父と僕の終わらない歌のレビュー・感想・評価
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久しぶりに心温まる作品
予告の時から舞台が横須賀と海が映り
とても気になっていた作品
キャストも松坂桃李くん
その父に寺尾聰さん
原作・小説は未読
父がアルツハイマーに侵される事だけは頭に入れ鑑賞
『かつてレコードデビューを夢見ていたが、息子のためにその夢を諦めた』
このキャストに寺尾聰さんがハマり役だった
冒頭から耳心地の良い歌と海がひきつけられました😊
話の中でも寺尾さんの歌う歌が心地好く
耳にした事のある曲ばかりで🎶
曲を聴くだけでも観て良かった😊
話の流れは…父がアルツハイマーの進行に
戸惑い苦悩する演技に雄太と母の寄り添いが家族の絆を物語り
自然と同じ気持ちで観ていた自分で…
ラストのステージでの場面は泣きました😭
もしかしたら自分の親も…と想像してしまい
ボロボロでした😭😭
とても心温まるお話で
心が温かくなりました😊
身近な家族にこそ感謝の気持ちはすぐに言わなきゃと思える作品…
でも、なかなか言えないんですよね~。照れくさかったり変な見栄やらその他諸々があって…いやぁ~難しい!!
冒頭から話がそれてしまいすいません。
観ようと思ったきっかけは、フライヤーを手にした時から思ってました。
ただ、テーマがテーマだけに絶対暗い気持ちになるだろうと思い躊躇してました。
僕にも父と母がいる。父に至っては76歳である。そして、実家を離れ一人暮らし。そんな、境遇が、松坂桃李演じる裕太と被ってるからこそ引き寄せられたのかもしれない。
今後の自分自身の人生においても観なければいけないと思い、半ば強制的に決断!!
で、感想ですがとても良い!!
キャストの皆さんの演技が自然でスーーーっと話が入ってきました。
特に間宮家族を演じられた松阪桃李、慶子、寺尾聰さんらが本当の家族に見えたので、凄く入り込んでしまった!!
ストーリーが進むに連れて悲しくなる場面も多くなり映画館でメッチャ泣いてしまい、しばらく出る事ができませんでした。
その時、ずっと感じたのがタイトルの気持ち。
そして、今後の自分自身の家族との向き合い方について考えていました。
この映画は皆さんにも是非とも観ていただきたい!!
そして出来れば大切な人やご家族と観てもらいたい!!
大切な人との有意義な時間のあり方について考えさせられるキッカケとなるために作られた。
そんな作者の気持ちがダイレクトに伝わる良作映画だと思った。
そして、観賞したみなさまが美しい涙を大切な人と共有して欲しい。
寺尾聡リサイタル映画
生まれて初めて買ったレコードは寺尾聡の「Reflections」だったし、初めて行ったコンサート(確か代々木の体育館だったかな)も寺尾聡だった私としては、必見の作品でした。というか、先週観た「金子差入店」に続き、2週連続で寺尾聡出演作品が公開されるとは、今月は何と素晴らしい月なんでしょう!
しかも本作は主演ということで、いやが上にもアゲアゲな気分で観に行った訳ですが、映画が始まってさらに驚くべきことが。認知症になってしまった父(寺尾聡)と息子(松坂桃李)の物語とだけ認識していたところ、何と本作の舞台は我が生誕の地である横須賀ではありませんか!しかも良く知った場所であるドブ板通りが舞台となっていたので、内容云々の前に、出演者と話の舞台で大満足出来る作品でした。
内容ですが、アルツハイマーと診断された父・哲太が、長年の夢だったレコードデビューを目指すというお話でした。親の認知症という点で、個人的に似たらしき環境にあることから、非常に共鳴できる部分のありました。元気な頃の姿とは変わってしまった親を前にして、どう対応したらいいのか、今後どうしていくべきなのかと平生暗い気持ちになることがありますが、そんな気持ちを前向きにさせてくれたことを感謝したいと思います。また、全編に渡って寺尾聡の歌が流れていたと言っても過言でなく、いわば寺尾聡リサイタル作品だったことも大満足でした。しかしこの老成した歌の心地いいことと言ったらないですね~♪
寺尾聡の話に終始してしまいましたが、息子役・雄太の松坂桃李も上手かったし、雄太のパートナー役のディーンフジオカがチョイ役で登場したところも贅沢でした。
そんな訳で、いろいろな観点から大満足の作品だった本作の評価は、★4.6とします。
アルツハイマーを描くにはきれい過ぎるシーンが多いのか気になったが、...
おとぎ話だけど…⭐︎
認知症を発症した父親と息子の物語。
舞台が横須賀という設定が良い。
横須賀に行ったことがない人(自分も)が見るとそれだけで物語の中に入っていける。
アメリカっぽいところが奇妙に明るく感じて、認知症を扱った話しとしては終始
乾いた感じで進んでいく。
楽器屋を経営する寺尾聰演じる哲太が認知症になり、東京でイラストレーターとして暮らす
松坂桃李演じる雄太との関係を中心にお店のある商店街の面々が助け合って、最後には
レコード(CD?)を出すためのオーディションも兼ねるライブを成功されるまでの様子を
描いている。
寺尾聰の懐かしい洋楽を歌う歌声が何度も流れて、とても良い味を出し 認知症の悲惨さを
覆い隠している。
SNSで雄太があげる哲太の歌がバズったり、そのおかげでレコードデビューの話しが来たりとか
まるでおとぎ話のようなシーンも多くあるけどそれでも認知症の理不尽さは結構描かれている。
家族が認知症になったことのある人はこんなことない!と思うが、認知症の行動を知ることには
少しは役にたつのではないか。
主役の二人はもちろん上手いし、哲太の妻の松坂慶子や友情出演(誰の⁈)の佐藤浩一など
脇の役者さん達も良くってお話しとしては正直今一つだけど最後まで充分楽しめました。
ディーン・フジオカと松坂桃李のゲイと言う設定は実話からきているのかなぁ…あまり
本題には必要なく思われたけど。
続きを観たいような観たくないような映画
⭐︎3.5 / 5.0
今ひとつリアリティがないような・・・
"自分らしさ"
寺尾さんの歌声、圧巻です!
