果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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地獄巡りのハムレット
生きることは、実際に険しい!いろんな意味で戦う事ばかり!!
果てしなきスカーレット🎞️観て良かったです✨
「生きるということ」を正面から、問いかけてくれてるような気がします。
実際に生きることは、戦い、サバイバル!辛い事や、困難が盛りだくさん(T . T)それでも愛を忘れない!
少しでも、愛があるなら、その少しだけの愛の為に。。。身をすり減らしても、命、犠牲にしても。。。守り抜く。。。
なんだか、わかるような気がします。自分は。。。
観て良かったです✨
観終わった後、ジワジワと、感動🥹が
2.5次元風シェイクスピア?
というと戯曲好きな人から反感買うかもしれない。
でもそれほどに古典演劇調だったので、これは現代のやたらと目紛しく派手な展開のエンタメに慣れた人が観たら退屈過ぎるだろうなと思いながら観ていました。
背景は恐ろしいほどに簡素(というより荒廃?)なのですが、音響と人物の描き込みがエグいです。
あと、「人間」の描き方がエグいです。
声優として起用している役者の演技も妙に生々しいものが多く、聞き取りづらいセリフも含めて、舞台を感じるつくりでした。
ただコレを映画館でやるのが良いか悪いかって言われると、ずいぶんな挑戦をしたなという感想です。
毎度、脚本で残念な評価になる細田守監督作品ですが
今作においてはずいぶんとスッキリしていたなという印象です。一貫してスカーレットという筋が入っていて分かりやすい流れでした。
世界観も「どうしてそうなるの?」っていう疑問にすべて「異世界ファンタジーだから」「夢の世界だから」でぶん殴ってくるので、そこさえ視点をクリアにできれば、あとはもうスカーレットの葛藤と心の変化にだけ集中すればとても楽しみやすい作品だと思いました。
スカーレットが復讐を活力にしながらひたすらに進み続ける道中に「人間とは?生きるとは?死ぬとは?」という根源的な問いかけがずっと続いていき、やっと答えにたどり着いたと思いきや、......っていうラストのシーンがこの映画の全てでした。
人物についてはスカーレット以外のキャラクターが本当に薄っぺらいというか相方の聖を筆頭にモブ感が強かったです。これが意図的なのか、そうではないのかは定かではないですが、意図的だとするとやっぱりラストシーンにかかってくるんだろうか?などと考察しました。
あとやっぱり細田守監督はいろーんな意味で「会いに行くから待ってて」がほんとに好きなんだなーっていう感想です。
個人的には同じ年に公開された映画「国宝」が絶賛されてて、この映画が酷評なのは腑に落ちない点が多いです。
他人の評価やネットの評判を鵜呑みにしすぎるのも危険だと思いました。
良く観ようと思えば良く見えるし
粗を探せば粗ばかり見えるものだと思います。
細田作品を初めて鑑賞しました。
細田作品を初めて鑑賞しました。レビューを見ると酷評が多いですが、普通に面白く感動しました。細田作品を他に観ていないので推測に過ぎませんが、酷評の理由は過去の細田作品とはテイストが違ったため、細田作品ファンの方々の期待値には答えられなかったということだと思います。ダンスシーンも不要と論じられる方がいますが、私には舞踊や音楽の本質を突いているように思えて、感動しました。ファンタジーであり、お伽話の世界ですから、アニメであり、現実の世界ではないのですから、ストーリーの完結に向けて、多少のご都合主義は許容範囲だと思います。細田作品ファン以外の多くの方々に観て頂きたい映画でした。映像も素晴らしいです。0.5⭐︎を落としたのは、小さい子供が見るには少し怖いシーンがあったからです。
万人受けしないが所々光る映画
細田監督作品は全て観ています。
