アルドノア・ゼロ(Re+)のレビュー・感想・評価
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初見でした。
海岸でお弁当食べると、トンビが来るぞ!
ガンダムを全く見たこと無いくらいロボットアニメには興味がありません。ロボットで闘う意味が良く分からない。Boston Dynamicsの犬型ロボットなんて、首の位置に手がついている。合理的とはこういうこと。けれど、たまたま見出したアルドノア・ゼロはロボット以外が面白いので、大好きです。
2クール分の内容を1時間半にまとめて、未公開部分を足してあります。うまくまとめた編集力はすごいと思います。セリフは前のシーンが続いているのに、映像は次ぎのシーンに入っていたり、時系列を入れ替えたり、大変だったと思います。一方で、テレビシリーズを見ていないと本作の魅力はわからないだろうな。へ理屈でスーパーロボットはやっつける伊奈帆を。あと、どうしてもコメディーリリーフの韻子のシーンが削られてしまう。小松未可子のベストアクトだと思うのだけど。
テレビシリーズ本編は『ローマの休日』で終わってしまい、やや駆け足だったこともあり、ちょっと炎上していたのを覚えている。追加部分は『落とし前』であり、『ANORA』の最終章にあたる(雨降ってるし)。村上春樹の短編のような会話劇であり、その中に大事なキーワードが沢山出てくる。役に立たない哲学が大事だということだよね。もっと早く見たかったなぁ。でも、一話を割いて放送しなかったきもちもわからないでもない。総集編は省いて1時間くらいの中編、1000円均一公開でも良かったのではないかしら。ロボット関係ない作品として。
あと、総集編を見返して気付いたこと。ニロケラスの次元バリアは光も吸収されるので、ブラックホールと同じで黒く見えるはず。伊奈帆なら所見で弱点みつけて、瞬殺できたでしょう。韻子は本来優秀な生徒なので高等教育を受けるべきで、『試験休みで、手伝っている』ことにして欲しかった。アセイラム姫(皇女殿下)→アセイラム女王じゃなくて、アセイラム皇帝だよね。格下げされている。火星では戦後も封建制ということらしいけど、第3階層なんてある酷い身分制なので、有力貴族が戦死しているのでクーデターが起こるんじゃないの。スレインは軍事法廷が終わったら当然、死刑だよね。それ前提で見ないとね。
最後に採点ですが、お歌がないので気分が上がらなかったので減点しました。
二人の少年の苦くて美しい絆の物語
この編集で企画が通ったのが信じられない
漫画もアニメも未見。なんか宇宙ものみたいという認識だけで見ました。
まるでアニメの最後にある翌週の予告みたいなぶつ切り映像がただ延々と続いていく。ストーリも何も全く分からず。8割方を想像で補って「こんな話なのかな〜」っていう感じ。
それでいて最後に主人公の二人が抑留施設みたいなところで中身のない話をダラダラ話し続けるところだけはやけに長く続く。
最後のエンドロールでたくさんの人の名前が流れてたけど、誰か一人でも「監督、この編集を斬新でかっこいいと思ってるのはあなただけですよ」って言えなかったのかなと思いながら映画館を出ました。
と思ってたら、これ書くときほかの人のレビュー見たら、初見で面白かったと言っている方もいて、感じ方は人それぞれなんだなあと改めて思いました。あくまで「私にとっては」この評価です。
雨の断章の是非を問う
10年ぶりくらいか?
ここに来て劇場版やるからには、
続編やるのか?と思ったのだが、そんな気配はなく、ただただ美麗なる映像と2時間という枠の中で研ぎ澄まされたストーリー。
本編のできはすごく良かった。
ライエの親がやられるシーンとか
クルーテオ伯爵がザーツブルグ伯爵にやられるシーンもきちんと入っていて痺れた。戦闘シーンも美味しいところちゃんと入ってるしね。
ただ賛否両論な雨の断章。
スレインと伊奈帆の関係としては良かったし、テレビシリーズから考えると蛇足感が否めないものの、スレインの救われ無さを考えると悪くない。
でもあれを入れるならザーツブルグ伯爵とかまりとさんのエピソードをもっと入れて欲しかったなぁということで
雨の断章は無しよりです
断章への伴奏
「BOX発売に合わせてOVA作ったけど、10年ぶりだからダイジェスト添えといたよ」という内容。
単体での理解は不可能なので、未見の方はBlu-ray BOX買って下さい。
いや、それにしてもナレーション挟みながら進めると思ったのに、単純にぶつ切り継ぎ接ぎでした。
会話が繋がってなかったり、総集編としてもかなり雑。
それでも色々と思い出したし、やっぱりアルドノア・ゼロは凄くて、大好きだ。
敵も脇も魅力的で、情と打算、愛と策謀、信念と使命が溶け合う中で各々が行動する。
伊奈帆の安心感、それでも感じる絶望、更にそれを覆すカタルシスを得られる、迫力と緊張の戦闘。
それらが絡まることで先読み出来ないストーリー。
何より3大“澤野弘之アニメ”の筆頭を飾るに相応しい挿入歌と映像のマリアージュ。
(個人調べ。ちなみにあとの2作は『ギルティクラウン』と『進撃の巨人』)
曲が流れる度に鳥肌が立ち、泣く場面でなくても何故か涙腺が緩んでしまった。
まぁ肝心の『雨の断章』については無くてもいいかな。
本編最後の表情からスレインがまたあのヤサグレ状態に戻るのも違う気がするし。
それでもまた彼らに会えたことは単純に嬉しい。
そして韻子が相変わらずかわいい。
思ってた以上に台詞や行動を重ねてたり、レムリナの演技がかなり天ちゃんに寄せてたりと、新たな発見も。
ファン向け作品としても褒められた内容とは言えないが、また見返したくなるには十分な出来とも言える。
全話通して劇場で観たいよ。
総集編。という以外に価値はない。
作品を知らない分楽しめた!
