スーパーマンのレビュー・感想・評価
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人より秀でた才能をどう使いどう選択するか
おもしろかった!!
ヒーローものはあまり惹かれないのもあって、スーパーマンの知識はゼロに等しい状態で鑑賞。
最初ある程度スーパーマンについて文章で説明してくれるけれど、素人には少し早くて理解するのに必死だった。まずスーパーマンが異星人なことに驚き。そして敗北からのスタートに驚き。その時点で私の中でのスーパーマン=超人という固定概念が崩れ去った。なんだか思っていたのと違うぞ?と思わせてくれる最高の出だしだった。
正直、超人的な能力を持っているスーパーマンが悪を倒すというシンプルな話ではつまらないと思っていたので、それが杞憂で終わってくれて嬉しい。
空想の世界なのに、地に足ついた現代の世相をすごくリアルに描いていた話だった。スーパーマンもすごく人間的に描いていることで、とても身近に思たのも良い。
前半は悪役があまりにも悪役すぎて、スーパーマンはメンタルもフィジカルもボコボコにされるしで、耐えの時間が長く、早くこいつをどうにかしてくれー!とムカムカ。だからこそ、そラストが爽快だった。
某アニメで「生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は、その力を世のため人のために使わねばならない。天から賜りし力で人を傷つけること、私腹を肥やすことは許されない。弱き人を助けることは強く生まれた者の責務」という言葉があったけれど、その言葉が作品を見ている間ずっとその言葉が頭に浮かんでいた。
「スーパーマン」は、この人より秀でた才をどう使い、どう選択したかで道が分かれた2人の物語に思えた。
ヒーローものやアクションものは単純明快勧善懲悪で、ストーリーはシンプルなものが多いと思い込んでいたけれど、この作品は、とても奥が深く考えさせられるメッセージがこもった作品だった。
キャラクターも良かったし、スピード感あふれるアクションも良い。あと躾のなっていない犬が面白すぎてエッセンスになってるのも良かった!
万人にオススメできる作品だと思う。
現代の要素が反映されている
DCはあまり詳しくないですが、そんな私でも満足できました。
スーパーマンは空を飛びながら悪と戦うイメージが強いですが、ここではSNSの誹謗中傷といった現代の要素を反映させている印象を受けました。ニュースを通した情報操作によって憧れのヒーローから堕落しますが、汚名を返上するために立ち上がって人類を救う物語に惹かれました。
勿論、アクションシーンはかっこよかったです。スーパーマン以外のヒーローも沢山出てきて興奮しました。他には犬のクリプトが可愛く、彼の相棒として見せ場が多かったのも好印象でした。
所々で流れる音楽も爽快でした。明るい雰囲気からジェームズ・ガン色が表れており、ガーディアンズのようなノリにワクワクしました。
久々にアメコミ映画で笑顔になれるぐらい素晴らしかったです。最後にまさかの人物も登場し、今後の活躍がますます楽しみになりました。
ヒーローとは間違えない人ではなく、間違えたあとにどうするかを問われる人
by ジェームズ・ガン(2024年インタビュー)
ゲテモノアンチヒーロー「スーパー!」(2010)のころにツイッター上で性的暴力や児童虐待、ホロコーストなどを軽視するジョークを投稿。2018年保守系のオンライン活動家に拡散される。マーベルはことを重く見、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の監督を解任。
ガンは「挑発的なジョークだったが、今の自分とはかけ離れている。深く後悔している。」と即座に謝罪。キャストの支持もあり、監督再任。今後は「ショック狙いのジョークはやめる」「愛とつながりを大切にした表現に戻る」と決意し、「GoG Vol.3」を完成。「この映画は、自分を守ってくれたキャスト、そして多くのファンへの最後の贈り物だった」と述べるほどに、愛と絆と希望を描いた作品となった。
そうしてマーベルと契約を完了したあと、ワーナー&ディスカバリーはDCスタジオの再編でガン監督をDC共同CEOに招いた。その責務を背負い、彼は「スーパーマン」を皮切りにDCU全体を率いる立場となった。
