デヴィッド・テナント＆クシュ・ジャンボ「マクベス」のレビュー・感想・評価

『マクベスってどんな話だったっけ？
シェイクスピアとかも、見てみても良いかな』

みたいな感じで見ました

前衛的というか新解釈というか、

なかなか普通ではない感じだったけど、

おおよそのストーリーもわかったし、

これはこれで良かった

正統派っぽいのを求めてる人は満足しないだろうけど、

そんな人たちはきっとこの作品を見ることはない気がする

たまにはブリ英語のシャワーを浴びるのも良いと思った

　民族色強めで、マクベス他男性陣はキルトを履いている。皆黒衣のなか、マクベス夫人だけが白で目を惹くが、役柄としてはそこまで突出した演出はされていない。基本的に原作に忠実だが、「門番のシーン」だけは、民族ネタも織り込んだ幕間狂言的なアレンジがされている。大道具をほとんど使わず、真四角のシンプルな舞台上で展開されるだけに、結末に残される血痕が印象的だ。