2人に1人の認知症人口の日本
すべての行動には理由(目的)がある🦆
忘れても失ってはいない大切な思い
予告から感動のヒューマンドラマを期待して、公開2日目に朝イチで鑑賞してきました。中高年中心ではありましたが、かなりの客入りにびっくり!みなさん、ご自身のこの先を心配して興味をもたれたのでしょうか。
ストーリーは、若い頃にレコードデビューを目指しながらも息子・雄太のために夢を諦め、今は楽器店を営みながら地元の小さなステージで歌い続けている間宮哲太が、ある日アルツハイマー型認知症と診断され、時折息子の名前さえ思い出せなかったり急に怒り出したりするものの、雄太や妻・律子の献身や商店街の仲間の優しさに支えられ、その歌声が多くの人に広がっていくというもの。
冒頭で見せる哲太と雄太のやり取りに、観ているこちらが小っ恥ずかしい思いをして、なんだか不安な立ち上がりです。でも、話が進むにつれその違和感もしだいになくなり、作品世界に浸ることができます。あとで思えば、冒頭の茶番は、久しぶりに再会した親子のぎこちなさを演出していたのかもしれません。
雄太が動画を撮って知人に送るあたりから場も温まり、それがSNSでバズるあたりからだんだん引き込まれていきます。展開に合わせて少しずつわかってくるのですが、雄太は父に対して負い目を感じるものを抱えており、哲太もそれを腹の底では受け止めきれずにいるようで、微妙な親子の関係性も物語のよいアクセントになっています。
また、商店街の顔馴染みの人たちからは、人情味あふれる温かさを感じ、これまで間宮夫妻が周囲とどう付き合ってきたかが窺えます。その一方で、ネット民の誹謗中傷や間宮家への悪質なビラ貼りなど、心ない行為に悲しくなります。素性を隠して安全な場所から他人を傷つける人間性のなさに憤りを覚えるとともに、心の貧しさを憐れに思います。
そんな顔の見えない人から向けられる悪意に屈することなく、哲太を支え続ける雄太と律子の姿が熱いです。症状が悪化し、どんどん記憶を失いつつある哲太ですが、その心の中には決して失われることのない、二人に対するあふれんばかりの愛情があったことでしょう。
そしてもう一つ。若き日に果たせなかったレコードデビューの夢も、哲太の心にずっと燻り続けていたのでしょう。デビューの可能性を聞いて大はしゃぎし、古いカセットテープを探して荒れる姿に、夢を諦めきれない哲太の強い思いを感じます。時には手をつけられないほどの状態の哲太ですが、その思いを受け止めてくれる家族や仲間がいることは本当に幸せです。
認知症を患う家族との暮らしは、実際にはもっと凄絶な面もあるかもしれません。場合によっては、かつての姿と比較して、悲しくなったり怒れたりすることもあるでしょう。それでも、思い出を忘れても、心の中の大切な思いまでは失っていないのだと感じさせてくれ、認知症の家族との向き合い方のヒントを与えてくれているような気がします。
ただ、ちょっと物足りない思いもあります。できれば、雄太に対する哲太の思いをもう少し踏み込んで描いたり、CDデビューするところまでを描いたりしてほしかったです。とはいえ、鑑賞後の後味は悪くなかったです。
主演は寺尾聰さんで、老いてなお魅力的な歌声が素敵です。脇を固めるのは、松坂桃李さん、佐藤栞里さん、三宅裕司さん、石倉三郎さん、松坂慶子さんら。
なんかいいなぁ~父親と息子の関係って思わせる映画
優しくてあたたかい
イギリスの実話がベースだったのね
横須賀で楽器屋さんをやっている、寺尾聰演じる爺さんの間宮哲太。何歳なのかは分からなかったが、病院でアルツハイマー型認知症と診断される。あら、チョイ役の医者を演じてたのが佐藤浩市とは驚いた。
哲太が松坂桃李演じる息子の雄太と乗っている車で、一緒に歌う。あら、日本語じゃないんだ。確かに昔はイギリスやアメリカのバンドが人気だったよね。って、思ってたら哲太が歌うのは英語ばかり。それ、日本語より早く歌詞忘れちゃうんじゃないかなぁ。若い頃ミュージシャンを目指していたが息子が生まれた日のせいで夢を諦めた哲太。だが毎年、地元で歌を披露してきた人気者だった。そのおかげで後半のライブを目指すストーリー。かなりの認知症爺さんだわ。そんな人がライブなんてやれる?せめてバンド練習やって欲しかったな。そんな爺さんを支える家族や知人達。皆んな優しくてちょいちょいウルッ!ディーンフジオカ演じる亮一の登場シーンも良かった。自分として1番意外だったのはダニエルを演じていたのが副島淳だった事。演技してるの初めて観たわ。結構楽しくて泣けたわ。
今も海が見えるでしょうか
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