この一連の騒動は「過ちを犯した者が本当に学び、成長し、再び社会で価値ある存在になりうるのか」という、現代の「贖罪と赦し」を巡る大きな議論の典型例となっているらしい。
DCのCEOに就任し、質を担保するため、脚本完了前に製作を進めない方針を掲げての第一作。
「スーパーマン」
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本作、オレ的には、予告で勝手に信じてしまったジョン・ウィリアムズの「マーチ」が使われていないこと、クレジットも、飛翔、奥行きで引っ張る文字(複数のフィルムを合成して作られたとされる例のヤツ)もちょっとだけで、その点はガッカリポイント。おっさん故に。
ただ、製作時にはそのモチーフと新規要素を組み合わせる戦略(敬意の裏返し)であったとのことで、予告で引っ張られたオレが悪い。(思えば、「電子の要塞」から「マーチ」は存在感なくす)。
映像面だが、荒いCGと画面はある程度の意図を感じるが、アクションシーンにワンダーを感じることがあまりなかった。(もともとアクションシーン、スペクタクルなシーンに強い監督とは思っていない)。もはやアクションシーンでは独自の「スーパーマンならではの」アクションは創造しにくいのも確かだが。
今回は「神」ではなく、実在するかもしれない「青年」としてのスーパーマンを描きたかったガンのねらいはある。ただ「痛い」は結構強調されてたけど「でかい」、「重い」、「早い」、「熱い」、「寒い」といったシチュエーションが設けられたにもかかわらず、今回の「人間」でも「超人」でも、「それ」を感じにくいアクションシーン。
しかし、これらの減点があったとしても、本作には、それを上回る魅力がある。
ガン監督の責務がしっかり感じられる点だ。
今回のスーパーマンの一番の特異点は、彼が地球に送られた理由。序盤、ロイスとの会話で「自身主観の正しさ」を振りかざすスーパーマン。だが母星の両親のデータが復元され、拡散され、地球に送られた真実を知る。そこから傷つき、葛藤し、他人の痛みや社会の多様性を理解しようとする物語。
ガン(スーパーマン)は過去発言の重みを感じ、表現者(異星人だが人間)としての責任をより強く意識する。そこからの、ともに再起する映画だ。
そして映画ファンにも愛と絆と希望に満ちた作品を提供できていることも素晴らしい。
追記
今回のスーパーマン。デヴィッド・コレンスウェット。悩める隣のお兄ちゃん。スナイダー版のカヴィルのシャープな体躯もいいが、今回のテーマでは、コレンスウェットが本当に良かった。
ラストの笑顔がとてもいい。
追記2
ヒーローに限らず。社会人も家庭人も同じだね。
令和のスーパーマンは、迷いながら進む——犬とともに。🐶🦸♂️
「全てのヒーローの原点にして、頂点。」
言わずと知れたスーパーマンは、アメコミ史上もっとも歴史あるヒーローとして、長きにわたり世界中で愛され続けてきました。
そんな彼が、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガン監督の手によって、2025年の令和の世界に再び帰ってきたのです!
どんなふうに世界を救ってくれたのか…ワクワクしながら劇場へ♪
日本においても、ゴジラやウルトラマンのように何度もスクリーンに帰ってくるヒーローたちがいます。
彼らの根底にはきっと、このスーパーマンのマインドが息づいているのでしょう。
彼が何度も必要とされるのは、
「世界が、圧倒的に“正義”を必要としている」から。
どの時代にも争いはあり、今日もどこかで誰かが救いを求めている。
だからこそ、圧倒的な強さと使命感を持って世界を救おうとする存在は、まさに“宝”なのです。
…が、
今回の映画はその前提を、まるごと覆してきます。
スーパーマンは負けた。
スーパーマンは弱い。
スーパーマンは正義ではない。
彼は悪なのかもしれない——。
そんな中から始まる物語が、めちゃくちゃ面白いんです🤣
戦争、マルチバース、クローン、ハイテクAI……何でもアリで、スクリーンはまさに祭り状態。
中でも、私のツボだったのは “犬” のクリプト🐶。
もし助演男優賞を犬に贈れるなら、迷わず彼に授けたい。
だって、最強の敵が自分のクローンで、それに唯一勝てるのが犬って、面白すぎるでしょ!?🤫
