「鬼気迫る演技が凄かった」父と僕の終わらない歌 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
鬼気迫る演技が凄かった
認知症の親を介護した経験があり、思い出しながら観たら涙が出てきた。
波があって、しっかりしている時と、全く別人になる時を繰り返すのですよね。
寺尾聰の鬼気迫る演技が凄かった。
たまたまチネチッタ川崎での舞台挨拶回で観たのだが、寺尾さんが「実の母が亡くなる寸前、それまでどんなに身体が悪くても私(寺尾さん)のことはわかったのに、『どなた?』と言われたことがあり、あの時の母の様子と、言われて悲しみと情けなさと怒りで感情が沸騰した子ども側の気持ちは、監督や松坂桃李くんに汲んでもらい、全てこの映画に入れることができたと思う」とおっしゃっていて、なるほどと唸る出来でした。
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