「今ひとつリアリティがないような・・・」父と僕の終わらない歌 ジュンヤさんの映画レビュー(感想・評価)
今ひとつリアリティがないような・・・
認知症の父親とそれを支える家族達。父親にはレコードを出したいという夢があって、歌を歌う事に関して今でも情熱を持っていて、周りの人々もその夢を支えて応援してくれる。
辛いながらも心温まるストーリーなんですが、なんだか現実感がない。
高齢者、介護を主題にして真剣にやってしまうと、「月」とか「ロストケア」、「プラン75」みたいな悲惨な結末の映画になってしまうけど、どうしてもそっちの方にリアルを感じてしまいます。
いい映画なんですが、その後に待っている暗い未来がチラチラと見えてしまっていて、それが感動を薄れさせる原因なのかもしれません。
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