そして令和のスーパーマンは、どこかナイーブで、人間らしい。
彼の言葉には、確かな真実が宿っています。
「弱さを認め、受け入れることで、強くなれる」
「自分が何でありたいかは、自分の行いが決める」
迷いながらも、自分の信じる正義を実践し、少しずつ“ヒーロー”になっていく。
そんな成長物語を、愛すべき相棒・クリプトとともに描いた一作です。
どうしようもないこじらせ秀才の涙に心掴まれる
そりゃあどんな映画も賛否があるものだと思うのだが、ネットで自動的に流れてくる批判的な意見が、わりとスーパーマン=クリストファー・リーヴ世代の人たちが「こんなのスーパーマンじゃない!」と怒っているケースが多くて、クリストファー・リーヴの存在感の大きさやオールドファンの愛情の深さはわかりながらも、作り手も演者も変わってリスタートしてるんだけどなとは思ってしまう。
にしてもスーパーマンというヒーロー中でも特にアイコニックな存在を現実の俳優が演じるにあたって、毎度毎度よくもまあこんなにスーパーマンぽい人が見つかるものだと感心しきりで、今までで一番等身大で親しみやすいながらもちゃんとスーパーマンだったデヴィッド・コレンスウェットが当たり役、脇キャラに至るまでちゃんと好感を勝ち得る作りになっているのも良い。
弱き民が救世主を求める、みたいな描写には鼻白む部分はあるのだが、露悪趣味があるはずのジェームズ・ガンが、スーパーマンというものを善良さの象徴として描ききったスタンスは素晴らしかったと思う。
しかし一番心を揺さぶられたのは、ニコラス・ホルト扮するレックス・ルーサーが野望が砕けてガチ涙を流すシーンだった。この映画のルーサーは、ヘイトと拝金主義をこじらせたどうしようもない男だが、自分はヘイトの根本には恐怖があると思っているので、スーパーマンに圧倒されて排除するしかないと思い詰める心情は(反対はするけど)理解できるし、そのために人智を尽くして勝利を確信していたこじらせ秀才の悔し涙は、とても人間的で感動すら覚えるものだった。
どうすればフェイクニュースに勝てるのか
フェイクニュースとテクノロジーを駆使するヴィランと対峙するスーパーマンを描く内容だ。どれだけ超人的パワーをもっていても、絡め手の情報戦の前には苦戦を強いられる。現実でも、みんな苦戦している部分だ
敗北から物語がスタートするのも面白い構成だと思った。スーパーマンをどう位置付けようとしているのか、冒頭の描写でよくわかるようになっている。超人的な強さを見せつけようという作品ではないといういうわけだ
スーパーマンは侵略者か否か、両親の思惑はどうあれ、彼はどう行動したかが問題だが、人々はそうは思わない。アイデンティティポリティクスではなく、個人を見ることの大切が描かれている。
そして、なにより弱気を助け強気をくじくというヒーローの大前提を大切に描いていることがひしひしと伝わってきて、そこが素晴らしかった。旗を立てる少年はスーパーマンの善性を信じたのだ。あんな風に今、何かを強く信じることが難しい時代だからこそ心に響くものがあった。もう一度ヒーローを信じようというシンプルな思いがこの映画にはあった。
スーパーパワーのあり方が2020年代の視点で問い直される
池袋のIMAXで「F1」を観る前に流れた「スーパーマン」の予告編がとてもよかったので、こちらもIMAXで観なくてはと池袋を再訪したが、結論から言ってぜひともIMAXでというほどではない。一応「Filmed for IMAX」と謳われていて、もちろん映像と音響の迫力が増したはずだが、IMAXの画角を活かした構図的なインパクトや息をのむような映像美の点では物足りなく、出来の良い予告編に釣られたような気にもなった。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでアメコミヒーロー映画に新風を吹き込んだジェームズ・ガン監督らしい、多彩なキャラクターたちが躍動するアクション場面の楽しさや、ロック愛あふれる音楽使いのセンスのよさは健在で嬉しくなる。冒頭でいきなりスーパーマンが負けている、変身シーンの省略、ロイスがクラーク・ケントとすでに付き合っていて正体も知っているなど、過去の「スーパーマン」での約束事を敢えて破るのもパンク魂を感じさせる。
