「豪華声優陣の無駄遣い」果てしなきスカーレット totocinemaさんの映画レビュー(感想・評価)
豪華声優陣の無駄遣い
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噂に違わぬ・・・駄作でございました。
細田守監督映画は一通り網羅してますが、コイツは恐らくワースト。「未来のミライ」も相当酷かったけど、予告で期待させられた分だけ、本作は裏切られ感が半端ないなと。前作「竜とそばかすの姫」は叩かれながらも個人的には嫌いではなかったので、もしかすると・・・と淡い期待もあったんですが、内容が破綻していて見るに堪えない作品でした。
あらすじは、、、
16世紀末のヨーロッパ、デンマーク王国の王女スカーレットが、王である父を殺して国を乗っ取った叔父クローディアスに復讐を誓うも、毒殺を狙ったパーティーの席で逆に毒を盛られて死者の国へ落ちてしまう。そこにはなぜか宿敵クローディアスも存在しており、それを知ったスカーレットは復讐を果たすべく死者の国を彷徨う旅に出る・・・とまあ、ここまでは悪くなかった。
そこに、本作最大の違和感の塊である、現代の日本から来た青年、聖(ひじり)が登場。こいつの言動
・挙動が意味不明で、一貫性のない立ち回りをする事でストーリーが完全に破綻。何故か突然挿入される意味不明のミュージカルシーンも相まって、ツッコミどころ満載のB級品に成り下がってしまった印象。
映像も綺麗だし、声優陣も豪華。
スカーレット役の芦田愛菜も巧くは無いけど、ギリ耐えられるレベル。(思ったよか歌が上手かった)役所広司や山路和弘、青木崇高に染谷将太等々、せんげー面子が揃ってるのに全てが無駄遣い・・・
平日朝とはいえ、400席超のスクリーンに座ってたのは数える程の閑古鳥状態。これだけ大コケすると細田守監督の次回作が心配・・・このまま消えちゃうかもね。
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