果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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吉田鋼太郎だけは吉田鋼太郎だと誰でもわかる
2025年映画館鑑賞120作品目
11月30日(日)イオンシネマ石巻
6ミタ0円
監督と脚本は『時をかける少女(2006)』『サマーウォーズ』『バケモノの子』『未来のミライ』『竜とそばかすの姫』の細田守
16世紀のデンマーク王国
権力争いに巻き込まれたスカーレット王女が復讐に失敗し「死者の国」にやって来た
死者の国だがもう一度死ぬと枯葉の山のようになって崩れて消えてしまう虚無となる世界観
生前の主要メンバーが殆ど死者の世界に
現国王の方針で戦争を始め多くの民が亡くなったのだろう
そこにひょっこり場違いな現代日本の看護師が遭遇するがデンマーク語と日本語でも会話は成立する都合がいい世界
見果てぬ場所の階段を登れば生き返ることができるらしい
父を処刑したクローディアスに復讐を誓うスカーレットだが父の遺言「ゆるせ」が引っかかる
「死者の国」という世界観に戸惑うかもしれない
これについては予習をしておいた方が良い
ネタバレなんて極端な話オチが分からなければ良い
まあ感情論の問題で実際のところネタバレしても楽しめるけどね
背景はリアリティだがあまり好きになれない
理由はよく分からない
群衆の描写に圧巻
原作のキングダムのような手抜き無し
特に駅前の集団ダンスが凄い
声の方は声当て専門以外が中心で声当て専門が脇を固める形か
特に違和感はない
予習していなくても吉田鋼太郎だけははっきりと吉田鋼太郎とわかるが全く問題ない
そもそも声オタが無知なだけで声優養成学校出身以外は声優として芸能界入りしたわけではないのだ
サザエさんの人だってロボコンが居候していた家族のお母さん役としてコメディエンヌぶりを遺憾無く発揮していた
芦田愛菜が良い
エンディングテーマも彼女が歌っている
自分がもし日本国憲法なら芦田愛菜を次期天皇陛下兼次期総理大臣に任命したい
若くしてそれだけの風格がある
日本人の若者の鑑である
サヨクはよく国家元首を指導者と呼ぶが僕はそれがとても嫌いで政治家なんかに指導なんかされたくないが芦田愛菜なら特別に指導されたい
で結局スカーレットの臨死体験?
シェークスピアのハムレットっぽいキャラクター名だがなぜ?
声の配役
父を殺された王女のスカーレットに芦田愛菜
現代の日本から「死者の国」に来た看護師の聖に岡田将生
戦争より話し合いで国際問題を解決する方針の心優しい元国王でスカーレットの父のアムレットに市村正親
アムレットを見限り娘を愛せないスカーレットの母のガートルードに斉藤由貴
アムレットの弟で兄の方針に反対する軍人で兄を公開処刑する冷酷な現国王のクローディアスに役所広司
クローディアスの側近で屈強な武術使いのコーネリウスに松重豊
クローディアスの側近でアムレットの最後の言葉を知っているヴォルティマンドに吉田鋼太郎
クローディアスの側近で監視隊のポローニアスに山路和弘
クローディアスの側近で監視隊のレアティーズに柄本時生
クローディアスの家来のローゼンクランツに青木崇高
クローディアスの家来のギルデンスターンに染谷将太
死者の国の少女に白山乃愛
死者の国の訳知りの老婆に白石加代子
墓掘り人宮野真守
墓掘り人に津田健次郎
キャラバンのリーダーに羽佐間道夫
「見果てぬ場所」を知る宿の主人に古川登志夫
必ず、あなたに辿り着く。
悪くはないけど惜しさを感じる
あらすじをだけを見たなら、面白そうな映画だと思うだろう。ストーリーとして、無駄だと感じる場面は少ない。技巧への賛否はともかく、映像美も感じることができた。
ただ、実際に見ると、以下の2点が観客の心にブレーキをかけてしまっているのではないのか。