ただ一方、スーパードッグ「クリプト」を含むヒーローキャラをいろいろ出しすぎたせいで、肝心のスーパーマン/クラーク・ケントの物語を相対的に深掘りできず、デビッド・コレンスウェット版「スーパーマン」第1作としても新たなDCユニバースの第1弾としても、浅く取っ散らかった印象だったかなと。好みの問題なのは承知だが、個人的にはもっと新たなスーパーマン像に絞り込んだ構成で観たかった。
米国と世界の歴史との関連性で考えさせられる点もある。1938年に漫画雑誌に初登場した「スーパーマン」の原作者ジェリー・シーゲルと作画ジョー・シャスターがともにユダヤ系アメリカ人なのは割と知られた話。ユダヤ人迫害の波が欧州から世界に広がっていた1930年代、特別な力を持つヒーローが悪と戦い世界を救うという物語に、理不尽な差別や迫害を受ける当時のユダヤ系の人々の希望や理想が込められていた。
正義の名のもとに第二次世界大戦に参戦したアメリカにとって、スーパーマンは象徴的な存在になった。連合国は勝利し、ユダヤ迫害を国ぐるみで行ったナチスドイツは打倒され、米国とソ連(ロシア)がスーパーパワー(超大国)になった。
時は流れて2020年代、ロシアはウクライナに侵攻し、新たなスーパーパワーとなりつつあるユダヤ人国家イスラエルは圧倒的な武力でガザ地区やレバノン・シリア・イランといった中東のイスラム国家を攻撃して、大勢の市民を巻き添えにしている。そんな世界の現状を思うとき、スーパーマンが釈明する「自分の目的は侵略ではない。同じ人間として共存したいだけ」といった趣旨の言葉が、大国が比較的小さな国や地域を攻撃する際の言い分に似て聞こえてしまう。「スーパーマン」の原作者たちがユダヤ系だったことを思い起こせば、皮肉な逆転が起きているようでもある。ジェームズ・ガン監督が自ら書いた脚本は、娯楽大作の構えの中にもそんな21世紀の現実世界とのリンクを埋め込んでおり、なかなかに考えさせられる。
ジェームズ・ガン監督らしい新機軸
ガン監督の新章はやはり変化球が効いていた。ジョン・ウィリアムズの伝統メロディを高鳴らせつつも、人物紹介や経緯描写のいっさいを放棄し、冒頭から「3」に拘った説明書きと共に、我々をストーリーの途上へと突き落とす。おそらく小さなお子さんが観たら理解不能だろうし、昔ながらの分かりやすさを求める人にとっても心地良い展開とは言えないと思う。だが私には面白かった。何より不確実性の真っ只中にあるこの時代に、ありきたりな物語の枠に収めず、戦争とヒーローを(あくまでエンタテインメントの範疇で)対峙させた点は評価したい。加えて今回の主人公は未成熟で悩みも多いが、後半にかけて徐々の共感できるキャラへ育っていく。それにガン作品ならではの仲間達も抜群に色を添える。集団であれ個人であれ、誰もが不完全で未知数で、しかし一所懸命。努力と変化の途上にあるからこそ人は面白い。その等身大の姿を活き活きと映し出した快作と言えよう。
自身の正義を貫くヒーロー
敵組織によって悪評をばら撒かれて、精神的に参っちゃう主人公を、仲間たちがサポートしつつ、自身の正義が何なのかを見つけ出し、敵に打ち勝つそんなスーパーマンが見れる映画でした。味方キャラも魅力あって、序盤辺り以外は盛り上がりに欠けないシーンも多く面白かったです。
過去のスーパーマン作品を観ていないのでファンの方の気持ちは分からな...
過去のスーパーマン作品を観ていないのでファンの方の気持ちは分からないけれど、私は凄く面白かったー!
スーパーマンは強くて正しいからヒーローなんじゃなくて、人を信じて愛する気持ちと、より善い人間であろうとする気持ちを常に持ち続ける姿勢こそがヒーローであり希望の光なんだなと思う作品だった。
人間のめちゃくちゃ嫌な面も描かれる一方で、でもやっぱり人間も捨てたもんじゃないかもな、私もこうありたいなと思わせてくれる映画で私好みだった。
今の時代に改めてスーパーマンが描かれる意義を感じられる映画だった。
アトロクのスーパーマン特集を聴いてスーパーマンが生まれた時代背景とかを知ってから観て良かった。
前提知識ありきで進む部分があるので、スーパーマン作品初見の人は大まかな設定と登場人物だけでも知ってから観た方がより楽しめると思う。
あと、クリプトが犬らしい犬でやんちゃすぎて「こら!悪い子!」ってなるけどそこがまた良かったー!かわいい!