細田氏が単独で脚本を書くようになってからは、辻褄の合わない部分やキャラクターの行動原理に疑問を感じるところは多くなり、まあそれでも訴えたいテーマに興味はあったので観てはいました。
そして今回は細田監督は別の意味で進化を遂げています。
自らの思想信条を全面に押し出し、それなりにエンタメ性はありつつも、世間に迎合することなく突っ走った作品です。
そういう意味では潔くあっぱれと言う他はない。
今回はダンテの神曲やシェイクスピアのハムレットを下敷きにするなど、難解な古典を元にしているので、そういった世界観が好きではない人は、最初からついていけない。
幸いにも自分はそれらの古典は読んだことはあるので、今回の映画の荒唐無稽ともいえる数々の描写には違和感なく観ることはできたが、そういった作品を知らない人からみれば理解が難しいだろう。
キリスト教的な許しの原理、西洋的な煉獄の意味、なども作中の主題に含まれており、限りなく宗教的でありスピリチュアルな作品だ。
ストーリーの大部分は死後の世界であり、その世界は地上の時間軸を越えている。
それゆえに過去も現在も存在する。
あの世や魂の存在を信じない人が観たならば、馬鹿馬鹿しくて観ていられないだろう。
しかし、あえてこの危険なテーマに正面から挑んだ細田監督に自分は敬意を表したい。
おそらく、こんな題材を主軸に据えるなど他のアニメ監督は絶対にしないだろう。
物語最後のスカーレットが自らの存在意義を問いかけ、葛藤する様は立場は違えど、多くの人に共通する姿だと感じた。
日本国内では評価されないだろうが、宗教的作品にも理解がある欧米では一定程度評価を受けるだろう。
細田守ではなく奥寺佐渡子が好きだと気付かされた
評価ほど悪くはない 内容的にはすごく良かった
観るつもりはなかったけれどもあまりにも評判悪かったので興味が湧いて鑑賞。
感想は、とても良かった。
芦田愛菜さんの声もそのうち馴染んで気にならなくなった
内容は死者の国に迷い込んだ聖と王女スカーレットが旅をして見果てぬ土地を探す物語
実は、迷い込んだのは聖じゃなかったんだけど気になる人は実際に鑑賞してもらいたい。
評判ほど悪くはなくむしろとても良かった
ただ気になるのはあからさまなCGが気になった。
東京?の街並みがあからさまにCGすぎて、それはびびった。
丁寧に作り込んで欲しかったと思った。
評判が悪いせいでこんな大型作品なのに6割も時間が減ってしまって来週からは1日に3回しか上映がないのが悲しい。
とても良いエンディングで、もし声優を起用していたらもっと観客は増えたはずだからそこんところ細田守さんはかんがえてみてほしかった。
日テレプレゼンツって書いてあったのでもしかしたら日テレの思惑かもしれないけどそれだったらもう少し人生経験豊富女優にしたら良かったと思った。
低評価と高評価どちらが正しいのか確かめようという好奇心だけで鑑賞。...
低評価と高評価どちらが正しいのか確かめようという好奇心だけで鑑賞。内容については全く知らず、期待もしていなかった。結論としては、評価の通り、今年ワーストの評判は伊達じゃないという結論。★1でもいいと思ったが、良い点もいくつかあったので。高評価の方のレビュー見ると低評価の意見は叩きたいだけだとか、頭が悪いとか言い放題のようだが、個人的には逆では、と感じるくらい論理の矛盾が気になる人は耐えがたい映画だと感じた。なんでそうなる、そうはならんやろ、がとにかく多い。逆に映像はそれなりにだが迫力があるので漠然と全体の流れだけを見ていて、主に映像や音楽を感性で楽しむタイプには受けるのではという感想。
そもそも世界観がつまらなすぎる。バケモノの子の渋天街は独創的で、個人的に好きな作品なのだが、なぜか映画監督は年を取ると中途半端なリアリティを求めてしまうのか。
ちなみに監督の前作でも同じようなレビューの分断が起こっていて、高評価の人は音楽と映像を評価して低評価の人は脚本や声優を批判していた。今作もかなり近い印象で、逆に言えば前作を受け入れられた人は今作も問題無いとも思う。
人それぞれに感想があって良い作品
訣別の手紙?