アルゼロ初見。観たいものは観られた
友人と会話中に別の人間が入ってきて、それまでの話の流れを説明するという経験は誰もが一度はしたことがあるだろう。その話をしている最中、おそらく友人は「早く話の続きをしてくれよな~」という表情をしている。だからあなたは必要な要素だけをさっさと説明して、続きを話そうとする。
この映画はそのくだりが大体90分くらいある。
大部分は最初の例でいうところの「別の人間」向けの総集編映画であり、「友人」向けではない。
しかし、「話の続き」にあたる雨の断章自体は今までアルドノア・ゼロを追い続けた「友人」向けの物語であるため、「友人」はそこまで我慢して観たいか否か天秤にかけるほかないだろう。
雨の断章が伊奈帆とスレインに焦点を当てた物語であるため、総集編も伊奈帆とスレインの関係にフォーカスを当てて作られている。多分そのはずだ。私は他にどういったシーンがあるかを知らないが、外交に直接かかわらない現場のキャラクターが印象に残らなかったことからそう推測している。
火星と地球の確執、スレインの出自や伊奈帆の人間性など、雨の断章を理解するための最低限の事情は理解できるようになっているため、24話を観きる体力のない私のような人間にはありがたい。
しかし、とにかく駆け足で進むため2時間他のことを一切考えない集中力が要求される。ちょっと明日の晩御飯のことを考えようものなら、次の瞬間はもう時代に取り残されてしまうだろう。
そうした事情のために雨の断章に直接かかわりのない要素を切るのは仕方のないことだが、カッコつけたセリフを言った敵が瞬きのうちに爆散するのはテンポが良すぎてしばしば笑いを誘う。
そんなこんなでたどり着く雨の断章は鑑賞者にとっても、スレイン・伊奈帆にとっても休息地となる。
はたして「別の人間」は「話の続き」で「友人」になれるのだろうか。
新作分の作画はいっそう現代的になり、映画館にふさわしい美しさを備えている。
もし少しでも興味があるならば、劇場での鑑賞をおすすめする。
タイトルなし
いまではすっかりコメディ感が定着した雨宮天さんが、シリアス路線で頑張ってる印象にくわえ
メインヒロインを主人公たちが取り合う構図かと思いきや主人公がスルースキル全開で女性陣のたてるフラグを折りまくるお話し
そんなイメージだったのだが、主人公に手術で埋め込まれていたタクティカルエンジンが「ナイスカップリング」としゃべりだしそうな部分のクローズアップ
せめて幼馴染ヒロインかラッキースケベサブヒロインにもう少し夢を見させてあげてもよかったのではないかと思う
そして総集編というよりダイジェスト版駆け足すぎたので、前後編に分けてでもいいからもう少し各所を掘下げてほしかった
同時期上映のメカバースを一日でそれぞれの上映館ハシゴして観たので小野賢章✕花江夏樹のかけ合いがごちゃ混ぜになったことにより自分の中ではバディ◯ンプレックス感がハンパない
でも面白かった、地上波放送用に再編してブラッシュアップされたらもっと嬉しい
「雨の断章」だけでよかった…
アルドノア・ゼロ!