とても良い犬映画というだけでポイントが高い。
レイトショーでグッズ買えなかったけど売店開いてたら絶対買ってしまってた。
あと多分みんな好きだと思うけど、私はミスター・テリフィックが好き!
差別を憎み平和を愛する、超リアルなスーパーマン
悪(暴力)がはびこり、他国の領土を侵攻し、
SNSのデマを信じる歪な世界。
世界平和、家族愛、安心して暮らせる、
そんな当たり前のことを守るため命がけで働くスーパーマン。
傷だらけで瀕死でも立ち上がり戦う姿になんとも言えない
カタルシスを感じました。
なんとスーパーマンでさえ、
「お前は異星人ではないか!」と、差別を受けるのです。
映画の冒頭から、戦いに敗れて息も絶え絶え瀕死の姿で現れる
スーパーマン。
決してスーパーではない、弱々しい人間的な面も併せ持つスーパーマン。
対する悪のルーサー(ニコラス・ホルト)は、童顔なのにスキンヘッド。
ネット社会を牛耳る大金持ちの武器商人。
ボラビア国の侵攻を陰で支える闇のオフィサー。
ボラビア国の苦難する民衆はパレスチナの人々と重なりました。
なんとも現実世界の映し絵のようなアメコミ映画「スーパーマン」
監督はジェームズ・ガン。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズや
「ザ・スーサイド・オブ・ギャラクシー“極“悪党、集結」などの
コメディ色の強いハチャメチャな楽しい映画が多い印象。
ジェームズ・ガン監督は今の世界情勢や傍若無人な某氏への激しい怒りが、
この「スーパーマン」を撮る原動力だったとのこと。
スーパーマンを演じるのはデヴィッド・コンスウェット。
スーパーマンの地球名はクラーク・ケント。
デイリー・プラネット誌の記者です。
同僚のロイス・レイン(レイチェル・ブロズナハン)は恋人ですが、
知的なズバズバ意見を言う女性なので、ケントは押され気味です。
そしてこの映画では、さまざまなスーパーヒーローが登場するのですが、
一番可愛くて力強い味方は、犬のクリプト‼️
カーラの飼い犬なのですが、スーパーマン以上(言い過ぎ?)の、
スーパーパワーを持つ頼もしい味方、おまけにチャーミング❤️
ラストでも悪党は法に則って収監されます。
この辺り、某国や某氏とは違うことをアピール。
スーパーマン頼みではなく、
子供たちに《悪いことをした人は罰せられるのだよ!!》と、
堂々と言える世界になってほしいですね。
ウルトラマンという名の、スーパーマンのヴィランがDCコミックスに初...
ウルトラマンという名の、スーパーマンのヴィランがDCコミックスに初登場したのは1964年8月で、日本のTV「ウルトラマン」より約2年早い。
さて本作は子供の頃映画館で観た「スーパーマンII冒険篇」と同じぐらい面白かった。考えてみれば凄いことだ。いい歳して子供の頃観たスーパーマン映画と同じぐらい楽しめたのだから。マーベルも「マン・オブ・スティール」もそれなりに楽しめたが、今作の方が純粋に面白かった。
全体的にパロディ風味であるし、マーベルからヒントを得ている部分ももちろん多々あるわけだが、いろいろバランスがよかった。グリーンランタンやクリプトなどは、コミックを知らなくても、そういうものだと理解できると思う。不殺の聖人であるスーパーマンというキャラクターのせいで、カタルシス不足になるところを、これらサブキャラの超人やメタヒューマンやスーパードッグが補っている。その分スカッとしやすい。
ただスーパーマンの代わりに暴力を振るってくれるサブキャラという構図が、今回のを引き継ぐ2作目となると見え透いてくるだろうから、続編を面白く作るのはなかなか難しくなるだろうなとは思う。
SNSで誤解が広がって孤立してイライラするという、現代風の人間味を加えたスーパーマンについて賛否両論あるようだが、赤ん坊の頃から現代のアメリカで育ったのなら、現代人っぽくはなるだろう。そもそもスーパーマンの映画は過去作でも、あまりに強すぎるキャラ設定ゆえに、いつもその強さに枷を付けて(たいていクリプトナイト)、中盤の苦戦でしばらく引っ張るというのが毎回のパターンだったのだが、今回はそこにも変化球が効いていて、大衆からの孤立、敵視に打ちひしがれる弱さという趣向は、新しくてよかったと思う。
