「認知症患者と接する難しさ」父と僕の終わらない歌 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
認知症患者と接する難しさ
昔、ミュージシャンとしてレコードデビューを目指していたが、オーディション当日に息子・雄太が生まれ夢を諦めた間宮哲太は、生まれ育った横須賀で楽器店を営みながら、時々地元のステージに立ち歌っていた。そんなある日、物忘れが頻繁に起こるため家族と病院を訪れた哲太はアルツハイマー型認知症と診断されてしまった。徐々に忘れる事の増えた哲太と支え続けた息子・雄太と妻・律子、そして近所の仲間たちや愛する音楽・・・そんな話。
アルツハイマー型認知症の患者と接するのは大変なんだというのがよくわかる。
寺尾聰、松坂桃李、松坂慶子と豪華な親子で、良かったし、三宅裕司、石黒三郎などの友人たちも暖かくて良かった。
そして、寺尾聰の歌が好きな人にはたまらないかも。
だけど、ステージで歌を忘れる様だとライブはきついだろうなぁ。
それと、乗ってた車は1960年代前半のオールズモービル・ダイナミック88のステーションワゴンだと思うが、バックドアのガラスが下がるのと、低速からドコドコと走るエンジン音がなんとも良かった。
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