果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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デンマークと書いてスタジオ地図と読む
魅力的なイケオジに浸る映画
本筋のストーリーや結末は好きな流れだったし、映像もキレイで武器や衣装も細かく作り込まれている。いろいろ描きたいシーンややりたいことがありすぎて、まとまりきらずに結果中弛みになっている印象。
ヒトは死後、天国や地獄に行くわけではなく同一に死者の世界に行き、飢えや暴力から逃れることはできない絶望はよく表現されていた。その分、突然現代の渋谷でダンスするシーンなど「あれはなんだったんだ…」と咀嚼しきれないシーンが際立っていた。
役所広司・市村正親・吉田鋼太郎・松重豊と錚々たるキャストがとにかく魅力的で、おそらくサブスクでは得られない迫力は舞台を見ているような感覚だった。クローディアスの人臭さは役所広司さんだからこその演技だろうと思う。
個人的には「許せ」の一言に怒りや諭し、後悔など様々な感情をのせる市村正親さんにトリハダがたった。
結果的に映画館で観て良かったと思う。
まわりの酷評から怖いもの見たさで…
まわりの評判があまりにもよろしくなかったので、怖いもの見たさで観劇しました。
観終わってまず思ったのが、名の売れた監督はどうして独自の世界観で人生訓を語りたがるのだろう…ということでした。
宮崎監督の「君たちはどう生きるか」もそうでしたが、監督の思想を押し付けるように映像化した作品は、一見深読みして楽しめそうではありますが、そういう作品に限ってエンタメ性を犠牲にしているようで、たいへん残念な気持ちになることが私は多いです。
伝えたいテーマを盛り込みつつ、視聴者が血湧き肉躍るようなエンタメ性を提示したり、視聴者が涙を堪えられないほどのカタルシスをぶちこんできてこそ、劇場に足を運ぶ価値があると思うのです。
細田監督の作品はサマーウォーズが好きでしたが、以降、そのエンタメ性を期待してもどこかハズれ、今回もまた、エンタメ性も「?」、ドラマ性も「?」で、観劇していてボルテージがほとんど動きませんでした。
個人的には実写風の風景にアニメ人物を描くのは違和感から没入できないので、そこも残念。
声優に著名な俳優さんたちを当ててるところも、宮崎監督と同じで、うーーーん……特に主役のスカーレットは要所要所でハマらず大変残念。
逆に良いところ!!
うーーーん…単純にスカーレットがキレイというところと、聖の専守防衛が周囲に伝わるところ……かな?
いろいろと残念な気持ちになる作品でしたので、次回作に期待を込めて★1.5くらいかな…
本質的には悪くないと思いました
生死が交わる場所って、きっと複雑。だから単純に理解できないし、感じ方はそれぞれだと思う。
人それぞれの感じ方を持たせてくれる、そんな映画でした。細田守監督の作品は欠かさず観て育ってきた身として、『時をかける少女』や『サマーウォーズ』のような なつかしさではない、異文化体験・生死が交わる場所という異空間を体験できた気がします。こういった単純な勧善懲悪ではない作品がどんどん面白くなってきて嬉しいです。
物語のベースにもなっている復讐劇の『ハムレット』や16世紀のデンマークについて、実はちゃんと知らないのですが…汗( ՞⌓°⎞ある意味でちゃんと学びたくなりました。
映像美や音楽も含めて、素晴らしい作品です、またリピートしたいです。
中途半端な作品
どうなってんだ・・?物凄く良かった
空き時間が出来たので暇を潰しに映画館に足を運び
未鑑賞で時間的に都合がつくのがこの作品と「金髪」だけだったのでこっちを選択。
巷で酷評されているのも勿論知っていたし
全く期待せずに、寧ろどんなダメ映画なんだろうという期待を胸に鑑賞しましたが
あまりにも良すぎました どゆこと?