去年、映画館で46年ぶりにアニメ映画を観た。「君たちはどう生きるか」のタイトルに惹かれてようやっとの思いで足を運んで。まあ一種の里帰りといいますか。それがきっかけで、おっさんになってからアニメ映画が楽しめるようになり良かった。
でもタイトルの「君たち」が誰を指すのかがわからないのでずっと気になり続けていた。
ジブリ作品を愛する若い世代の観客、プラス作品の作り手、アニメーター。
いまは普通にそう想像する。しかし当時は、宮崎監督のすこし怖い部分を思うと、客を客と言わず大衆と呼んでそうでw、何歳になっても似たような話を求めてばかりで成長しない連中と思っていそうとか、ちょっとネガティブなイメージがあって、後進のアニメーターにエールを送るためだけが目的の作品なのかなと想像したりしていた。なんか作中に、一般公開していながらパイロット版であることをも示唆させるような箇所があったりもしたし(木の精かなw)。
で、この方の後進といえば、当然出てくる名前の一人、細田守監督。
本作の出典はハムレットと神曲とかいってるが、出だしの猛烈な駆け足により、それらはダシにしかする気がないのが明らか。
メインはもののけ姫であり、サンとアシタカだろう。
で、話の欠点には一切足をとられることなくラストへ向かって突撃していく。まるで討ち死にを望んでいるかのようにもみえた。あんまりだからダンス入れた?
宮崎駿になりたかった男、あの未来の渋谷のように一瞬だけそんな未来も見えた男が、宮崎のエールに応えられず、もがき苦しむ現状をそのままに作品に落し込む。手を加えたり取り繕うことをしないその態度が斬新で、芸術的な魂を感じた。
だから細田守はまだ死んでないと思う。
そんなに言わなくても…
なんか、叩かれ過ぎてて可哀想。
特に脚本が悪いとかって意見が多すぎる。普段酷評しない人までここぞとばかりに酷評してると言うか、何故そこまで言うのか?って思うのは私だけだろうか?まぁ本人がそう思って言ってるのならそれが感想だからそれまでだから仕方ないが…なんかモヤモヤする。
とはいえ、お前はどーなんだって言われそうだから、個人の意見を言うと、確かにそんなに面白くはなかったが、別につまらなくもなかった。
まぁ良くないところを先に言うと、所々のエピソードとかがぶつ切り感があったり、序盤説明セリフのようなのが多い割には肝心な部分が説明不足だったり、いっその事説明セリフはやめてもっと映像で見せて欲しい。作画もあえて分けてるのが何となく中途半端なかき分けでもっとトガってほしい。
とはいえ、見れないほどつまらなくもないし、最後までちゃんと見れたのでまぁこんなもんかなと言う印象。たしかに、どっかで見た事あるような話で、主人公の心の変化や結末まで既視感はある。が、ただ、細田守監督がやろうとしたことは、前作の【竜とそばかすの姫】に引き続き一貫してると思う。だから、想定内っちゃ想定内ではある。とりあえず映画館で見ないともったいないので、みんなに見てみて欲しいとは思う。配信まで待つという人はいっその事見なくてもいいんじゃないかなとも思う。絵は綺麗。
細田ジコリ
思想中心の作品
世間の評価ではなく個人として見て欲しい
世間の評価は厳しいものだったので、
悪い先入観を持って鑑賞してしまっていた。
細かい物語の設定を突き詰めてしまえば、
他作品にも言えることだし、
個人的には世間的に粗探ししているように感じた。
あとは脚本に関しても
「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」に
対し神格化しすぎな風潮もあると思う。
主人公の辛い境遇に対する向き合い方。
強く振る舞わねば生きていけないと言い聞かせながらも、
女性な部分と年相応な幼い部分が所々で表現されていて、
感情移入できた。
特にifの場面で主人公がダンスを踊る場面について。
申し訳ないが、話の流れでそのまま意味汲み取れるよね?