クリストファー・リーブの「スーパーマン」第1作、「マン・オブ・スティール」、今回の「スーパーマン」と、いずれも傑作揃いで喜ばしい。ただしシリーズ化への不安はある。パロディ風味と現代的解釈の新味に大きく依存している映画だったから、この設定を引き継いだ続編に強い興味をそそられるかと言えばそうでもない。とはいえこの映画には満足したので、純粋にこの映画の点数は星5をつけたい。
初心者お断り
クリプトの存在だけでもう満足
正直
ヘンリーカヴィルのスーパーマンがヴィジュアル的に100点だと思っていたのであまり期待せずに観たけどデヴィッド・コレンスウェットの仕上げ方が半端なかった。
そもそもスーパーマンはそれほど好きでもなく、DCなら断然バットマンが好きだったけど、今回のスーパーマンを観て初めてスーパーマンシリーズが好きになった。
デヴィッド・コレンスウェットのスーパーマンは大当たりだと思う。
なにより今回の作品ではクリプトが可愛すぎてしばらくこのデヴィッド・コレンスウェットとクリプトのスーパーマンはシリーズ化してほしい。
ただ、ジャスティスギャングは必要あったのか?とは思う。
嫌いじゃないけどなんだかマーベルっぽくなってしまったなという残念感はあった。
なぜ、クリストファー・リーブに勝てないのか?
何作もスーパーマンムービーを観てきたが、どうしてもクリストファー・リーブのスーパーマンに勝る作品が現れない。今回の作品は、何だか日本ナイズされていて、スーパーマンが人間味ありありで、弱いところが強調されすぎてる。アメコミなんだから、徹底的に強いスーパーマンで良かったのではないかと思う。それに、スーパーマンと言えば、ジョン・ウィリアムスのスーパーマンのテーマだが、端々にそれらしい音楽が鳴るものの、そのものずばりが流れない。正直言ってジョン・ウィリアムスへの冒涜だし、音楽が物足りない。ルーサーの狡賢さは良いとしても、ウルトラマンはどうなんだ?これまた、円谷英二への冒涜だろ!トータルとして今回のスーパーマンは、正直言って物足りない。
無敵だが最強ではない
ワンちゃん大活躍!
もうワンちゃんが最初から最後まで、とっても重要な役割で、やんちゃ過ぎておもしろいしカワイイ!最高!
全体的に単純に楽しい!
ボコボコにされるスーパーマン。
よ、よわっ!ってなったけど、
強さと弱さを持っている。
みんな完璧じゃない。
異星人だけど人間だ。
スーパーマンの秘密基地もカッコイイ!氷の地中から出てくるシーン、うわってなった!ちょっとしか出てこない家のロボットたちもなかなか良い!血のつながりのある親も大切だけど、育ててくれた両親の存在が良かった!
ストーリーもまとまってると思う。
悪役のキャラの名前がウルトラマンっていうのは、日本人には、えー、その名前は使わないで〜ってなるよね。
ロイスとクラークの最初のケンカは、ロイスうざい!って思ったけど、スーパーマンを助けようと頑張ってて、最後はとってもキレイなシーンで、こちらまでニッコリになった。あのシーン好き!
他のヒーローたちの活躍も楽しかった♪その中でもミスター・テリフィックが最高だ!ロイスを守りながら襲いかかってくる敵を次から次にやっつけるシーンはカッコよかった!
SNSのデマや炎上の怖さ、猿が狂ったように書き込みしてる姿、誹謗中傷する人間はもはや人間ではなく、考えることのできない心のない動物だよね。現代の闇も垣間見た。最後に猿たち逃げて街に放たれたけど、あんなにパソコンに書き込みできるくらい賢いのに大丈夫なの?
まあ、でも何よりもスーパードッグのクリプトの存在感が大きくて…笑
エンドロール見ずに帰った方々、ワンシーン見逃しましたよ!やっぱり映画はエンドロールで余韻に浸って、最後まで見るべきだよね!
いつもエンドロールでは日本人の名前探してる。世界で活躍している日本人、日系人、頑張ってるなーって。私も私の小さな世界で頑張ろう!
あー、単純に勧善懲悪サイコー!
現実逃避する楽しい時間は、ご都合主義でもなんでも良いから、考え込むことなく、ハッピーな気持ちになれる、笑える映画が私は好きだ!
