果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価
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よくこんなの作ったな
こんな質の作品は、シネコンで大々的に上映されるような作品ではなく、都内の意識高い系の独立系劇場でひっそりと上映されるような作品。劇場がガラガラだったのも納得。スピリチュアルなカルト作品と言って良い。
エンタメ作品ではではなく、ホドロフスキーの「エル・トポ」とか、テレンス・マリックの「ツリー・オブ・ライフ」とか、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」とか、「2001年宇宙の旅」の終盤のスターゲイトに入って行くシーンとかを想起させる。
内容はかなり抽象度が高く、普通のエンタメを期待して見ると裏切られる。美しい映像とともに哲学的で崇高なテーマがダイレクトに提示されるので、爆睡する観客がいてもおかしくない。
私は映像がとても美しいこともあってグイグイと引き込まれた。
渋谷みたいな場所でダンスするカラフルなシーンは、唐突だけど、物語のテーマを際立たせる至高の演出だったと思う。
噺は悪く無いんだが…
個人的には面白かった
「今の時代を切り取る」
4.5畳の世界から異世界
平場の月を見ようと日比谷TOHOに行ったら、それが満席でした。SAISON GOLD Premiumカードで1000円の前売り鑑賞券を購入できるため、代替の作品を日比谷は映画ポスターが無い中、題名だけを決めて、本作を見ました。
細田作品は4畳半から3LDKの部屋か、山里の村の中の世界で話が展開されるので、出だしから世界を跨ぐ大作でした。ただ世界の規模観と内容が合わず。冗長的な話と映像表現で間延びし、見るのが億劫な感じになったのは「ベルセルク」みたいに間髪入れず怒涛の展開を期待していたことを、この作品を見ながら感じてしました。
人が豆粒みたいなものにして大群で動く映像表現は凄いです。
クソ映画までとはいかないが面白くはない
これまで、細田監督の映画を面白いと感じたことが無かったのだが、今回は予告編の映像が素晴らしかったので、かなり期待して鑑賞へ
やはり、映像は素晴らしかった、特に背景やドラゴンなど人物以外の描写はこれで体感した事の無いレベルで、さらにIMAXで観たときの迫力が素晴らしく、これだけでも一見の価値があったと思う
白雪姫とか個人的には8番出口とかチェンソーマンの方が今年の最低作品だと感じてるが本作はそこまでではなく、それなりに見所があったと思う
ただ、それ以外の要素がほぼ全て残念だった
まず人物描写だが、最高の背景に完全に負けていてミスマッチなシーンがかなりあった、所々頑張ってたが監督作品のジプリっぽい?日本アニメっぽい?人物画が美術と全く合って無かった
アニメというより、背景のグラが綺麗な3DCGのRPGゲームのムービーシーンを観てるような感じ
ドラマ部分のカメラワークなどの演出も重厚ファンタジーものなのに普通の日本アニメっぽくてのめりこめなかった
神山監督のLotRは全く違和感感じ無かったからなおキャップを感じた
声優は違和感無かったかな、でも、本職じゃない方の歌唱には少し冷めたかもしれない
シナリオが破綻してたせいもあるが、感動してないクライマックスでドヤッて感じで歌押し付けられても冷ややかな気持ちになるだけだった
そしてやはり脚本が面白く無いのが一番だと思う、急に異世界飛ばされたり急に現代人出てきたり背景が分からないから感動しようがない、救う国についても背景がわからんのでラストも全く感動できかった
果てしなきバッドランド
スカーレットが辿り着いた国、それはバッドランド(死者の国)。アンド…もとい看護師とともに兄…もとい父親の復讐を果たすために旅を共にする…
音が凄く良かった。いつもより劇場のスピーカーが良い感じに鳴ってた。どの映画もこれぐらいの音量・音質で上映して欲しいと思った。
現実世界、死者の国、現代、この映像表現の差は良い。芦田愛菜の声は良いのに、スカーレット合わさると違和感。