中世を舞台にした復讐劇かと思いきや
過去も未来も繋がった「死者の世界」を舞台にした中世を生きた少女と近代社会を生きた青年の出会いの物語。
正直シナリオは世界観もよく解らない内に説明も何もなく事が進行する所が多々あり「考えるな、感じろ」
と言った所。
しかし話の進行するテンポはよく、映像はとにかく動きがあって見てて飽きない、不思議なほど退屈しません。
復讐だけを誓ったはずの少女の一つの出会い
あり得たかもしれない世界で
一瞬垣間見えた青春の煌めきが
少女の価値観と感情を揺さぶっていくのです。
↑こんな感じの見せられて泣いちゃいます。
観客少ないんで泣きやすいんでオススメです。
今まで世間であまり評価の良くない映画を実際に見てみて「思ったよりは楽しめた」事は何度かありましたが
ここまでぶっちぎりで良かった作品は初めてで、ちょっと混乱状態です。
その勢いで初めて映画レビューというものを書いてしまった次第であります。
商業的に大失敗っぽいけど
これは本当見に行って良かった。
追記
12月18日
前回は不意打ちで感動させられてしまったので
もう一度見ないと正しく評価出来ないと思い
リピート決行
前回はなかった入場者特典をもらいいざスクリーンへ。
いや、どう考えてもやっぱり本当素晴らしすぎる。
映像美に改めて気付かされて圧倒されてしまった
それ以上に、とにかく愛に溢れた作品だなーと。
鑑賞後に心になんか良いものが残ります。
この作品が巷で酷評で溢れているのは
自分の感覚ではちょっとよくわからないなあ。
父王の言葉に考えさせられる
映像がとても美しい
重低音もズズンと胸に響く
お話は至ってシンプルでわかりやすいが今までの細田作品とは一線を画した挑戦作に感じた。
最終的にどうなるのかドキドキしながら最後まで引き込まれた。鑑賞後も父王の言葉に考えさせられた。
あの言葉こそこの作品のテーマなんじゃないかな。
それはそれとして聖、納得の聖人ぷり。
スカーレットと恋愛関係まで至らない距離感も丁度良かった。むしろ強面のオジさんもほだされる彼こそがヒロイン
日本語字幕で鑑賞
何がしたいのかわからない
個人的には何を伝えたいのか全てが中途半端故にわからないと思った
映像としてもツッコミどころが多すぎる
例えば、最後の戦闘シーンのおかしさがずっと気になるのだ
剣を持った男に組み敷かれるシーンがあるのだが
両手で上に乗った男の胸を押さえて耐えるシーン。
剣を持ってる相手の胸を、押さえているのだ。
それなのに剣を構えている敵の右手は曲がっている…
…伸ばしたら普通に刺せるのではないか…?
自分の見間違いか…?と凝視するが
やはりスカーレットの左手は相手の腕ではなく胸なのだ…
話的にも中途半端であるように感じる。
ハムレットを題材にする必要はどこにあったのだろう。
娘に向けてとおっしゃっていたように思うが、
何を伝えたいのだろう…本当にわからない…
復讐心や争いへのなにかを伝えたいのだろうか
そうだとすると終わり方は支離滅裂な気がする
愛というか、今を、前を向くことの大切さだろうか
それならば、根本のシナリオが相反するものな気もする。
全体的に自分の中にない思想を無理して作ろうとしている作品のようだ。
NPCのような主人公のために存在するモブを量産しているが故にペラペラに見えてしまう。
キャラクターのセリフもイメージができてきたと思うところで可笑しなセリフが入ったりする。
身寄りがいなくなった人間がスレて成長していく様を描いたと思えば、優等生すぎる反応、行動を起こす
なぜなのか…
出来の悪いもののけ姫みたいだった。ハムレットでもない、もののけ姫でもない悲しい産物だった。
個人的には星を評価出来るものでもなかった。
しかしながら、隣の中学生くらいのカップルが観て泣いていたのだ。
当然私には、涙する理由も場面も想像すら出来ない。
それでも彼らにはあったのだろう。
それは自分が感じることのできない何かがある可能性である
そこに希望を込めて☆2。
挑戦作だけど試作段階
映像は確かに素晴らしく、アニメ映画に一石を投じる作品。
この技術が日本のアニメと見事に融合すれば更にジャパニメーションは表現力を増すと思います。
ただし映画自体はその表現力についていけてない試作段階の作品。
まず物語がツギハギすぎて観客が置いていかれてしまっている。
スカーレット編、聖編、完結編の三部作だっだのを無理に短縮したような作りに見ていて理解が追いつかず。
スカーレットの物語としては完結しているが、途中途中で聖の人間性や、各キャラクターの行動原理が説明不足(説得力不足)で納得できず疑問に思っていると次々と疑問が積もり積もって理由が分からなくなった。
そこに煉獄の世界観がさらなる疑問を積もらせる。物資があり資源があり動物がいて人々が暮らせているのに、その生産拠点の描写が無くちぐはぐな世界観をずっと見せられる。見ていてどんどん疑問が膨らみ、しかし解決は最後までしないのでモヤモヤしながら映像を見続けることになる。
有名なダンスシーンもしかり。
あそこだけCGがカクカクしておりそこも気になる。
冒頭のスカーレットの生前の物語は本当に良かっただけに、煉獄へ行ってからの展開は残念に思う。
ラストのあまりにスカスカな平和主義の主張は残念だった。地獄を見てきたからこその結論を出してほしかったのに、愛と平和を語るだけでそこに重みは感じられない。
映画館で観てよかった
ご来光。富士登山を思い出した。
スカーレットはとても美しく凛として強くてかっこいい。愛菜ちゃんの声もいいです。
だけど……果てしなく続く瓦礫の荒野……望みのない虚無の世界……いつまでこの映像なのだろう?