「マン」らしさが絶妙
クリストファー・リーヴのスーパーマン以来観る機会がなかったが、本作は劇場予告の絶妙な一寸出しににわかに興味が湧き、これは劇場でと鑑賞。
期待通りというか期待に反してというか、スーパーマンのイメージがずいぶん違ったが、結論としてはじゅうぶん合格点。
スーパーマンはもっと完璧かと思っていたが、本当に「マン」らしく、弱いところも存分に見せそしてユニークだ。勉強不足により初見になったが、仲間達もとても味があって皆魅力的。
映像も私レベルでは現代のCGを駆使しど迫力。そういう設備ではないはずだが場内が本当に震動し、臨場感バツグン。
ところどころで本シリーズに詳しくないと追いていけない設定もあったが、本作だけでもじゅうぶんエンターテイメントとして楽しめるし、感動もできる。
やっぱりスーパーマンのテーマに乗って登場するシーンは最高だ!
なんだか勇気がもらえて、アメコミの魅力を最大限に享受できた気がする。
「敵を倒すこと」が目的か「人を救うこと」が目的か。
今までのスーパーマンを全く観たことがない状態で鑑賞。新たな1作目だが、すでにスーパーマンが存在している世界で物語が始まる。導入の説明は端的で、いきなりピンチから始まる展開には特に引き込まれた。
戦闘シーンはダイナミックなVFXが印象的で、アメリカの街並みが壮大に見えるほどスケール感があった。とにかく映像の迫力でグッと持っていかれる。
一方で、人間模様の描写は少し長めに感じた。「力を持つ者に向けられる妬みや嫉みとの戦い」を描きたかったのだろうけど、1作目ならシンプルに“世界を守る”でも良かったのでは?とも思った。ただ、網羅的に映像作品が溢れている今の時代においては、それだけでは物足りないというのも納得できる。
DC映画には暗いイメージがあってこれまで避けていたけれど、MCU好きとしてはこの作品をきっかけに今後の広がりが気になった。過去作も少しずつ掘ってみたくなる。
ユーモアも効いていて、特に主人公とヒロインが部屋で話している最中に、窓の外ででっかい怪物とヒーローが戦っているシーンは笑ってしまった。日常に怪獣バトルが溶け込むと、確かにああいう感覚になるんだろうなと。
観終わって思ったのは、映像的には脇役のグリーンランタンやミスター・テリフィックの戦闘のほうがカッコよく映えていたこと。それでも、彼らとスーパーマンの違いは「敵を倒すこと」が目的か「人を救うこと」が目的か。どんなに傷ついても、1つでも多くの命を救うことに全力を注ぐ姿勢こそがヒーローなんだと感じさせられた。
親の使命
クリプトン星の超人スーパーマンの活躍に疑念を抱く者達と、彼らに陥れられた状況から脱しようと奮闘するスーパーマンだったが、自身も驚く驚愕の真実がそこに…といった物語
正義感からとはいえ、他国の武力紛争に干渉したことからアンチを生んでしまったスーパーマン。その一人である超ハイテク企業の天才科学者は、この武力紛争を止められてしまうと都合が悪いようで…。
見応えのあるアクションは勿論のこと、令和の現代にも実際に起こっている…かもしれない暗黒面をわかりやすくストーリーに絡めている。ウルトラマン…はウルトラマンではないですね(笑)
何で俺の家に入れたの!?…等々の伏線回収も面白いし、元カノたちの活躍(⁉)にもクスりとさせられる(笑)
スーパーマンの他にも超人キャラが何人か出てきたが、ニワカのワタクシにはなじみが無く…皆有名キャラなんですかね。鉄球の女の子が滅茶苦茶タイプでした。彼女になら落っことされても本望ッ‼あとは、赤ちゃんと一緒に監獄に入れられていたおっさんは何者⁉
その他、あの部分はフェイクじゃなくて本当に本当だったの!?
つまり孫悟空みたいなものだったのか!?そこは衝撃。
そんな中、ご飯爺ちゃんじゃないけど育てのお父さんの言葉。手段を与える…う~ん、グッときましたね。そして真の理由…極度の思い込みって怖ッ。。
ヒーローモノはシリーズを追い切れなくなるので、ここ数年敬遠がちでしたが、アクションだけでなく、複雑すぎない程度にメッセージ性もあってとても面白い作品だった。
全720件中、1~20件目を表示