とってもわかりやすい説明過ぎる物語に、目立つサプライズはひとつもないのでつまらない。
音楽(劇中歌の歌詞)が聴いてて辛かった。
脚本以上に歌詞のセンスが悪かった。
けど『未来のミライ』よりストレス無く観れて世間評よりも悪くは感じなかった。
さらなる闇と光が見たい
都合で初日行けず三日目の鑑賞でした。結果、自分は楽しめましたよ。
ルックに独自性があり遠景や光、距離感が他のアニメとは違い発展途上ではあるもののこの先が楽しみです。
どちらかというとゲーム界が追及してきた表現をさらに深堀した感じでしょうか
モブシーンがもうちとモブの個性が際立った方が好みなんですが淡くしてるのはメインキャラを引き立てるためなんでしょうか。自分はモブの方が気になります。
歌とおどりも大好物ですが、やはりモブがもっと踊って欲しいしなんなら主人公達より上手い人がいてもいいと思うんですよね。あーでもないこーでもないと考えさせられますがそれは楽しい。
後はもっと闇を追及して欲しいのですが娘さんが大きくなるまで待つ必要があるんですかねー
映像も音響もいいのに…
どうしてこんなストーリーになったんだろう。展開が???すぎて、腑に落ちないことばかりでした。10分ごとに監督が代わったのか、と思うくらい脈絡が感じられませんでした。これなら、もっとファンタジーにふったら、よかったのに…
現代から来たのが聖だけ?時代が偏ってない?あの王様になぜまだ従う?弓矢を手に持ち…?どこから来た?などなど
ストーリーを進めるために、無理矢理が過ぎる気がして、る??でした。
あと、鬼滅の刃は、鬼の首を切られる時に、切られる鬼の想いが垣間見られ、同情はされるけど、やはり悪であり、切る側の葛藤も見られ、そこが見せ所なのだと思うけど、今回の「虚無」には、そこが薄くて入り込むこともできなかったです。
細田守監督からのメッセージ
2025年最後を飾る糞映画でした
職場の同僚たちであえて糞映画を見に行く会で観に行きました。
色々糞映画を見せられましたが歴代トップクラスの糞映画でした。
要因として、
・設定が破綻していて物語が理解できない
・世界観が他作品の寄せ集めのようでオリジナリティがない
・後半は庵野さんが好きなのかな?というくらいエヴァみたいな感じ
・伏線を張るのが下手すぎる。
・主役二人の声優が糞過ぎた。芦田愛菜が合わな過ぎ。
・芦田愛菜の下手な歌を散々聴かされる
貴重な時間を無駄にしたし、一緒に観た後輩も映画が嫌いになると言うありさま。
脚本と声優はプロに任せてほしいと思いました。
観る前に評価2.5と出ていました正しいですね。
アニメータ、プロモーター、スポンサー、キャスト、観客
全ての人に謝って欲しいものです。
文句を言うなら見てから言え!
と書いている人がいたので、酷評知ってて見ました。
結論から言うと、やっぱりダメだった
まずアニメーション部分は素晴らしいの一言に尽きる。
映像美、迫力、動きどれをとっても他の映画を冠絶している。
問題はストーリー面。
ここ最近の細田作は全て、ストーリーに問題がある。
今作も同様。
端的に言えば脈絡がない。
なんとなく言いたい事もやりたい事も理解できる。
ただ漫然としていて、一貫性がなく、まとまらない。
もう一度、見たいと言う気に全くならない。
感動もしないし、気持ちの盛り上がりも無い。
そんな映画でした。
ただ、映像は凄いので、映画館で見る価値はあります。
星は全て映像美によるものです。
PS:細田監督は本当にストーリー作るのが下手。 やはり脚本家が欲しいね。
酷評されるほど悪い映画ではないかと
映像がきれい。
いきなり踊り出す、この場所が出てくるのはおかしい……云々、言いたい放題になっているけれど、けなしまくるほど酷い映画ではないと感じた。
スカーレットと王の関係、母親と叔父?の関係など、描写不足なところがある気はした。
2時間弱に収めるにしては、入れたい要素が多かったのかなぁ、と。
竜とそばかすの姫はベルすずの声優があまりに酷かったけれど、今回は芦田愛菜ちゃんが頑張ったな、と感じた。
細田作品はこうあるべき、細田作品はコレコレだからダメだなどと評論するより、「このシーンのコレがよかった、ここの画はさすがだ」と、素直に観れば良いのでは?