1つ目は、映像とシナリオが暗くて重いこと。復讐が主軸で、且つ死者の世界という荒涼とした場面での展開が続くので、冗談や、綺麗な場面といった息抜きになるようなシーンが少ない。観客が主人公の辛さを共有すればするほど、悩み苦しさといった負の感情を置き去りにできず、どんよりとした心の重さが残ってしまう。メインのポスターも、どうしても「暗い話し」という先入観を生んでしまうビジュアルだと思う。
2つ目は、あらすじとしてはおかしくないものの、場面転換が唐突で没入感が失われていること。細田監督作品のお約束である、説明のない異質・特殊な存在や環境というのは、物語がフィクションである以上、現実世界との整合性を「説明」する必要はないものの、場面転換に伴う大胆な状況の切り替えに観客の頭がついて行けず、没入感が失われてしまったのではないだろうか。この違和感は、物語を読み込めば消えていくものであると思うが、ストーリーを熟知して作り込む制作陣と、全てが初見の観客とのギャップを生んでしまっていると思う。
2点目に絡んでだが、前作は、モーションキャプチャー、現実の田舎としての高知と学生生活、迫力のある歌手(中村佳穂さん)、メタバースなど、現実をうまくアニメに取り込んで評価されていた。ただ、今回は、ベースとなる時代設定が中世と、仮想の死語の世界なので「リアル化」に伴う共感も得ずらかったのではないか。ましてや、物語の主軸が、普通の現代人の聖と、特別な存在である中世の「王女」であるスカーレットとの交流なので、より主人公であるスカーレットへの感情移入がし辛い環境になってしまっていると思われるのが惜しいと思う。
なんか色々もったいない
うーん、、
ファンタジー復讐劇、、、?
観て良かった。でもまあ、売れないだろうなぁ。
観るつもりは全然無かったのですが、低評価が多くて、逆に興味が湧きました。でも万が一、『金返せ!』ってなったら嫌なので、映画の日に鑑賞。16時の回、154席中22〜24席くらい埋まってましたかね。皆さん、明るくなるまで立たなかったですよ。1人だけ爆睡してたかな。
私は面白かったです。なぜならば、予め口コミを読みまくり、図書館で『ハムレット』『神曲』を借りて予習したからです!未鑑賞だった『竜そば』も観ておきました。するとあら不思議、批判されるポイントが、ほとんど気になりません。粗筋が分かってると、美しい画面とアクションに集中できるんですね。
脚本は確かに『どうなのよ?』って思う点も多々ありますが、感動して涙する箇所もあります。飛躍する場面、説明が欲しい場面もあるでしょう。そういう時は勝手に想像しましょう。例えば看護師君。『乗馬と弓道習ってたんだな』『愛する女を救うために人命ファースト止めたんだな』とか。彼の髪型が普通だったら、名作になってましたよ。実に惜しい。
役所広司さんの演技は素晴らしかったです。妻の名前を連呼する所で、これもまた愛ゆえに犯した罪なのね…と感じ入りました。
結論、観て良かったです。でも売れなさそう。外国人には受けそうです。個人的的には最後の演説?要らないので、星マイナス1です。デンマークの民、頭が高い。誰が直答許した?『ゆるせ』かなぁ。
赦せ!
低評価が出回ってると、少し二の足を踏んでしまうが、実績が有るのでファーストディの機会もあって足を運んでみたら、3人……。
しかも大きいスクリーンだったのに、勿体ない……。
ハムレットベースと云う事で、啓蒙性が有る分少しダルむ感じもあったが、そんなのひっくり返ず程の出来栄えに感じた。
広陵とした感覚を上手く表現されてて、どこまでも続く空間めいたモノが迫ってきてた。
実写か?と思わせる程に綺麗な風景が、上手くCGアニメに活かされてて、ただただ圧倒された。
音響もめちゃくちゃ響いて来てて、臨場感も秀悦!、これは是非劇場で体感するべき作品!