まったく気づかず。ふとこのアプリで知る。
当時とっても面白かった記憶はあるけど、内容はあんまり覚えていない。
総集編が含まれているので思い出すだろうと思って鑑賞。総集編90分くらいありますが、良くも悪くもうろ覚えでした。
音楽が流れるだけで鳥肌。
アニメ当時、イナホとスレインの天才ぶりに、とくにイナホの戦闘シーンはとても良かった。総集編では、主に心のストーリーがメインなので、戦闘シーンは省略ぎみ。ちょっと残念。
その代わり、ストーリーは追えるかと。
逆にアニメが観たくなった。
最後の30分くらいは新ストーリー。蛇足とも思えますが、三人その後がしれて良かったよ。
アニメを観てない人には、展開が早すぎますのでオススメしません。アニメも名作なのでアニメ鑑賞をオススメします。
二部作品にする選択も欲しかったが、まとめて見るとドラマとして見せ場もありテレビ版より救いはあるが…
かなり前のテレビアニメ作品の新規後日談を含んだ映画になるが、放送当時は分割2クール引きの上手い展開と趣向を凝らしたメカアクションに満足度が高い作品だったと記憶してる。
抜群の操縦センス加えて、常に冷静沈着と頭脳の冴えを発揮する界塚伊奈帆と、同等の能力がありなから火星での異邦人として苛烈な差別受けながらも恩義のある姫を助けようとする苦労人のスレイン・トロイヤードの機転知力を尽くした物語の前半と権力の階段を登るスレインの愛憎ピカレスク的な展開になる後半で評価が別れていた印象。
当時はとても話題になった『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本でアニメファン以外にも知られたストーリー原案の虚淵玄氏が途中抜けてからの様々な論考もありますが、ほとんどコタツ記事みたいな妄想の域を出ない内容なので省略
(公式やプロの書き手による取材以外のyoutubeやSNSの記事やコメントは信頼性に乏しい)
今回の映画版は大まかに30分強が1クールで、残り60分が後半にあたり、新作部分は15分強くらいの印象で、幽閉されているスレインと伊奈帆の交流の梅雨明けを主題にしており、個人的にテレビシリーズのスレインに対する結末に補足と多少の救いを与える意味が強いと思う。
総集編部分を久しぶりに見直して見ると時間の関係で当然ダイジェストになりますが、復習としては悪くないので、忘れていた部分の補習になり、作品の全体像も網羅してる印象で、作画や当時のCGメカ描写も含め劇場にかけてもあまり遜色ない映像なのが分かるのと、お話のベースは、世間知らずのお姫様が、様々出会いを通して指名に目覚め成長するオーソドックスな物語としてウィリアム・ワイラー監督でオードリー・ヘップバーンの出世作になる名作『ローマの休日』などが根幹にある印象。
ストーリー原案の虚淵玄氏はかなりのシネフィルと聞くのと、あの作品の影響下にある日本のドラマなどの作品の多くは、王女と記者とのデートするロマンチックな面をのみを模倣している印象だが、作品の芯は大人への成長と立場からの責任を自覚する物語。
ネタバレあり
問題の新規部分だが、梅雨空の中で幽閉されているスレインと伊奈帆の関係性を少し前進させる感じで進み、自暴自棄になっていたスレインの態度を軟化させて、梅雨が明けた青空の中を満足そうに去る伊奈帆の構図で終わり告げるが、簡潔な後日談で悪くはないが正直物足りない面ある。
友人や幼馴染と姉などのキャラクターも登場して伊奈帆との交流はあるが、対スレインに関してほぼ無く伊奈帆以外の人間と接触が合っても良かったのでは?と思う。
例えばセリフの処理で済ませているが、幼馴染の網文韻子が作る絶品オムライスを二人で食べる場面とかを入れると更に説得力がましたりすると思うが、届けられた包装のみの描写で留まっている。
近年の映画などの研究考察などには、食事場面が登場人物の関係性や状況示す役割もあり二人が同じ釜の飯を食べるなどの古典的でもある描写があるのと無いのとではかなり違うと思う。思えば本作はあまり食事などの描写が無かった印象だが、ロボットなどで思い出すのは、サンライズ作品のガンダムシリーズの水星の魔女や『閃光のハサウェイ』(レビューしてます)などにはキャラクターの心情や現状を食事に絡める描写をキチンとやっており、それを指摘してる人もチラホラ見かける。
もしかしたらベタなのでやめたのかもしれないが、クリストファー・ノーランなどは結構ベタに過去の名作から引用してる。
少し戻るがテレビシリーズを最初に観ていた時は、伊奈帆とスレインが、ライバルとして対立するのは予想していたか、例えば『銀河英雄伝説』的構造になるのかとも予想していたが、スレインが破滅して罪を受けるのが落とし所でモヤった感じで、今回の劇場版も同じアニプレックス作品でヒットした『ぼっち・ざ・ろっく!』的に二部作品にする選択も欲しかったが、まとめて見るとドラマとして見せ場もありテレビ版より救いはあるが物足りない面ある。
ちなみに自分はスレイン派かな
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