「断章への伴奏」アルドノア・ゼロ(Re+) uzさんの映画レビュー(感想・評価)
断章への伴奏
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「BOX発売に合わせてOVA作ったけど、10年ぶりだからダイジェスト添えといたよ」という内容。
単体での理解は不可能なので、未見の方はBlu-ray BOX買って下さい。
いや、それにしてもナレーション挟みながら進めると思ったのに、単純にぶつ切り継ぎ接ぎでした。
会話が繋がってなかったり、総集編としてもかなり雑。
それでも色々と思い出したし、やっぱりアルドノア・ゼロは凄くて、大好きだ。
敵も脇も魅力的で、情と打算、愛と策謀、信念と使命が溶け合う中で各々が行動する。
伊奈帆の安心感、それでも感じる絶望、更にそれを覆すカタルシスを得られる、迫力と緊張の戦闘。
それらが絡まることで先読み出来ないストーリー。
何より3大“澤野弘之アニメ”の筆頭を飾るに相応しい挿入歌と映像のマリアージュ。
(個人調べ。ちなみにあとの2作は『ギルティクラウン』と『進撃の巨人』)
曲が流れる度に鳥肌が立ち、泣く場面でなくても何故か涙腺が緩んでしまった。
まぁ肝心の『雨の断章』については無くてもいいかな。
本編最後の表情からスレインがまたあのヤサグレ状態に戻るのも違う気がするし。
それでもまた彼らに会えたことは単純に嬉しい。
そして韻子が相変わらずかわいい。
思ってた以上に台詞や行動を重ねてたり、レムリナの演技がかなり天ちゃんに寄せてたりと、新たな発見も。
ファン向け作品としても褒められた内容とは言えないが、また見返したくなるには十分な出来とも言える。
全話通して劇場で観たいよ。
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