酷評されるべき部分も、確かに否めないが……ソレを凌駕する部分もアチコチに散りばめられてる。
再度言うけど、是非劇場で体験(体感?)して欲しい。
いっそアクションアニメ映画にしたほうが
物語の空白や矛盾を楽しむことの大切さを忘れたくない
どなたかもレビューされていましたが、私も同じようにどうしてもレビューしたくてID作りました。あまりにも酷すぎる評価だなと…。
Xやニュース記事の批判的なコメント多分作品観てないと思います。それを観て観るのをやめてしまう人が一人でも減って欲しい。そんな気持ちでレビューしています。
結論、めっちゃ面白かった。出ていく人たちの会話も肯定的なものが多かったです。
自分の観た回も(11月30日で翌日がファーストデイ)7割席が埋まってる感じでした。
小学生のお子様には怖い描写もあるかもしれません。
内容には触れませんが、非常に満足のいく作品でした。(ちょこっと違和感の感じる作画や背景などもありましたが、そこは死者の国だからの表現なのでは?と考えています)
個人的な表現をして良いならば、今回の作品の評価の根幹には「過度な考察文化のデメリット」で、クリエイターにとって生きにくい世の中であり、本当に死活問題だと思いました。
物語の空白部分にそれぞれの解釈があって、違う解釈を驚きつつ楽しむ…それが作品を見る面白さや楽しさ、醍醐味なのに…。
自分の予測した通りに進まない、描写がないことを批判してたら、いつかどんな作品にも心が動かされなくなっちゃう気がします。
フィクションなんだから、都合よく話が進んでもいいと思います。
感想は好きに持ったらいいと思いますし、そうするべきです。だから他の方の批評を批判はしません。
けれども、私は私の面白かった!おすすめしたい!って気持ちをぜひ伝えさせて欲しいと思いました。
細田監督の新境地、十分楽しめました
思想強め。だけど感動。
僕個人的には好きな作品です。
ちゃんと感動した。
苦しみから解放される映画。自分の目で見て自分で感想を言うべき
正直に書きますと時をかける少女以降の細田監督の作品は
ついていけないところが多々ありどうしてこうなるんだろうと呆然としていました。が、
この結末に思わず泣いてしまいました。本当に自然と泣いていました。
予告で棒読みでは?と思われていた声も実際見てみたらまったく問題なかったです。
台詞とシーンがミスチョイスすぎたのかな?
つっこみどころがまったくないわけではないですがこれはこういう事だったのかな?と
考察しながら見れる人は楽しいと思います。
どうしたら復讐をやめられるのか。
重いテーマや闇のあるお話の向かう先を是非見届けてあげてほしい。
見た後にとても開放的で浄化された気持ちになれました。
あと上手く説明できないのですがRPG好きな人もこの映画好きだと思います。
なんだかんだ2回も行ってしまいました。
酷評するほど悪くは無いでよ。
散々と酷評されておりますが、
話題に乗っかって叩いているか期待し過ぎですかね。
過去の作品、特に細田守「脚本」作品と比較すると、
レベルはそこまで変わらないと思います。
まあ、過去作でもよく賛否が分かれてたので
いつも通りなんですかね。
私は、細田監督作品をそれほど推してはないですが、
少なくとも、過去の作品を観ていたり、
普段から映画館で映画を観ている方であれば、
ある程度は楽しめる作品だと思います。
ただし、
明確に悪い部分が有るのは事実です。
特に悪いと思ったポイントを2つあげます。
①世界観のバランスが悪い
物語のベースがとてもダークな世界観なのに対し、
ご都合主義やファンタジー要素があり、
子供向けなのか大人向けなのか分からなかったです。
最後までシリアス路線でいくか、
かわいい動物キャラを相棒に加えて観やすくすれば
もう少し評価は変わったのかと思います。
(細田作品なら全員動物キャラでも良いかも)
②手抜きシーンが雑
力を入れているCGシーンは素晴らしかったですが、
シーンの所々で背景ペラペラだったり
アニメーションの手抜きだったりが目立ちました。
色々と挑戦している面も多々ありますが、
ポイントのみに力を入れすぎてアンバランスに
なっているように感じました。
ストーリーについては
主人公のスカーレットが地獄のような場所を旅しながら
人々との出会いや己の思いと葛藤していく中で
少しずつ成長していくストーリーで
メッセージ性の強い作品となっています。
かなり無理矢理な部分があったりしますが
過去の細田守作品もそんな感じだったと思うので
それを踏まえれば許容範囲内です。
その他、
役者さんたちの声の方は悪く無いと思います。
序盤のシーンは大分ぎこちなさを感じましたが
後半は役者が慣れたのか、私の耳が慣れたのか、
十分に良い演技をしているように思えました。
鑑賞前の期待値:3.0
ストーリー:3.5
世界観:3.0
キャラクター:3.0
アニメーション:2.0〜4.0
映画作品として:3.0
全551件中、161~180件目を表示
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