「韓国人が韓国語で見てこそ意図が伝わる映画」コメント部隊 kikiさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国人が韓国語で見てこそ意図が伝わる映画
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他のレビューを見るとつまらない、分かりづらいといった意見が多いが、仕方がない。
ロウソク運動など韓国人であれば基礎知識として知っている"実在している"社会背景を引用しているからこそ、この映画自体のフィクションとノンフィクションの境目がわからなくなり、大衆とSNSや陰謀論について考えさせられる作品である。作中で印象的な「完全な真実より、嘘が混ざった真実がより真実らしい」。ネットスラングも多く、韓国語が分かるからこそ伝わるリアルさが大切なのに、日本語にするとディティールが伝わらないし、細かな文字の翻訳も出来ないのでチープになってしまう。
韓国で見た時に、これは単なる翻訳では作品の意図を伝えられないので日本上映がないだろうと思ったが、なぜ無理やり上映したのか疑問!この映画自体はネットリテラシーを考え直させる良い作品だと思うが、日本に持ってきたのは失敗だと思う。
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