どこかで感じた……ああ、富士山のご来光に似てる!ほんとにずっと真っ暗な荒野をひたすら登ります。まだ?まだ登るの?辛い……と。
そして父と叔父の区別があまりわからず。
悪の華にしても魅力ないし。
聖は優しくて人懐っこくてジプシー?たちと踊ったりするところは可愛らしくてよかったけど、それに見合うビジュに寄せてほしかった。そこが違和感があり受け入れられなかったのかも。
せめて、せめて髪があればなw
やっぱり髪型って大事なんだね。聖が女の子ならどうだったかな?結構いいかも!
なので、日本の現代?近未来みたいなシーンでは逆にほっとしました。ダンスシーン、キタキター!これか!SNSで話題の!と笑って楽しくなってきた。
本当はみんなが言うほど悪くないと言いたかった。終わり方は好きですし、声優さんもよかったです。なので0.5プラスして3です。
果てしなきスカーレットの酷評をみて
果てしなきスカーレットの酷評をみて
ただ、悲しくなる。
こんなに深い作品は、他に本当に無いのに
これに相対しない人が、
これほどに多いのかと
GPTと話し続ける。
戦いの業、死後の救い、
愛とは、赦しとは、許しとは、
魂の向かうべき方向、
求める魂の叫び、苦悩
聖書の一場面のような群衆の心
この許しを
自分を許すという
自己啓発的な視点で
捉えられることに、違和感を持つ。
GPTと話してた
段階0:許せない世界(スタート地点)
段階1:自分を責めるのをやめる(自己否定の解除)
段階2:自分の足で立つ(自立・責任を引き受ける)
段階3:愛と共に生きる視点(自分+他者+世界)
段階4:他者を赦す(相手の存在をまるごと認める)
段階5:魂レベルでの許し(祈りとしての許し)
段階6:善悪を超えた受容(すべてを抱きとめる愛)
キリストもブッダも段階4ぐらいの話はしている。
ごく稀だけど、段階3で生きている人を見る
そもそも、僕も含め多くの人は、段階0を
揺れ動いている。
そして、死後、霊の世界がわかるなら、
段階5-6の世界が理解できるのかもしれない。
善も悪もなく、愛は唯あるということ
物質の体では、たどり着けない境地
赦しとは、全てを包み込む存在
それは、人間的な赦しではなく、
当たり前の赦し、存在、構成要素
当たり前の事、
そう、つまりワンネスなのか?
そして、映画でも描かれていた
真の王は、死後の地獄にはいない
争いの輪廻、業からの解脱
奪う事ではたどり着けない
明け渡す、委ねる、受け入れる
その先に、答えがあるのか?
ガラスの階段、大学生の時に読んだ物語
ここで出てくるのか、って思ったけど、
そう、見えないものを信じれるのか
見えないからこそ信じるのか
そして、そもそも、信じることさえ不要なのか
自己存在の定義
自分は、体なのか、心なのか、魂なのか
それを、頭でなく、心でなく、魂で実感すること
知識でなく、知恵でなく、体感として、感じること
やっぱり、
深くて、優しくて、愛がある
最高の作品のように思えるけどなー
私は好きだけど
あれ?私皆と違う映画見た?
8番出口と同じだ。賛否両論渦巻く中、ダメ元で実際見に行ったらなんだけっこう面白じゃんのパターン。(期待しないで行くと良く見える説!?)
私は音楽も売れ筋と違うアーティストを好んだりすることが多い。他人の口コミだけを鵜呑みにして敬遠するのは音楽と一緒でせっかくの出会いを逃している。映画館で予告を見た時も普通に面白そうだったので低評価に半信半疑だったが私の中では満足点。復讐に燃えて剣を取る主人公スカーレットの行方が少しでも気になった方は見てもいいと思う。確かに設定や物語展開などファンタジーでかなりぶっ飛んだクセのある世界観の映画ではあるのだが、しょせんアニメで、私は枠から外れた奇想天外なものが好きだし許容範囲が広いのかさほど違和感を感じなかった。映像も雰囲気があり美しかった。芦田愛菜の綺麗なエンディング歌にも驚いた。
本当に面白くないと感じる人がいるのは当然として、他人の悪評は必ずしも100%自分に当てはまるものではない。芸術には蓼食う虫も好き好きが大いに存在する。
期待したものと違った。
全551件中、61~80件目を表示
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