わざわざ新しいアカウントを作って、せっせと☆1、☆0.5で投稿している人、よほど実生活の現状に不満がある人なのかなぁ、と感じてしまう。
2025年。細田守監督。16世紀のデンマーク。王女は母と通じていた...
2025年。細田守監督。16世紀のデンマーク。王女は母と通じていた叔父に父王を殺され、復讐を誓って生きてきた。成長していざ復讐しようとすると逆に殺されて死者の国へ。そこは生も死も過去も未来も交じり合う土地だという。復讐の念を忘れられない王女はこの死者の国にいるという叔父を探して過酷な世界を旅することに。次々と叔父からの刺客が送り込まれるなか、未来の日本からきた看護師の青年と出会って、、、という話。
ハムレットを下敷きにしていれば当たり前だが、主人公は「いかに生きるか」の重苦しい問いに苦しんでいる。劇場公開のアニメ映画としては観客を呼ぶのが難しい設定。全体的にトーンが暗いので、隊商の人々との交流や主人公が幻視する未来の日本(渋谷らしい)でのダンスシーンなどほのぼのしたり、明るくなったりするシーンに救われる。エリートの矜持、恋愛未満の淡い思い、空を舞う偉大な何者かの存在、妙にスタイルのいい人物たちといった特徴は細田流。そして、「どこかで見た気がする構図」が表れるのも細田流。未来の幻視へとつづく道は「2001年宇宙の旅」のようだし、「果てしなき場所」へと続く山頂は「君の名は」のようだった。
死んでもなお「果てしなき」なにかを求めてしまう人間のかなしみを描いているのだが、がんばって達成しようとするあたりに昭和的な上昇志向を感じるのはこちらの年のせいか。
絵面の綺麗なカクヨム
カクヨムで☆30くらいの小説にありそう。
映像が綺麗なので見るのが苦痛なわけではなきったですが、ポップコーンの肴くらいに思ったほうが良さそう。
映像より先にこだわる場所がたくさんあると思う。
いろいろツッコみどころが満載すぎる。
序盤の設定はこねくり回しようによって面白くなるだろうに、あそこまで陳腐なものにできのはもう才能だと思う。映画のあの雰囲気で歌い出すのも謎だし、唐突に渋谷が出てくるのも謎。
1クールアニメのダイジェスト版と言われたほうが納得できる出来。すべてのシーンに突拍子がなく思いついたシーンをとりあえず全部詰めましたって感じ。整合性も捨てられているし、キャラクターも設定シートをそのまま活用したみたいな薄さがあります。というか、人物の葛藤を台詞で言わせる以外の表現を知らないのか。
大筋はちゃんと考えているし、要素も多いので、もっと長尺でしっかり説明すればもっと見れるようになると思われます。
同じ監督の作品は見たことがないのですが、本当に評価されている監督が出すものなのか甚だ疑問です。影武者とかいます?
