しては
実話にインスピレーションを受けて製作されている
ことと、実にこじんまりとした世界観及び主人公の
アルツハイマーを患っている設定で、
新鮮味は正直ない。
ただ、寺尾聰を起用して歌が軸になっていることが
見どころ。
したがい、寺尾聰でなければこの主人公は演じられない
だろうとも思うし、あてがきなのかなとも思った。
とにかく寺尾聰の歌唱シーンが素晴らしい。
きっとご本人も楽しんで歌っているんだろうと感じた。
役を演じるのも楽しかったに違いない。
そういう雰囲気を感じる作品。
松坂桃李も難しい設定の役だったと思うが、
寺尾聰との共演はモチベーションになったに違いない。
最近あまり見たことのない役を演じていて新鮮だった。
ディーンフジオカは結構美味しい役だったなと思う。
ライブ後に観客にサインをしていたのにはウケた。
妻役の松坂慶子の演技が万全というか、
めちゃめちゃ安心感があったので、他の役者の役が
際立って活きたのだろうと思う。
ラストの哲太のセリフも好き。泣けた。
これが言いたかった映画だと思う。
映画には関係ないが、観客はおそらく60オーバーの方々が
ほとんど。そして劇中に会話するお茶の間状態ややあり。
シニアこそ若い人の模範になってほしいところだ。
いい人達
不謹慎、
小学生がVolareを口ずさむ街
80歳でアルツハイマーの自称横須賀のスターという音楽好きの爺さんと家族の話。
若かりし頃レコードデビューのチャンスがあったが、タイミングが悪く機を逸した爺さんが、アルツハイマーを発症して巻き起こっていく。
アルツハイマーがわかっても妙に能天気な夫婦には違和感だし、免許返納は良かったけれど、取り敢えず鍵も取り上げてくださいね…割とマジで。という序盤。
軽めの空気感が一転する現代社会のアホな風潮と、それがいるのか良くわからないし主題がブレそうな息子のネタを絡めつつ、壮絶な様子をみせ始める爺さん。
話しは良いのだけれど、時間経過がみえないから、急激に症状が酷くなり過ぎだし、家族もついていけてなくない?とは思ったりもしたけれど、まあ胸熱だしかっこいい感じだしまあ良いかという感じかな。
ほろり…
西部警察時代からのファンで、Shadow Cityを発売日に買ったのが密かな自慢😏の私ですが、寺尾さんってそれほど演技が上手いわけではないのでは?とも思っていたのですよ、実は(ゴメンナサイ)。
スミマセン、認識を新たにしました😓 同じカットの中で変化する感情と表情の豊かさ、いや、こんなに素敵な俳優さんだったんですね、ファンでよかった…。
緩急のついたストーリー展開に無駄は一切なく、遠景のカットさえも意味ある充実ぶり、そして慶子様のキュートさ…。この映画の魅力を挙げればキリはありませんが、息子の父親に対する少し斜に構えた愛情を、桃李クンは本当に丁寧に表現していて、ホロリ、と涙が湧いてきました。
皆さんに見ていただきたい映画です。応援してます♪
父と息子(と、母)の物語。 父は横須賀で楽器商、アルツハイマーだと...
父と息子(と、母)の物語。
父は横須賀で楽器商、アルツハイマーだと判明、徐々に挙動が変わってゆき。
夫婦二人暮らしではあったものの、息子も実家で面倒を見ることに。
介護の献身、ご近所さんとの接し方、丁寧で驚く描写でした。
もとの物語は、英国で実際にあった動画投稿だとか。
寺尾聡さんの渋い歌声にも、そのご家族にも拍手です。
息子さんやお母さん(どっちも松坂さん)の演技のすごみにも。
主題(アルツハイマー、介護)以外にも、社会的イシューが、いくつも散りばめられています。
ご近所や幼馴染など人のつながり、同性愛、ネットのバズりと炎上、など。
この物語で、決定的に恵まれているなあと思ったのは、ご近所や幼馴染との近さ。
地方の過疎地・限界集落などでは、成り立ちづらい話のようにも感じます。
横須賀の強い日差しと南国っぽい景色、
ちょっと派手過ぎるファッションでも、むしろ似合うのは、なんだか憧れますね🌴
涙が自然にこぼれる、そんな映画でした。
アルツハイマーを患い、少しずつ記憶を失っていく父と、そんな父を支える息子。二人がもう一度「音楽」でつながっていく姿に、何度も胸が熱くなりました。
寺尾聰さんの静かな演技には、言葉にならない深い愛情と切なさが滲み出ていて、まるで本当にそこに「父」が生きているかのよう。松坂桃李さん演じる息子の葛藤や成長もリアルで、共感の連続でした。
特に、劇中で歌われる「Volare」は忘れられません。音楽って、こんなにも人の心を動かすものなんだと、改めて感じさせてくれる名シーンです。
実話をベースにしているからこそ、感動が嘘じゃない。
今、大切な人に会いたくなる——そんな優しい余韻が残る作品です。
ぜひ多くの方に観てほしい、心温まる一本でした
父親が認知症になってしまうと。。。
映画、タイトルの「父と僕の終わらない歌」というより。。。
旦那、父が認知症になってしまうと。。。奥様と息子はいかに大変か?がわかる映画🎞️でした(><)。
ストーリーは、父と息子の心の絆物語ですが、良かったのですが、少し薄っぺらいような気がします^^;
寺尾聰は歌が上手いのはわかるけど。。。ここまで全編に渡って歌を聞かせなくても。。。^^;
本来の父と息子の絆物語を、認知症を踏まえつつ、感動的かつドラマティックに細やかにに描いて欲しかったです。
父と僕の終わらない歌
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