と率直に思った。このシーンに対して過剰なまでのアンチが多く、いたたまれない気持ちになった。
もう少し広い心で優しく見てあげて欲しい。
わかりにくい設定、唐突な展開、映像の美しさ
細田守はものすごく好きな監督というわけではないが、観ている作品もちょいちょいあるという程度の位置づけ。最近の細田作品は批判されがちだし、本作も若干批判されていることを承知で鑑賞。
冒頭で、主人公のスカーレットがさまよっているのが死者の国であることが判明する(というか予告編見たらわかるんだけどね)。でも死者の国と現世の違いがわかりづらい。死者の国で死ぬと「虚無」になるという設定がなんだそりゃ?という気持ちになる。死してなお死の恐怖にさらされないといけないのかと。日本人の青年・聖が人を殺さないよう努力し、看護師のスキルを活かして死者の国で出会う人たちをケアしていくのだが、そんな姿を見ていると死者の国って何?という感覚に陥る。
殺そうとしない聖を、甘チャン扱いするスカーレット。そりゃ時代が違うもの、仕方がないと思うっていたが、いつの間にか聖が平気で殺しを行うようになっていた。命の大切さを訴える映画だと思っていたのに。いや、基本的には命の大切さや生きることの意味を訴える映画なんだと思う。でも、それを強く訴えようとするセリフがちょっぴり説教臭かった。
唐突すぎる渋谷でのダンスシーンなんかは、どうして入れたんだろうと思うレベル。でも、このシーンをはじめ映像はとても綺麗だった。さらに園村健介さんを起用したスタントアクションはやはりよかった。でも、それだけでは面白くはならない。細田守ファンの感じた失望には及ばないとは思うが、若干物足りないなと感じた映画だった。
素晴らしい作品です。
予告編を見たときから、これは自分に合う作品だと直感的に思って、劇場で見ることを決めました。やはりその通りで、映像の美しさはもちろん内容も深いところまでよく考えられていると思いました。特に死者の国での自然風景の描写は美しさもありながら、恐ろしさもあり、CGでここまで出来るのだと感心しました。内容についても、私は事前に小説を読んでいたのもあって、ここはこんな場面で主人公達はこんな心情なのだとすぐ目でわかりました。悪評によくあるストーリーが理解出来ない点について、一見難解そうで実は伝えたいことはとてもシンプルで筋が通っているので、設定や俳優や監督のことなど余計なことをあまり考えずに、純粋に1つの作品として見れば、見方が変わると思います。また、今の世界情勢に向けて強いメッセージを発しているので、そのあたりの知識があれば、より作品に入れると思います。
復讐、人間の生と死といった難しいテーマをよくここまで描ききった監督はすごいです。
分からない人には分からないですが、分かる人にはきっと伝わります。
私はこの作品を見て良かったです。
我々が求めた細田守らしさとはなんだったのか?
散々たるものだった。
いや、もともと期待値は低かったが、正直その期待値にも届いていなかった。最大限譲歩しても、この不発感は脚本力うんぬんの問題ではなかった。
鑑賞したのは「見届けたい」という気持ちがあった。時かけ以降、ポストジブリのポジションで一世を風靡し、サマーウォーズでブランドを確立したと思う。新海さんがメジャーデビューする前の話だ。
それ以降、脚本力はいろいろ言われながらも、竜そばまでは新しいトライをしつつ、細田さんらしいアニメーションに救われてきた部分がある。少なからずも称賛し盛り上げの片棒をかついだ自覚があるがゆえ、どこまでも見届けたいとも思っている。
似たような感覚は宮﨑駿や高畑勲にも通ずる。年々、エンタメから純文学的になりつつも、アニメーションの力でねじ伏せられる感は心地よいものもあった。
正直、今回はそれが無かった。アニメーション的に新しいトライをしているのは分かる。革新的だというのも分かる。日本でこのレベルが作れるようになったのも感慨深い。といいつつ、若干足りない部分はあるが致し方ない。
よく言われるフェティシズムを感じ取る部分もなかった。賛否両論はあるが細田アニメの重要な構成要素た。
それでも、旧来のアニメーションを超える部分がなく、CGではなくドローイングの質についても、この品質でOKになったのか、と愕然とする部分もあった。ただの素人の外野の戯言ではあるが。
演出は舞台をベースにして志向したのだろうから、それは飲み込むとして、映画やアニメーションの文法で表現しなおしても良かったのでは?とも思う。
音楽や声優陣はさすがで、全くネガティブな部分はない。ただそのポテンシャルを充分に生かせたかは怪しい。
ここまで考えてみたところで、結局のところ勝手に構成要素だとかいって分析したり、それを"らしさ"として求めてしまっていて、細田さん的には言い迷惑だったのだろう。ただ新しいトライをしているのに過ぎないのだろう。
残念ながら、興行的に厳しいものになりそうだ。次作の製作は困難なのもになるだろう。けれども、古参のファンとしては、どんな作品であれ、見届けたいという気持ちには変わりはない。
全382件中、101~120件目を表示
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