広告にお金かけても入らないことってあるんだね
賛否があるのも納得の一本でした。きっと「作りたいシーン」がものすごく多かったのだろうなというのは伝わるのですが、それをとにかく繋げていったような構成で、流れとしてのまとまりはあまり感じられませんでした。その中でも細田守らしい雰囲気の良いシーンは確かに存在していて、急にハッとさせられる瞬間もあります。
全体は壮大なミュージックビデオのように進んでいくのに、最後に流れた曲が思っていたものと違い、そこもやや肩透かしに感じました。また、作中ではあまり伝わらなかったものの、「きっとお母様はすごくいい女だったんだろうな…」と設定だけで補完する部分もありました。
そして、小説を読んで初めてタイトルの意味が腑に落ちた気がします。映画では拾いきれなかったところを小説で“答え合わせ”できる部分もあって、「そういうことだったのか」と後から分かることも多かったです。逆に、映画の中では「そこでその展開はないだろう…」と感じてしまう場面もまあまあありました。
公開日に観た時点では正直あまり好印象ではなかったのですが、もしかしたらあと3回くらい観たら、じわじわ味が出てくるタイプなのかもしれない……そんな不思議な後味の残る作品でした。
メディアで巨匠扱いされてる監督が出しちゃいけないレベルの映画
2年くらい前の生成AIに「復讐をテーマに深いストーリー考えて」って注文して出てきた脚本をそのまま映像化しました!みたいな作品。
それくらい突拍子がないストーリーは、細田監督が入れたいシーンを取り敢えず古典になぞらえて繋げただけなのではと疑るほど。また、登場人物の設定や行動、思想全てがも余りに安直で、何も共感できないし、何を視聴者に感じ取って欲しいかも読み取れなかった。
10分に一度は「このシーンいるか?」と思わせられたし、監督が力を特に入れているだろうダンスのシーンをシラケずに見れた人はいるのだろうか。
声優の芦田愛菜ちゃんは声に迫力がないせいか、感情的なシーンでは常に金切声で叫んでばかりで、少し見ていて疲れた。歌もあまり上手ではなく、最後に歌い出した時は流石にキツかったし、それがエンディングテーマと分かった時点で席を立ちたくなった。岡田将生は論外でした⋯。
映像に関しては、3Dのトゥーンレンダリングと手描きを使い分けていたが、手描きシーンに迫力もなければ作画もおかしく、試みは失敗していると感じた。
3Dアニメ部分が比較的正確に細部まで描く一方、細田監督の少し崩したタッチが完全にミスマッチで、逆効果だったように思えた。
メディアでもすっかりアニメーションの巨匠扱いの細田監督だが、世間ではその実力がとっくにバレているようで、公開後初の土曜日に行ったが私の家族含め合計3組、計7名だった。でも、残念ながらその動員が妥当なクオリティだった。
生きるとは、愛とは、何もわからなかった
16世紀のデンマーク国王だった父を叔父のクローディアスに殺され王位を奪われた、王女スカーレットは、父の仇クローディアスへの復讐を企てたが、失敗し逆に毒殺されてしまった。そして、死者の国で目を覚ましたスカーレットだが、そこは盗賊による略奪と暴力がはびこり、力のなき者や傷ついた者が再び死ぬと、虚無、となって存在が消えてしまうという世界だった。この地になぜか宿敵のクローディアスもいることを知ったスカーレットは、改めて復讐を心に誓い彼を探す旅に出た。そんな時、現代の日本からやってきた看護師・聖と出会った。彼は戦いを望まず、敵味方の区別なく誰にでも優しく、傷付いた人を手当てした。聖の行動や人柄に触れたスカーレットの心は徐々に和らいでいった。一方で、クローディアスは死者の国で誰もが夢見る、見果てぬ場所、を見つけ出し、自らがそこへ行こうとしていた。さて、どうなる、という話。
スカーレットは聖と共に旅をする中で心の変化があり、生きるとは何か、を問いかける、と書かれているが、愛とは何かも含め、観終わっても何もわからなかった。
もしかして、赦す、と言いたかったのか?
キリスト教じゃあるまいし、そんなわかりにくい事をこんなに長々とやってたのだろうか?
クローディアスの恐怖政治はC国かNK国の指導者みたいに感じ、国民を弾圧した上で権力の座にしがみついてた様に思えて滑稽だった。
それと、残念なことに絵が綺麗じゃない。ほとんどが死後の世界を描いてるという設定もあるけど、現代の日本も綺麗じゃなかった。
さらに、スカーレットのキャラも目が大きいだけで特に魅力的でも無いし、もう少しアイドルアニメを参考に魅力的なキャラ設定をしないと、それだけで観る気がしなくなる。
声優は、芦田愛菜、岡田将生、役所広司、市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、柄本時生、青木崇高、染谷将太、白山乃愛など、豪華俳優が担当していた様だが、そんなに違和感もなかったから悪くなかったんだとは思う。
そんなに多くの有名俳優を使わなくても1人か2人にして、あとはプロの声優にすれば良いのに、とも思った。
いずれにせよ、宮崎駿の、君たちはどう生きるか、と同様面白くなかった。
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