劇場公開日 2025年5月23日

「とても魅力的な部分と「なんとかならんの?」が共存する作品」父と僕の終わらない歌 よしてさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 とても魅力的な部分と「なんとかならんの?」が共存する作品

2025年5月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

基本的には大好きな映画でした。
寺尾聰さんも松坂桃李さんも魅力あふれるキャラクターを演じられてました。佐藤栞里さんや副島淳さん、石倉三郎さん、三宅裕司さんなど適材適所なキャスティングも好印象。

重いテーマながら、ベースは明るくカラッとした印象を損なわない作品になってたのは、舞台となる横須賀の街並みだけでなく、演者たちの演技や監督の演出によってなされたものだと考えます。

ただし、似たような展開が何度も繰り返される中盤はもう少し整理して欲しかったですし、クライマックスのライブシーンは親子の触れ合いも大事なものの、寺尾聰さんの素晴らしい歌声を存分に聴かせてくれるところに重点を置いて欲しかったです。
ディーン・フジオカさん演じる主人公のパートナー役もラストにちょっと出すだけでなく、もう少しうまく活かせる展開があったのでは? と思うことしきり。

楽しかったのに、細かい不満も多い複雑な作品でした。

コメントする
よして
PR U-NEXTで本編を観る