「素敵な映画です。(寺尾さん目当てで観ました。笑)」父と僕の終わらない歌 にゃんころりんさんの映画レビュー(感想・評価)
素敵な映画です。(寺尾さん目当てで観ました。笑)
私は、この映画を2回(5月23日に川崎チネチッタで小泉徳宏監督と寺尾聰さんの公開初日舞台挨拶があった回と、6月1日に地元の映画館)で観ました。
この映画の公式サイトで、劇中歌のリストを見た時に「これ全部、寺尾さんがライブで歌ってる曲じゃーん♪」と思ったのと同時に、同サイトに載っていた、テッドさんとサイモンさん親子の画像を見て「あっ。これ何年か前に、テレビで紹介されてた親子だ!」と思いました(笑)。
劇中で寺尾さん演じる哲太さんの歌を聴きながら「この曲、4日前(5/19)のライブで聴いたばかりだわ」と思いながら、歌詞が何となく分かる曲は、哲太さんの歌に合わせて小声で歌ってましたし、聡美ちゃん(佐藤栞里さん)の結婚披露宴のシーンでは「士郎さん(元オックスの岡田士郎さん)と文哉くんが、しっかり映ってるし〜」と吹き出しそうになり「"Love Me Tender"は、こう言うアレンジにしたのね」思いながら観ていました。((o(^o^)o))〜♪
あと、ボランティアエキストラで参加させて頂いた哲太さんのライブシーンを観た時は「あの時、結構時間を掛けて撮ったシーンが、まるまるカットされてる〜」と思いながら観ました😅
それでも、「What Now My Love」と「That's Life」が流れた時は、ちょっとノリノリでした🎵
認知症の父親を介護すると言うストーリーだと、重かったり暗いストーリーではないかと思いがちですが、この作品はそんな要素は全くないのが良いなと思います。
アルツハイマー型認知症でも、進行が早い人もいれば、緩やかに進行する人がいるらしく、哲太さんは進行が早いタイプだったと思われ、雄太くん(松坂桃李くん)とお母さんの律子さん(松坂慶子さん)が、次第に変わっていくお父さんに戸惑い、10年前に雄太くんが同性愛者だと言う事を両親にカミングアウトした事を忘れて怒る哲太さんや、子供の頃の雄太くんを思い出すシーンを観て、記憶が過去と現在を行ったり来たりしているのだろうなと思いました。
哲太さんが、色んな事を覚えられなくなって来て、室内に注意書きのメモが貼られていたシーンを観て「"博士の愛した数式"か?」と思った方もいらっしゃるかと(笑)。
※「博士〜」は、寺尾さん演じる数学者の「博士」が、事故が原因で高次機能障害になってしまい、記憶が80分しか持たないと言う内容の映画です。
2回目の鑑賞は、初見の夫を半ば強引に(笑)誘って、映画館に行ったのですが、1回目の時より細かいところに目が行くようになり、哲太さんのライブシーンでは「(寺尾バンドの)Kさん見っけ♪」と思ったり、自分がちょっとだけ映り込んでいるのを見つけました(笑)。
1回、観ているので、ストーリーは分かっているのに、なぜかラストシーンは2回目の方が泣けました😢
もしかしたら、松坂桃李くんがテレビで「お芝居で、あんなに感情が溢れたのは初めてでした」とお話しされた事が、頭に残っていたのかもしれません。
寺尾さんと松坂桃李くん、松坂慶子さん他の出演者の皆さんが、各々素敵なキャラクターで、素敵な映画だと思います😊
小泉徳宏監督が、寺尾さんにオファーした時に「寺尾さんの代表作にします」と言われたそうですが、もしかしたらそれが現実になるかもしれませんね😄
ただ、寺尾さんは過去に、「雨あがる」と「半落ち」で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞されているのですが、この作品は、寺尾さんと松坂桃李くんのダブル主演なので、どんな扱いになるのでしょうか?😅
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。